ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

★2020年 ヌルボの個人的映画ベスト10

2021-01-02 18:16:00 | 韓国映画(&その他の映画)
 2020年は、1月5日の「エクストリーム・ジョブ」から12月29日の「パピチャ 未来へのランウェイ」まで、計113作品を観ました。(※韓国文化院の配信3作品を含む。他はすべて映画館で鑑賞。) 前年の124作品から減りましたが、4月7日~5月30日新型コロナによる空白期間があったので、実質はむしろ増えています。
 これ以上は増やさないゾと1年前は心に誓ったのですが、結果は××とはいかないまでも×と△の間くらいでした。

 で、まずは私ヌルボ観た113作品中から選んだベスト10を発表します。

[2020年]
①二人ノ世界
②死霊魂
③37セカンズ
④はちどり
⑤在りし日の歌
⑥朝が来る
⑦彼らは生きていた
⑧スパイの妻 劇場版
⑨ミッドナイトスワン
⑩なぜ君は総理大臣になれないのか
  [次点] 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン・アルプススタンドのはしの方・三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実
  [別格] この世界の(さらにいくつもの)片隅に
  [オススメ外国アニメ枠]  マロナの幻想的な物語り・ブレッドウィナー・ウルフウォーカー
  [別枠] チャンケ:よそ者・夏時間[ハラボジの家] 移葬
赤色は韓国映画または韓国・北朝鮮に関係する映画です。

 今回はまず最上位の3作品は確定。しかし、映画ファンでもこれら3作、どれくらい観た人がいるのかな? それ以前に、映画のタイトルからして初めて見たという人は相当数いらっしゃるのでは?
 4位以下はあまり差がありませんが、4位は韓国映画として画期的だし、ここは長年の韓国映画オタクとして高く評価するしかないっ!という気持ちを込めて(笑)
 20年の映画でとくに目についたのは、とくに後半見応えのある日本映画が続いたこと。⑥と⑧、そして「罪の声」はその代表格。⑨も入る、かな?

 以下、各作品について順にみていきましょう。。
 1位「二人ノ世界」は、第10回日本シナリオ大賞佳作を受賞した松下隆一さんの同名作を京都芸術大学の学生らが中心となって映画化した作品とのことですが、私ヌルボがこの作品のことを知ったのは7月10日の公開日から2ヵ月も経ってからでした。上映館はイオンシネマのごく限られた映画館のみの上映で、結局私ヌルボが観に行ったのは9月17日イオンシネマ港北ニュータウンの朝1番、首都圏でほとんど最後の上映で、ふり返ってみればすごくラッキーでした。ストーリーは、主役の永瀬正敏が演じる俊作はバイク事故による頸椎損傷で36歳にして首から下の自由を失った障碍者。動かせるのが首から上なので、足は動かないが手で比較的自由に車椅子を扱えるというレベルよりもずっと大変なわけです。その彼のもとにヘルパーとしてやってきた華恵(土居志央梨)なんですが、彼女はなんと盲目なのです。なんだ、このキョーレツな設定は!・・・と思いますよね、ところが・・・なんです。
 車椅子の障碍者関係では③「37セカンズ」も香港映画の「淪落の人」もそれぞれにとても感動的な映画でした。観終わって希望が見える、そんな作品です。ところが「二人ノ世界」は観客の期待する希望の芽が1つ、また1つと消えていくのです。そして最後は絶望の果てのまさに「二人ノ世界」。そこに希望らしきものが見えるといえば見えるのか・・・。何はともあれ、これからでも多くの映画館で上映して、大勢の皆さんに観てほしいものです。(いくつかのミニシアターにあるリクエスト用紙に書かなくっちゃ・・・。)
 2位「死霊魂」は、2回の休憩を入れて約9時間という、「サタンタンゴ」を上回る長さ。王兵(ワン・ビン)監督による超大作ドキュメンタリーですが、ナレーションも説明映像等も全然ナシ。1950年代末の百花斉放百家争鳴→反右派闘争で明確な根拠もなく辺地の収容所に送られた人たちの証言を集めたもの。たとえて言えば、上役が忘年会で「無礼講だ。何でも忌憚なく言ってくれ」というから遠慮なくしゃべったら後日しっかり左遷されたというもの。約55万人が収容所に送られ、そこに大飢饉が重なって生還率はわずか1割とか。その中で今世紀まで生き延びた人たちがこれまで抱いてきた思いを各々20~30分語り尽くす。カットなしだから、結果としてこの長さになるのです。聴いているうちに地名・地理その他の状況がだんだんわかってきます。途中で居眠りするかもと思い、★3つだな、と思って観始めたのがだんだん引き込まれたのは証言者たちの訴える力ゆえ。料金は3,900円(涙)だったけど、観てホントによかった・・・(涙)。
 3位「37セカンズ」(実は日米合作映画)は、コロナ休みに入るけっこう前の2月7日から始まっていたのですが、その間なぜ観る気が起こらなかったかというと単純にフツーの障碍者物?となんとなく思ってしまったから。やっぱり先入観は禁物です。障碍者物というよりも、1人の若い女性の成長映画という方が適切かも・・・。ところが、障碍を持った人に相対すると、その人が「若い女性」とかどういう希望を持っている人かとか、どんな仕事をしている人とか、そういったことが見えにくくなるのですね。母親の目からも。いや母親だからこそ、か? そんな状況を主人公の女性ユマさん自身が果敢に切り拓いていきます。また本作は母親の成長映画でもある点も見逃せません。なお、主人公役の佳山明、その母親役の神野三鈴は演技賞モノだと思いました。
 4位「はちどり」は1994年の韓国が舞台。中2の女の子ウニの日々を描いた物語です。しかし、このような個人の、それも14歳の少女の繊細な感情や心理を描写した韓国映画がこれまであったでしょうか? またウニ自身が言葉で語るよりも、いくつもの場面から観客が「自然に」感じ取るのです。ストーリー自体はほとんど淡々と進められるので、ウニに「自然に」感情移入できない観客は退屈に感じるかもしれません。とくに事件が続出したり濃いキャラクターが大勢登場する韓ドラや映画を見慣れている皆さんは「アレッ?」と思うかも・・・。しかし、こんな繊細な作品にも90年代の社会を俯瞰する視点も持ち合わせています。兄に理不尽に殴られ、それを親に訴えても「おまえが殴られるようなことをやったんだろう」と相手にされなかったり等の場面の描写は近年のMeToo運動につながるものです。
 微視的な視点から時代や社会まで見通す優れた作品で、世界の映画祭で数多くの賞を受賞したのも十分以上にナットクできます。
 5位「在りし日の歌」は賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督と並ぶ中国映画第6世代の王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督の作品。80年代から現代までの30年間の、主に同じ国営工場の職場仲間だった2家族がその後たどった道と、両者間の友情の物語です。ただ、その30年間の物語が時間軸通りに進むのではなく、時代が遡ったりまた現代に戻ったりと何度も行き来する構成になっている上、場所も一定していないのでわかりにくいですが、ジグソーハズルが組みあがっていくようにだんだん全体像が見えてきます。中国の一人っ子政策を基軸とする物語を個々の家族への微視的に描くとともに、その背後に彼らの人生を翻弄する国全体の巨大な時代の流れが大きく浮かび上がってきます。作中何度も時代が切り替わる時に「螢の光」のメロディが流れます。中国では「友誼地久天長」、つまり「友情はとこしえに」という歌だとか。原題も「地久天長」。この長い時代を背景とした友情の物語に見合ったタイトルです。
 6位「朝が来る」は、河瀬直美監督による辻村深月の同名小説の映画化作品で、第93回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定しましたね。とても感動したのでこの順位に置きましたが、ちょっと批判めいたことを書くと、井浦新と永作博美の夫婦が「模範的」なほど理解ある良い人たちである一方(あ、浅田美代子演じるNPO法人の代表も)、妊娠した中学生の側の大人たちは対照的にヒドすぎますね。
 最近たまたま韓国で「アンプランド」という中絶を批判する映画が高評価を得ていることを知りました。韓国では朝鮮戦争以降欧米等に多くの孤児や未婚女性の産んだ子どもが養子として送り出されたのもキリスト教関係の団体を通じてのことでした。歴史的にみると、昔から世界各地で未婚女性の妊娠が宗教的・道徳的に非難される一方、それゆえに堕胎もふつうに(?)行われてきました。「燃ゆる女の肖像」にもそんな場面がありましたね。それに対してとくに70年代以降「中絶は女性の権利」との主張が力を持つようになり、日本でも中ピ連が注目されましたねー。
 そんなこんなで、今はこの件について一体何が「常識」やら、あるいは「正論」やら、世界的に(少なくとも私ヌルボには)見当がつかない状態です。そもそもどの時点から胎児が「人間」として認められるかという生命倫理学とも関連しています。そんな中、辻村さん(&河瀬監督)はずいぶんスムーズに物語を着地させたと思います。「批判めいたこと」と先に書きましたが、小説あるいは映画としてまとめるには枝葉は取っ払うのは当然で、むしろその点はよく仕上げたと思います。
 7位「彼らは生きていた」は、フツーなら「1917 命をかけた伝令」とするところです。アカデミー賞ノミネート8作品中7作品を観ましたが、その中で一番印象に残ったのが「1917 命をかけた伝令」でした。多くの戦争映画が戦争<そのもの>よりも物量や兵士の数がはるかに勝る敵軍に勝つとか、戦友との友情等々の個別の<物語>をテーマにしています。この作品の場合もたしかに重要な任務を前線に伝える兵士を主人公にしていますが、その任務の成否よりも、命令を受けて塹壕を出て、最前線に至るまでの戦場が非常にリアルに撮られているのです。それとともに戦場での緊張感がほとんど「体感できる」感じでした。つまり戦争の中の<物語>ではなく、<戦争そのもの>を撮っている点が非常に画期的でした。
 ところが、「1917 命をかけた伝令」を観た9日後に「彼らは生きていた」を観てしまいました。イギリスの帝国戦争博物館に所蔵されていた大量の第1次大戦の実写記録映像を編集したドキュメンタリーです。映写の早さを調整し、着色し、人の声の他馬のいななき等々の物音も入れて違和感のないように仕上げた結果、100年前の兵士たちや戦場のようすを再現したというものです。内容は兵士の募集から終戦後までをカバーしています。志願して兵士となった多くの若者たちを待ち受けていたのは荒涼とした戦場で、そこは実際に殺し殺され、戦死者の遺体が散乱して正視に耐えられないほど。戦況が小康状態の時に談笑しながら飲み食いする場面や屋外で横に並んで排便している場面、そして捕虜のドイツ兵たちとの人間的な交流もあります。兵士たちによる証言も貴重で、「地獄のように悲惨だった」「ドイツ人を殺さなければならないとすり込まれていた」と省みる一方で「兵役は楽しかった」「人生で一番輝いていた時期」という非常に肯定的な感想もむしろ多いようです。
 このドキュメンタリーの映像を観て、「1917 命をかけた伝令」で描かれた戦場の光景がやはりずいぶんリアルなものだったことを再確認しました。ということで、リアルそのもののコチラの方を7位に選定しました。
 8位「スパイの妻 劇場版」はヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)受賞作ですが、「朝が来る」「ミッドナイトスワン」「罪の声」等々9月以降に公開され多くのファンに支持された作品に比べると、大方の映画ファン評価はそんなに高くはない (低いというわけでもないが・・・)ということは承知しています。それでもベスト10に入れたのは主人公 (高橋一生の方。蒼井優もいいけど)の人物造形に感じ入ったからです。「スパイ」の語は実は合ってないのではと思いますが、黒沢清監督はもちろんそれと知った上での確信犯的なタイトル。ただ、当時いかに「良心的」な日本人でもこのような人物像があり得たかは疑問も無きにしも非ず、ですが・・・。
 9位「ミッドナイトスワン」は作品の認知度も映画ファンの支持もこのベスト中でトップだと思います。それは主演の草彅剛の人気にも拠っていると思われますが、9月第4週から続けて上映されているのはまさに「入魂の」と言うべき彼の演技ゆえでしょう。また14歳の新人、服部樹咲等、他の俳優陣も好演。トランスジェンダーの男性に対する多くの人の認識を変える契機になった作品と言えるのではないでしょうか?
 10位「なぜ君は総理大臣になれないのか」は、大島新監督が衆議院議員・小川淳也の姿を2003年からの17年間追い続けて撮った映像を編集したドキュメンタリー。何と言っても「より良い社会のために・・・」と「およそ政治家らしからぬ」ピュアな志を抱いて奮闘する小川議員の健気さに共感を覚えるとともに、応援したい気持ちが募ってきます。しかし、・・・とここで必然のように逆説の接続詞を用いざるを得ないのが日本の政治の現実。いや世界のほとんどの国の政治もそんなものなのか?
 [次点]「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、昨年観た日本アニメ中の一番。絵もストーリーも心理描写も繊細で緻密な点はいかにも京アニ作品。韓国でもさっそく公開され、トップレベルの高評価を得ているのもむべなるかな(今、通じる?)。むしろそのすきのない所が難点かも・・・。「アルプススタンドのはしの方」は、兵庫県立高校の演劇部顧問の先生が戯曲を書き、その演劇部が2017年の全国高校演劇大会で最優秀賞を受賞した演劇の映画化作品。夏の甲子園1回戦出場の母校の応援に甲子園(←撮影地は違う)に来た高校生4人の会話を中心にストーリーが展開するのですが、プレーする野球部員にもスコアボードにも全然カメラを向けないのがミソ。会話に出てくるスター部員も画面に登場することはありません。演劇作品らしさがかなり残る作品ですが、基本的にフツーの高校生が出てくる映画は好感が持てます。(昔の)職業柄もあるし、ね。「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」は、討論の翌月の69年6月に刊行された「討論 三島由紀夫VS.東大全共闘」(新潮社)ではわからない当時の会場の雰囲気を確認できたのは大きな収穫。三島=右翼vs全共闘=左翼という対決の図式ではありません。「暴力反対!」を叫んでいたのは<自民党政権・共産党・多くのマスメディア>の側で、<三島・全共闘>は無原則的な暴力反対には反対していた側。上記の本に三島の言葉に付いている(笑)の多くは会場の学生たちも共に笑っていたのです。そんな関係だから討論も成立したので、これが全共闘でなく共産党系なら討論はありえなかったということ。私ヌルボは三島に共感する点はほとんどありませんが、この討論では三島もその場の学生たちも相手に対する敬意と、ユーモアを交えるような余裕と、言葉への信頼を持っていたことが(今とくに)新鮮なものとして感じられました。なお東出昌大のナレーションが当時の情況を「革命前夜だった」としていたのは誇張しすぎ。当時の大学生の比率は男子が同世代の4~5人に1人、女子が20人に1人程度に過ぎず、全共闘とそのシンパは大学生中の2~3割程度しかいなかったのです。全共闘の学生の中でも突出した武闘派はわずかで、ただ新聞・TV・映画等ではたぶん「絵になる」ので今も大きく取り扱われているのではないでしょうか?(私ヌルボは<全共闘世代>の真っただ中で、当時は東京で学生生活をしていました。つまり<当事者>です。)
 [オススメ外国アニメ枠] 近年日本アニメとはかなり趣の違う外国アニメから目が離せません。「マロナの幻想的な物語り」は、線や色が常に流れ続ける、まさにアート! このような表現は私ヌルボは初めて観ました。「ブレッドウィナー」「ウルフウォーカー」は、ともに「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」を制作したカートゥーン・サルーン(アイルランドのアニメスタジオ)の作品。今回の2作も期待を裏切りませんでした。「ブレッドウィナー」はデボラ・エリス「生きのびるために」のアニメ化作品ですが、アフガニスタンを舞台にタリバンの暴政の中で必死に生きる少女と家族の苦心を描いた作品です。「ウルフウォーカー」はストーリーも音楽もケルト色が濃厚。ケン・ローチ監督作品や、Enyaの歌を思い起こしました。
 [別格]「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、新作とみなしていいのか否かよくわかりません。新作扱いにするとトップ3と同レベルになってややこしくなるので逃げを打って(?)[別格]にしました。
 [別枠] 映画祭等で観た韓国関係の映画で印象に残った作品。「夏時間[ハラボジの家]」は2月27日の劇場公開が決まっています。10代の少女の視点から家族や友人との関係を描いた・・・ということは「はちどり」との共通項が多い作品。「移葬」は日本語だとふつう「改葬」というはず。家族の土葬墓を自治体の都合でパワーシャベルで掘ってお骨を火葬した上で改葬するのだが、その件で老父母のいる実家に娘4姉妹と一番末の弟、そして弟の元カノで堕胎の費用を要求している女性まで集まって、火葬や相続等についてケンケンゴーゴーの議論。世代や男女の違い等による意識の相違があらわになり、総じて家父長制の終わりを感じさせます。時には家族同士つかみ合いになるほどですが、しかしそれでもやっぱり家族同士。一般公開を強く希望します。「チャンケ:よそ者」は台湾映画ですがセリフの9割以上は韓国語。タイトルの「チャンケ」(짱개または짱깨)は韓国で中国人に対する蔑称とか。主人公の高校生は韓国生まれですが国籍は父の強い意向で中華民国(台湾)籍で、自らのアイデンティティに悩む・・・というのが基本的構図。韓国の高校生はタバコの臭いがつかないように割り箸でつまんで吸うんですね(笑)。この作品も一般劇場公開を熱烈希望。

 日本の俳優で強く印象に残ったのは、男優では「二人ノ世界」の永瀬正敏と「ミッドナイトスワン」の草彅剛。あと「スパイの妻 劇場版」の高橋一生も。女優では「二人ノ世界」の土居志央梨、「37セカンズ」の佳山明と神野三鈴・・・あ、佳山明は新人か。そして「朝が来る」の蒔田彩珠。
 「ミッドナイトスワン」の新人・服部樹咲はまさにこの作品との<運命的な出会い>に恵まれましたね。

※話題作・注目作で観てない代表は「ラストレター」「海辺の映画館―キネマの玉手箱」「「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」「浅田家!」「喜劇 愛妻物語」「TENET テネット」等々。多くは承知の上で観なかったのですが、見過ごしてしまったのも若干あり、です。

 韓国映画が専門のブログのはずですが、今回は例年より寂しい感じです。さて、これから「新感染半島 ファイナル・ステージ」を観に行くことにするか・・・。(ジツはそんなに期待はしてませんが。)

 いつも長々と書きすぎるなあと思いつつ、正月からさらにたくさん書きすぎてしまいました。いかんいかん・・・。

[参考]過去10年のベスト10
[2019年]①金子文子と朴烈②象は静かに座っている③半世界④バジュランギおじさんと、小さな迷子⑤幸福なラザロ⑥ i-新聞記者ドキュメント-⑦存在のない子供たち⑧ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん⑨東京干潟⑩リトル・フォレスト 春夏秋冬
  [次点] RBG 最強の85才・ブラック・クランズマン・ナディアの誓い - On Her Shoulders・劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~・EXIT イグジット・流転の地球
 [別格] サタンタンゴ
 [別枠] 沖縄スパイ戦史

[2018年]①菊とギロチン②顔たち、ところどころ③判決、ふたつの希望④犬ヶ島⑤止められるか、俺たちを⑥坂道のアポロン⑦ラ・チャナ⑧カメラを止めるな!⑨生きてるだけで、愛。⑩ニッポン国VS泉南石綿村
 [次点] 謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス・万引き家族・孤狼の血
 [別格(旧作の新版)] ファニーとアレクサンデル

[2017年]①わたしは、ダニエル・ブレイク②あゝ、荒野③ベイビー・ドライバー④米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー⑤抗い 林えいだい⑥ブレードランナー 2049⑦みかんの丘⑧トンネル 闇に鎖された男新感染 ファイナル・エクスプレス⑩KUBO/クボ 二本の弦の秘密
  [次点] 哭声/コクソン・人生タクシー
 [別格(旧作の新版)] アンダーグラウンド完全版・牯嶺街少年殺人事件(デジタル・リマスター版)

[2016年]①キャロル②トランボ ハリウッドに最も嫌われた男③この世界の片隅に④ブリッジ・オブ・スパイ⑤ソング・オブ・ザ・シー 海のうた⑥ズートピア⑦インサイダーズ/内部者たちそばの花、運のいい日、そして青春⑨私の少女時代-Our Times-⑩牡蠣工場
  [次点] シアター・プノンペン・ハドソン川の奇跡・危路工団
 [別格(初見の旧作)] チリの闘い・アルジェの戦い(デジタル・リマスター版)

[2015年]①ボーダレス ぼくの船の国境線②顔のないヒトラーたち③セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター④雪の轍⑤マッドマックス/怒りのデスロード⑥神々のたそがれ⑦幕が上がる⑧海街diary⑨ストレイト・アウタ・コンプトン⑩KANO~1931海の向こうの甲子園~
  [次点] バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)・人生スイッチ・恋人たち・傷だらけのふたり許三観
 [別格(初見の旧作)] ショア・裸の島

[2014年]①イーダ②グランド・ブダペスト・ホテル③ジャージー・ボーイズ④罪の手ざわり⑤ソウォン/願い新しき世界ソニはご機嫌ななめ怪しい彼女テロ,ライブ⑩ある精肉店のはなし
  [次点] 60万回のトライ私の少女(扉の少女・ドヒや)・祖谷物語 おくのひと

[2013年]①セデック・バレ②少女は自転車にのって③きっと、うまくいく④もうひとりの息子⑤嘆きのピエタ⑥あの頃、君を追いかけた⑦シュガーマン 奇跡に愛された男⑧ハンナ・アーレント⑨王になった男建築学概論
  [次点] 殺人の告白・凶悪
 [別格] 阿賀に生きる
 [多くの人に観てほしい作品] ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして

[2012年]①ニーチェの馬②ヒューゴの不思議な発明③プンサンケ(豊山犬)ワンドゥギ拝啓、愛しています⑥ロボット 完全版⑦桐島、部活やめるってよ⑧三池 終わらない炭鉱(やま)の物語⑨かぞくのくに⑩ピアノマニア 別格:春夏秋冬そして春

[2011年]①サラの鍵②テザ 慟哭の大地③愛する人④彼とわたしの漂流日記⑤アリス・クリードの失踪⑥阪急電車 片道15分の奇跡⑦牛と一緒に7泊8日⑧未来を生きる君たちへ⑨ゴーストライター⑩エンディングノート

[2010年]息もできない過速スキャンダル冬の小鳥④ゲキシネ蛮幽鬼⑤実録・連合赤軍 あさま山荘への道程⑥告白⑦瞳の奥の秘密⑧飛べ!ペンギン⑨川の底からこんにちは⑩ONE SHOT ONE KILL

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国内の映画の興行成績 [12... | トップ | 韓国内の映画の興行成績 [1月... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画(&その他の映画)」カテゴリの最新記事