ファッション議員批判(PART 1)


Subj:小百合さん、おはよう!
ルンルン気分で軽井沢タリアセン夫人に
なりきってますか?きゃはははは…

From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date:Tue, Nov 2, 2010 2:11 pm
日本時間:11月3日(水)午前6時11分
バンクーバーは秋も深まりました。
街路樹の葉っぱも黄色が目立つようになってきました。
今日もバンクーバー市立図書館にやって来ましたよ。

ウェストエンドの住宅地を歩いてくると、ところどころにメープルの木があって真っ赤な葉っぱがまるで火炎のように天に向かって伸びているのです。
つい立ち止まって見とれてしまいます。
「メープルの葉っぱって黄色なのね!?」
大長寺で逢った時に小百合さんは、そう言ったけれど、メープルには13種類ぐらいあってカナダの国旗に使われているのは真っ赤になるメープルの葉です。

そうなのです。マジで真っ赤になるメープルの葉もあるのですよ。
今度バンクーバーにやって来たら、ぜひ真っ赤なメープルの葉をしみじみと眺めてね。
昨日は、デンマンモールにあるジョーのスーパーマーケットでplain bagel(べーグル)を買いました。
1個が49セントです。
日本円だと40円ですよ。
10月7日に熊谷へ行った時、駅ナカの Saint Etoileでplain bagel を買ったら1個で150円だった。
大きさはバンクーバーのべーグルの方が一回り大きいのですよ。
もちろん、味を比べるために、急に思いついて買ってみた。
硬さも味も食感も、ほとんど日本のものと変わらなかった。
要するに、plain bagel を日本で買うと、ほぼ同じものが4倍するんだよね。
昔、US$1.00 が360円だった頃には、ちょうど逆の現象が起こっていたよ。
カレーパンがUS1ドル(360円)なら、日本では100円で買えたものです。
そういう時代もあったんだよね。
小百合さんがお土産に買ってくれた「柚子こしょう」をラーメンに入れてみようと思って、ジョーのスーパーマーケットでbeef 味のインスタントラーメンを買いました。
1個85グラムで25セント。日本円で20円!!
信じられないでしょう!?
中国か台湾か韓国で作られたと思いきや、なんとMade in USAなんだよ!
おそらく、ロスかシスコの中国人か、韓国人が作っているのかも。。。
それをカナダでは3本の指に入るような大手の食品販売会社のLoblaws Inc.が輸入販売している。
味は日本製のインスタントラーメンとほとんど変わらない。
20円だということを考えれば安くて旨い!
味をもっと引き立てるために「柚子こしょう」を入れてみました。
う~~ん。。。
柚子の味はしたけれどイマイチ!

「長崎ちゃんぽん」の店で「柚子こしょうドレッシング」を入れて食べた時の劇的な味の変化がない!
どうして?
「長崎ちゃんぽん」の店の「柚子こしょうドレッシング」には、柚子と胡椒の他に、何か別の物が入っているのだろうか?
もしかすると、小百合さんと一緒に食べたので劇的な味の変化が起こって旨く感じたかもね。
きゃはははは。。。
とにかく、小百合さんは、軽井沢タリアセン夫人になりきってルンルン気分で毎日をエンジョイしてね。
じゃあ、バ~イ!


デンマンさん。。。メープルの真っ赤な葉っぱをバンクーバーでぜひ見たいものですわ。

今すぐにでも、その気になればバンクーバーにやってこれるでしょう!?
ええ。。。でも、若い頃のように自由気ままに海外へ出てゆくわけには行きません。
小百合さんも日本で長く暮らして角が取れたということですか?
そうですわね。 子供の教育とか、実母の介護とか、義父の介護とか、。。。頭の痛いことが私の肩に押しかかっている閉塞感に喘(あえ)いでいるのですわ。
どのように生きても一生は一度きりですよ。
分かっていますわ。でも、若い頃のように自由気ままに飛び出せません。
親戚だとか栃木の田舎の近所の人の目や口が気になるということですか?
それが日本で暮らす者の現実ですわ。
小百合さん。。。世界は広いのですよ。日本だけが“現実”ではないのですよ。
分かっています。 ただ私はデンマンさんのように割り切れないのですわ。何もかも放り出して逃げるなんてできません。
あのねぇ、何も逃げる必要はない! 18歳を過ぎたら一人一人が自分の人生には自分で責任を持つのですよ。18歳を過ぎた大人が家族や友人や知り合いに寄りかかって生きている国は先進国のうちでは日本ぐらいなものですよ。
そうでしょうか?
そうでしょうかってぇ。。。小百合さんだってカナダでの生活が通算で5年以上になる。カナダ人は18歳になれば、たいていの人が親の援助を期待しない。自分でバイトして大学や専門学校に行く。お金がなくなれば休学して働いてお金をためて大学に戻る。老後も自分の子供に期待する人は少ない。つまり、個人主義ですよ。100年程前から3代が一つ屋根の下で暮らすなんて稀です。僕は、この20年間にそんな家族を一度も見たことがない。これがカナダの現実ですよ。
日本もいづれ、そうなんるのでしょうね。。。でも、周りを見ると日本では私の家族のように3代一緒に住んで、お互いに寄りかかって暮らしている家族も多いですわ。
しかし、日本でも核家族が増えているでしょう。だから、最近では、老人の自殺者、孤独死が多くなっている。要するに、個人主義ということが良く理解されてなくて、「個人主義」は悪い事のように思われている。それで、家族が寄りかかって生きることが当たり前のように思われている。でも、カナダの個人主義を見慣れた小百合さんにとって、寄りかかって生きている日本の家族の雰囲気の中で暮らすのはストレスが溜まるでしょうね?
分かりますか?
もちろん、分かりますよ。個人主義、自由主義を知ったものにとって、実母の介護や、義父の介護に足を引っ張られるのは、“大変”を通り越して小百合さんにとっては“理不尽”に思えるだろうからね。。。
デンマンさんは、お見通しですわね。
日本で個人主義を押し通したら“人でなし”と呼ばれて栃木の田舎では“村八分”になってしまいますよ。そうでしょう!?
その通りですわ。だからバンクーバーの真っ赤なメープルの紅葉を見に行けないのですわ。
うん、うん、うん。。。僕にも小百合さんのジレンマが分かりますよ。
どうしたらよいのでしょうか?
うん、難しいよね。日本で暮らす限り個人主義を押し通すと角が立つからね。
どうしてでしょう?
日本の政治家に利己主義者が多いからですよ。
利己主義の政治家ですか?
そうですよ。。。蓮舫議員が利己主義政治家の悪例ですよ。
どうして。。。?
あのねぇ、かつて民主党の鳩山首相が所信表明で次のように言っていた。
2009年10月26日の鳩山首相の所信表明演説の中でも『水戸黄門』に出てくるような話をしていましたよね。
首相が8月に衆院選の応援演説で青森県を訪問した時、職に就けずに息子が自殺した老母から
「毎年3万人以上の命が絶たれているのに政治には実感が乏しい」
と訴えられたエピソードを鳩山さんは紹介していました。
鳩山さんは次のように言ったのでした。

おばあさんのその手の感触。その目の中の悲しみ。
私には忘れることができないし、断じて忘れてはならない。
(中略)
『最も大切なこと』をおろそかにし続けた政治と
行政への痛烈な批判。その声に謙虚に耳を傾ける」
うん、うん、うん。。。
鳩山さんの所信表明演説は実に素晴らしかった。

“無血の平成維新”
鳩山さんは、そう言ったけれど、やっていることを見ると“無血の平成維新”から程遠い!
なぜ?
亀井人事を見ればすぐ分かる!
民主党は『官僚の天下り・渡り禁止』と常々言っていた。
それなのに元大蔵官僚の斉藤氏を日本郵政新社長に起用したのですよう。
確かに斎藤氏は官僚出身でも、民間で14年間働いていた事になっている。
しかし、今回の選挙で民主党が選ばれたのは、自民党の愚かな政治のやり方にうんざりしたから国民は民主党に期待した。
もともと亀井さんは新政府にお呼びではない人なのですよう。
どうして?
国民は民主党に期待を寄せたのです。
国民新党など“屁のツッパリにもならない”と国民は判断したのですよう。
要するに、日本国民は亀井さんの入閣などまったく期待もしていない。望んでもいないのですよう!
国民が主役の政治になってない!
亀井さんが入閣したことは日本の政治が国民の総意ではなく民主党のエゴに基づいて行われている事の証拠なんですよう。
つまり、民主党に“無血の平成維新”を決行する人が居ないことの証拠ですよう。
『鳩山首相の致命的な欠陥とは?』より
(2010年5月10日)
(すぐ下のページへ続く)