松本清張さんの小説・波の塔の主人公 結城頼子さんが何故、樹海に走りこみその人生を閉じたのか、本当に残念でした。小説とはもうせ切なく哀しい愛の物語でした。体験の解釈を変えれば美しい人生が展開したのに、と残念です。人それぞれが経験する辛いこと、哀しいこと、嫌なこと、何故、そのような事が身辺に起きるかと言いますと、それは永遠の幸福な世界に、永遠の生命に入る為の試練だと解釈したほうがいいのです。その為に人類の祖先達は色々の神話や民話、伝説、宗教を命がけで誕生させました。現代の私達人類はその遺産を侮蔑したり嘲笑したり軽く扱つかっては宝物をどぶに捨ててしまうこととなります。その精神遺産を大事にして、その知恵をもとに体験の解釈を変えると世界が明るく変化していきます。一度、素直に解釈論として挑戦し、その真理を体験してほしいものです。さてこの小説の作者がどう思って頼子さんを樹海に走らせたか、その真意は知るよしもありませんが、私は確信します「恋する人への愛の為に自殺する愚かさ」をこの小説は教えています。愛する人の為には生き延びねばなりません。
:<比較宗教学の視点からの心の旅:25>
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