愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

その後のシェラの足

2009-09-24 23:23:55 | 日記
   

 シェラの足のデキモノの結果が出た。脂肪のかたまりだそうである。
 「な~んだ……」と安心してはいられないようだ。ムギの“オデキ”のときのように簡単に切除するわけにはいかないらしい。
 
 ぼくが説明を聞いたわけではないので細かいニュアンスまではわからないのだが、ポイントはふたつ。
  ・悪性か良性かは、今後、検査してみないとわからない
  ・切除する場合、全身麻酔になるか、部分麻酔になるか検討の要あり
 ということだ。
 もしかしたら入院になるかもしれないそうである。
 
 う~ん、なんだか大ごとになってきちゃったよなぁ。
 もともとこうした脂肪ができやすい体質の子だった。3歳くらいで背中に1円玉大の脂肪のかたまりができて切除している。その後も、主として背中に脂肪のかたまりができて、いつのまにか消えたりしている。
 いまもお腹にはポニョポニョした大きなふくらみを抱えたままである。
 
 背中のことがあるから足の脂肪もしばらく様子を見たいところだが、場所がよろしくない。大きくなって歩きにくくなったらかわいそうだし、歩くことで皮膚が破けて可能でもしたらもっとかわいそうだ。

 それに老犬になるとこうしたデキモノができやすくなるということは、放っておいて消える可能性は低いということになるのかも知れない。

 老犬だけに、いくら涼しさとともに元気になっているとはいえ、やっぱり身体への負担になるような全身麻酔は避けたい。ドクターは一般論として全身麻酔での手術や入院の可能性を述べたに過ぎないのだろう。
 
 年齢とともに治療ひとつもあれこれ考えて結論を出さなくてはならないのは人間も変わらない。ついそこにある明日のわが身である。



白樺の森から帰って

2009-09-24 16:41:31 | 日記
    

 19日から22日までの4日間を信州の白樺の森で過ごした。標高は1300メートル。9月だというのに10月も半ば過ぎの冷え込みだった。20日の夜は4℃まで下がった。
 シェラは寒さにはめっぽう強い。毎日、森の中をよく歩いた。
 
 ムギはキャンプへ来るとたちまちコーギーらしくなる。
 いつもシェラにはりついているのに、キャンプでは単独で行動しようとする。テントの外に出て見張りにつくのもそのひとつである。使役犬の血が騒ぐのか、ちゃんと番犬の役目を果たすわけだ。

 昼間だって日なたで平気で寝ている。暑さに呼吸を荒くしながらだ。こちらが心配になって木陰に移してやる。

 暑さにはからっきし弱いシェラの場合、昼間は木陰で寝て、夕方になるとさっさとテントの中に入り込んでしまう。キャンプ歴14年のキャンプにかけてはヘタな人間よりもベテランである。

 フィールドでの洞察力にかけては人間などはるかに及ばない実力を発揮する。天候の変化、野生動物の接近、同じフィールドにいる人間の行動の可能性などである。

 夕方、テントの中に自分から入ると、シェラは丸めてある寝袋の上にに寝ようとする。何が快適なのかよくわかっている。
 だが、昼間、干して空気をたっぷり吸いこんだ寝袋は中の空気が動いてなかなかシェラたちが寝やすくなる形にはなってくれない。
 それでも根気よくかきまわし、やがて“巣作り”が完成する。
 
 「おいおい、泥足のままオレの寝袋を……。ひどいじゃないか」と思うけど、無理やりキャンプにつきあってもらっているから強く言えない。やりたいようにやらせている。
 
 しょせんキャンプでだ。泥の汚れなんかどうでもいい。ぼくもまた野性味を備えないとね。