「週刊新潮」でGW中の映画30本について白井佳夫等の各氏が評点をつけていますが、そろって高得点というのはないようです。
先週「生き残るための3つの取引」を観ました。「登場するのが悪人ばかり。予想できない展開でおもしろい」というような感想も多いようですが、私ヌルボがイマイチ乗れなかったのは睡眠不足のためばかりではないと思っています。そもそも、作品の柱は諸悪がはびこっている社会への批判か、いや、悪人同士のせめぎ合いのおもしろさなんだろーなー・・・。それなら同じ脚本家(パク・フンジョン)の「悪魔を見た」のようにもっとキョーレツな描き方をしてもよかったのでは・・・。まあ、観て損をした、ってことはないんですけどね。
★★★ Daumの人気順位(5月3日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①なくな、トンズ(韓国) 9.6(1069)
②あなたを愛しています(韓国) 9.6(1433)
③小さな村の小さなダンサー 9.3(63)
④マイ・ネーム・イズ・カーン 9.2(797)
⑤番人(韓国) 9.2(76)\t
⑥世界で一番美しい別れ(韓国) 9.1(223)
⑦ワイルド・スピード MEGA MAX 8.8(347)
⑧Another Year 8.6(29)
⑨怪しい顧客たち(韓国) 8.6(551)
⑩告白(日本) 8.6(246)
①、「なくな、トンズ」については昨年9月14日の初登場の時紹介しました。以来34週連続1位。伝えられるところによると、今年2月ヒューストン国際映画祭のドキュメンタリー部門の大賞であるプラチナ賞を受賞したそうです。
この映画に関して、「준기, 책에서 걸어나오다(ジュンギ、本から歩き出す)」という国軍ラジオ放送のイジュンギ担当番組のシリーズの1つで語られていました。韓国語の学習者の皆さん、聴いてみてください。わからない箇所は→コチラのブログ記事を見ればわかります。
で、今回の初登場は③だけです。日本では2009年公開。韓国題は原題そのままの「마오의 라스트 댄서(マオエ ラストダンサー)」。「マオ」といっても浅田真央ではなくて毛沢東、なんて言うまでもないですね。
【専門家による順位】
①Another Year 8.0(6)
②茂山日記 7.9(11)
③番人(韓国) 7.6(6)
④ウルトラミラクルラブストーリー(日本) 7.5(2)
⑤豆満江(韓国) 7.4(7)
⑥告白(日本) 7.3(9)
⑦ジェイン・エア 7.2(4)
⑧獣の終わり(韓国) 7.0(4)
⑨泣くな、トンズ(韓国) 7.0(1)
⑩英国王のスピーチ 6.7(8)
「Lourdes」と「晩秋」の上映が終わって、④以降の順位が少し上にずれただけで、初登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月29日(金)~5月1日(日)] ★★★
韓国映画6作品がランクイン
\t
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・マイティ・ソー ・・・・・・・・・・・・・4/28 ・・・・・・・545,099 ・・・・・・・・・・・・627,004・・・・・・・・・557
2・・ワイルド・スピード MEGA MAX・・4/20 ・・・・・313,234 ・・・・・・・・・・・・・987,335・・・・・・・・・476
3・・怪しい顧客たち(韓)・・・・・・・・4/14・・・・・・・・・138,386 ・・・・・・・・・・・・・954,189・・・・・・・・・371
4・・危険な顔合わせ(韓)・・・・・・・3/31・・・・・・・・・132,423・・・・・・・・・・・・2,371,958・・・・・・・・・355
5・・敵との同衾(韓) ・・・・・・・・・・・4/27・・・・・・・・118,568・・・・・・・・・・・・・・165,127・・・・・・・・・512
6・・世界で一番美しい別れ(韓)・・4/20・・・・・・・・・54,068・・・・・・・・・・・・・・255,363・・・・・・・・・381
7・・サニー(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・52,244・・・・・・・・・・・・・・・61,977・・・・・・・・・256
8・・逮捕王(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・52,076・・・・・・・・・・・・・・・62,661・・・・・・・・・278
9・・小さな村の小さなダンサー ・・4/28・・・・・・・・・19,306・・・・・・・・・・・・・・・29,153・・・・・・・・・204
10・・ノミオとジュリエット ・・・・・・・4/14 ・・・・・・・・・17,959・・・・・・・・・・・・・・171,251 ・・・・・・・・138
1・5・7・8・9位が新登場です。
1位、マーベル・コミックを原作としたハリウッド実写映画。「その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは、アスガードの神々の王オーディンにより地球に追放されてしまう。地球で出会った若い科学者ジェーン・フォスターと愛し合う仲になったソーだったが、最も危険な邪悪な存在が地球へ侵入をはじめる」とという物語だそうで・・・、ふーん。アカデミー賞女優ナタリー・ポートマンとかの他に浅野忠信も出演しているとか。監督はケネス・ブラナーなのか、ふーん。韓国題は「토르:천둥의 신(トル:雷の神)」。原題の「Thor」をハングルにすると「토르(トル)」。日本公開は7月2日。
5位、朝鮮戦争(1950~53)年当時、のどかで平和な村に押し寄せた人民軍に対し、ロビー作戦を繰り広げる素朴な村の人々を描いた、笑いと感動を盛り込んだウェルメイド・ヒューマンコメディ映画。というと「トンマッコルへようこそ」を思い起こしますが、こちらは実際に起きたことに基づいているとか・・・。しかし、「ロビー作戦を繰り広げる」という村民たちの策も、どちらが勝つかもわからない当時としては必死の対応で、決して素朴なものではないとヌルボは思うのですが・・・、って観もせずに先入観をもって語ってはいけないか。原題の「적과의 동침(敵との同寝)」の「同寝」は「同床」と訳しているサイトが多いですが、ちょっと違うでしょう。「同衾」は読みも意味もわからない人が増えてるようなので「共寝」とでもする?
7位、癌になり余命2ヵ月という宣告を受けた友人のために、女子高時代のグループ・メンバーを探しに出たナミ。その過程でいろいろあるのかな? で、かつての仲間7人が25年ぶりに集まる、のかな? 80年代の風景や、当時流行ったポップスや歌謡曲が挿入されて、現在と思い出がオーバーラップされたりして、笑いと感動をよぶ、そうです。監督はカン・ヒョンチョル、って、あの「過速スキャンダル」の!? 急に観たくなってきたゾ! 原題は「써니(ソニ)」。
8位、麻浦署と西大門署の間で繰り広げられる「逮捕王」の競争をコミカルに描いた映画だそうで、イ・ソンギュンとパク・チュンフンが共演。パク・チュンフンは2人の娘の父親役ですが、下の娘役は実の娘だそうです。原題は「체포왕」。
9位は上述の通り。
先週「生き残るための3つの取引」を観ました。「登場するのが悪人ばかり。予想できない展開でおもしろい」というような感想も多いようですが、私ヌルボがイマイチ乗れなかったのは睡眠不足のためばかりではないと思っています。そもそも、作品の柱は諸悪がはびこっている社会への批判か、いや、悪人同士のせめぎ合いのおもしろさなんだろーなー・・・。それなら同じ脚本家(パク・フンジョン)の「悪魔を見た」のようにもっとキョーレツな描き方をしてもよかったのでは・・・。まあ、観て損をした、ってことはないんですけどね。
★★★ Daumの人気順位(5月3日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①なくな、トンズ(韓国) 9.6(1069)
②あなたを愛しています(韓国) 9.6(1433)
③小さな村の小さなダンサー 9.3(63)
④マイ・ネーム・イズ・カーン 9.2(797)
⑤番人(韓国) 9.2(76)\t
⑥世界で一番美しい別れ(韓国) 9.1(223)
⑦ワイルド・スピード MEGA MAX 8.8(347)
⑧Another Year 8.6(29)
⑨怪しい顧客たち(韓国) 8.6(551)
⑩告白(日本) 8.6(246)
①、「なくな、トンズ」については昨年9月14日の初登場の時紹介しました。以来34週連続1位。伝えられるところによると、今年2月ヒューストン国際映画祭のドキュメンタリー部門の大賞であるプラチナ賞を受賞したそうです。
この映画に関して、「준기, 책에서 걸어나오다(ジュンギ、本から歩き出す)」という国軍ラジオ放送のイジュンギ担当番組のシリーズの1つで語られていました。韓国語の学習者の皆さん、聴いてみてください。わからない箇所は→コチラのブログ記事を見ればわかります。
で、今回の初登場は③だけです。日本では2009年公開。韓国題は原題そのままの「마오의 라스트 댄서(マオエ ラストダンサー)」。「マオ」といっても浅田真央ではなくて毛沢東、なんて言うまでもないですね。
【専門家による順位】
①Another Year 8.0(6)
②茂山日記 7.9(11)
③番人(韓国) 7.6(6)
④ウルトラミラクルラブストーリー(日本) 7.5(2)
⑤豆満江(韓国) 7.4(7)
⑥告白(日本) 7.3(9)
⑦ジェイン・エア 7.2(4)
⑧獣の終わり(韓国) 7.0(4)
⑨泣くな、トンズ(韓国) 7.0(1)
⑩英国王のスピーチ 6.7(8)
「Lourdes」と「晩秋」の上映が終わって、④以降の順位が少し上にずれただけで、初登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月29日(金)~5月1日(日)] ★★★
韓国映画6作品がランクイン
\t
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・マイティ・ソー ・・・・・・・・・・・・・4/28 ・・・・・・・545,099 ・・・・・・・・・・・・627,004・・・・・・・・・557
2・・ワイルド・スピード MEGA MAX・・4/20 ・・・・・313,234 ・・・・・・・・・・・・・987,335・・・・・・・・・476
3・・怪しい顧客たち(韓)・・・・・・・・4/14・・・・・・・・・138,386 ・・・・・・・・・・・・・954,189・・・・・・・・・371
4・・危険な顔合わせ(韓)・・・・・・・3/31・・・・・・・・・132,423・・・・・・・・・・・・2,371,958・・・・・・・・・355
5・・敵との同衾(韓) ・・・・・・・・・・・4/27・・・・・・・・118,568・・・・・・・・・・・・・・165,127・・・・・・・・・512
6・・世界で一番美しい別れ(韓)・・4/20・・・・・・・・・54,068・・・・・・・・・・・・・・255,363・・・・・・・・・381
7・・サニー(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・52,244・・・・・・・・・・・・・・・61,977・・・・・・・・・256
8・・逮捕王(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・52,076・・・・・・・・・・・・・・・62,661・・・・・・・・・278
9・・小さな村の小さなダンサー ・・4/28・・・・・・・・・19,306・・・・・・・・・・・・・・・29,153・・・・・・・・・204
10・・ノミオとジュリエット ・・・・・・・4/14 ・・・・・・・・・17,959・・・・・・・・・・・・・・171,251 ・・・・・・・・138
1・5・7・8・9位が新登場です。
1位、マーベル・コミックを原作としたハリウッド実写映画。「その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは、アスガードの神々の王オーディンにより地球に追放されてしまう。地球で出会った若い科学者ジェーン・フォスターと愛し合う仲になったソーだったが、最も危険な邪悪な存在が地球へ侵入をはじめる」とという物語だそうで・・・、ふーん。アカデミー賞女優ナタリー・ポートマンとかの他に浅野忠信も出演しているとか。監督はケネス・ブラナーなのか、ふーん。韓国題は「토르:천둥의 신(トル:雷の神)」。原題の「Thor」をハングルにすると「토르(トル)」。日本公開は7月2日。
5位、朝鮮戦争(1950~53)年当時、のどかで平和な村に押し寄せた人民軍に対し、ロビー作戦を繰り広げる素朴な村の人々を描いた、笑いと感動を盛り込んだウェルメイド・ヒューマンコメディ映画。というと「トンマッコルへようこそ」を思い起こしますが、こちらは実際に起きたことに基づいているとか・・・。しかし、「ロビー作戦を繰り広げる」という村民たちの策も、どちらが勝つかもわからない当時としては必死の対応で、決して素朴なものではないとヌルボは思うのですが・・・、って観もせずに先入観をもって語ってはいけないか。原題の「적과의 동침(敵との同寝)」の「同寝」は「同床」と訳しているサイトが多いですが、ちょっと違うでしょう。「同衾」は読みも意味もわからない人が増えてるようなので「共寝」とでもする?
7位、癌になり余命2ヵ月という宣告を受けた友人のために、女子高時代のグループ・メンバーを探しに出たナミ。その過程でいろいろあるのかな? で、かつての仲間7人が25年ぶりに集まる、のかな? 80年代の風景や、当時流行ったポップスや歌謡曲が挿入されて、現在と思い出がオーバーラップされたりして、笑いと感動をよぶ、そうです。監督はカン・ヒョンチョル、って、あの「過速スキャンダル」の!? 急に観たくなってきたゾ! 原題は「써니(ソニ)」。
8位、麻浦署と西大門署の間で繰り広げられる「逮捕王」の競争をコミカルに描いた映画だそうで、イ・ソンギュンとパク・チュンフンが共演。パク・チュンフンは2人の娘の父親役ですが、下の娘役は実の娘だそうです。原題は「체포왕」。
9位は上述の通り。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます