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2013年版 韓国の映画ファンが選んだ「好きな俳優」「上手い俳優」「優れた監督」のベスト10

2014-05-18 07:16:50 | 韓国映画(&その他の映画)
 2011年7月に<韓国の映画ファンが選んだ「好きな俳優」「上手い俳優」「優れた監督」のベスト5を見て・・・・>という記事をアップしました。(→コチラ。)
 その年の5月に「朝鮮日報」が発表した2万人の映画ファン対象の「2011韓国映画指標調査」の結果を紹介したものです。

 3年前のこの過去記事が今も意外なほどアクセス数が多いので、最新情報を探してみました。ところが、5月になってもまだ最近の結果は報道されていません。調査自体が行われたのか否かも不明です。
 で、とりあえず1年前の結果を載せておきます。
 ※ネタ元は→コチラです。
 ※名前の後の(  )は前年(2012年)の順位です。

好きな俳優
《男優》
1位 ハ・ジョンウ(1) 15.2%
2位 ファン・ジョンミン(-) 11.5%
3位 アン・ソンギ(3) 6.1%
4位 イ・ビョンホン(12) 4.8%
5位 リュ・スンリョン(-) 4.5%
6位 ソン・ガンホ(2) 4.2%
7位 ハン・ソッキュ(10) 4.1%
8位 カン・ドンウォン(9) 3.9%
9位 ウォンビン(5) 6.7%
10位 シン・ハギュン(-) 4.5%

女優
1位 キム・ヘス(4) 14.8%
2位 ハ・ジウォン(1) 10.7%
3位 チョン・ジヒョン(-) 8.9%
4位 ソン・イェジン(2) 7.6%
5位 チョン・ドヨン(-) 6.5%
6位 コン・ヒョジン(3) 4.6%
7位 イム・スジョン(-) 3.5%
8位 ハン・ヒョジュ(-) 3.0%
9位 キム・テヒ(8) 2.3%
10位 イ・ナヨン(6) 2.1%

演技力がある俳優
《男優》
1位 ファン・ジョンミン(-) 16.6%
2位 チェ・ミンシク(3) 12.0%
3位 ハ・ジョンウ(4) 9.7%
4位 ソン・ガンホ(1) 7.9%
5位 アン・ソンギ(2) 7.5%
6位 リュ・スンリョン(-) 6.1%
7位 イ・ビョンホン(-) 5.7%
8位 ハン・ソッキュ(9) 5.4%
9位 ソル・ギョング(8) 4.0%
10位 キム・ユンソク(6) 3.7%

女優
1位 チョン・ドヨン(1) 18.5%
2位 キム・ヘス(4) 18.2% 
3位 ハ・ジウォン(2) 10.0%
4位 キム・ヘスク(-) 3.8%
5位 ムン・ソリ(5) 3.5%
6位 ユン・ヨジョン(6) 3.3%
7位 ソン・イェジン(3) 3.2%
8位 チャン・ヨンナム(-) 2.4%
9位 コン・ヒョジン(7) 2.3%
10位 チョン・ジヒョン(-) 2.0%

優れている韓国人監督
1位 ポン・ジュノ(1) 19.9%
2位 パク・チャヌク(2) 19.4%
3位 カン・ウソク(4) 16.8%
4位 キム・ギドク(-) 8.8%
5位 イム・クォンテク(3) 7.3%
6位 リュ・スンウォン(7) 3.5%
7位 チュ・チャンミン(-) 3.3%
8位 チェ・ドンフン(-) 2.5%
9位 イ・ファンギョン(-) 2.2%
10位 イ・チャンドン(9) 1.9%

 好きな俳優部門では、おなじみの顔ぶれとともに、やはり2012年~13年初め頃に公開されたヒット作の出演者が目立ちます。
 男優で、連続1位のハ・ジョンウは「国家代表」(2009)、「哀しき獣」(2010)あたりで特に大ブレイク。その後も「悪いやつら」(2011)「ベルリンファイル」(2011)「ザ・テロ・ライブ」(2013)とヒットが続いています。
 男優でもう1人、特に注目はファン・ジョンミン。何といっても「新しき世界」(2012)ですね! イ・ジョンジェやチェ・ミンシクも良かったですが、一番目立っていたのは彼だったというのは衆目の一致するところ。白いスーツに機内スリッパを履いて登場する空港シーンから臨終シーンまで目が離せませんでした。
 ※空港の場面の動画は→コチラ
 その他に私ヌルボの観た作品では「フィスト・オブ・レジェンド」(2012)でもいい味出していました。
 リュ・スンリョンが両部門でランク入りしているのは、国内で1200万人を超える大ヒットとなった「7番房の奇跡」(2013)で主役を演じたからでしょう。私ヌルボは彼の演技には逆にちょっと首を傾げたんですけどね。
 そのリュ・スンリョンも出ていた「王になった男」(2012)の主演がイ・ビョンホン。ヌルボも十分楽しんだ上出来の娯楽作で、ビョン様の株がまた上がりました。
 好きな俳優部門10位で初登場のシン・ハギュンは「高地戦」(2011)の主演ですが、あんまり印象に残ってないなー。ちょうどこの調査の頃、日本では未公開の「ランニングマン」(2013)でアクションに挑戦して注目されていたということがあるかも・・・。

 女優の両部門を一目見て思うのは、ベテラン女優の名前がズラッと並んでるなー、ということ。
 中でも演技力がある俳優には「大」ベテランがお2人。キム・ヘスク(58歳)は「12人の泥棒たち」(2012)で大鐘賞女優助演賞受賞。同じくドラマでもおなじみのユン・ヨジョン先生は66歳。「蜜の味 テイスト オブ マネー」(2012)・「高齢化家族」(2013)と映画出演も続いています。
 しかし、この女優の高齢化も問題となっていることは3月18日の記事(→コチラ)でも書いた通りです。
 一方、女優部門の両ベスト10でも、20代の女優はほとんどいないやんけヽ(`Д´)ノ (・・・と怒ることはありませんが)ハン・ヒョジュ(27歳)だけのようです。
 イ・ナヨンもチョン・ジヒョンも、ソン・イェジンまでもいつのまにやら30代だからなー・・・。(「までも」は特に深い意味ナシ。念のため。)
 あ、今気づいた! 男優の方も30代以上ばっかりで、20代以下はゼロですよ~!

 ソン・ガンホ、チョン・ドヨン等々、常連組については今回は特にコメントしません。詳しくは、ヌルボ協力推薦の韓国映画サイト<輝国山人>をご利用下さい。「輝国」&「(俳優名・作品名等)」で検索すればOKです。

 優れている韓国人監督部門を見ると、パク・チャヌク監督の2位はちょっと意外。ニコール・キッドマン出演の「イノセント・ガーデン」(2013)の公開直後ということで注目されたのかな?
 映画マニア限定(?)のキム・ギドク監督の4位は、もちろん「嘆きのピエタ」(2012)のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞という快挙ゆえですね。
 7位チュ・チャンミン監督は「王になった男」(2012)の監督。前作の「拝啓、愛しています」(2011)もよかったなー。
 なお8位チェ・ドンフンは「10人の泥棒たち」、9位イ・ファンギョンは「7番房の奇跡」の監督です。

 さて、もし最新の調査がなされていたとしたら、ですが、確実に予測されることは、出演作が連続大ヒットしたソン・ガンホの評価が上がり、待望の20代女優としては「怪しい彼女」で人気沸騰のシム・ウンギョンの名前が入るだろうということ。若手男優はどうですかねー。キム・スヒョンとか、あるいはまだ16歳(!)のヨ・ジングとか・・・(???)。

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