パンツと心のぬくもり


今、一番居なくなって困る人

前略
まだ1月、寒さが続きますね。
入院などしないように。
今、一番デンマンさんが居なくなると困ります。
その次が私の髪の毛をストレートにしてくれるパーマ屋の人。
その次が長~い付き合いの歯医者さん。
私の事を良く知って頼っていた人が急に居なくなると困ります。
父のように、もう会えないのは困ったです。
乱筆ですいません。
早々
小百合より
2008年1月7日
『菊ちゃんを旅する (2008年1月19日)』より

小百合さんからもらった手紙をデンマンさんは自慢したいのでござ~♪~ますか?

違いますよう。僕がチョウのパンツを“愛のプレゼント”として小百合さんに送った理由を卑弥子さんがしつこく詮索するから、僕は上の手紙を持ち出してきたのですよう。
つまり、その理由と関係があるのでござ~♪~ますか?
もちろんですよう。
マジですか?。。。また、回り道をして、どうでもよいような手紙を引用しているのではありませんか?
この手紙は、理由を説明するために極めて大切なんですよう。
。。。んで、どうしてデンマンさんは、小百合さんにとって“一番”なのでござ~♪~ますか?
それは小百合さんの次のメールを読むと分かるのですよう。
Subj: RE: 長い電話お疲れ様でした。
Date: 01/10/2007 1:52:14 AM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 10月1日 午後5時52分
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com
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長い電話お疲れ様でした。
良くわかりました。
経理をしなくてはいけない。
それも13年分。
誰にたのもうか?
レシートもなくてと迷って朝方まで寝られない夜が毎晩だった時、
デンマンさんと話して、ここまで経理が進んだことをホットしてます。
いくら 請求がきても カナダに納めるのならいいやと思いはじめました。
バーナビーで夏休みを過ごすことは 毎年私の支えの時間でした。

あの古い家は、夏休みで休むというより
ペンキ、芝のクローバむしり、
りんごの木の手入れ、
玄関まで高く長い階段のペンキはがしや、
しばらくみがかないガラス、
シミだらけのじゅうたん、
BASEMENTはランドリーのホコリとくもの巣、
行けば、掃除ばかりの家に大変でしたが
また戻りたいと思っていました。
実父の病気に、もう自分勝手にしていては駄目だ。
と今年決意しました。
こんな私でも欲しい物があります。
別荘です。
場所は長野です。
買ったら元家主の藤田桃子さん夫婦も招きたいです。
よかったらデンマンさんも。
日本だったら、親をおいていくことなく、ゆけます。
でも、29才からバーナビーで夏休みを過ごすことができた事は
私の人生にとって良かったと思います。
ではまた。。。
小百合より

『軽井沢と小百合さん (2007年12月4日)』より
分かるでしょう。。。小百合さんは、迷って朝方まで寝られない夜が毎晩だったのですよう。
どうして、小百合さんはそれ程思いつめて悩んだのでござ~♪~ますか?
13年分の経理をする事って大変な事ですよう。
それ程、大変な事でござ~♪~ましょうか?
あのねぇ~、日本でも、一頃“マルサの女”という言葉が流行になったことがあったでしょう。
マルサの女

『マルサの女』は、1987年度公開の日本映画。
監督と脚本は伊丹十三。
マルサ(国税局査察部)に勤務する女性査察官と、脱税者との戦いをコミカルかつシニカルに描いたドラマ。
伊丹の最高傑作と位置付ける意見は多い。
港町税務署のやり手の署員・板倉亮子は、管内のパチンコ屋の脱税、老夫婦の経営する食品店の売上計上漏れを指摘するなど、地味な仕事を続ける毎日。
そんなある日、権藤英樹の経営するラブホテルに脱税のにおいを感じて聞き取り調査を行うが、強制調査権限のない税務署の限界もあり、巧妙に仕組まれた脱税を暴くことができない。
亮子は強制調査権限を持つ国税局査察官(通称「マルサ」)に抜擢され、異動となる。
女性らしい視点から数々の功績をあげ、やがて仲間からの信頼も得るようになった亮子。
ある日、権藤に捨てられた女からの密告がマルサに入る。
税務署時代から目をつけていた権藤の捜査に気合いが入る亮子。
そして権藤に対する本格的な調査が始まる事になった。
暴力団、政治家、銀行、地上げ屋が一体となった巨悪との戦いが始まった…
確定申告や脱税と無縁の一般社会においては、玄人筋や富豪層の間でしか語られる事のなかった国税局の査察部(マルサ)を世に知らしめた映画である。
エンターテイメントの題材になりえなかった脱税が現実のバブル経済と符合した結果、複雑なカネの流れが見事にストーリーに組み込まれている。
犯人の逮捕や事件の裁判ではなく、脱税の証拠を見つければ勝負が決まるとした設定が、脱税者とマルサの攻防にスピードとスリルを生んだ。
伊丹本人は本作制作の動機について、『お葬式』などのヒットによる収益を税金でごっそり持って行かれたために、税金や脱税について興味が湧いたため、と語っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり、カナダ人のマルサの女が小百合さんの脱税を摘発したのでござ~♪~ますか?
やだなあああぁ~。。。違いますよう。小百合さんは脱税をたくらむような悪い女じゃありません。そのことは僕が99.99%保証します。
でも、13年分の経理をしなければならなかったと小百合さんは書いていますわ。
小百合さんはねぇ、空いている部屋を知り合いに貸していた。ただそれだけですよう。営業目的で貸していたわけじゃない。空いているので、もったいないから貸していた。その事が税金の対象になるとはマジで知らなかったのですよう。
。。。んで、ジューンさんを太らせたようなカナダのマルサの女が小百合さんの“山の家”へ押しかけて行って、小百合さんをビックリさせてしまったのでござ~♪~ますか?
あのねぇ~、カナダ人のマルサの女が小百合さんがバーナビーで借りていた“山の家”に押しかけた訳じゃないのですよう。
それなのに、どうして小百合さんは、それ程悩むのですか?
考えてもみてくださいよう。小百合さんはカナダ移民でも、カナダ市民でもない。観光でカナダへやって来て“山の家”を借りていただけですよう。だから、カナダのマルサの女が動き始めるとは思ってもいなかった。それで、ビックリしてしまったのですよう。
。。。んで、デンマンさんに助けを求めたのでござ~♪~ますか?
実は、上のメールの中にも出ているけれど、藤田桃子さん夫婦が僕の友達なのですよう。小百合さんはまず桃子さんに相談したのです。
それで桃子さんがデンマンさんを小百合さんに紹介した訳なのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。僕がカナダのマルサの女と知り合いなので、桃子さんが小百合さんに、その事を話したわけなのですよう。
上の写真のカナダのマルサの女って、ジューンさんとよ~♪~く似てますよね?もしかして、ジューンさんの妹か、お姉さんでござ~♪~ますか?
いや。。。全く関係ありません。いつものように僕がコラージュして作ったのですよう。うしししし。。。
つまり、ただそれだけの事で、デンマンさんは小百合さんの“一番”になってしまったのでござ~♪~ますか?
“ただそれだけの事”という言い方は無いでしょう?小百合さんにとっては全く予期しなかった事。。。夏に大雪が降るような異変だったのですよう。だから、迷って朝方まで寝られない夜が毎晩だった、と言っているのですよう。
そのようにして思い悩んでいる小百合さんの前に、デンマンさんは白馬にまたがる西洋の騎士のように現れたのでござ~♪~ますか?
そうですよう。

だから、僕は小百合さんに言ったのですよう。「小百合さん、心配する事はないよう。僕がしゃしゃり出たからには、大船に乗った気持ちで、何も考えずにグッスリと眠ってねぇ~」
。。。んで、上のように膝枕をしてあげたのでござ~♪~ますか?
いや。。。上の絵は僕がコラージュして作ったのですよう。うしししし。。。
デンマンさんは、何でもコラージュして作ってしまうのですわねぇ~。。。んで、この事とチョウのパンツが関係あるのでござ~♪~ますか?

いや。。。パンツの話になるのは、まだこれからですよう。
だから、回りくどい事は言わずに、早くパンツの話をしてくださいな。
卑弥子さん。。。、あまりせかせないでくださいよう。物事には順序と言うものがあるのだから。。。順序どおりに話さないと誤解を招くか、よく理解してもらえないのですよう。
だったら、簡潔にお願いしますわ。
僕は小百合さんの期待に応(こた)えて一生懸命に経理の仕事を進めてマルサの女と掛け合ったのですよう。
。。。んで、小百合さんはデンマンさんの働きぶりに感激なさったのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。小百合さんは次のようなメールを書いてくれたのですよう。

Subj:本当はチョコを送っていいのか、
1ヶ月考えていたのです。

Date: 08/04/2008 4:43:56 AM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 4月8日 午後8時43分
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com
わかりました。
一応 画面で読むと時間がかかるので、プリントして読んで見ます。
Janetの時も大変でしたよ。 なんでもかんでも
サインしていいのか、プリントして 訳して、夜 寝ずに訳してましたよ。
今回は翻訳がパソコンで読めるかも、メールや弁護士からのフォームは
翻訳できませんからね。
ブログで忙しい デンマンさん
本当はチョコを送っていいのか、1ヶ月考えていたのです。
八ツ橋はチョコをごまかすための、オマケでした。
だって、私だって 主人以外にチョコを送るのは
何十年ぶりでしたから、
後でメールします。
私はいつも 駆け足。駆け足。でも今年の夏を見送ると
来年また 悪いことおきて 不動産に手をだせなくなります。
今 この時期にやらないと スムーズにいかなくなるのです。
どうしても この春決めないと、この夏が無駄になってしまうのです。
遅い返信でごめんなさい。
小百合より

『チョコに迷って。。。(2008年4月12日)』より
デンマンさんが小百合さんのために一生懸命に頑張ったので、小百合さんがチョコと八ツ橋をバンクーバーまで小包みで送ったのですか?
そうなのですよう。帝国ホテルのチョコと生八ツ橋を送ってくれたのですよう。


デンマンさんは、どうして八ツ橋を強調するのでござ~♪~ますか?
あのねぇ~、小包で郵送する場合には、日持ちの良さなども考えて生八ツ橋ではなく、おせんべいのような固い八ツ橋の方がいいのですよう。
つまり、上の2つの写真の茶色の方ですわね?
そうですよう。ところが小百合さんは生八ツ橋を送ってくれたのですよう。
たまたま、生八ツ橋が手元にあったからではないのですか?
あのねぇ~、普通、生八ツ橋なんて買っておかないものですよう。チョコレートならば分かりますよう。でも、生八ツ橋はチョコレートほどポピュラーではないのですよう。卑弥子さんだって、生八ツ橋を食べるよりもチョコを食べる方が圧倒的に多いでしょう?
そうですわねぇ~。でも、どうして、デンマンさんは生八ツ橋にこだわるのでござ~♪~ますか?生八ツ橋とパンツが関係あるのでござ~♪~ますか?
あるのですよう。これまでいろいろと話してきたのは、この生八ツ橋を取り上げたかったからですよう。
つまり、小百合さんがあえて生八ツ橋を選んだという事でござ~♪~ますか?
その通りですよう。
でも、小百合さんは書いていますわ。「八ツ橋はチョコをごまかすための、オマケでした」と。。。
確かにそのように書いています。しかし、僕はオマケではないと思うのですよう。むしろ、チョコよりも生八ツ橋の方こそ、小百合さんが送りたかったものだと思うのです。
なぜでござ~♪~ますか?
いよいよ、僕がチョウのパンツを“愛のプレゼント”として小百合さんに送った決定的な理由を話します。
もったいぶらないで教えてくださいましな。
でも、その前に菊ちゃんの愛の世界について、僕は話さなければならないのですよう。
また。。。また。。。長い引用でござ~♪~ますか?
これが最も重要なところですよう。この話をしないことには決定的な理由が理解できないのですよう。
分かりましたわ。簡潔にお願いします。
菊ちゃんは、終生、7歳のオツムのままだったけれど、お嫁さんになる事が夢だったのですよう。
もしかして。。。もしかして。。。菊ちゃんはデンマンさんのお嫁さんになりたかったのでござ~♪~ますか?
以前、その事で記事を書きました。簡潔にまとめたから、ちょっと読んでみてくださいね。