カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

第十三番札所 石山寺

2012-05-01 11:04:07 | 西国三十三所巡礼
西国三十三所観音霊場巡り、第十三番札所は
『石光山 石山寺(せっこうざん いしやまでら)』
天下の名勝といわれ、滋賀県は大津の南端、清流瀬田川の畔、伽藍山の麓に
位置しています。奈良時代からの最古の歴史と伝統を持つ霊山です。

実は去年のゴールデンウィークの只中、5月4日に訪れました。その時点では
西国巡礼などするつもりは無かったので、こんなに早く再訪するとは
思ってなかった。今回はさっさと・・・とは言え、見どころいっぱいのお寺。
そうそう短時間では済みません。
〔去年のブログ〕〔去年の花便り〕










まいど、また逢いましたね「おおつ光くん」。住民票も持っている大津市民です。


東大門(仁王門)をくぐって、両脇に塔頭(たっちゅう)が並ぶ参道を行くと



入り口ですが、閉門が午後4時45分とな・・・もう4時になろうとしてました。
ゆっくりしじみ釜飯なんて食べてるから。(^_^ゞ
それにしても朝から入っても、1時間も居られなくても同じ入山料・・・ソンヤナァ






全国でも類を見ない巨大な硅灰石(けいかいせき)。〔国の天然記念物〕



まだ花は咲いていませんでしたが、良弁杖桜っていう桜の樹。
石山寺を開山した良弁僧正の杖が根付いたものだとか・・・さし木?
千年以上の桜には見えません、だいたい桜ってそんなに樹齢が長くないし!



毘沙門堂を上から


(左)観音堂の中、(右)手前が毘沙門堂、奥が観音堂。



「本堂」滋賀県最古の木造建築物とされており、国宝です。
内陣は平安時代中期の建築。懸崖造りの外陣(礼堂)は
慶長7(1602)年、淀殿の寄進により増築されたといわれています。


本堂の外陣礼堂への入口北側に花頭窓のある小さな部屋、
「紫式部源氏の間」があります。


江戸時代からこうしてお人形さんを置いて観光客に見せているとか。
あ、モニタとキャラクターは最近になってからでしょうが・・・

平安時代には、石山詣が盛んで観音堂に参籠することが流行ったそうで、
特に清少納言や和泉式部などが石山寺のことをその作品に描いており、
女流文学の開花の舞台となりました。中でも源氏物語の作者として有名な
紫式部は、この石山寺に参籠し、十五夜の名月を眺めたとき源氏物語の
構想を起こしたとされています。






「多宝塔」建久5年(1194年)に源頼朝が寄進したもので、
わが国最古の多宝塔です。昔の4円切手の図柄としても有名。〔国宝〕


「鐘楼」重層袴腰、檜皮葺の入母屋造の様式などから鎌倉時代後期の
造営と考えられています。〔重文〕



「月見亭」、近江八景「石山の秋月」のシンボルとなっている月見亭は、
瀬田川を見下ろす高台に設けられ、後白河上皇の行幸に際して建てられたといい、
その後、歴代天皇の玉座とされました。
前は桜の森のようになっているので、花見の席にも良いでしょうね。


さて、フォトアルバム〔さくら便り〕で前にも紹介したように
梅林や桜の開花状況を写真に撮っていたもので、あっと言う間に時間が過ぎ・・・
閉門の時間を知らせる軽トラからの拡声器の声に、追い立てられて山を降ります。


紫さんはまだ執筆中、門閉まりまっせぇ~!




4時45分ジャスト、東大門、閉められました・・・(^_^ゞ


横のくぐり戸から出してもらいます。


そう言えばこの日は4月8日、灌仏会(かんぶつえ)。
釈迦の誕生を祝う花祭りの日でした。
帰り道、こんな車に遭遇、移動イベント便?






2012.4/8、石山寺にて。





○宗派:東寺真言宗 ○開基:良弁僧正
○御本尊:如意輪観世音菩薩 ○創建:天平19(747)年

御詠歌「後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山」