▶前週まで2週連続でベスト10入り(5位→6位)していた「文在寅です」が今回は17位と圏外に去りました。累計観客数も11万人強と低迷しています。庭いじりとかタイクツな様子を撮った映画の問題? それとも文在寅氏の暮らしぶりの問題? それとも尹錫烈大統領の積極的な親米親日路線推進等で政治の流れか変わった?
▶前の記事でカンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門で上映された北野武監督の新作「首」のことを書きました。その予告編を見て大いに疑問に思ったのは、日本の戦国時代やその当時の武将の名前など知らないと思われる外国の観客の皆さんがどこまで理解できるのだろう?ということ。
まあ皆さん見てみて下さい。
▶今回も日本アニメが新たに登場しました。「鹿の王 ユナと約束の旅」です。ところが私ヌルボ、知らなかったなー、アニメも原作も。ググってみると、上橋菜穂子さん(←知ってたョ)のファンタジー小説が原作なんですね。2015年本屋大賞受賞作なのだそうです。アニメ以外では「余命10年」も。この原作本も知らなかったゾ。→コチラを見ると「刊行後またたく間に10万部を突破」とか「2017年に第6回静岡書店大賞で<映像化したい文庫部門>大賞」等々。(ま、本の発行元のサイトですけど。) うーむ、これらの情報とても追いきれんなー。
逆に約70年前の「キリマンジャロの雪」は映画自体は観てないものの、主演のグレゴリー・ペックの名前はひたすら懐かしい。中学の同級生にファンがいたなー。映画誌「スクリーン」だかに「アラバマ物語」の広告ページ(?)があった記憶がある。その「アラバマ物語」も、やはり彼が主演した「大いなる西部」もその後観ることになりましたが、どちらも名作の名にふさわしい作品でした。
最近のことは感知できず、その一方で昔のことは久しく忘れていたことをふと思い出す。これもフツーに歳をとりつつあるという徴(しるし)なのか?
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績 5月26日(金)~5月28日(日) ★★★
マ・ドンソクの人気シリーズの新作「犯罪都市3」、正式公開前で2位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ワイルド・スピード ・・・・・・・・・5/17・・・・・・・392,180 ・・・・・・1,447,505・・・・・15,216・・・・・・1,530
/ファイヤーブースト(米)
2(新)・・犯罪都市3(韓)・・・・・・・・・・・・・5/31・・・・・・・304,564・・・・・・・・・316,058・・・・・・3,342・・・・・・・・502
3(2)・・ガーディアンズ・オブ ・・・・・・・5/03・・・・・・・303,701・・・・・・・3,782,455・・・・・40,037・・・・・・1,281
・ギャラクシー VOLUME 3(米)
4(26)・・リトル・マーメイド(米)・・・・・5/24・・・・・・・268,443・・・・・・・・・344,094・・・・・・3,635・・・・・・1,364
5(3)・・ザ・スーパーマリオブラザーズ・・4/26・・・・・・71,870・・・・・・・2,228,998・・・・・22,441・・・・・・・・631
・ムービー(米・日)
6(4)・・クレヨンしんちゃん ・・・・・・・・・5/04 ・・・・・・・42,179 ・・・・・・・・658,797・・・・・・6,534 ・・・・・・・・446
もののけニンジャ珍風伝(日)
7(16)・・赤ちゃん恐竜 ドゥーリー・・1996/07/24・・・38,608・・・・・・・・・47,513 ・・・・・・・・453 ・・・・・・・・449
氷星大冒険(韓)
8(41)・・余命10年(日)・・・・・・・・・・・・・・・5/24・・・・・・・・31,256・・・・・・・・・44,903 ・・・・・・・・479 ・・・・・・・・201
9(5)・・すずめの戸締まり(日) ・・・・・・・・3/08・・・・・・・・37,951・・・・・・5,484,858 ・・・・・56,260 ・・・・・・・・315
10(8)・・逆転のトライアングル(スウェーデン・仏・英・独)・・5/17・・6,262 ・・・38,153 ・・・・・・・・373・・・・・・・・・113
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン
2・4・7・8位の4作品が新登場です。
2位「犯罪都市3」は、もちろんマ・ドンソク主演の人気シリーズ第3弾。正式公開前で上映館も少ないのにもう2位です。※<有料試写会>というのをやってる。
モンスター刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)はソウル広域捜査隊に異動後、新種麻薬犯罪事件の黒幕であるチュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)が勢力を拡大させるさなか、日本で事件に関与したもう1人の悪党リッキー(青木崇高)までもが韓国にやって来ます。彼らを捕まえるため痛快な犯罪掃討作戦がくりひろげられます・・・。韓国題は「분노의 질주: 라이드 오어 다이」。日本公開はいつになるかわかりませんが、韓国での公開を前に海外158ヵ所で先行公開されたとのことなので待っていれば確実に公開されます。当たり前か。※予告編は→コチラ。おっ、誰だ?抜き身の日本刀を持って現れたのは・・・。
4位「リトル・マーメイド」はディズニーの、アニメかと思ったら実写なのか。日本でも6月9日公開ということで、詳細は→公式サイトで。予告編も見られます。韓国題は「인어공주(人魚公主)」です。
7位「赤ちゃん恐竜 ドゥーリー 氷星大冒険」は韓国のアニメ。えっ、公開年が27年前ですと? オリジナルネガが紛失しちゃってたのを韓国映像資料院が復元作業をしたということのようですよ。
この表題、なんかボンヤリながら記憶があるので過去記事を探したら11年前に<韓国漫画名作100選>という記事が見つかりました。その①は読者千人を対象にした人気度調査、その②は専門家の推薦で、どちらも上位10作品だけ載せましたが、「赤ちゃん恐竜 ドゥーリーは①では6位、②では2位に入っています。氷河で目覚めた超能力の持ち主の赤ちゃん恐竜ドゥリーが仲間たちと展開する物語とのこと。アニメもこの漫画と同様の内容みたいですね。韓国の国民的な人気キャラクターで、私ヌルボ、「よく目にはするが、漫画はちょっと読んだことがあったかな、という程度」などと書いてますが、ホントに読んだのかな?
このアニメ、おそらく「THE FIRST SLAM DUNK」のように子どもよりお父さんの方が懐かしくて観に来てるのでは? 原題は「아기공룡 둘리-얼음별 대모험」です。
8位「余命10年」。これについては記事冒頭で書きました。韓国題は「남은 인생 10년(残りの人生10年)」です。
【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・すずめの戸締まり(日)・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・25,913 ・・・・・・5,484,858・・・・・56,260・・・・・・・・315
2(2)・・逆転のトライアングル(スウェーデン・仏・英・独)・・5/17・・6,262 ・・・・38,153・・・・・・・・373 ・・・・・・・・113
4(14)・・スプリンター(韓)・・・・・・・・・・5/24 ・・・・・・・・・1,486・・・・・・・・・・・5,021・・・・・・・・・40・・・・・・・・・・45
5(再)・・キリマンジャロの雪(米)・・1952/?/?・・・・・・・・・・737・・・・・・・・・・10,472・・・・・・・・・21・・・・・・・・・・・1
3位・4位が新登場です。
3位「鹿の王 ユナと約束の旅」については冒頭で書きました。韓国題は「사슴의 왕」です。
4位「スプリンター」は韓国のドラマ。3人の陸上短距離の選手たちの物語なので、ハラハラドキドキ→感動!というパターンかな?と思ったらそうじゃないみたい。まずヒョンス(パク・ソンイル)は、短距離で往年最高だった無所属の選手。公設運動場で個人訓練を続けています。 ジュンソ(イム・ジホ)は高校短距離界の有望株。しかし何かの理由で高校のチームが解体の危機に。(※日本と違い韓国では高校の体育系チームはプロを目指す集団です。) ヒョンスは「自分にできることは陸上しかない」と闘魂を燃やします。そしてチョンホ(ソン・ドッコ[ドクホ])は、短距離界でトップの座を守ろうとする失業チーム所属の選手。その気持ちが大きくなりすぎて正しい選択ができるかどうか? 走る理由はそれぞれ違っていても目標は同じ3人のスプリンターがスタート地点に立ちます・・・。原題は「스프린터」です。
5位「キリマンジャロの雪」は、ヘミングウェイの短編小説を原作にヘンリー・キング監督が1952年撮ったドラマ。主演はグレゴリー・ペック、懐かしいなー、と言っても観た記憶はナシ。ストーリーを読んでみるとやっぱり観てなかった。韓国題は「킬리만자로의 눈」です。
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