上の画像はソウル日本人学校。今年4月1日(金)、空港鉄道デジタルメディアシティ駅から少し離れた韓国映像資料院に行った時、街の地図を見てその数百m北に日本人学校があることに気づき、7、8分ほど歩いて見てきました。
外に生徒たちの姿は見かけず、校庭に通じる門も閉まっていて、掃除(?)の人たちがいただけでしたが、ずいぶんきれいでリッパな校舎(5階建て)だなあという印象を受けました。
その時、すでに東京都の韓国人学校の移転先が都政で問題になっていたことは、帰ってきてから知りました。
関連記事にいろいろ目を通してみましたが、あいかわらず威勢ばかりよくて中身がカラッポの記事が多い中で、読むに値する記事はとりあえず2つ。
その1は、あの「産経新聞」の黒田勝弘産経新聞ソウル駐在支局長の連載コラム[ソウルからヨボセヨ]の3月26日の記事。(→コチラ。)
「産経新聞」そして黒田記者といえば、韓国メディアではしばしば(それ以上か?)「日本の代表的極右言論(人)」とよばれています。私ヌルボは極右とは思いませんが・・・。(ふつうの右派でしょ。)
その黒田氏が「日本人学校移転 韓国の世話になった過去も」と題し、1972年創立以来の歴史と「新しい学校用地はソウル市が元の学校の土地と交換する形で提供してくれた。元の地域は地価が高騰していたため、差額で最先端の新校舎も建てられた。最初の土地購入は韓国政府のお世話になっている」といった「世話になった」ことを記し、次のような文で締めくくっています。
最近、東京の韓国人学校の移転先に都立高校跡地を提供する計画に反対、批判の声が出ているとの記事が本紙に出ていたが、こうした反対はまずい。ソウル日本人学校もお世話になっているのだから、ちゃんと実現してほしい。
私ヌルボ、左派右派と関係なく、傾聴すべき意見を述べる人もその逆の人もいると思っていますが、黒田氏の記事はもちろん前者。韓国メディアも、韓国に対する豊富な知見に基づいて本音で韓国を批判しているからこそ「極右」と言いつつも耳を傾けるのでしょう。
まあ、この問題については産経の方針にそぐわないためか紙面ではその後ずっとスルーされてるようですが・・・。
さて、都有地の韓国人学校への貸し出しに反対する人たちが挙げている理由は次のようなものです。
・保育園などの「都民のための施設」を優先すべき。
・定員割れしていて必要もないのに、増設を希望している。
・韓国人学校だけ優遇されている。
・外国人学校の整備は都の長期ビジョンに掲載されていない。都はもともと課題として認識していなかったにも関わらず、韓国人学校の建設が進められている。
・学校のために特別支援学校の建設が中止になった。
・増設は韓国の高額な接待によって決まった。
これらの「理由」のそれぞれに対し、具体的根拠を示して反論しているのが読むに値する記事の2つ目。「「韓国人学校は優遇されている」は本当か?――都有地貸し出しをめぐる誤認」と題した、吉田悠子さんという方がシノドスに書いた記事です。(→コチラ)
たとえば、東京都は過去フランス政府からの強い要請によって、フランス人学校建設のため都立高校の跡地を売却したとのこと。「用地を有償で貸与するのか売却かという点を除けば、今回の韓国人学校をめぐる議論と同じである。しかしこの件でフランス人がヘイトスピーチの対象になっただろうか?」と吉田さんは問いかけています。(長い記事なので、内容はリンク先を直接見てください。)
今回の都知事選には在特会の桜井会長も立候補していて、(当選したら)韓国人学校への敷地貸与中止は、彼としては当然。ところが自民党系の都知事候補2人(増田&小池氏)とも中止とは言わないまでも白紙化表明ねー。大体この問題一帯にプンプンたちこめているヘイトの臭いを自らすすんで浴びようという感じで、これは都民の皆さんナメられてるような・・・。もっとも、革新系統一候補の鳥越氏もこの問題については「具体的に知りません。それについて明確な答えは持っていないが、(知事の)任にあたることになったら、東京都民に納得いただける策を打ち出したいと思います」とナサケナイ発言。宇都宮健児氏は次のように記者の質問に答えていましたが・・・。
韓国人学校に都の土地を利用させるのはけしからんという意見について、「韓国人学校だから」という点については、私は問題があると思っております。なぜなら、東京都は今から10年ぐらい前にフランス人学校に用地を貸し与えているんです。フランス人学校はよくて、韓国人学校はけしからんというのは、民族差別ですよ。ヘイトスピーチ対策法ができたばかりでしょ? ただ、そこの土地が韓国人学校に貸与するのに相応しい土地かどうか、片方で保育所とか特別養護老人ホームの建設のための用地が必要なのは間違いないことなので、その土地がそれに相応しいかどうかというのは検討する余地があると考えております。ただ一方的に韓国人学校の貸すのはけしからんという民族差別的な考え方には同意できません。
・・・と、少なくともこの問題についてはまともな主張をしていた宇都宮氏でしたが、下りざるをえなくなっちゃったんだよなー・・・。
アラ、続けて<芥川賞候補作・崔実「ジニのパズル」と2000年の直木賞受賞作・金城一紀「GO」>とか、<最後まで出自を隠し通したやしきたかじん>とかについて書くつもりだったのが、例によって長くなりすぎなのでここまででオシマイにします。
うーむ、本ブログとしてはめずらしく政治的意見(だろうな?)を鮮明に出しちゃったような・・・。
※公式サイト
→ ソウル日本人学校 ・・・・ほー、小6の修学旅行は雪岳山公園方面か。
→ 東京韓国学校
今度ソウルの人に聞いてみましょう。
同時に、「北朝鮮が攻めてくる可能性がどれくらいあると思いますか?」とか、「住む場所を決める時に、北朝鮮の侵攻の危険性を考慮しますか?」とも・・・。
あ、日本人なら「なぜ北朝鮮の侵攻の可能性もあるのにソウル在住を選んだのですか?」とかも。
少なくとも、最初の記事はいろいろ参考になりました。
ではその情熱と意欲で今後もご活躍のほどを・・・。
その結果、予想どうりの展開でしたね。話の本質はまったく進展せず、くだらない数値と言葉のお遊びになりました。
>漢江の北と南で安全性に大きな違いがあるという根拠は何ですか?
あのー、漢江の北と南のどちらが、有事の際、危険なのかがわからないのなら、韓国についての記事を書く資格はないと思います。
私は、何度もその理由を書きましたが、「蓋然性の問題」とかで、はぐらかされてきました。一度、ソウルに来て、地元の韓国人に質問してみてください。
「あなたは、北朝鮮が攻めてきたら、漢江の北側に逃げますか?それとも漢江の南側に逃げますか?」と、聞いてみてください。
その結果をもとに、ソウル市の地図を広げて、じっくり考えてみてください。
(要点は別のところなのですが。)
コメントのやり取りを続ければ続けるほど基本的な認識の違いを痛感します。
これまでかなり時間を費やしましたが、これからは双方がそれぞれ意義があると考えることに取り組んだ方がいいと思います。
たとえば貴方の場合(先にも書いたように)直接日本人学校関係者や管轄部署に働きかけるとか、裏金のやり取りの事実を暴くとか、漢江の北に住む人たちに南に移るようよびかけるとか、核シェルター造りを奨励する(?)とか・・・。あ、南北朝鮮間の停戦・平和協定締結の提案はきっと多くの人の賛意を得られると思います。私も賛成します。少なくとも、私のような話の通じない人間との間の言葉のやり取りに時間を費やすよりはるかに生産的です。
私は私でいろいろやりたいこと、やっていることはありますので・・・。
これまで{「くだらないお遊び」等々に「お付き合いするつもりはありません」と毎回のように言いながらもここまで付き合ってこられたのはなぜだかよくわかりませんが、どうもおつかれさまでした。
私の言う確率論は、保険会社などが、自動車や飛行機などの保険料を算出する場合に使われる一般的な確率論の数値です。
自動車に10万時間乗り続けた場合と飛行機に10万時間乗り続けた場合、どちらの方が、死亡する確率が高いか?
答えは、自動車の乗った方が、飛行機より死亡する確率が高いのです。
この確率論の数値に従って、保険会社は保険料を算出しています。
条件をこう変えたら、こうなるとか、ああだこうだとか、くだらない数値のお遊びに、お付き合いするつもりはありません。
きりがありませんから。
こんないいかげんな書き方はしていません。
Aは事故が発生する確率です。この場合、死者数や負傷者数は問いません。
Bは事故が起こった場合の死亡する確率です。
先のコメントで負傷者数のことも書いたのは、負傷者数が多いほど死亡する確率は少なくなるからです。
つまりA×Bというのは、①事故が起こり、②その事故によって死亡する確率 ということです。
繰り返しますが、AとBの両方の確率を併せて考慮することが必要です。
この「確率論」の論拠は示されないままですが、もしかして全人口中で自動車事故、飛行機事故で死んだ人の割合のことを言っていたのですか?
私は事故件数中の死亡者の比率を問題にしていたのですよ。
あるいは、飛行機、自動車、電車の安全性を比較する時に、乗っている時間を分母にして論ずる場合もありますが、それもありです。しかし全人口を分母にする発想は予測外でしたね。
>自分の間違いを認めずに
間違ってもいないし、ごまかしてもいません。誤読・誤解が行き違いの原因です。
>たとえば、ある事故が起こる可能性をA%、その事故が起こった場合に死ぬ可能性をB%とします。すると、その事故で死ぬ可能性はA×Bとなります。
自分の間違いを認めずに、今度は、負傷者数+死傷者数で比べてみたらとか、ごまかすのですか?
都合が悪くなると、次々と、自分に都合がよいように条件を変えるですね。
あなたの主張する蓋然性の問題というのは、ご都合主義のことなのでしょうか?
一体どのような確率論からそのような結論が出てくるのですか?
単純な接触事故も含めてですよ。また車の場合は負傷者が死亡者よりもずっと多いですが、飛行機の場合は? 年間の事故の総件数、負傷者・死亡者の人数を比べればわかることです。
>実際に、いますけど。
いますか(笑) ・・・と(笑)をつけるのが一般人では?
>1000年に1度は、30mの大津波が来ることがわかっていたら、1000年に1度なんて、めったに来ないから、15mに耐える防潮堤でよいと判断し、建設するでしょうか?
そこらへんの見込み違いから、実際津波に越えられてしまったではないですか。人は「いろんなことを」考えて見込みを立てるわけです。いろんなこと(費用・生活の便・眺望等々)を考えずただ安全しか考えないならば高さ50mとか100mを造るということになるかもしれません。
なんで前記のAの可能性を考えずBの可能性にのみそんなにこだわるのですか?
>賢い人間であれば、最悪のケースを想定して、備えをするするのではないですか?
賢い人間であれば上記AとBの確率、その他さまざまな知識・情報を考慮に入れて備えをすると思いますよ。
ほとんどSFのような話ですが、巨大隕石が地球に激突する可能性もゼロではありません。
それに対して研究してる専門家がいるのは当然です。が、そんな「最悪のケースを想定して」即地球脱出を図る(!?)という人は思慮が足りない人でしょう。
※私が何度か蓋然性という言葉を使ったのは、全然反応がなかったから繰り返したまでで、そんなに特殊な用語というわけでもないと思いますが・・・。
確率論で比べれば、飛行機よりも自動車に乗っている方が、死亡率は高いはずですが。
>また核攻撃を受けたら大変だ、と思って自宅にシェルターを造る人がいるでしょうか?
実際に、いますけど。
たとえば、100年に1度の確率で、15mの津波が来る地域が、じつは、1000年に1度は、30mの大津波が来ることがわかっていたら、1000年に1度なんて、めったに来ないから、15mに耐える防潮堤でよいと判断し、建設するでしょうか?
賢い人間であれば、最悪のケースを想定して、備えをするするのではないですか?
あなたの言う蓋然性の問題というのは、ますます怪しく思えてきました。
飛行機事故の場合Bは自動車などと比べるとはるかに死亡する確率は高くなります。しかし、Bの数値だけに注目して飛行機に乗らない人は少ないでしょう。
また核攻撃を受けたら大変だ、と思って自宅にシェルターを造る人がいるでしょうか?
災難に備える場合、このAとBの両方を勘案するのは当然で、そんな数式を使わずとも常識的にやっていることです。
たとえば、昔に比べると耐火用建材が用いられるようになってきましたが、それでも火事は発生し焼死者が出ています。それに対処するために、大金をかけて万全の防火対策をとる人がいるでしょうか?
台風がよく来る地方は、他の地方に比べるとそれに備えた家の造りをしています。ごく当たり前のことです。
大震災・津波の場合はAの数値は小さくてもBが非常に大きいので、何世代も越えて対策が講じられてきたわけです。
Aの数値が同じならBが大きいほど費用や労力をかけ、Bが同じならAが大きいほど対策に力を入れるということです。
>変わってきます。侵攻の可能性が0.01%の場合、それに備えて国家予算の何割もの軍事費をかけるような国はありません。
あのー、侵攻の可能性が0.01%でも、1%でも、もし、戦争になった場合、被害リスクは同じではないでしょうか??
たとえば、東北の大震災が起こる可能性が、もし、100年に1度なら1%。
1000年に1度なら、0.1%。
2000年に1度なら、0.05%と計算すると・・・・
大震災の起こる確率が、0.05%であれば、0.1%のときよりも、備えが、10分の1でよいとか、100分の1でよいとかになるのでしょうか?
確率の数値に関係なく、戦争だろうと大震災だろうと、ひとたび起こってしまえば、同じような大惨事になるわけです。
確率の数値で、準備や守りを多くしたり、少なくしたりするものなのでしょうか?
「1%未満なら、守りや準備は、まったくしない」などとはどこにも書いていません。
>侵攻してくる可能性が、何%かで、守りの備えが、変わってくるものなのでしょうか?
変わってきます。侵攻の可能性が0.01%の場合、それに備えて国家予算の何割もの軍事費をかけるような国はありません。もちろん、一応平和な状態にあっても、万一に備えて適切な防衛施策を全然行わない国もありません。(こんな当たり前のことをなんで書かなければならないのか・・・。)
ソウルの日本人学校の立地について「多くの日本人が反対の声をあげています」とのことですが、そんなに危険を認識しているなら、肝心の日本人学校の教員や保護者たちが「心配している」どころか、自らが先頭に立って強く反対しているでしょう。そのような運動は行われているのですか? でないとすると、まず彼らにアピールするのが先決で、私を相手に消耗な議論をしている場合ではないでしょう。
※原発について、事故以前に圧倒的な力で「安全神話」を流布したのは電力会社・政治家・多くのメディアです。それを信じた住民とどっちもどっちといった感じの言葉遊びに還元しないでください。「安全と信じさせようとした」側に非があることは明白です。
質問に対して、質問でお返して申し訳ないんですが、侵攻してくる可能性が、何%かで、守りの備えが、変わってくるものなのでしょうか?
たとえば、侵攻してくる可能性が、1%以上なら軍隊などの守りを固めるけど、1%未満なら、守りや準備は、まったくしないとか、あるのでしょうか?
侵攻してくる可能性が、0.1%でもあるのなら、市民を守るために万全の準備をするべきなのではないですか?
あのー、個人の責任で、静岡県などの地震多発区域に住んでいる方たちのケースと、学校についての、リスクのある場所への移転を同じにしないでいただけますか?
子供を危険な区域に毎日通わせ、もし、有事が起きたらどうしようかと心配をしている保護者達もいますので。
「北朝鮮が絶対に侵攻してこないという明確な根拠を教えてください」とのことですが、私はどこにも「絶対に侵攻してこない」などとは書いていません。 (まさか、誤読が得意技というわけではないでしょうが・・・。)
「蓋然性」という言葉になじみがないようなので、「可能性がかなり低い」と言えばおわかりかと思います。
もしかして、「絶対に侵攻してくる」とお考えですか? 絶対ではないとすると可能性は何%くらいですか?
漢江の北と南で安全性に大きな違いがあるという根拠は何ですか?
「人命を優先する」ということはわかりますが、しかし、だからといってたとえば静岡県の人に「富士山の噴火、地震と津波、原発事故といった人命を脅かす危険がたくさんある所になぜ住むのか?」と問いかけるとするといかがなものでしょうか? たしかにそれらの危険性があることは否定できないでしょうし、それ相応の対策はとられていると思いますが、これらを理由に県外に居を移すまではふつう考えないでしょう。また、この問いかけ自体がちょっとトンチンカンな感じもします。
しかし、どう考えても情熱・時間・労力をコチラに費やすというのはムダだと思いますよ。
※「ゴミ埋立地」に相当こだわりがあるようですが、やっぱり夢の島方面に対する忌避感は今もあるのですか?
※裏金関係はもしかしたらあるかもしれませんね。憶測に止めずぜひ真相を明らかにしてほしいものです。
当たり前ですが、私だけでなく、多くの日本人が反対の声をあげています。降って湧いたように決まったゴミ埋立地への移転の話について、韓国側から賄賂をもらったのではないかと疑っている人もいます。
何度も言うようですが、日本人学校の立地が、ソウルに住む日本人の日常生活に大きく影響しています。学校が上岩洞にあるから、上岩洞に住むのであって、学校がもし上岩洞になかったら、環境がいいとか言って、好き好んで上岩洞に住む日本人などいるのでしょうか?
蓋然性の問題がお好きなようですが、「蓋然性」があなたの得意技なのでしょうか?
まったく興味はないのですが、辞書を引いてみると、一般的に日本人が使用する言葉ではなく、英語であるprobabilityの訳語に、ピッタリ合う言葉がなくて、「蓋然性」という言葉が生まれたそうです。
まあー、言葉遊びのようなものではないでしょうか?
福島原発事故で、原発のある地域住民は、電力会社に「原発は100%安全」と言われ、それを信じて、住民投票で「原発賛成」に票を投じた、「電力会社に騙された」と述べていました。
対する、電力会社側は、「原発は100%安全」とは言ってはいない。「限りなく100%に近い」と言っただけだと、答弁していました。
もはや、言葉遊びですね。「限りなく100%に近い」が独り歩きして、「原発は100%安全」に化け、そして、「原発安全神話」が作り出されたのです。
この詐欺とも言える言葉遊びに、住民は騙され、まさかの事故が起こってしまい、自分の家、自分の故郷を失ってしまったのです。
そういう言葉遊びに、付き合うつもりはありませんので、もう一度、北朝鮮が南に侵攻は絶対にしないとという根拠を明確に説明してください。
「金正恩がヤケを起こさないかぎり」とか、「今のところ、現実的な脅威というレベルにはなっていない」とか「蓋然性の問題」とかの言葉遊びは、もう、結構です。
人命に関わる大事な話なので、絶対に侵攻してこないという明確な根拠を教えてください。
それにしても「危険な場所がお好きなら・・・」という論法が本当にお好きなようですね。
、「金正恩がヤケを起こさないかぎり」考えられませんということは、逆に考えれば、一人の人間がヤケを起こせば、戦争になるということですよね・・・というのはその通りです。可能性はゼロということではなく。だからわざわざ「 」をつけたのです。
ただ何度も書きますが蓋然性の問題です。
それにしても、日本韓国学校の立地についてのご自身の主張にこれだけの自信と情熱がおありなら、何の権限もない私ではなく、直接学校や所管官庁に言われた方がどう考えてもいいと思いますが・・・。
また、漢江の北に現在居住する日本人に「こんな危険な所に住むな」と直接訴えてはいかがですか?
中でも日本人学校に子どもを通わせている親たちに。私なぞを相手にするよりもはるかに意義があると思われませんか?
戦争をきちんと終結し、お互いの国境を侵さないという不可侵条約なのか平和条約なのかを結んでから、落ち着いて、南北統一の議論をした方がよいのではないですか?
毎年、お互い、国境付近でドンパチやって、死傷者が毎年でていることを異常だとは思いませんか?
また、同じ議論の繰り返しになりますが、韓国政府が、漢江の北側に青瓦台を置いているから、日本人学校を漢江の北側に置いても、安全だという論理にはなりません。
そんなに、危険な場所がお好きなら、ご自身が板門店の近くに住まわれたらいかがですか?
また、北朝鮮の侵攻は、「金正恩がヤケを起こさないかぎり」考えられませんということは、逆に考えれば、一人の人間がヤケを起こせば、戦争になるということですよね。
これのどこが、北が侵攻してこないという根拠になるのか、不思議でなりません。
「漢江の北側なのか南側なのかの違いは、天と地の違いがあると思います」という点は、私とは大きな認識の相違があります。
そんなに差し迫った危機があり、また漢江の北と南で大きな差があるのなら、日本人学校云々よりも韓国政府がとっくに青瓦台その他の重要施設を南に移設しているでしょう。あるいは、ソウルにある日本の会社はまず漢江の南に社屋を構えることを最優先するでしょう。
現代においては、軍事力の強さとは兵士の人数とはあまり関係がないようです。
韓国で今も徴兵制度を続けているのは、国民(とくに若者)の国防意識を醸成するため、というわりと信頼性のある話を最近聞きました。またこの10年くらいの北朝鮮の軍隊の状況をご存知ですか? 旧式の装備・食糧の不足(各部隊で自己調達等)など・・・。
南北がなぜ平和条約を結ばないか? 韓国でも北朝鮮でも長い間「私たちの願いは統一」という歌が歌われてきました。どちらの国民も統一という願望はあるにもかかわらずなぜそれが実現しないかというと、南北、とくに北朝鮮の指導層が軍事的対決を自らの独裁政治維持に利用しているからです。また南北朝鮮及び日・米・中・露のどの国もできれば現状維持をはかりたいというのが本心でしょう。(この頃韓国は吸収統一に少し色気を見せてきてはいるが・・・。)
こんな中で北朝鮮が自分の方から滅亡の道を選ぶということは「金正恩がヤケを起こさないかぎり」考えられません。
ソウル市の北朝鮮との国境に近い場所に学校を移転させても、なんの問題もないとする論理は
おかしくないですか?
日本列島は、地震列島です。北は、北海道から南は、九州まで、どこでも地震は起きます。
そういう国の中で、首都圏3千万人が、集団移住できる安全な場所が、日本のどこにあるのでしょうか??
災害の多い国を承知の上で、住んでいる日本人は、少しでも災害から自分の身を守るために、地震に強い建物を建築したり、津波に対する備えや避難に必要な備蓄などを、各地域で一体となって、知恵を絞り必死で取り組んでいるのではないですか?
利便性が高いのだから、リスクがあっても構わないとい考え方は、当事者の生命を軽視する暴言としか思えません。
日本で地震が起こっても、日本政府が、自衛隊などを含め、総力をあげて救助に来てくれます。
でも異国の地、韓国では、自衛隊がソウル市内まで、救助に来れません。
韓国政府が拒否しているのです。さらに、韓国政府は、有事の際、日本人を救助しないと明言しています。
ソウルにいる日本人は、自分たちの力で、プサンまで逃げ延びるしかありません。
だから、プサンへの逃げ道のルート上にあるカンナムより南側が、避難する際、有利だと言っているのです。
ここからなら、バスあるいは、トラックなど用意できれば、学校の子どもたちを乗せて、プサンへと避難できます。
利便性があるなら、リスクのある場所に住んでもいいではないかというのには、あきれるばかりです。
北側の立場からすれば、漢江以北の土地を占領し、逃げ遅れた市民、在韓外国人を捕虜にして盾にすれば、米軍といえども、手出しはできないことは、明らかです。
いかに、短時間で、漢江以北を占領し、多くの市民や米国や日本などの在韓外国人を捕まえることができるかが、カギとなります。
また、漢江以北を占領し続ければ、韓国の国としての機能は、壊滅状態になるのではないでしょうか?
江南でも同じという意見ですが、北がリスクを冒し、多くの犠牲を出して漢江を渡り江南を侵攻する必要性はあるのでしょうか?
漢江の橋を封鎖、または爆破し、逃げられないようにして、漢江以北の市民、官僚、役人、在韓外国人などの多くを捕虜にすれば、米軍は手を出せません。
北は、中国などから、燃料や物資の補給を受けないと、半島全土を占領するだけの力はありません。
何度も言いますが、漢江の北側なのか南側なのかの違いは、天と地の違いがあると思います。
あと、北朝鮮が攻めてくることはないという根拠はなんなのでしょう?
北朝鮮が攻めてこないのであれば、北は、百万人以上の兵士を国境に張り付ける必要もないし、南も徴兵制など、国民の犠牲により
多くの兵士を確保する必要はないのではないでしょうか?
それに、なぜ、軍事停戦のままなのでしょうか??
お互いに攻め込まないのであれば、一日も早く、終戦協定を結び、平和条約を締結するべきではないでしょうか?
多くの人命がかかわる重要な話なのに、根拠もなく、北が攻め込んでくることはないと言うのは、不謹慎ではないですか?
攻め込んでくる可能性があるから、多くの軍事費や徴兵制という国民の犠牲を払って、備えをしているのではないですか?
米軍が半島から完全撤退する日が、せまってきていますが、米軍の撤退で、北の侵攻の可能性が高まることはないのでしょうか?
・「一点だけ」とおっしゃらず後の方も目を通してください。
上岩洞からの安全な脱出経路は?とのことですが、朝鮮戦争の時のような漢江の橋を(国益のために??)多くの人命を無視して爆破したようなことは今では考えられないので江南と大差はないでしょう。歩いて南に逃げるとすると城山大橋を歩いて渡るだけです。
・私は青瓦台が北朝鮮の侵攻に対し安全とは書いていないし、安全とも思っていません。はっきり言って危険です。
ただ、だからと言って江南なら格段に安全というものでもないでしょう。人や建物が密集している所を狙って爆撃するとしたら上岩洞よりも江南の方が「効果的」なのでより危険という見方もあるかもしれません。
そもそも、脱出自体が安全かどうかも不明です。朝鮮戦争時もソウルに留まった人もたくさんいました。
・それよりも、前に私が書いた「蓋然性」という言葉に再度注目してほしいと思います。
人が住む場所にはどこであれさまざまな危険性や不便な点があるものです。それでもそこに住む人が多かれ少なかれいるのは、(少なくとも主観的には)それを上回るプラス面があるからです。
関東大震災のような大地震があるかもしれないのになぜ多くの人が住み、主要な公的機関があるのですか? 地震のこと「だけ」を考えればそれらはすぐにでももっと安全な所に移すべきでしょう。(そうしないのはなぜですか?)
しかし今、何の前触れもなく北朝鮮が侵攻してくることがどれくらいありうることでしょうか? 朝鮮戦争当時と現在では兵器も軍隊も朝鮮半島をめぐる国際情勢も大きく変わっています。金日成にGoサインを出してくれたスターリン&ソ連も今はなく、中国が支援してくれることも期待できません。一触即発の危機に直面しているわけでもない現在、日本としては防衛体制の強化や外交努力で危機を未然に防ごうとしているわけで、日本人学校を江南に移すという案は杞憂とは言わないまでも喫緊のものとはとても思えません。なぜ蓋然性が低い北朝鮮の侵攻にそこまでこだわるのでしょうか? それも安全度がそんなに高くなるともいえない所への移設とは・・・。
※「国益」について。日本の企業の利益が必ずしも「国益」と一致しないように、住民の利益や個人の利益も「国益」と一致するとは限りません。私は何を措いてもその中の何を優先すべきだという原則論者でもありません。個々の問題についてより妥当なものを選ぶということです。
そもそも、北朝鮮の国境に近いソウルに首都を置いていること自体が間違いであり、ソウル駅や明洞も二村等々も当然、危険だと思っており、移り住みたいと思いません。
李承晩大統領は、北朝鮮軍が侵攻してきた時、あわてふためいて逃げ、自身が漢江の南に避難完了したときに、部下に命じて漢江にかかるすべての橋を爆破させました。
朝鮮戦争時、橋を爆破したのは、北朝鮮軍ではなく、韓国軍だったのです。逃げ遅れた、たくさんの市民は殺されました。
そして、ソウル市が、日本人学校に移転させたゴミ埋立地は、漢江の北側に位置し、しかも北朝鮮軍の侵攻ルートの通過点にあります。非常に危険な場所だと感じております。
もともと、日本人学校のあったカンナムの方が、断然安全な場所です。
青瓦台が、漢江の北側にあるから、安全だなんて思わない方がよいと思います。彼らは、有事の際には、真っ先に韓国軍のヘリコプターが救出にきてくれます。
しかし、韓国政府は、有事の際に、日本人は救出の対象に入っていないと明言したので、韓国軍のヘリコプターが、日本人学校に救出に来ることはありません。
有事の際、日本人学校は、幼児や小学生を連れて徒歩で、逃げ出すしかありません。
だから、漢江の南側に位置することが、絶対要件であると何度も申し上げてきたと思います。南側だと、徒歩で逃げ出し、運が良ければ、釜山までたどり着けば、日本政府のチャーター船に救出してもらえるかもしれません。
ブログ主にお聞きしたいことは、一点だけです。有事の際、移転した上岩洞にある日本人学校から、幼児たちを連れて、どうやって脱出すればよいかです。
韓国にお詳しいようなので、安全な脱出ルートをぜひ教えてください。学校の保護者たちも安心すると思います。
「国民の生命と安全を考えることが偏狭な考え?」
とも
「自国民の生命と安全を考えると国益を損なう?」
とも書いていません。
また、軍国主義者と決めつけるようなことはどこにも書いてないし、そんなレッテルを貼って人を非難するつもりもありません。
先のカキコミでも上岩洞を「すばらしい所」とも書いていないのにそのように拡大解釈されてしまいました。
書いてもいないことで批判されるのは心外です。
逆に、理解してほしいと思って書いたことが完全にスルーされていることも・・・。
また「青瓦台(大統領官邸)が移転できないような危険な場所ならば・・・」云々も、誤読によるご意見です。漢江以北が危険だとすると、青瓦台も上岩洞も、ソウル駅や明洞も二村等々も皆危険です。
こんな感じでこの先続けてもお互い意味がないと思われるので、もうおしまいにしませんか?
国民の生命と安全を考えることが偏狭な考え?
自国民の生命と安全を考えると国益を損なう?
もはや、なにを言っているのかよくわかりませんね!
次は、自国民の生命と安全を考えることは、軍国主義者と言い張るのでしょうか?
国民の生命と安全以上に大切なものとは、いったいなんなのでしょうか?
また貴方が「軍国主義者でも差別主義者でもない」ということもわかります。
しかし「国益」をわがことのように考える国民ばかりではありませんし、それを非難できるものでもありません。
また私について「日本人の人命と安全について興味のない立場の人」というのは誤解です。ただ、国=自分ではないし、(きっとそういう方ではないと思いますが)自国民の生命と安全「しか」考えられない偏狭な考えだと結局は「国益」をも損なうことになってしまうのでは、ということです。
先にも書いたように不毛な議論になってきたのでそろそろ打ち切った方が得策ではないでしょうか?
国家である以上、まず、自国民の生命を守るという義務がありますし、国益を重視しない国家など存在しません。
こんなことを書けば、また、軍国主義者だとか、差別主義者だとか、おかしな方向に話をそらす人がいますが、米国だろうが、ロシアだろうが、イギリス、フランスであろうが、自国の国益を優先しますし、それをもって、軍国主義ではありません。
また、国家の第一の目的は、国民の生命を守ることです。米国であろうと、ロシアや英国であろうと、有事の際に、ヘリコプターの定員に対して、すべての国籍の人民を救えない場合は、まず、自国の国籍の人間を優先して救出します。
韓国において、有事が発生した場合も、韓国政府は、自国民を優先して救出するはずです。あたりまえの話だと思います。
米国の場合、日米安保条約がありますから、日本人を救出してくれるでしょう。しかし、韓国とは安保条約は結んでいません。
私は、日本政府の保護の及ばない韓国にいる日本人の安全をどう確保していくかについて議論をしています。
軍国主義者でも差別主義者でもありませんので、無用な議論はご無用です。
日本人の人命と安全について興味のない立場の人であれば、議論を続けても無駄です。
北朝鮮による攻撃の可能性はゼロではないにしても、それが(今のところは)韓国社会や、それ以上に人々の日常生活に直接影響を及ぼすほどの現実的な脅威というレベルにはなっていない。したがって、家を選ぶ場合も、その条件とはしていません。(私も北朝鮮に対する危機意識は一般の韓国の人ほど鈍感ではないにしても、この点は同じです。) もし貴方がソウルに居を定めるとしたら、漢江の北は必ず避けるということでしょうか?
日本国内の場合、大地震・津波のような大災害の方が心配ですが、国や自治体(そして各家庭)で決して万全ではない対策を取りつつも、「危険な所」に多くの人が住んでいるではないですか。
「どういう立場」というご質問ですが、たしかに「外国に居住する日本人の生命をいかに守るか」ということは大切なことだと思います。すると、(上の例でいえば)ある外国が日本に学校を造る場合地震や津波の可能性が高いと思われる所や原発の近くは(ふつうの日本の学校があるような所でも)避ける、という選択が賢明だということですね。とすると、それも論理的には一理あるとは思います。(もちろん、先にも書いたように大災害のような非常事態の中で、国籍等々は関係ないだろ、という考えも・・・。)
たぶん、これまでのやりとりでの見解の違いの根底には日本国籍を持っている国民であることに対するアイデンティティの「濃度」の違いといったものがありそうです。「国益」という言葉をふつうに(?)使っておられますが、過去国民が「国益」の名で排除されてきた事例はあまりにも多くあるので、「国」に密着しすぎると自らの墓穴を掘ることもあるというおそれを抱いています。
海外在住の日本人の生命を守ること自体が「目的」であればいいですが、少なくとも戦前はそれが「手段」として利用(悪用)されたりもしました。逆に「国益」に沿わない場合は見殺しにされたり・・・。
このあたりの感覚は、文字通り感覚の問題なので、議論しても不毛なだけですね。
私は、一貫して、日本政府の保護の及ばない異国の地において、日本人のご子息及びご家族の人命を自分たちが中心となり、どうやって守っていくかという立場でコメントさせていただいております。
通学の利便性については、カンナムの南に日本人学校を移転させれば、自然と日本人のご家族もその場所から近い場所に移ってくるのではないでしょうか?今でも、カンナム周辺に住む日本人はとても多いです。
ソウルの日本人学校は、高校生はほとんどいなくて、幼稚園児と小中学生がほとんどです。ですから、子供でも避難がしやすく安全な場所に学校があるべきだと思うのです。
なぜ、北朝鮮が侵攻してきた場合、真っ先に砲弾やロケット砲の雨が飛んでくる危険な場所に学校をつくらないといけないのでしょうか?
青瓦台(大統領官邸)が移転できないような危険な場所ならば、なおさら学校をつくるべきではありません。
有事の際、砲弾の雨が降ってくる場所へ、どうやって子息を助けにいくのか、具体的な手段を教えてください。
安全よりも、買い物や交通の便を優先させる親が、どこにいるのでしょうか?
ただ、一般的な庶民感覚として、子供の通学の安全性よりも北朝鮮の攻撃に対する安全性を優先させるという人がいたとしたら笑われるでしょう。(私も笑います。)
私は別に上岩洞を「すばらしい所」ともちあげているわけではありません。商業地・官庁・オフィス街・住宅地等々それぞれに適地があるように、学校の立地としてはむしろ良いのではないか、ということです。(比較の問題)
テポドンは、一発3億円もかかる高価なミサイルだそうです。3500億円の国家予算しかない、財政の苦しい北朝鮮が、何千発も所有することは困難です。
それよりは、射程30km~50kmの安価な速射ロケット砲や長距離砲を国境付近に多数配置し、ソウル市に向かって一斉射撃をする方が現実的です。
実際に先月の中央日報によると、北朝鮮は、5千以上の長距離砲を配置可能であると報道していましたよね。
そもそも、北朝鮮の国境に近いソウル市に首都を置いていることが、異常であるのですが、それに危機感をもたない韓国民がとても不思議です。
現在、地球上で、唯一の独裁者国家であり、米国の制止を無視し、独裁者の命令により核開発やミサイル開発を続けているのが、北朝鮮です。
高価なテポドンやノドンは、ソウルを攻撃するためのものではなく、日本や米国を攻撃することが目的であることは明確だと思います。
さて、二村(イチョン)ですが、確かに20年~30年前ですと、日本人が好んで住んでいた街です。しかし、今は、韓国の移住民推奨政策により、多くの東南アジアからの移住者が住みつく街となり、アパートなどの老朽化も加わり、街の様子は、20年~30年前とは、大きく変化ています。
私の知り合いの話だと、地元の小学校に通う生徒の半分は、東南アジアからの出稼ぎ労働者のご子息だそうです。治安も、昔と比べると、かなり悪くなったと聞きます。
私は、カンナムの中心に日本人学校を移転しろと言っているのではなく、カンナムから南もしくは、東、東南の地域です。最低、漢江の南側に位置することが、絶対条件です。
基本的に北朝鮮が侵攻してきた場合、日本の自衛隊が、ヘリコプターを着陸させて、救出が可能な校庭の広さと立地条件があればいいと考えています。
東日本大震災が起きた時も、地元の小中学校の校庭と体育館が市民の避難場所となり、また、自衛隊による救出の拠点になりました。韓国政府は、有事の自衛隊の救出活動を許可はしていませんが、最終的に、日本人を救ってくれるのは、米軍と自衛隊しかありません。
さて、現在の学校か移転した上岩洞が、すばらしい場所だと持ち上げていらっしゃるようですが、私は、決して住みたいと思いません。
そんなに、高級な街並みですばらしい場所なのであれば、青瓦台(大統領官邸)や韓国の国会、ソウル市役所などの官庁を移転させてはいかがでしょうか?
北朝鮮側は、大喜びすると思いますよ。
①「北朝鮮が侵攻してきたら・・・」ということは、60年以上前の朝鮮戦争の頃はいざ知らず、テポドンが空を飛ぶ現代ではほとんど無意味でしょう。第一、青瓦台(大統領官邸)からして危険極まりない所にある(笑)し、その他漢江の北の旧市街に重要な官公署・メディア関係の建物はいっぱいありますからね。
また多くのソウル市民同様ソウルの日本人たちもまず生活や仕事そして家賃等のことを考えて居住地を決めるわけで、政治や軍事のことは二の次でしょう。日本人学校の立地も同様です。(韓国人の学校も同様。)
※有事の際の「自国民だけ」の救出というのは、国際結婚が多い韓国の場合現実問題として困難です。ベトナム人嫁の韓国人と、米国籍の韓国人と、韓国人によく似た日本人をより分けたりしているうちに犠牲者が増えていったりして(笑)。
②江南(カンナム)方面は、たしかに1980年頃までは旧市街の周縁部で、牛を使って畑を耕している光景も見られたほどでした。
※コチラの記事の写真参照。→
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/b91c4f8a71d9a12263fff3587e3e08f4
しかしその後急発展して今では一番の現代的な街となりました。つまり、1980年日本人学校が江南の開浦洞(ケポドン)に建てられた頃とはエライ違いで、その間不動産価格はベラボーに高騰したわけです。
私が思ったのは、「地価が高い地域の狭い土地&建物よりも、地価が安い地域の広い土地&建物になったのだな」ということです。
③一方、2010年以降の新校舎の地・麻浦区上岩洞(サンアムドン)、駅名でいうとデジタルメディアシティ(DMC)はWカップサッカー競技場が造られて以降形成されたニュータウンで、その名の通りMBCやYTVといったTV局の新社屋もありますが、発展途上といったところの街でしょう。たしかに90年代までは蘭芝島(ナンジド)というゴミ埋立地が近くにあった貧しい地域でしたが、ここも大きく変貌した所で、その時代を背景にした「水色駅(スセギョク)」という映画も今年公開されています。→
http://ameblo.jp/kazumi-si/entry-12136301151.html
つまり、「今」の日本人学校一帯には「かつての」面影はない、ということ。
ここで教育の場としての環境を考えると、繁華な江南よりもDMCの方が良いと考える人が相当多いのでは? 渋谷駅の近く(大岡山や駒場あたりでもいいですが)と、横浜市港北区辺りのニュータウンと比較したらどうでしょうか? 繁華街だと車の量も多いし、騒音もあるし空気もよくないし・・・。
④ソウル市内の日本人集住地域として以前から知られているのは二村(イチョン)一帯です。南山の南、龍山の東南で、漢江の「北」です。
龍山の西方の麻浦駅近辺も日本人が多く居住している所です。同じ麻浦区でもDMCとは離れた所です。
江南に住む日本人も多いとのことですが、江南は広い地域で、「集住」しているというレベルでもないようです。オフィスが多く、そこで働く日本人の単身赴任者はその近辺に住む人が多いようですが、家族帯同者の場合は多くは二村や馬浦に住んでいます。
日本人学校のスクールバスは東部二村洞から出ています。学校が江南にあった頃は、漢江の橋を渡るのが交通渋滞のためすごく時間がかかったとのことです。
小中学生の子供がいる日本人家族がソウルに転勤した場合、親の勤務先(江南とか旧市街とか)よりも子供の日本人学校への通学の便を優先するケースの方が多いというのは私も理解できます。ということは二村洞か学校の近所を選ぶのが自然なところです。
実際に、「新校舎ができてからは上岩洞が新たな日本人集住地域になってきている」という内容の記事がありました。→
http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600004&year=2014&idx=1189
特に「家賃が安くて新築が多い」と人気だそうです。
⑤当のソウル日本人学校の学校運営委員長という方がどう思っているか? コチラのブログ記事中にあるのでご一読を。 →
http://blue-black-osaka.hatenablog.com/entry/20160327/1459045430
⑥こうした案件についての外交交渉では、双方の対称性・対等性といったものが前提となるのでは? コチラが相手に厳しく出れば相手方も厳しく対応するだろうし、コチラが何か要求するとなると、相手もなんらかの見返りを求めてくるでしょう。
どうも先のコメントではその点がチグハグのような印象を受けます。(相手には厳しいのに、コチラからはより好条件を望むのはムリがあるということです。)
ソウルの日本人学校は、カンナムという、現在では、ソウルを代表するビジネス街にありました。1980年の校舎を建設した当時は、まだ、田畑が多かった地域です。
しかし、繁華街の龍山区から田舎のカンナムに学校を移転させたのは、漢江の南側に位置するため、もし、北朝鮮が侵攻してきた場合でも、川を渡る必要がなく、釜山まで徒歩で避難ができるからです。
現在でも、ソウルに住む日本人は、このカンナムの周辺に住んでいます。
しかし、現在の日本人学校がある麻浦区は、漢江の北側に位置するため、橋が爆破されると、南へ逃げることができません。しかも、この麻浦区は、北朝鮮の国境から20kmしかない場所で、ソウル市がつくったゴの埋立地です。
ソウル市は、このゴミ埋立地に、ハイテク企業を誘致したかったのですが、あまりにも北朝鮮に近いため、企業が敬遠し、用地はなかなか売れなかったらしいです。そこで、ソウル市は、小中学校、高校などの移転地に切り替え、余った土地を日本人学校に売りつけました。
日本人学校の校長は、カンナムより以南で、土地を探していたはずです。
なぜ、漢江の北側で、しかも北朝鮮の国境にとても近い危険なゴミ埋立地に移転したのか、今でもわかりません。
日本人の親が住んでいる地域から1時間もかかり、しかも、漢江を渡らないと子供を助けにいけません。
しかも、地図をみればわかりますが、北朝鮮の侵攻ルートの最先端にあるので、もし、有事になれば真っ先に占領されてしまう地域です。
韓国政府は、有事の際、住民の救出(ヘリコプター)は自国民だけで、日本人は救出しないと明言しています。
カンナムの学校跡地は、購入して30年が経過し、高値で売却可能の場所で、ソウル市がゴミ埋立地の取得費を半分負担したというのは、まったくの嘘です。
私は、ゴミ埋立地をソウル市に買い戻してもらい、日本人が多く住む安全なカンナムの南側に移転すべきだと思います。
私の意見としては、民族学校関係の問題については、国益等
といった政治的観点からは距離を置いた方がいいのではと思います。
日本よりもはるかに信仰レベルほど「独島」愛が強く、その点では極度に「反日」の韓国にも日本人学校があるわけだし・・・。同様の論理でそれがなくなったら国益にも反するのでは?
なかなか説得力あるコメントで、「差別」か否かだけで論じるような問題ではないというのもごもっともです。(差別は「単なる」とか「低次元」というものではありませんが。)
桝添氏のやり方が不十分極まりないから初めからやり直すという点「だけ」なら特に異論はありませんが、そのアピールの仕方や世論(?)の反応等々をみると、なんか「やだな」という印象を受けてしまうということです。
フランス人学校に都有地を売るとの話が出たとき、問題になり、都議会及び北区の区議会で問題として取り上げられ、さらに、地元住民への説明会が何度も行われ、長い年月をかけ、地元住民の納得の上、売却された経緯はご存知でしょうか?
舛添氏が、地元住民にまったく説明もせず、都議会はもちろん、新宿区にも連絡もせず、勝手に某国の大統領と約束した話とは、まったく話が違います。
また、フランス学校は、フランス1国のための学校ではなく、フランスが植民地支配し、フランス語圏のアフリカ諸国、53か国の人たちの子息が通う学校です。アフリカ諸国で外交関係で日本に来ているアフリカ国民の子息のための学校を独自につくる資金がないため、フランス学校に併設させてもらっている形です。
友好国のフランスおよび今後のアフリカ諸国と日本との国交を深めるという日本の国益を勘案して、地元住民も納得しました。
外国政府からの要請で、動くのであれば、これは、もはや外交です。当然、外交は、知事の独断と偏見で決めることではなく、日本としての国益を考え決める事項です。
日本固有の領土を占領している韓国に都民の土地を提供し、どういう国益があるのかをはっきり説明する義務があります。
単なる差別だとか、低次元の話で語るべきではありません。