ローズティーと必死剣鳥刺し(PART 1 of 3)
こんにちは。ジューンです。
バラのハーブティーには、
花びらを使ったローズティー(バラ茶)と
バラの実をつかったローズヒップティーがあります。
一口にバラと言っても、いろいろあります。
ローズレッドはオールドローズの一種で、
香水の原料としてもよく使われます。
ピンクのローズを使ったローズピンクのほか、
紫の花を使ったローズパープルもあります。
ローズバッズは、バラのつぼみを使うものです。
普通の紅茶にバラをブレンドして
入れることもできます。
面倒くさい人はティーパックになっているタイプ
を利用したらよいでしょう。
ティーポットの中でバラの花びらが舞う様子を
楽しむのもいいものです。
ローズバッズなら、普通に紅茶を入れたあと
直接カップに浮かべることもできます。
じっくり待つとバラのエキスが紅茶にうつり、
ほんのりと香りがたちます。
たまには、あなたもバラの香りを楽しんでくださいね。
『ローズティーと生ツ八橋(2010年11月19日)』より
デンマンさん。。。何でジューンさんを登場させるのでござ~♪~ますか?
たまにはジューンさんをページの初めに紹介しても、いいじゃありませんか! 卑弥子さんは僻(ひが)んでいるのですか?
別に僻んでなんていませんわ。。。ただ、これまでのお話の流れを考えるとジューンさんは全く関係ないと思いますわ。
そんな事はないでしょう。。。タイトルにも『ローズティーと必死剣鳥刺し』と書いてあるでしょう!。。。その「ローズティー」をジューンさんが説明しているのではありませんか!
でも、今日のお話はローズティーよりも『必死剣鳥刺し』がテーマでござ~♪~ますわ。
『必死剣鳥刺し』
死ぬことさえ、許されない。
ならば、運命を斬り開くまで。
写真の女性は主題歌「風に向かう花」を歌うalanさん。
「運命を切り開くのは自分自身というメッセージを込めて歌いました。
どんな困難があって辛くても、この曲を聴いて前向きに頑張ろうと思ってくれたらうれしいです」と曲に込めた想いを語った。
2010年製作/東映/114分
出演:豊川悦司 池脇千鶴 吉川晃司 戸田菜穂 村上淳 関めぐみ 小日向文世 岸部一徳
監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
脚本:伊藤秀裕、江良至
2010年7月10日(土)全国公開
あの日、あの時、何かが狂い始めた──。
仁義と愛慕。
武士道と政道。
組織と個人、そして男と女。
生きるほどに生じる運命の不条理を、江戸の世を舞台に静謐な筆で描き切る藤沢周平“隠し剣”シリーズ。
中でも現代に通じる傑作と名高い「必死剣鳥刺し」が、名匠・平山秀幸の手により、人間普遍の物語として甦る。
剣豪ゆえに陥る宿命に対し、最後は己を爆発させる主人公の姿は「人生のままならなさ」、「人はいかに命を全うするか」という永遠の問いを観る者の胸に刻みこむ。
そして文字通り激烈なクライマックスは、邦画史における新たな神話となるであろう。
悲運の剣の達人・兼見三左エ門に今スクリーンで最も輝く男、豊川悦司。三左エ門の姪でありながら、密かに想いを寄せるヒロイン・里尾に池脇千鶴。
情緒纏綿たる世界がここに見事に誕生した。
【あらすじ】
時は江戸。
東北は海坂藩の近習頭取・兼見三佐ェ門(豊川悦司)には、消そうにも消せない過去があった。
物頭をつとめていた三年前、藩主・右京太夫(村上淳)の愛妾・連子(関めぐみ)を城中で刺し殺したのだった。
最愛の妻・睦江(戸田菜穂)を病で喪った三左ェ門にとって、失政の元凶である連子刺殺は死に場所を求めた武士の意地でもあった。
しかし、意外にも寛大な処分が下され、一年の閉門後、再び藩主の傍に仕えることになる。
腑に落ちない想いを抱きつつも、身の周りの世話をする亡妻の姪・里尾(池脇千鶴)との日々の中で三左ェ門は再び生きる力を取り戻してゆく。
そんなある日、中老・津田民部(岸部一徳)から思わぬ話を持ちかけられる三左ェ門。
それは、彼を天心独名流の剣豪だと知っての相談であり、「鳥刺し」という必勝の技(わざ)を「お上のために役立てろ」という秘命でもあった。
その者の名は直心流の達人であり、藩主家と対立しているご別家の帯屋隼人正(吉川晃司)だった。
そして待ち受ける隼人正との決着の日。三左ェ門は、想像を絶する過酷な運命に翻弄されていく。
SOURCE:
http://cinema-magazine.com/f/2075/i
デンマン注: 写真と写真の説明はデンマンが加えたものです。
卑弥子さんはナウい映画よりも時代劇の方が趣味なのですか?
だってぇ、あたくしは源氏物語を研究している者ですわ。 京都の女子大学では「日本文化と源氏物語」を講義しているのでござ~♪~ますう。 当然、時代劇には関心がありますわ。
ローズティーには関心がないのですか?
もちろん、関心がありますわ。。。でも、今日はおとといの続きですわ。 11月19日には『ローズティーと生ツ八橋』というタイトルでお話して、『必死剣鳥刺し』がローズティーと生八ツ橋に関係あると、デンマンさんはおっしゃったのでござ~♪~ますわ。
よく覚えていますねぇ~?
まだ、おとといのことですもの。。。それで、上の映画のどういう所にデンマンさんは感銘を受けたのでござ~♪~ますか?
あのねぇ~、上の説明にも書いてあるけれど、映画の内容は現代にも通じるのですよう。時代劇だけれど、人間普遍の物語として描かれている。
だから、具体的には、どういうことなのですか?
要約すれば次のようになるのですよ。
剣豪ゆえに陥る宿命に対し、
最後は己を爆発させる主人公の姿は
「人生のままならなさ」、
「人はいかに命を全うするか」という
永遠の問いを観る者の胸に刻みこむ。
そして文字通り激烈なクライマックスは、
邦画史における新たな神話となるであろう。
デンマンさん!。。。これは上の説明の中に書いてある事をそのまま書き出しただけではござ~♪~ませんか!
いけませんか?
ダメですよう! 引用でごまかさないでくださいなァ。 デンマンさんは実際に飛行機の中で上の映画を見たのでしょう?
もちろんですよう。
だったら、ご自分の言葉で説明してくださいなァ。
分かりました。 卑弥子さんがそれ程までに言うのならば僕の言葉で説明します。。。まず次のニュース記事を読んでみてください。
ロッキード事件
元運輸省事務次官の若狭得治が(全日空の)天下り副社長に就任した。
1972年に社長に就任する。
その後若狭の指導のもとにマクドネルダグラスDC-10の発注は取り消され、代わりにロッキード L-1011 トライスターの発注が決定された。
ロッキード L-1011 トライスターの導入が進んでいた1976年2月4日に行われたアメリカ上院外交委員会の多国籍企業小委員会公聴会において、ロッキード副会長のアーチボルド・カール・コーチャンと元東京駐在事務所代表のジョン・ウイリアム・クラッターが、全日空がマクドネルダグラスDC-10の発注を取り消し、L-1011 トライスターを導入するように働きかけるために、日本においてロッキード社の裏の代理人的役割をしていた児玉誉士夫に対し、1972年10月に「(全日空へL-1011 トライスターを売り込むための)コンサルタント料」として21億円あまりを渡したこと、次いで児玉から、政商の小佐野賢治やロッキード社の日本における販売代理店の丸紅などを通じ、当時の首相である田中角栄に対して5億円が密かに渡されたことを証言した。
この証言は日本国内で大きな波紋を呼び、その後捜査が進められ、マクドネルダグラスDC-10型機の導入を進めた大庭社長を「M資金」に絡むスキャンダルをでっち上げて追い落した若狭社長と複数の全日空幹部が、全日空から政界への贈賄工作を行ったとして逮捕された。
さらに、政界工作の謝礼として、ロッキードから児玉や小佐野を通じて流れ込んだ5億円を受け取った容疑で田中元首相他多数の政財界人が逮捕され、さらに数人の不審死者や自殺者を出すなど、「ロッキード事件」と呼ばれる大疑獄事件となった。
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロッキード事件と『必死剣鳥刺し』が関係あるのでござ~♪~ますか?
上の説明の中で数人の不審死者や自殺者を出したと書いてあるでしょう。 この不審死者や自殺者は明らかにされてない。
どうしてでござ~♪~ますか?
明らかにすると、その上司の首が飛ぶからですよう。 つまり、疑獄事件では、たいてい“スケープゴート”と呼ばれる人間が自殺などをして事件がうやむやになって、黒幕が罪から逃れる。
『必死剣鳥刺し』にもスケープゴートが登場するのでござ~♪~ますか?
そのスケープゴートこそが主人公の近習頭取・兼見三佐ェ門ですよう。。。そのような意味で、『必死剣鳥刺し』は現代に通じる人間普遍の物語なのですよう。
三佐ェ門さんは自殺なさるのでござ~♪~ますか?
いや。。。殺されてしまうのですよう。。。でも、ただ殺されるのではない。 利用されつくした挙句、不条理に殺されてしまう。
どういうことですか?
あのねぇ~、三佐ェ門さんは幸せで平凡な人生を歩んでいたのです。
(すぐ下のページへ続く)