恋心とロマンと詩
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身も心も一つになって
2007-04-10 20:34

わたしは目をつむったけれど
あなたも欲情していることを
感じ取ることができたわ
あなたが以前にも増して
わたしを求めている事がうれしかった
そして、それはわたしを安心させたの
ひんやりとしてきたので
ちょっと目を開けてみると
あなたはじっとわたしのアソコを見ていた
やがて、わたしの花芯に指先を這わせる
覆いかぶさるようにしてわたしにキスをしながら
あなたは優しく愛撫を続ける

二人の唇が重なり
舌が絡み合う
愛しい思いに駆られながら
わたしは接吻に思いを込める
背筋を走る快感にやがて耐え切れず
わたしは小さなうめきをもらして
あなたの背中にしがみついたわ
無意識に腰が揺れる
あなたの指先がするりと中に入ってくる
その繰り返しにわたしは翻弄される
愛撫の嵐に
わたしは狂おしいまでに身悶える
「もう… 駄目…」
息も絶え絶えにわたしが叫んだとき
あなたはわたしの中に入ってきた
既に愛液があふれていたわたしは
あなたをやすやすと全身で受け入れていた
あなたも全身でわたしを感じ取ろうとするように
わたしの奥の奥まで入り込もうとする
わたしは膝を立て
あなたを迎え入れようと腰を浮かせる
あなたは両手で
わたしの手のひらを固く握りしめている
その手の結合と下半身の結合が
同時に前後に揺れる
揺れるたびにわたしはかすれた声を
漏らさずにはいられない
身体の中が溶けてしまいそう
頭の中がカスミかかったように
真っ白になってゆきそう
この密着感は何なのだろう
わたしはからっぽになった頭の奥で考える
まるで、すっぽりと空いた自分の空洞に
ちょうど一つしかない鍵を合わせるように
あなたはわたしの中に密着している
自分の身体の中からは
汲んでも汲んでも涸れない
泉のような熱いものが流れ出てゆく
二人が一つになっている部分からは
ひそやかな湿った音がもれ
わたしの情感をよりかきたてる
「ああぁ~…」
不意にあなたがうめく
あなたの動きが激しくなる
わたしも嵐に巻き込まれる船のように
無意識に動きを合わせる
わたしの中であなたそのものが
激しく躍動する
鼓動が高鳴る
愛欲が激しくぶつかり合う
欲情が突き上げてくる
ああぁ~
今までにない激しい官能の疼き
身も心も一つになって激しく蠕動する二人
堪え切れなくなって登りつめたその極みで
あなたは激しく果てる
そしてわたしを初めて深い
底知れぬ悦楽へといざなう
ああぁ~ あなた、愛しい人
わたしをこのまま離さないで
by レンゲ
『萌えたい女 (2007年6月28日)』より
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メチャ、すっげぇ~ こういう詩を書く女が ホントに居るのかよォ~ |
僕は、マジでこのように感じて愕然としてビックリこいたのですよォ~。
デンマンさん。。。これって、マジですの?
もちろん。。。僕は大真面目で驚いたのですから。。。
でも、デンマンさんは誤解していますわ。
ん。。。? 僕が誤解している。。。?
そうですわ。デンマンさんはあたしが性愛の渇望に悩まされていると思い込んでしまったのですわ。
ちがいますよゥ。。。僕は、レンゲさんが性愛の渇望に悩まされているとは思っていませんよ。
。。。あたしは。。。、あたしは。。。あのォ~。。。習作のつもりで。。。
分かっていますよゥ。。。習作でも、戯作でも、愚作でも。。。何でもいいですよ。でも、詩のテーマは何か?と聞かれたら、僕は迷わず言い切ることができますよ。“セックスとは、愛を基盤とした自由なものであるべきだと、わたしはずーっと信じてます!”。。。レンゲさんは、かつて僕にこのように言ったことがありますよ。上の詩は正に、このテーマがリフレインとなって行間に流れていますよ。
そうでしょうか?
もう一度読み返してくださいよ。僕の言っていることが思い当たるはずですよ。
それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?
つまり、上のテーマを胸に秘めて、レンゲさんは、詩と愛とロマンの中で坂田さんに抱かれて萌え萌えになったのですよねぇ。。。それで。。。その。。。その感動の中で悦び、シビれてレンゲさんは深く激しくイッタのですよォ~。
そうでしょうか?
そうでしょうかって。。。イッたレンゲさんが一番良く分かっているでしょう?
。。。なんだかぁ。。。なんだかぁ。。。このように晒されて、あたし、恥ずかしいですわぁ~
でも、僕の言っていることが分かるでしょう? イクことは技巧ではないのですよ。“ベッドで愛し合うための「いろは48手」”ではないのですよ。レンゲさんの場合、大切なのは、あくまでも詩と、愛と、ロマンですよ。つまりねぇ、“オンナは永遠に「恋」をしたい”のであれば、詩と愛とロマンを胸に秘めながら、レンゲさんが詩に書いたようにしてイクのですよ。つまり、技巧ではなく、オツムでイク、と言うことですよ。分かってもらえましたか?
でも。。。でも。。。
でも、何ですか?
洋ちゃんは詩には見向きもしないのですわア。
だから、僕は何度となく言ったでしょう?犬だって芸の一つや二つは覚えるものですよゥ。辛抱強く清水君に詩の喜びを教えてくださいよねぇ~。

(うんざりとした表情を浮かべて、レンゲさんは無言です。)
【レンゲの独り言】

あたしだって、デンマンさんの理屈が分からない訳ではないのですわ。
でも、洋ちゃんと犬を一緒にして欲しくないのですわよゥ。
詩の中に情熱を見い出す事ができるか?できないか?は、
犬が芸を覚えるのとは訳が違うと思うのですわよねぇ~。
あなただって、そう思うでしょう?
恋心、ロマン。。。
洋ちゃんだって、分かると思うのですわぁ。
でも、マンネリしているのよねぇ~
それをどうしたらいいの?
技巧じゃダメなんですってぇ~
やっぱり、ベッドの48手ではダメみたい。。。(苦笑)
でも、詩でもダメだと思うのよねぇ~
『恋心とロマンがムカつかせるのよ (2007年12月21日)』より
レンゲさん。。。僕がつばを飛ばしながら、レンゲさんに幸せになってもらうために一生懸命になって話をしたのに結局分かってもらえなかったのですね?
そんな事はありませんわ。あたし。。。おとといの晩、ずいぶんと考えさせられましたわぁ~。
でも、独り言の最後に言っているでしょう? “詩でもダメだと思うのよねぇ~”って。。。
あたしは洋ちゃんが詩に興味を持つように、ずいぶんと努力したのですわ。でも、リンゴが嫌いな人にいくらリンゴが旨いと言っても食べてくれませんわ。それと全く同じ事ですわ。どのような詩を見せてもダメなんです。洋ちゃんは見向きもしないのですわ。
つまり、レンゲさんは上の詩に書いたように坂田さんとは身も心も一つになれるのに、清水君とは体は一つになっても、心までは一つになれないと言うことですよね。。。それで、毎晩ベッドで愛し合っているにもかかわらず、ふとレンゲさんが独りになって自分を見つめる時、心の奥深いところで虚しさを感じる。。。そう言う事なんでしょう?
たぶん。。。あたしと洋ちゃんは相性が良くないと思うのですわぁ~。
相性なんて在(あ)って無いようなものですよ。“相性が合わないから離婚する” “相性が合わないから付き合わない” “相性が合わないからイケない”。。。つまりねぇ、人間関係がうまくゆかない時の言い訳のために“相性”を持ち出すのですよ。
。。。で、デンマンさんは誰かと相性が合わないと言う事はないのですか?
もちろん、そのように感じることはありますよ。でも、相性が合わない事を言い訳にはしませんよ。
。。。で、相性が合わないと思った時にはどのようにするのですか?
だから、相性が合うように努力しますよ。
どのように。。。?
かつてレンゲさんは僕に次のようなすっご~♪~い絶交状を書いたことがあったのですよ。