▶今回の記事で目に留まった韓国映画は、[独立・芸術映画]の興行成績第1位で【記者・評論家による順位】でも平均7.20と高い評価を得ている「終着駅」(右画像)です。なんとなく写真同好会に入った中1の女生徒4人が先生から夏休みの課題として「カメラで<世界の果て>を撮ってこい」と言われて、とりあえず地下鉄に乗って終着駅をめざしますが・・・。(続きは後の記事参照) 昨年<釜山国際映画祭>で初めて公開された後、今年初めの<ベルリン国際映画祭>でも上映される等々いくつもの映画祭で上映されたり受賞したりしている作品です。ただ、いろんな関係記事を見てもストーリーの後の方がどうなっているのかわからず、たとえば「はちどり」のようにあらすじを読んである程度わかるというものではありません。ただ評論家や一般観客のコメントを見ると「予告編を見ただけで癒される」とか、healingという言葉が目につきました。その予告編は→コチラなんですが、いかがでしょうか ?
★★★ NAVERの人気順位(9月28日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 夢見るネコ(韓国) 9.85(36)
②(-) さすらいのシェフ(韓国) 9.63(350)
③(2) パクカン・アルム結婚する(韓国) 9.63(42)
④(4) 学校に行く道(韓国) 9.58(156)
⑤(-) シャーマン・ロード(韓国) 9.53(17)
⑥(3) 映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 9.41(257)
⑦(7) ブータン 山の教室 9.40(174)
⑧(8) コーダ 9.36(471)
⑨(-) BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.(日本) 9.32(25)
⑩(9) 奇跡(韓国) 9.27(2,482)
新登場の作品はありません。
【記者・評論家による順位】
①(1) サマ 8.25(4)
②(2) グリーン・ナイト 8.20(5)
③(3) ノマドランド 8.00(8)
④(4) 水を抱く女 8.00(6)
⑤(5) バクラウ 地図から消された村 8.00(5)
⑥(6) あの日のように抱きしめて 7.80(5)
⑦(7) イントロダクション(韓国) 7.67(3)
⑧(-) ミナリ 7.58(12)
⑨(8) モガディシュ(韓国) 7.27(11)
⑩(新) 終着駅(韓国) 7.20(5)
⑩「終着駅」か新登場です。昨年<釜山国際映画祭>で初めて公開された後、今年初めには<ベルリン国際映画祭>のジェネレーションKプラスセクションに招待されて上映され、「思春期への境界に入った主人公たちの観察記を詩的瞬間に凝縮した」と絶賛された作品」です。(※このセクションではキム・ボラ監督の「はちどり」(2018)、ムン・チャヨン、チョン・ジン両監督がチベットの生き仏の少年を撮ったドキュメンタリー「再び生まれ変わっても、私たち」(2016)などが受賞している。) 本作も「はちどり」と同じ女子中学生が主人公です。が、コチラは複数で、全員中1です。ヨヌ(ペ・ヨヌ)、ソジョン(パク・ソジョン)、ソンヒ(ハン・ソンヒ)の3人に夏休み前に転校して来たシヨン(ソル・シヨン)を加えた4人は、別にこれといった趣味もなく、なりゆきで写真同好会<ヨンナリ>に入りました。写真同好会とは言っても写真について教えてくれることも特になく、モノクロの古典映画を見せて、各自構図と光を調べてみろといった程度です。そんなある日、少女たちをやる気にさせることが起こります。担当の先生は夏休みを控えて少女たちにフィルムカメラを渡し、「<世界の果て>の写真を撮ってこい!」というのです。<世界の果て>にしてもフィルムにしても、少女たちが生きてきた世界とは全く別の世界でした。4人はこの課題に大いに悩みます。世界の果てはどこまでなのか? たとえわかっても現実的にそこまで行くことができるか?等々意見が入り乱れる中、1人が地下鉄1号線に乗って終着駅の新昌(シンチャン)駅(←接続している長項線の駅(忠清北道牙山市))まで行ってみようと提案すると、良いアイデアだということになり少女たちは旅に出ることに。見知らぬ場所への旅行はトキメキと共に不安が交差するもので、漠然とした思いの彼女らはこうして新昌駅をとりあえずめざしますが、新昌駅から先も鉄道は続いていて<果て>ではないのです。旧新昌駅を見つけ、バスに乗って郊外に行きますが道は続いています(ポスター参照)。彼らは田舎町でおばあさんの道案内を聞き、野良犬と挨拶も交わします。こんな小旅行の間に少女たちの友情はだんだん深まっていきます。私たちがおばあちゃんになるのかなどとおしゃべりをする十代の少女たちの姿は、旅行という時間が一時停止するという時間性に対する省察でもあり、映画は時間の芸術ということの象徴のように見えます・・・。原題は「종착역」です。なお、本作は檀国大映画コンテンツ専門大学院同期のクォン・ミンピョ監督とソ・ハンソル監督(共に30)の共同監督・脚本‧演出‧編集による卒業作品で、最初ソ監督が書いたシナリオが大学の支援作に選定された後、クォン監督が大学から共同演出の勧めで共同演出に加わったとか。また2人は1年生の時に東京芸大に行って1週間の短期集中コースを受講したことがあり、その際五十嵐康平監督がダミアン・マニヴェル監督と共同演出した「泳ぎすぎた夜」(2017)の製作過程の授業を受けて興味がわき、いつか必ず共同演出をしてみたいと心に決めたとのことです。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月24日(金)~9月26日(日) ★★★
韓国映画「ボイス」が2週連続1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・ボイス(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・9/15 ・・・・182,364・・・・・・・・944,018・・・・・・9,387・・・・・1,208
2(3)・・奇跡(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・9/15・・・・・・77,739 ・・・・・・・443,567・・・・・・4,210・・・・・・・944
3(2)・・シャン・チー ・・・・・・・・・・・・・・・・9/01 ・・・・・60,438・・・・・・1,664,400 ・・・・16,970・・・・・・・778
テン・リングスの伝説
4(5)・・映画クレヨンしんちゃん・・・・・・9/15・・・・・・29,564 ・・・・・・・127,861 ・・・・・1,214・・・・・・・492
激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(日本)
5(4)・・劇場版ポケットモンスター ココ(日本)・・9/15・・29,025・・・162,718・・・・・・1,479・・・・・・・507
6(6)・・モガディシュ(韓国)・・・・・・・・・・7/28・・・・・・24,140・・・・・・3,562,895 ・・・・34,092・・・・・・・565
7(新)・・キャンディマン・・・・・・・・・・・・・9/22・・・・・・18,494・・・・・・・・・42,499・・・・・・・・424・・・・・・・521
8(7)・・人質(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/18・・・・・・10,021・・・・・・1,622,929 ・・・・15,488・・・・・・・372
9(8)・・ハリー・ポッターと・・・・・2001/9/15・・・・・・・8,593・・・・・・・・330,638・・・・・・2,972・・・・・・・・85
賢者の石
10(13)・・ジャンナビ・ファンタスティック・・9/09・・3,594・・・・・・・・・16,046・・・・・・・・320・・・・・・・・15
・オールド・ファッションド・リターンズ ! x ナンセンス Ⅱ(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
新登場は7・10位の2作品です。
7位「キャンディマン」はアメリカのホラー。アーティストのアンソニー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が引っ越してきたシカゴの公営住宅界隈にはある都市伝説が伝わっていました。それは、鏡の前で5回その名前を唱えると蜂の大軍を従えた右手が鋭利な鉤爪になっている殺人鬼<キャンディマン>に体を切り裂かれて殺されてしまうというもの。アンソニーはその都市伝説を調べているうちに、元住人だったという老人から、その都市伝説に隠れた悲惨な過去を知ることになります…。日本公開は10月15日。→公式サイトもすでに用意されています。韓国題は「캔디맨」です。
10位「ジャンナビ・ファンタスティック・オールド・ファッションド・リターンズ ! x ナンセンス Ⅱ」は韓国の公演記録。<チャンナビ(잔나비)>については<BTSを抑え1位に!韓国で人気のある「JANNABI」をご存知ですか>と題した→コチラの記事に詳しく書かれています。グループ名<チャンナビ>がサルのこととは知りませんでした。(ふつう<원숭이(ウォンスギ)>)。メンバー皆が92年申年生まれだから命名したそうです。韓国の韓国の主要音源チャートに<Melonチャート(멜론 차트)>がありますが、その日刊チャート(→コチラ)で1位になった歌が「ためらう恋人たちのために(주저하는 연인들을 위해)」(→YouTube)ですが、年配者が聴いてもホッとするような懐かしい感じですね。チャンナビはその後先の記事や→コチラの記事に書かれているようにメンバーの1人が過去のいじめ事件が問題化してグループから抜けることになったとか。韓国では女子バレーの双子選手が過去校内暴力の加害者だったことからオリンピックの代表チームのメンバーから外されたことが大きな話題になりましたが、同様の事例がいくつもあるようですね。この問題は日本のことも含めて機会があれば考えてみたいと思います。原題は「잔나비 판타스틱 올드패션드 리턴즈! x 넌센스 Ⅱ」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(7)・・終着駅(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/23・・・・・・・1,270・・・・・・・・2,933・・・・・・・・・・・22・・・・・・・48
2(13)・・a-ha: テイク・オン・ミー ・・・・・・・9/22・・・・・・・1,268・・・・・・・・3,026・・・・・・・・・・・25・・・・・・・46
3(1)・・アイム・ユア・マン ・・・・・・・・・・・・・・9/16・・・・・・・・・956・・・・・・・・6,374・・・・・・・・・・・57・・・・・・・31
4(2)・・コーダ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・944・・・・・・・55,274・・・・・・・・・・515・・・・・・・24
5(4)・・善い人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・・・655 ・・・・・・・・9,999・・・・・・・・・・・80・・・・・・・21
1・2位の2作品が新登場です。
1位「終着駅」については上述しました。
2位「a-ha: テイク・オン・ミー」は、ノルウェー・ドイツの共作によるドキュメンタリー。1982年に結成されたノルウェーのシンセポップ・バンド、a-ha(アーハ)のこれまでの活動を追った作品です。世界的な大ヒット曲「Take On Me」は韓国でも特に当時青年だった40〜50代には忘れられない歌とのこと。以後30数年、いろいろありながらも舞台に立ち続けているバンドの過去と現在を網羅するとともに、「Take On Me」のミュージックビデオの有名なアニメ技法をドキュメンタリー全般に用いつつ、新たなインタビューや未公開の舞台裏映像を交えた作品とのこと。→コチラの記事によるとクロックワークスが日本での配給権を取得、予告映像の→youtube版や「Take On Me」の進化の過程を説明する→本編クリップ映像
https://www.youtube.com/watch?v=8Q4CD4lzpAA
も公開されています。韓国題は「아-하: 테이크 온 미」です。
★★★ NAVERの人気順位(9月28日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 夢見るネコ(韓国) 9.85(36)
②(-) さすらいのシェフ(韓国) 9.63(350)
③(2) パクカン・アルム結婚する(韓国) 9.63(42)
④(4) 学校に行く道(韓国) 9.58(156)
⑤(-) シャーマン・ロード(韓国) 9.53(17)
⑥(3) 映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 9.41(257)
⑦(7) ブータン 山の教室 9.40(174)
⑧(8) コーダ 9.36(471)
⑨(-) BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.(日本) 9.32(25)
⑩(9) 奇跡(韓国) 9.27(2,482)
新登場の作品はありません。
【記者・評論家による順位】
①(1) サマ 8.25(4)
②(2) グリーン・ナイト 8.20(5)
③(3) ノマドランド 8.00(8)
④(4) 水を抱く女 8.00(6)
⑤(5) バクラウ 地図から消された村 8.00(5)
⑥(6) あの日のように抱きしめて 7.80(5)
⑦(7) イントロダクション(韓国) 7.67(3)
⑧(-) ミナリ 7.58(12)
⑨(8) モガディシュ(韓国) 7.27(11)
⑩(新) 終着駅(韓国) 7.20(5)
⑩「終着駅」か新登場です。昨年<釜山国際映画祭>で初めて公開された後、今年初めには<ベルリン国際映画祭>のジェネレーションKプラスセクションに招待されて上映され、「思春期への境界に入った主人公たちの観察記を詩的瞬間に凝縮した」と絶賛された作品」です。(※このセクションではキム・ボラ監督の「はちどり」(2018)、ムン・チャヨン、チョン・ジン両監督がチベットの生き仏の少年を撮ったドキュメンタリー「再び生まれ変わっても、私たち」(2016)などが受賞している。) 本作も「はちどり」と同じ女子中学生が主人公です。が、コチラは複数で、全員中1です。ヨヌ(ペ・ヨヌ)、ソジョン(パク・ソジョン)、ソンヒ(ハン・ソンヒ)の3人に夏休み前に転校して来たシヨン(ソル・シヨン)を加えた4人は、別にこれといった趣味もなく、なりゆきで写真同好会<ヨンナリ>に入りました。写真同好会とは言っても写真について教えてくれることも特になく、モノクロの古典映画を見せて、各自構図と光を調べてみろといった程度です。そんなある日、少女たちをやる気にさせることが起こります。担当の先生は夏休みを控えて少女たちにフィルムカメラを渡し、「<世界の果て>の写真を撮ってこい!」というのです。<世界の果て>にしてもフィルムにしても、少女たちが生きてきた世界とは全く別の世界でした。4人はこの課題に大いに悩みます。世界の果てはどこまでなのか? たとえわかっても現実的にそこまで行くことができるか?等々意見が入り乱れる中、1人が地下鉄1号線に乗って終着駅の新昌(シンチャン)駅(←接続している長項線の駅(忠清北道牙山市))まで行ってみようと提案すると、良いアイデアだということになり少女たちは旅に出ることに。見知らぬ場所への旅行はトキメキと共に不安が交差するもので、漠然とした思いの彼女らはこうして新昌駅をとりあえずめざしますが、新昌駅から先も鉄道は続いていて<果て>ではないのです。旧新昌駅を見つけ、バスに乗って郊外に行きますが道は続いています(ポスター参照)。彼らは田舎町でおばあさんの道案内を聞き、野良犬と挨拶も交わします。こんな小旅行の間に少女たちの友情はだんだん深まっていきます。私たちがおばあちゃんになるのかなどとおしゃべりをする十代の少女たちの姿は、旅行という時間が一時停止するという時間性に対する省察でもあり、映画は時間の芸術ということの象徴のように見えます・・・。原題は「종착역」です。なお、本作は檀国大映画コンテンツ専門大学院同期のクォン・ミンピョ監督とソ・ハンソル監督(共に30)の共同監督・脚本‧演出‧編集による卒業作品で、最初ソ監督が書いたシナリオが大学の支援作に選定された後、クォン監督が大学から共同演出の勧めで共同演出に加わったとか。また2人は1年生の時に東京芸大に行って1週間の短期集中コースを受講したことがあり、その際五十嵐康平監督がダミアン・マニヴェル監督と共同演出した「泳ぎすぎた夜」(2017)の製作過程の授業を受けて興味がわき、いつか必ず共同演出をしてみたいと心に決めたとのことです。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月24日(金)~9月26日(日) ★★★
韓国映画「ボイス」が2週連続1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・ボイス(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・9/15 ・・・・182,364・・・・・・・・944,018・・・・・・9,387・・・・・1,208
2(3)・・奇跡(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・9/15・・・・・・77,739 ・・・・・・・443,567・・・・・・4,210・・・・・・・944
3(2)・・シャン・チー ・・・・・・・・・・・・・・・・9/01 ・・・・・60,438・・・・・・1,664,400 ・・・・16,970・・・・・・・778
テン・リングスの伝説
4(5)・・映画クレヨンしんちゃん・・・・・・9/15・・・・・・29,564 ・・・・・・・127,861 ・・・・・1,214・・・・・・・492
激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(日本)
5(4)・・劇場版ポケットモンスター ココ(日本)・・9/15・・29,025・・・162,718・・・・・・1,479・・・・・・・507
6(6)・・モガディシュ(韓国)・・・・・・・・・・7/28・・・・・・24,140・・・・・・3,562,895 ・・・・34,092・・・・・・・565
7(新)・・キャンディマン・・・・・・・・・・・・・9/22・・・・・・18,494・・・・・・・・・42,499・・・・・・・・424・・・・・・・521
8(7)・・人質(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/18・・・・・・10,021・・・・・・1,622,929 ・・・・15,488・・・・・・・372
9(8)・・ハリー・ポッターと・・・・・2001/9/15・・・・・・・8,593・・・・・・・・330,638・・・・・・2,972・・・・・・・・85
賢者の石
10(13)・・ジャンナビ・ファンタスティック・・9/09・・3,594・・・・・・・・・16,046・・・・・・・・320・・・・・・・・15
・オールド・ファッションド・リターンズ ! x ナンセンス Ⅱ(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
新登場は7・10位の2作品です。
7位「キャンディマン」はアメリカのホラー。アーティストのアンソニー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が引っ越してきたシカゴの公営住宅界隈にはある都市伝説が伝わっていました。それは、鏡の前で5回その名前を唱えると蜂の大軍を従えた右手が鋭利な鉤爪になっている殺人鬼<キャンディマン>に体を切り裂かれて殺されてしまうというもの。アンソニーはその都市伝説を調べているうちに、元住人だったという老人から、その都市伝説に隠れた悲惨な過去を知ることになります…。日本公開は10月15日。→公式サイトもすでに用意されています。韓国題は「캔디맨」です。
10位「ジャンナビ・ファンタスティック・オールド・ファッションド・リターンズ ! x ナンセンス Ⅱ」は韓国の公演記録。<チャンナビ(잔나비)>については<BTSを抑え1位に!韓国で人気のある「JANNABI」をご存知ですか>と題した→コチラの記事に詳しく書かれています。グループ名<チャンナビ>がサルのこととは知りませんでした。(ふつう<원숭이(ウォンスギ)>)。メンバー皆が92年申年生まれだから命名したそうです。韓国の韓国の主要音源チャートに<Melonチャート(멜론 차트)>がありますが、その日刊チャート(→コチラ)で1位になった歌が「ためらう恋人たちのために(주저하는 연인들을 위해)」(→YouTube)ですが、年配者が聴いてもホッとするような懐かしい感じですね。チャンナビはその後先の記事や→コチラの記事に書かれているようにメンバーの1人が過去のいじめ事件が問題化してグループから抜けることになったとか。韓国では女子バレーの双子選手が過去校内暴力の加害者だったことからオリンピックの代表チームのメンバーから外されたことが大きな話題になりましたが、同様の事例がいくつもあるようですね。この問題は日本のことも含めて機会があれば考えてみたいと思います。原題は「잔나비 판타스틱 올드패션드 리턴즈! x 넌센스 Ⅱ」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(7)・・終着駅(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/23・・・・・・・1,270・・・・・・・・2,933・・・・・・・・・・・22・・・・・・・48
2(13)・・a-ha: テイク・オン・ミー ・・・・・・・9/22・・・・・・・1,268・・・・・・・・3,026・・・・・・・・・・・25・・・・・・・46
3(1)・・アイム・ユア・マン ・・・・・・・・・・・・・・9/16・・・・・・・・・956・・・・・・・・6,374・・・・・・・・・・・57・・・・・・・31
4(2)・・コーダ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・944・・・・・・・55,274・・・・・・・・・・515・・・・・・・24
5(4)・・善い人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・・・655 ・・・・・・・・9,999・・・・・・・・・・・80・・・・・・・21
1・2位の2作品が新登場です。
1位「終着駅」については上述しました。
2位「a-ha: テイク・オン・ミー」は、ノルウェー・ドイツの共作によるドキュメンタリー。1982年に結成されたノルウェーのシンセポップ・バンド、a-ha(アーハ)のこれまでの活動を追った作品です。世界的な大ヒット曲「Take On Me」は韓国でも特に当時青年だった40〜50代には忘れられない歌とのこと。以後30数年、いろいろありながらも舞台に立ち続けているバンドの過去と現在を網羅するとともに、「Take On Me」のミュージックビデオの有名なアニメ技法をドキュメンタリー全般に用いつつ、新たなインタビューや未公開の舞台裏映像を交えた作品とのこと。→コチラの記事によるとクロックワークスが日本での配給権を取得、予告映像の→youtube版や「Take On Me」の進化の過程を説明する→本編クリップ映像
https://www.youtube.com/watch?v=8Q4CD4lzpAA
も公開されています。韓国題は「아-하: 테이크 온 미」です。
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