「ワンドゥギ」を観てきました。小説とその映画化作品を比べると、今まで何度か書いてきたように「8割方は原作小説の勝ち」なので、60点くらいだったらいいかな、くらいの期待度(?)で新宿武蔵野館に足を運びました。・・・で、観た感想は、80点はつけたいと思います。多くの人に観てほしい、オススメの映画です。上映館数が多くないのが残念。いろいろ書きたいことがあるので、別記事にします。
また、最近「塩花の木々、希望のバスに乗る。Ⅱ」という韓国映画も観ました。「え? 知らないよ」という人も多いでしょう。<戦争と貧困をなくす国際映画祭>で上映された、韓国の大造船会社・韓進重工業の解雇反対闘争を描いたドキュメンタリーです。いわゆる「運動圏」の映画では「梅香里(メヒャンニ)」以来かな。(「送還日記」も入る?) この映画を観て、韓進重工業の闘争や「希望のバス」等について詳しく知らなかったことを反省。この件についても、そのうち別記事に。(って、ペンディング状態の記事は2ケタになっているだろうな・・・。)
武蔵野館では、トヨタの4次下請けの町工場の閉鎖までの半年を撮ったドキュメンタリー「劇場版 笑ってさよなら 四畳半下請け工場の日々」も観たりして、現代の労働の問題をいろいろ考えさせられた1週間でした。
★★★ Daumの人気順位(5月1日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①かたつむりの星(韓国) 9.6(50)
②タイタニック 3D 9.6(2429)
③語る建築家(韓国) 9.5(26)
④オペラ座の怪人 25周年特別公演 9.4(111)
⑤最強のふたり 9.2(750)
⑥クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(日本) 9.1(25)
⑦美女と野獣 3D 9.0(72)
⑧アーティスト 8.9(216)
⑨「神さまがくれた娘/God's Own Child」 8.8(42)
⑩明日を継ぐために 8.7(33)
新登場は⑥と⑨。
⑥「クレヨンしんちゃん」は毎回安定した人気。韓国題は「짱구는 못말려 극장판:태풍을 부르는 황금스파이 대작전」。
⑨は先週「日本でも一般公開を期待!」と書いた、2012大阪アジア映画祭で上映されグランプリとABC賞をダブル受賞したインド映画。チョコレート工場で働いている男が、妻の死後、自分の手で娘を懸命に育てていたが、町の有力者である養父が「知的障碍者のもとに幼児を置いておくのは危険」という理由で娘を連れ帰ってしまう。娘を奪還するべく、父親の法廷での闘いが始まるが・・・。複数のブログ記事に「号泣!」書かれていました。筋書き読んだだけでも泣ける、ってネタバレは避けますガ・・・。朝日放送(関西圏のみ)で5月18日(金)深夜1:34〜放映するとのことです。一般公開はなさそうだし、TVを見に関西に移動しようかな? 韓国題は「하늘이 보내준 딸」です。
【専門家による順位】
①タイタニック 3D 10.0(2)
②美女と野獣 3D 8.5(2)
③アーティスト 7.8(6)
④アベンジャーズ 7.5(4)
④ティラノサウルス 7.5(4)
⑥レッドマリア(韓国) 7.5(2)
⑦犯罪との戦争:悪いやつらの全盛時代(韓国) 7.3(6)
⑧ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009) 7.3(3)
⑨ビーバー 7.3(3)
⑨アルマジロ 7.3(3)
④「アベンジャーズ」⑥「レッド・マリア」⑨「アルマジロ」の3作品が初登場です。
④「アベンジャーズ」は後述。
⑥「レッド・マリア」は、昨年のソウル女性映画祭やDMZ国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたドキュメンタリー。さまざまな職業や歴史をもった女性たちが紹介されます。結婚10年ぶりにフィリピンの実家を訪れた移住女性、50年を経て真実を明らかにした元慰安婦、16歳で父のいない娘を生んだ性労働者、働きたくても働けない非正規労働者、そして働かない権利を楽しく行使する東京のホームレス・・・。そんな彼らのたがいに異なる労働が、なぜ同じように"体"に連結されているか? この質問に対する答えを求めて、監督は意図して彼女たちの"おなか"をカメラに収めた・・・。韓国題は「레드마리아」。
⑨「アルマジロ」は、デンマークのドキュメンタリー。デンマークは、1948年以来国際平和協力の一環ということで世界の紛争地域等にのべ6万人以上を派遣している国だそうです。タリバン政権崩壊後のアフガニスタンにも治安活動のため危険度の高い地域に700人前後を派兵し、30人もの死者(!)を出していて、これはドイツやフランスの4~6倍ほどの高い比率を示しているとか。しかし、その兵の全員が志願兵とはオドロキ。この作品のタイトルは、その最前線基地の名アルマジロ・キャンプから。昨年山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映されましたが、観た人の記事には「アドレナリン中毒になっていく兵士たちの様子、戦場の銃弾飛び交う臨場感が圧倒的」とか「劇映画に見紛う迫真の力作」とか書いてあります。しかし「タリバン兵の肉のふっとんだ死体」なんかも映ってるそうで、「真」に「迫」るとしたらそれは劇映画の方の話で、逆を「迫真」というの人は劇映画の方に「真」があると思っているのでしょうか? 一方、「眠たくなった」と記している人もいました。ドキュメンタリー=現実の映像という当然の認識が稀薄になってないかな? 予告編は→コチラ。参考ブログ記事は→コチラ。寺脇研氏、ソウルで見て「絶句」してますよ。韓国題は「아르마딜로」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月27日(金)~29日(日)] ★★★
「アベンジヤーズ」がトップに
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(21)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・・・・・4/26 ・・・・・・・・・・・・1,342,572 ・・・・・・・・・1,636,178・・・・・・・・14,616・・・・・・・963
2(22)・・ウンギョ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・・・・・・389,804・・・・・・・・・・・553,814 ・・・・・・・・・4,099・・・・・・・519
3(3)・・建築学概論(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・157,166 ・・・・・・・・・3,622,798・・・・・・・・26,770・・・・・・・316
4(2)・・姦通を待つ男(韓国)・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・・・115,110・・・・・・・・・1,090,057 ・・・・・・・・・8,277・・・・・・・296
5(1)・・バトルシップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11 ・・・・・・・・・・・・・・90,458 ・・・・・・・・・2,171,335・・・・・・・・16,062・・・・・・・299
6(新)・・クレヨンしんちゃん・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・・90,099・・・・・・・・・・・・92,885・・・・・・・・・・・608・・・・・・・277
嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(日本)
7(4)・・最強のふたり ・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・・17,742・・・・・・・・・・1,688,300・・・・・・・・12,511・・・・・・・108
8(新)・・春、雪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・・・6,330 ・・・・・・・・・・・・11,238・・・・・・・・・・・・79・・・・・・・117
9(5)・・ハンガー・ゲーム ・・・・・・・・・・・・・・4/05・・・・・・・・・・・・・・・・4,615 ・・・・・・・・・・・604,805 ・・・・・・・・・4,456・・・・・・・・67
10(6)・・死体が帰ってきた(韓国)・・・・・・・3/29・・・・・・・・・・・・・・・・3,626 ・・・・・・・・・・・982,185 ・・・・・・・・・7,328・・・・・・・・42
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・6・8位の4作品。
1位「アベンジャーズ」。謎の敵・地球滅亡の危機・強大な敵から人々の平和を守ってきた最強のヒーローたち。これらのキーワードで即座にアメリカのアクションとわかります。やれやれ。日本では8月18日公開。韓国題き「어벤져스」。
2位「ウンギョ」、昨年「最終兵器 弓」でイメチェンしたパク・ヘイルが、今度は特殊メイクで70代の老詩人に変身。17歳の少女の初々しい若さと官能に魅惑された老詩人と、師の天才に嫉妬した弟子。嫉妬と魅惑で絡まった三人が、たがいに持てないものを貪る、という物語だそうです。原題は「은교」、その少女の名です。
6位「クレヨンしんちゃん」は説明省略。
8位「春、雪」の原題は「봄, 눈」。最初「春、芽」なのかと思いましたが「春、雪」でした。毎日勤めに出ている母親が体調を崩して病院へ入院しますが、診断結果は末期癌。一時退院した彼女が始めた夫や子どもたちとの別れの準備、そして最後の別れが家族にもたらしたものをていねいに描きます。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・アルマジロ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/26 ・・・・・・・・・・・・・・・1,214 ・・・・・・・・・・・・・・2,525・・・・・・・・・・16・・・・・・・・・・15
2(2)・・ステキな金縛り(日本)・・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・・・・・・・1,158 ・・・・・・・・・・・・・・5,251・・・・・・・・・・39・・・・・・・・・・14
3(1)・・ハートブレイカー・・・・・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・・・・979 ・・・・・・・・・・・・・39,852・・・・・・・・・290・・・・・・・・・・17
4(4)・・語る建築家(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・・・・・・・726 ・・・・・・・・・・・・・29,184 ・・・・・・・・229・・・・・・・・・・・8
5(5)・・12歳のサム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・447 ・・・・・・・・・・・・・・4,949・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・・12
今回は1位が新登場です。
その1位「アルマジロ」については上述しました。
また、最近「塩花の木々、希望のバスに乗る。Ⅱ」という韓国映画も観ました。「え? 知らないよ」という人も多いでしょう。<戦争と貧困をなくす国際映画祭>で上映された、韓国の大造船会社・韓進重工業の解雇反対闘争を描いたドキュメンタリーです。いわゆる「運動圏」の映画では「梅香里(メヒャンニ)」以来かな。(「送還日記」も入る?) この映画を観て、韓進重工業の闘争や「希望のバス」等について詳しく知らなかったことを反省。この件についても、そのうち別記事に。(って、ペンディング状態の記事は2ケタになっているだろうな・・・。)
武蔵野館では、トヨタの4次下請けの町工場の閉鎖までの半年を撮ったドキュメンタリー「劇場版 笑ってさよなら 四畳半下請け工場の日々」も観たりして、現代の労働の問題をいろいろ考えさせられた1週間でした。
★★★ Daumの人気順位(5月1日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①かたつむりの星(韓国) 9.6(50)
②タイタニック 3D 9.6(2429)
③語る建築家(韓国) 9.5(26)
④オペラ座の怪人 25周年特別公演 9.4(111)
⑤最強のふたり 9.2(750)
⑥クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(日本) 9.1(25)
⑦美女と野獣 3D 9.0(72)
⑧アーティスト 8.9(216)
⑨「神さまがくれた娘/God's Own Child」 8.8(42)
⑩明日を継ぐために 8.7(33)
新登場は⑥と⑨。
⑥「クレヨンしんちゃん」は毎回安定した人気。韓国題は「짱구는 못말려 극장판:태풍을 부르는 황금스파이 대작전」。
⑨は先週「日本でも一般公開を期待!」と書いた、2012大阪アジア映画祭で上映されグランプリとABC賞をダブル受賞したインド映画。チョコレート工場で働いている男が、妻の死後、自分の手で娘を懸命に育てていたが、町の有力者である養父が「知的障碍者のもとに幼児を置いておくのは危険」という理由で娘を連れ帰ってしまう。娘を奪還するべく、父親の法廷での闘いが始まるが・・・。複数のブログ記事に「号泣!」書かれていました。筋書き読んだだけでも泣ける、ってネタバレは避けますガ・・・。朝日放送(関西圏のみ)で5月18日(金)深夜1:34〜放映するとのことです。一般公開はなさそうだし、TVを見に関西に移動しようかな? 韓国題は「하늘이 보내준 딸」です。
【専門家による順位】
①タイタニック 3D 10.0(2)
②美女と野獣 3D 8.5(2)
③アーティスト 7.8(6)
④アベンジャーズ 7.5(4)
④ティラノサウルス 7.5(4)
⑥レッドマリア(韓国) 7.5(2)
⑦犯罪との戦争:悪いやつらの全盛時代(韓国) 7.3(6)
⑧ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009) 7.3(3)
⑨ビーバー 7.3(3)
⑨アルマジロ 7.3(3)
④「アベンジャーズ」⑥「レッド・マリア」⑨「アルマジロ」の3作品が初登場です。
④「アベンジャーズ」は後述。
⑥「レッド・マリア」は、昨年のソウル女性映画祭やDMZ国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたドキュメンタリー。さまざまな職業や歴史をもった女性たちが紹介されます。結婚10年ぶりにフィリピンの実家を訪れた移住女性、50年を経て真実を明らかにした元慰安婦、16歳で父のいない娘を生んだ性労働者、働きたくても働けない非正規労働者、そして働かない権利を楽しく行使する東京のホームレス・・・。そんな彼らのたがいに異なる労働が、なぜ同じように"体"に連結されているか? この質問に対する答えを求めて、監督は意図して彼女たちの"おなか"をカメラに収めた・・・。韓国題は「레드마리아」。
⑨「アルマジロ」は、デンマークのドキュメンタリー。デンマークは、1948年以来国際平和協力の一環ということで世界の紛争地域等にのべ6万人以上を派遣している国だそうです。タリバン政権崩壊後のアフガニスタンにも治安活動のため危険度の高い地域に700人前後を派兵し、30人もの死者(!)を出していて、これはドイツやフランスの4~6倍ほどの高い比率を示しているとか。しかし、その兵の全員が志願兵とはオドロキ。この作品のタイトルは、その最前線基地の名アルマジロ・キャンプから。昨年山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映されましたが、観た人の記事には「アドレナリン中毒になっていく兵士たちの様子、戦場の銃弾飛び交う臨場感が圧倒的」とか「劇映画に見紛う迫真の力作」とか書いてあります。しかし「タリバン兵の肉のふっとんだ死体」なんかも映ってるそうで、「真」に「迫」るとしたらそれは劇映画の方の話で、逆を「迫真」というの人は劇映画の方に「真」があると思っているのでしょうか? 一方、「眠たくなった」と記している人もいました。ドキュメンタリー=現実の映像という当然の認識が稀薄になってないかな? 予告編は→コチラ。参考ブログ記事は→コチラ。寺脇研氏、ソウルで見て「絶句」してますよ。韓国題は「아르마딜로」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月27日(金)~29日(日)] ★★★
「アベンジヤーズ」がトップに
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(21)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・・・・・4/26 ・・・・・・・・・・・・1,342,572 ・・・・・・・・・1,636,178・・・・・・・・14,616・・・・・・・963
2(22)・・ウンギョ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・・・・・・389,804・・・・・・・・・・・553,814 ・・・・・・・・・4,099・・・・・・・519
3(3)・・建築学概論(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・157,166 ・・・・・・・・・3,622,798・・・・・・・・26,770・・・・・・・316
4(2)・・姦通を待つ男(韓国)・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・・・115,110・・・・・・・・・1,090,057 ・・・・・・・・・8,277・・・・・・・296
5(1)・・バトルシップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11 ・・・・・・・・・・・・・・90,458 ・・・・・・・・・2,171,335・・・・・・・・16,062・・・・・・・299
6(新)・・クレヨンしんちゃん・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・・90,099・・・・・・・・・・・・92,885・・・・・・・・・・・608・・・・・・・277
嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(日本)
7(4)・・最強のふたり ・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・・17,742・・・・・・・・・・1,688,300・・・・・・・・12,511・・・・・・・108
8(新)・・春、雪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・4/26・・・・・・・・・・・・・・・・6,330 ・・・・・・・・・・・・11,238・・・・・・・・・・・・79・・・・・・・117
9(5)・・ハンガー・ゲーム ・・・・・・・・・・・・・・4/05・・・・・・・・・・・・・・・・4,615 ・・・・・・・・・・・604,805 ・・・・・・・・・4,456・・・・・・・・67
10(6)・・死体が帰ってきた(韓国)・・・・・・・3/29・・・・・・・・・・・・・・・・3,626 ・・・・・・・・・・・982,185 ・・・・・・・・・7,328・・・・・・・・42
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・6・8位の4作品。
1位「アベンジャーズ」。謎の敵・地球滅亡の危機・強大な敵から人々の平和を守ってきた最強のヒーローたち。これらのキーワードで即座にアメリカのアクションとわかります。やれやれ。日本では8月18日公開。韓国題き「어벤져스」。
2位「ウンギョ」、昨年「最終兵器 弓」でイメチェンしたパク・ヘイルが、今度は特殊メイクで70代の老詩人に変身。17歳の少女の初々しい若さと官能に魅惑された老詩人と、師の天才に嫉妬した弟子。嫉妬と魅惑で絡まった三人が、たがいに持てないものを貪る、という物語だそうです。原題は「은교」、その少女の名です。
6位「クレヨンしんちゃん」は説明省略。
8位「春、雪」の原題は「봄, 눈」。最初「春、芽」なのかと思いましたが「春、雪」でした。毎日勤めに出ている母親が体調を崩して病院へ入院しますが、診断結果は末期癌。一時退院した彼女が始めた夫や子どもたちとの別れの準備、そして最後の別れが家族にもたらしたものをていねいに描きます。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・アルマジロ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/26 ・・・・・・・・・・・・・・・1,214 ・・・・・・・・・・・・・・2,525・・・・・・・・・・16・・・・・・・・・・15
2(2)・・ステキな金縛り(日本)・・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・・・・・・・1,158 ・・・・・・・・・・・・・・5,251・・・・・・・・・・39・・・・・・・・・・14
3(1)・・ハートブレイカー・・・・・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・・・・979 ・・・・・・・・・・・・・39,852・・・・・・・・・290・・・・・・・・・・17
4(4)・・語る建築家(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・・・・・・・726 ・・・・・・・・・・・・・29,184 ・・・・・・・・229・・・・・・・・・・・8
5(5)・・12歳のサム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・447 ・・・・・・・・・・・・・・4,949・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・・12
今回は1位が新登場です。
その1位「アルマジロ」については上述しました。
水曜女性デーで場内の9割を熟女(私は新人熟女の部類かな)。騒がれないか心配していましたが杞憂でした。涙腺機能が緩んでいる年齢層のせいか、泣き笑いを劇場全体で共有できたかんじがして、とても心地よく鑑賞できました。
前列は熟女グループを避けた独り者が多かったのですが(ヌルボさんとは違う)男性ブロガーさんがいらっしゃったような…。
これからも応援してます。
ちょっとしたところでも笑い声が起こったりして、いい雰囲気だったですね。
拍手こそ起こりませんでしたが、観終わったあと皆さん満足したのではと思います。(ユ・アイン目当てで来られたにしても、+αの方が大きかったのでは?)
※この10数年で拍手が起こった映画は、試写会・上映会以外では「ラジュー出世する」(盛大!)と「ウォーターボーイズ」(パラパラ)の2作だけ。
ところで、ヌルボさんが先日『カエル少年』に書かれたコメント「2つのミステリーが奇妙な形で同居しているに同感」という部分、いろいろ深読みして考えこんでおります。また機会があれば解説ください。
遅くなりましたが、「キネマ旬報」2月下旬号を観たところ、박용우氏主演の「파파」は今年の日本公開予定はありませんでしたね、残念ながら・・・。私も観たい韓国映画はいろいろあるんですけどねー。