ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 週末の興行成績 [4月10日(金)~4月12日(日)]と、人気順位 ►映画館は全部休館でもアタマとカラダの休館はないよねー

2020-04-15 16:27:28 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸私ヌルボ、緊急事態宣言が出され、映画館が全館休館になっても毎日近隣(大体半径2キロ以内)を徘徊してます。現時点での基本的な考え方は→先週の記事下段のコメント欄を参照されたし。

▸→韓国・聯合ニュースによれば、週末(11~12日)の映画観客数が8万人切って過去最低を更新したとのこと。しかし新型コロナ感染者数の推移を見るとほぼ鎮静化しつつあるようなので、今後は上向きになるかも・・・。
 一方、日本はと見れば言うまでもなくトホホ状態。なるほどと思った関連記事の1つがたとえば→コレ。韓国でうまくいった施策だからといって日本も含め「ではわが国でも!」と即やれるものではないということ。そしてむずかしいのは数多くの情報の真偽、当否を見極め。実はヌルボ自身あやうく引っかかるとこだった、というのは→ツイッターで書きました。一般に自分が内心思ってるのと政治的等の価値観と同じ方向の記事だと事実関係においても間違いナシと思ってしまう傾向があるので要注意ですね。
 映画の話からどんどん外れていってしまいますが、昨年8月アメリカのドキュメンタリー「シード ~生命の糧~」を観た感想(→コチラ)で少し書いた種苗法の改定案が明日16日(木)衆議院農水委員会で審議入りとか。「家がタネ採りする権利の規制を農家なしで決める」「タネの開発データは企業(→巨大多国籍企業)に提供」等々問題が大有りの、日本の農政史上の大きな画期というべき問題・・・のわりにはあまりメディアにも取り上げられてないようです。「シード ~生命の糧~」にしてもタイトルからして「??」という人が多かった? 公式サイトは→コチラ。その他「種苗法」でググってみてください。

▸映画館で観られなくなった分、ネット配信の需要が増えているようです。まあそれも当然でしょうが、私ヌルボのような昭和の映画ファンは映画は映画館で観てこそ!という強い思いがあります。90年代に閉館した川崎国際劇場では競輪場帰りのオッサンがコンクリートの床に寝てたりして・・・(笑)。そんなとこで「トラック野郎」なんか観るのはサイコー! その後渋谷のル・シネマに行くとウツムキ加減になるのですが(笑)。このネタ続けるとキリがないな・・・。
 閑話休題。ヌルボ愛用のPCのDVDドライブが不調ということもあって、現今ネット配信は個人的には選択の範囲外です。で、関連の情報等は後日。
 韓国では、ドライブインシアター(韓国語では「자동차극장[自動車劇場]」が注目されているようです。今全国に12ヵ所あります(たぶん)。 たとえば→コチラは漢江沿いの蚕室ドライブインシアター。(→コネスト) 日本では2018年に開館した熊本県阿蘇郡Drive in Theater Asoだけだそうです。しかし日本での認知度はどんなものでしょうか? 私ヌルボは中学の時の英語の教科書で知ったような・・・。ドライブインシアターの本家アメリカではピーク時の1950年代末~60年代初頭4千ヵ所にあったそうで、それが英語テキストに反映されてたということか(と今知った)。関係ないけどconvenience storeという言葉もその時初見。先生が「よろず屋というか何というか・・・」と必死に説明してました。今は「よろず屋」がほとんど死語になってますが。

▸映画も観ないで書くネタが何かあるかと思ったらけっこうありそう。年配者は最近のことより昔のことをよく憶えているというのはその通りかも。憶えているというより「ふと思い出される」かな?

         ★★★ NAVERの人気順位(4月14日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(新) 祈りのちから  9.55(22)
②(3) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
③(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.38(68,920)
④(4) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.27(201)
⑤(6) 改葬(韓国)  9.19(74)
⑥(8) ジョジョ・ラビット  9.18(1,239)
⑦(9) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.15(117)
⑧(10) ナイブズ・アウト  9.11(3,882)
⑨(5) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.11(187)
⑩(新) ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!  9.07(29)

 ①と⑩の2作品が新登場です。
 ①「祈りのちから」は、アメリカのドラマ。日本では2016年公開されていますがさして話題にならなかった一方、韓国で評価が高いのは、基本的にキリスト教映画だからでしょうか。韓国題は「기도의 힘」です。
 ⑩「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」は、フィンランドのコメディ。日本では昨年12月公開されています。韓国題は「핀란드 메탈밴드(フィンランド メタルバンド)」です。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(4) はちどり(韓国)  8.38(13)
④(5) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑤(6) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑥(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑦(8) ジョジョ・ラビット  7.17(6)
⑧(-) チャンシルは福も多いね(韓国)  7.00(7)
⑨(9) ナイブズ・アウト  7.00(7)
⑩(10) 透明人間  7.00(2)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月10日(金)~4月12日(日) ★★★
           観客動員数はさらに減ったが、次週からは回復する?

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(2)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・16,918・・・・・・・759,395 ・・・・・・・・6,910 ・・・・・・・364
2(1)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・12,948・・・・・・・・53,955・・・・・・・・・・468 ・・・・・・・200
3(新)・・ストレイ 悲しみの化身・・・・・・4/08 ・・・・・・・・・・・8,746・・・・・・・・11,954・・・・・・・・・・109 ・・・・・・・184
4(3)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・・7,321・・・・・・・・82,705・・・・・・・・・・678 ・・・・・・・315
5(4)・・透明人間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/26 ・・・・・・・・・・・6,596・・・・・・・566,216 ・・・・・・・・4,939 ・・・・・・・255
6(6)・・タイム・フリーク ・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・・4,565・・・・・・・・18,935・・・・・・・・・・171 ・・・・・・・159
7(8)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・・3,842 ・・・・・3,639,506 ・・・・・・・30,328 ・・・・・・・・88
8(新)・・ホームステイ ボクと僕の100日間・・4/08 ・・・・・・2,916・・・・・・・・・5,780・・・・・・・・・・・49 ・・・・・・・240
9(14)・・天気の子(日本) ・・・・・・・2019/10/30 ・・・・・・・・・・・2,249・・・・・・・675,223 ・・・・・・・・5,598 ・・・・・・・・22
10(再)・・ぼくは明日、昨日のきみとデートする(日本)・・2019/10/30・・2,024・・178,258 ・・・・・・・・1,359 ・・・・・・・・39
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 さらに観客動員数が減り続けていますが、韓国の感染者の推移を見ると今後は増えていきそうな気配も感じられます。
 今回の新登場は3・8位の2作品。そして旧作の再上映が10位に入っています。
 3位「ストレイ 悲しみの化身」は、ロシアのスリラー。6歳になる愛する息子が何の形跡もなく行方不明になります。イゴール(ウラジミール・ヴドヴィチェンコフ)と妻のポリーナ(エレナ・リャドワ)は3年の間必死に息子を捜しますが、死体も、何の手がかりも発見できません。絶望に陥って車で家に戻る途中、夫婦は道で息子と同年代の孤児の少年を発見し、導かれるように家に連れて帰ります。その子供を息子と同じ名前をつけて愛を注ぐほど、行動や顔までますます実の息子に似ていく子供を見てイゴールは戸惑いを感じます。またその子供の姿が変わって行くにつれ、周囲に奇妙なことが度々起き、ついにポリーナは恐怖により異常症状まで現われてしまいます。子供に向けた愛と恐怖の間で葛藤していたイゴールは、結局子供の正体を追跡し始めると、やがて衝撃的な秘密が・・・。韓国題は「오픈 더 도어(オープン・ザ・ドア)」。日本では今年2月ヒューマントラストシネマ渋谷で<未体験ゾーンの映画たち>の中で上映したのかな?
 8位「ホームステイ ボクと僕の100日間」は、タイで2003年に出版されてベストセラーになった森絵都の青春小説「カラフル」が原作。舞台をタイに移して映画化した作品です。日本では昨年10月に公開(?)、すでにDVDが発売されています。韓国題は「신과 나: 100일간의 거래(神と僕: 100日間の取引)」です。
 10位「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は日本では2016年12月公開。私ヌルボは未見ですが、なかなかの高ポイントがついていた作品なんですね。韓国題は「나는 내일, 어제의 너와 만난다」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・12,948・・・・・・・・・53,955・・・・・・・・・・468 ・・・・・・・200
2(2)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・7,321・・・・・・・・・82,705・・・・・・・・・・678 ・・・・・・・315
3(再)・・ぼくは明日、昨日のきみとデートする(日本)・・2017/10/12・・2,024・・178,258 ・・・・・1,359 ・・・・・・・・39
4(再)・・あの頃、君を追いかけた・・・・・2012/8/22 ・・・・・・・・1,796・・・・・・・・・48,498・・・・・・・・・・349 ・・・・・・・・30
5(3)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・・・・・3/11・・・・・・・・・・811・・・・・・・・127,288 ・・・・・・・・1,096 ・・・・・・・・65

 3位「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」については上述しました。
 4位「あの頃、君を追いかけた」は、2011年の台湾の映画の再上映。初恋映画の佳作です。韓国題は「그 시절, 우리가 좋아했던 소녀」です。
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