今日は6月25日。朝鮮戦争勃発の日で、韓国では午前、第63周年6.25戦争記念式が開かれました。6月6 日は顕忠の日ということもあり、この時期は朝鮮戦争関係の、国防意識を高めるような映画が作られることが以前はよくあったようですが、この頃はそんなでもないような・・・。少なくとも、現在公開中の韓国映画をざっとみてもとくに関係ないみたいですね。むしろアメリカ映画があいも変わらず正義を旗印に戦争を鼓舞するような作品を量産し続けていますが。
※今SARUさんのtwitterを見ていたら、「韓国映像資料院で、最近発見されたという朝鮮戦争中に制作されて現存している唯一の映画「太陽の街」(1952)が上映された」とのことです。
さて、昨日は川崎で昨年話題をよんだ2つの韓国映画「10人の泥棒たち」と「嘆きのピエタ」を観てきました。
しかし、「10人の泥棒たち」の字幕版がどの上映館でも13:00からの1回だけというのはどーゆーつもりじゃ?(怒) またすべて1800円均一料金というのはどーゆーつもりじゃ?(怒怒) ホントに腹立た椎の木。その上、けっこう宣伝しておきながら2週間限定公開とは! アミューズの大里会長、「韓流への熱い思い」をいろいろ語っていても(→コチラ)、なんだか疑わ椎の実だなー。
さて2つの映画についてですが、私ヌルボの評点は「10人の泥棒たち」は予測よりちょい下で8.0(10点満点)、「嘆きのピエタ」は予想よりずっと上で9.0~9.5といったところか。
前者は安心して楽しめる、ストーリーもアクションもよく出来た娯楽作だと思いますが、その「安心して楽しめる」ところが今ひとつといった感が残ります。
逆に「嘆きのピエタ」は暴力の描写その他、イヤ~な感触の作品で、始まってから30分くらいで出ていったお客さんの気持ちがよくわかります。しかし、この一貫して緊張感を強いられるサスペンス仕立ての展開のラストで謎が明かされると、監督の意図の深さに感じ入ってしまいました。
しかしキム・ギドク監督、こんなに映画に丸ごとのめり込んでしまってダイジョーブなのかな?と心配になっちゃいます。もうちょっとユトリを持った方が作品もいいのができるんじゃないかな?
あ、9.0~9.5という高い点をつけましたが、「好きな映画」の範疇には入らないですね、絶対。
★★★ Daumの人気順位(6月25日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①踊る森(韓国) 9.4(27)
②レオン 9.4(605)
③道の上で(韓国) 9.3(39)
④ザ・クルーズ 9.2(288)
⑤チスル – 終わらない歳月 2(韓国) 9.1(553)
⑥カルテット!人生のオペラハウス 9.1(39)
⑦ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 9.0(172)
⑧ポピュレール 9.0(38)
⑨風声 9.0(202)
⑩ウォールフラワー 8.8(123)
多少の順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
⑩「ウォールフラワー」については5月21日の記事で紹介しました。
【専門家による順位】
①チスル – 終わらない歳月 2(韓国) 9.0(5)
②スター・トレック イントゥ・ダークネス 7.8(6)
③ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
④アイアンマン3 7.5(6)
⑤天使の分け前 7.5(4)
⑥ザ・クルーズ 7.3(3)
⑦君と歩く世界 7.2(5)
⑧SHAME -シェイム- 7.0(5)
⑨ピュア 7.0(2)
⑨バーニー みんなが愛した殺人者 7.0(2)
今回の新登場は⑨位の2作品。
⑨「ピュア」は2010年のスウェーデン映画。同年の釜山国際映画祭上映作品です。主人公は20歳の問題少女カタリナ。YouTubeでたまたま聴いたモーツァルトのレクイエムが彼女の人生を180度変えます。都市の外れのみすぼらしい生活から脱して、ヨーテボリのコンサートホールで新しい生活を始めることに誓うのですが、しかし美しい世界と信じていたそこに待っていたのは、妻帯者マエストロとの危険な関係そして・・・。英題が「Pure」で韓国題もそれにならって「퓨어」。日本公開はないでしょう、たぶん。
⑨「バーニー みんなが愛した殺人者」は、96年にテキサス州の田舎で起きた39歳の男が老人を殺害した事件を再現ドラマ化した作品。殺人者バーニーが誰からも愛される人柄で・・・というところがミソ。日本では7月13日公開で、もう予告編やってます。(ヌルボも昨日観たなー。) 韓国題は「버니」。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[6月21日(金)~23日(日)] ★★★
「隠密に偉大に」、2位に落ちるも600万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ワールド・ウォー Z・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・1,303,634・・・・・・・・・1,546,674 ・・・・・・・11,727・・・・・・・962
2(1)・・隠密に偉大に(韓国) ・・・・・・・・・6/05・・・・・・・・・・・・・・504,968・・・・・・・・・6,176,159 ・・・・・・・43,351 ・・・・・・648
3(2)・・マン・オブ・スティール・・・・・・・・・6/13・・・・・・・・・・・・・・347,274・・・・・・・・・1,899,607 ・・・・・・・14,998 ・・・・・・610
4(新)・・ザ・コール・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・・・・37,775 ・・・・・・・・・・・51,246・・・・・・・・・・・375 ・・・・・・240
5(49)・・トトの魔法の森 ・・・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・・・・32,666 ・・・・・・・・・・・34,130・・・・・・・・・・・223 ・・・・・・191
6(新)・・ドクター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・・32,389 ・・・・・・・・・・・45,135・・・・・・・・・・・338 ・・・・・・156
7(3)・・スター・トレック・・・・・・・・・・・・・・・5/30・・・・・・・・・・・・・・・30,751・・・・・・・・・1,555,933 ・・・・・・・12,622・・・・・・・140
イントゥ・ダークネス
8(5)・・ザ・クルーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・・・・・・25,260 ・・・・・・・・・・898,002 ・・・・・・・・6,263・・・・・・・137
9(新)・・操り人形(韓国) ・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・・15,443 ・・・・・・・・・・・21,432・・・・・・・・・・・159 ・・・・・・134
10(8)・・ビフォア・ミッドナイト・・・・・・・・・5/22・・・・・・・・・・・・・・・・6,417・・・・・・・・・・・176,461・・・・・・・・・1,293・・・・・・・・33
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ブラピ主演の「ワールド・ウォー Z」に首位を譲ったものの、「隠密に偉大に」が600万人突破。ただ先週に比べ動員数は約半分と鈍ってきてます。この先どうかな?
他の韓国映画2作品はどちらもスリラー。時節柄ですけどねー・・・。
今回の新登場は1・4・5・6・9位で、半分が交替しました。
1位「ワールド・ウォー Z」はマックス・ブルックスの小説をブラッド・ピット自身が製作を担当し映画化。世界規模で急激に蔓延して猛威を振るうウイルスによるパニックと、それに立ち向かう国連職員(ブラッド・ピット)等の戦いを描く。韓国題は「월드 워 Z」。日本公開は8月10日です。
4位「ザ・コール」はアメリカのスリラー。911番、すなわちアメリカの緊急電話には日々HELP!を求める通報が入ってくるので、オペレーターは冷静で適切な応答が求められます。ところが判断を誤って最悪の結果を招いて落ち込んでいたベテランオペレーター(ハル・ベリー)のもとに、一少女から「家に侵入しようとしている男がいる!」という切羽詰まった通報が入ります。一度は切れた電話にこちらからかけ直すと、そこからまた新しい緊迫した事態が展開していきます。つまり、外にいた男が電話の音を聞いて・・・、あれ~っ! 韓国題は「더 콜」。日本公開は未定、かな?
5位「トトの動く森」はデンマークのアドベンチャー・アニメ。2012年の釜山国際映画祭の開幕作で、ソウル環境映画祭でも上映されました。夏休みになっておじいさんの家に遊びに行ったジョナサンとソフィーの兄妹。森の中で遊んでいていなくなったソフィーを見つけるため魔法の森の中に入ったジョナサンは、伝説の巨大熊トトと出会います。そのトトというのが、森を背中に乗っけて歩きまわるという・・・、と書いてあるので私ヌルボ、「何だ?」と思って予告動画を見たらたしかに。しかし兄妹はそのトトが危機にあることを知るのですね。そしてトートを守ることを決意する、というのはなるほど環境映画祭上映作です。韓国題は「토토의 움직이는 숲」、日本公開は未定のようです。
6位「ドクター」は韓国のスリラー。ある日人生のすべてだった妻(ペ・ソウン)の浮気を目撃した整形外科医(キム・チャンワン)が隠していた本性を爆発させ、「精巧で美しい復讐」を企てるという話ですが、その殺人の道具というのが整形外科で使われるボトックスとか、手術用のメスとか・・・おお、恐!原題は「닥터」、発音はダクトね。
9位「操り人形」も韓国スリラー。ある日精神科医ジフン(イ・ジョンス)を訪ねてきた友人の恋人は人形デザイナー(ク・ジソン)。怨霊に悩まされているとのことです。催眠治療により少しずつぞっとするような過去から抜け出す彼女ですが、一方、彼女の魅力に取り込まれた医師はタブーを犯して、彼女に「毎週日曜日3時にどんなことがあっても会いに来なさい」という“後催眠”のタブーを犯してしまいます。それが残酷な恐怖の始まりとなることも知らずに・・・。原題は「꼭두각시」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・道の上で(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・・・・22,515・・・・・・・・・・・・・・17,146・・・・・・・・・・122・・・・・・・・・・14
2(新)・・チキンとプラム・・・・・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・2,483・・・・・・・・・・・・・・・3,442 ・・・・・・・・・・・25・・・・・・・・・・16
あるバイオリン弾き、最後の夢
3(25)・・バーニー みんなが愛した殺人者・・・6/20・・・・・・・・・・・1,556・・・・・・・・・・・・・・・・4,531・・・・・・・・・・・31・・・・・・・・・・29
4(3)・・エブリデイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/13・・・・・・・・・・・・・・・802・・・・・・・・・・・・・・・・4,873・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・15
5(4)・・マリー・クロイヤー ・・・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・・・・・・・800・・・・・・・・・・・・・・・・4,929・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・11
新登場は、2位と3位の2作品です。
2位「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」は日本では2012年11月に公開されました。韓国題は「어느 예술가의 마지막 일주일(ある芸術家の最後の1週間)」です。
3位「バーニー みんなが愛した殺人者」については上述しました。
※今SARUさんのtwitterを見ていたら、「韓国映像資料院で、最近発見されたという朝鮮戦争中に制作されて現存している唯一の映画「太陽の街」(1952)が上映された」とのことです。
さて、昨日は川崎で昨年話題をよんだ2つの韓国映画「10人の泥棒たち」と「嘆きのピエタ」を観てきました。
しかし、「10人の泥棒たち」の字幕版がどの上映館でも13:00からの1回だけというのはどーゆーつもりじゃ?(怒) またすべて1800円均一料金というのはどーゆーつもりじゃ?(怒怒) ホントに腹立た椎の木。その上、けっこう宣伝しておきながら2週間限定公開とは! アミューズの大里会長、「韓流への熱い思い」をいろいろ語っていても(→コチラ)、なんだか疑わ椎の実だなー。
さて2つの映画についてですが、私ヌルボの評点は「10人の泥棒たち」は予測よりちょい下で8.0(10点満点)、「嘆きのピエタ」は予想よりずっと上で9.0~9.5といったところか。
前者は安心して楽しめる、ストーリーもアクションもよく出来た娯楽作だと思いますが、その「安心して楽しめる」ところが今ひとつといった感が残ります。
逆に「嘆きのピエタ」は暴力の描写その他、イヤ~な感触の作品で、始まってから30分くらいで出ていったお客さんの気持ちがよくわかります。しかし、この一貫して緊張感を強いられるサスペンス仕立ての展開のラストで謎が明かされると、監督の意図の深さに感じ入ってしまいました。
しかしキム・ギドク監督、こんなに映画に丸ごとのめり込んでしまってダイジョーブなのかな?と心配になっちゃいます。もうちょっとユトリを持った方が作品もいいのができるんじゃないかな?
あ、9.0~9.5という高い点をつけましたが、「好きな映画」の範疇には入らないですね、絶対。
★★★ Daumの人気順位(6月25日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①踊る森(韓国) 9.4(27)
②レオン 9.4(605)
③道の上で(韓国) 9.3(39)
④ザ・クルーズ 9.2(288)
⑤チスル – 終わらない歳月 2(韓国) 9.1(553)
⑥カルテット!人生のオペラハウス 9.1(39)
⑦ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 9.0(172)
⑧ポピュレール 9.0(38)
⑨風声 9.0(202)
⑩ウォールフラワー 8.8(123)
多少の順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
⑩「ウォールフラワー」については5月21日の記事で紹介しました。
【専門家による順位】
①チスル – 終わらない歳月 2(韓国) 9.0(5)
②スター・トレック イントゥ・ダークネス 7.8(6)
③ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
④アイアンマン3 7.5(6)
⑤天使の分け前 7.5(4)
⑥ザ・クルーズ 7.3(3)
⑦君と歩く世界 7.2(5)
⑧SHAME -シェイム- 7.0(5)
⑨ピュア 7.0(2)
⑨バーニー みんなが愛した殺人者 7.0(2)
今回の新登場は⑨位の2作品。
⑨「ピュア」は2010年のスウェーデン映画。同年の釜山国際映画祭上映作品です。主人公は20歳の問題少女カタリナ。YouTubeでたまたま聴いたモーツァルトのレクイエムが彼女の人生を180度変えます。都市の外れのみすぼらしい生活から脱して、ヨーテボリのコンサートホールで新しい生活を始めることに誓うのですが、しかし美しい世界と信じていたそこに待っていたのは、妻帯者マエストロとの危険な関係そして・・・。英題が「Pure」で韓国題もそれにならって「퓨어」。日本公開はないでしょう、たぶん。
⑨「バーニー みんなが愛した殺人者」は、96年にテキサス州の田舎で起きた39歳の男が老人を殺害した事件を再現ドラマ化した作品。殺人者バーニーが誰からも愛される人柄で・・・というところがミソ。日本では7月13日公開で、もう予告編やってます。(ヌルボも昨日観たなー。) 韓国題は「버니」。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[6月21日(金)~23日(日)] ★★★
「隠密に偉大に」、2位に落ちるも600万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ワールド・ウォー Z・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・1,303,634・・・・・・・・・1,546,674 ・・・・・・・11,727・・・・・・・962
2(1)・・隠密に偉大に(韓国) ・・・・・・・・・6/05・・・・・・・・・・・・・・504,968・・・・・・・・・6,176,159 ・・・・・・・43,351 ・・・・・・648
3(2)・・マン・オブ・スティール・・・・・・・・・6/13・・・・・・・・・・・・・・347,274・・・・・・・・・1,899,607 ・・・・・・・14,998 ・・・・・・610
4(新)・・ザ・コール・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・・・・37,775 ・・・・・・・・・・・51,246・・・・・・・・・・・375 ・・・・・・240
5(49)・・トトの魔法の森 ・・・・・・・・・・・・・6/20・・・・・・・・・・・・・・・32,666 ・・・・・・・・・・・34,130・・・・・・・・・・・223 ・・・・・・191
6(新)・・ドクター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・・32,389 ・・・・・・・・・・・45,135・・・・・・・・・・・338 ・・・・・・156
7(3)・・スター・トレック・・・・・・・・・・・・・・・5/30・・・・・・・・・・・・・・・30,751・・・・・・・・・1,555,933 ・・・・・・・12,622・・・・・・・140
イントゥ・ダークネス
8(5)・・ザ・クルーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・・・・・・25,260 ・・・・・・・・・・898,002 ・・・・・・・・6,263・・・・・・・137
9(新)・・操り人形(韓国) ・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・・15,443 ・・・・・・・・・・・21,432・・・・・・・・・・・159 ・・・・・・134
10(8)・・ビフォア・ミッドナイト・・・・・・・・・5/22・・・・・・・・・・・・・・・・6,417・・・・・・・・・・・176,461・・・・・・・・・1,293・・・・・・・・33
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ブラピ主演の「ワールド・ウォー Z」に首位を譲ったものの、「隠密に偉大に」が600万人突破。ただ先週に比べ動員数は約半分と鈍ってきてます。この先どうかな?
他の韓国映画2作品はどちらもスリラー。時節柄ですけどねー・・・。
今回の新登場は1・4・5・6・9位で、半分が交替しました。
1位「ワールド・ウォー Z」はマックス・ブルックスの小説をブラッド・ピット自身が製作を担当し映画化。世界規模で急激に蔓延して猛威を振るうウイルスによるパニックと、それに立ち向かう国連職員(ブラッド・ピット)等の戦いを描く。韓国題は「월드 워 Z」。日本公開は8月10日です。
4位「ザ・コール」はアメリカのスリラー。911番、すなわちアメリカの緊急電話には日々HELP!を求める通報が入ってくるので、オペレーターは冷静で適切な応答が求められます。ところが判断を誤って最悪の結果を招いて落ち込んでいたベテランオペレーター(ハル・ベリー)のもとに、一少女から「家に侵入しようとしている男がいる!」という切羽詰まった通報が入ります。一度は切れた電話にこちらからかけ直すと、そこからまた新しい緊迫した事態が展開していきます。つまり、外にいた男が電話の音を聞いて・・・、あれ~っ! 韓国題は「더 콜」。日本公開は未定、かな?
5位「トトの動く森」はデンマークのアドベンチャー・アニメ。2012年の釜山国際映画祭の開幕作で、ソウル環境映画祭でも上映されました。夏休みになっておじいさんの家に遊びに行ったジョナサンとソフィーの兄妹。森の中で遊んでいていなくなったソフィーを見つけるため魔法の森の中に入ったジョナサンは、伝説の巨大熊トトと出会います。そのトトというのが、森を背中に乗っけて歩きまわるという・・・、と書いてあるので私ヌルボ、「何だ?」と思って予告動画を見たらたしかに。しかし兄妹はそのトトが危機にあることを知るのですね。そしてトートを守ることを決意する、というのはなるほど環境映画祭上映作です。韓国題は「토토의 움직이는 숲」、日本公開は未定のようです。
6位「ドクター」は韓国のスリラー。ある日人生のすべてだった妻(ペ・ソウン)の浮気を目撃した整形外科医(キム・チャンワン)が隠していた本性を爆発させ、「精巧で美しい復讐」を企てるという話ですが、その殺人の道具というのが整形外科で使われるボトックスとか、手術用のメスとか・・・おお、恐!原題は「닥터」、発音はダクトね。
9位「操り人形」も韓国スリラー。ある日精神科医ジフン(イ・ジョンス)を訪ねてきた友人の恋人は人形デザイナー(ク・ジソン)。怨霊に悩まされているとのことです。催眠治療により少しずつぞっとするような過去から抜け出す彼女ですが、一方、彼女の魅力に取り込まれた医師はタブーを犯して、彼女に「毎週日曜日3時にどんなことがあっても会いに来なさい」という“後催眠”のタブーを犯してしまいます。それが残酷な恐怖の始まりとなることも知らずに・・・。原題は「꼭두각시」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・道の上で(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・・・・22,515・・・・・・・・・・・・・・17,146・・・・・・・・・・122・・・・・・・・・・14
2(新)・・チキンとプラム・・・・・・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・・・・・2,483・・・・・・・・・・・・・・・3,442 ・・・・・・・・・・・25・・・・・・・・・・16
あるバイオリン弾き、最後の夢
3(25)・・バーニー みんなが愛した殺人者・・・6/20・・・・・・・・・・・1,556・・・・・・・・・・・・・・・・4,531・・・・・・・・・・・31・・・・・・・・・・29
4(3)・・エブリデイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/13・・・・・・・・・・・・・・・802・・・・・・・・・・・・・・・・4,873・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・15
5(4)・・マリー・クロイヤー ・・・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・・・・・・・800・・・・・・・・・・・・・・・・4,929・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・11
新登場は、2位と3位の2作品です。
2位「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」は日本では2012年11月に公開されました。韓国題は「어느 예술가의 마지막 일주일(ある芸術家の最後の1週間)」です。
3位「バーニー みんなが愛した殺人者」については上述しました。
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