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カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

万福寺でお茶かい

2014-04-11 22:29:17 | 京都徘徊記
仕事でバタバタ、体調不良でぐだぐだ、昨日から花粉症が酷くてヒイヒイですw
在庫ネタもはけないまま・・・時期遅れのネタばっかり?(^_^ゞ



先週の日曜、黄檗山萬福寺で家内のお友達(煎茶道の先生をされている)が
お茶会を催されるとのことで、ご招待を受けて・・・
恥ずかしながらこの歳まで本格的なお茶会、しかも煎茶道なんて初めて。
遅咲きのお茶会デビューです♪









日本における煎茶道の開祖は、江戸時代初期に禅宗の一つである黄檗宗を
開いた隠元隆。全日本煎茶道連盟の事務局もこの黄檗山萬福寺内に置かれ、
同連盟の会長は萬福寺の管長が兼務することが慣わしとなっているとかで
まさに煎茶道の本拠地?ちょっと緊張しつつ不作法承知での参加です。


やっぱ、私のスニーカーは場違い?(^_^ゞ

気軽なお茶席だから、煎茶道はお作法も難しくないから、楽しんで・・・
ってことでしたから来たものの、席が空く間にまずはお抹茶を一服って
それこそ茶道の作法なんて知りませんから!(汗)
ま、これも略式で結構。椅子席なのでってことでよばれてみました。
さて、本番のお茶席は・・・正座ができないことは伝えていたのですが
私だけ腰かけを用意してもらって、しかも男は私のみ・・・浮いてるやん!
それでも面白く、楽しみましたけど。(^_^ゞ

雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、折角なので散り始めた桜の花を
少しだけ楽しむことにしました。



黄檗山萬福寺は宇治市にあって、黄檗宗の大本山。
中国、明の高僧であった隠元隆(いんげん りゅうき)和尚が、日本からの
度重なる招請に応じ、63歳の時に3年間の約束で来日。本国から帰国要請が
あったにもかかわらず、日本に留たいと考えた信奉者が幕府に働きかけ
この地に寺院を建立。結局、隠元和尚はここに骨を埋めることに。



お寺を開くにあたり、隠元和尚は故郷福建省で住職をされていた寺名と同じ
「黄檗山 萬福寺(おうばくさん まんぷくじ)」と名付けました。
建築、仏像などは明時代末期頃の様式でつくられ、日本の多くの寺院とは
異なった空間を形成しています。本国では臨済宗の代表的な僧であった
隠元和尚ですが、日本では黄檗宗を開宗されます。
ちなみに、日本でいう「禅宗」は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類
されています。

この隠元和尚、さまざまな文化を日本にもたらしたとされています。
インゲン豆は有名ですが、孟宗竹(タケノコ)、スイカ、レンコンなども。
中国風精進料理である「普茶料理」も有名ですね。
私は、まだ食したことは無いのですが・・・















境内は広くて見どころ満載なのですが、この日はゆっくりできなかったので
総門から三門までのエリア(拝観料要りません)だけ
また近いうちに境内、伽藍、仏像などゆっくり観に来たいものです。


三門前の放生池(ほうじょうち)

夏になると一面、蓮に被われるそうです。蓮根を日本に伝えた隠元和尚の
お寺だけあって、境内参道にも蓮の鉢が数多く見られました。


         三門



春雨じゃ、傘もささずに写真撮ってました。風邪ひいてしまった。(-。-;)

放生池周辺に小川を配した庭園が設えてあり、6月にはそこに蛍を放す
蛍放生会が催されるはずなんですが、情報がありません。やめられたのかな?






桜の名所ではないので観光客も少なく、まったりと楽しめる穴場です。
ちなみにここのすぐ近くには、醍醐の花見で有名な醍醐寺があります。



売店に入ってみると、年代物の箪笥や伏見人形が展示されてました(非売品)
こういうところでは撮影を断られることが多いので、お店の方に許可をもらうと
「なんぼでもどうぞ。」って♪並べ替えても構わないから気の済むように
撮って下さいと・・・どうやら相当お暇な様子、ひやかしでもイイから
話し相手が欲しいようでした。(^_^ゞ
ちなみにその方の話では平等院はえげつない人混みだったとか・・・
ここはこの通りのんびりですわ。って(笑)








2014.4/6、黄檗山 萬福寺にて。