☆シェラの老いにばかり目を奪われて
昨日は徒歩でモスバーガーへ連れていった
クルマの調子が悪いので修理に出したため、この週末は足を奪われてどこへもいかれなかった。今日はルイの最後のワクチン接種があり、せがれにクルマを出してもらって出かけた。やっぱりクルマがない生活は不便であるし、どうにも物足りない。
昨日もシェラが出かけようと呼びにきた。休みの日はクルマでどこかへいくものだと思っているからだ。
家人は仕事で出ていたので、しかたなく、近所のモスバーガーまで歩いて連れていった。近所でわんこ連れでも入れるテラス席付きの店というと徒歩10分足らずのモスバーガーか15分ほどのところにあるスターバックスになる。
テラス席ならどこであろうとゴキゲンなシェラ(昨日のモスバーガーにて)
去年はシェラとむぎを連れてスタバへも何度かいっている。たいてい家人が出かけているときだった。
「シェラちゃん、よく歩けたわね」
スタバまで歩いたと聞いた家人がよくそんな反応をしていたものだ。あのころは、「むぎは歩けて当たり前」だった。むしろ、シェラの足のほうが弱りはじめていた。
☆むぎとふたりで歩いた道
今日の昼、わんこたちを置いて近所の蕎麦屋まで歩いて出かけた。いつもならクルマで向かう距離である。
「去年の春は、夜、この辺りまでむぎを連れて散歩にきたのになぁ」
歩きながら、家人とそんな会話を交わしていた。
むぎのダイエットとぼくの健康のために、夜、ぼくはむぎを連れて30分ほど散歩していた。むぎも元気によく歩いた。歩くというより、小走りについてきた。「さすが、使役犬だな」と感心するほどだった。
夏がきて暑くなってしまったので夜の散歩はやめてしまったが、夏が終わり、秋から冬に入ってくるころからむぎのスタミナも落ちはじめていた。シェラとの散歩を嫌がりはしなかったが、出る前後の玄関の内外でぼくを待つほんの短い間も腹這いになって休んでいた。
ある日突然シェラの足取りが危うくなって、いつもの散歩ルートをシェラが拒否し、近所の狭い範囲だけを歩くようになった。しかも、ゆっくりと、ひたすらそこかしこのにおいを嗅ぐ散歩である。
☆なんとも辛かった食事制限
当然、むぎの運動量も減った。そのために太ったわけではないだろうが、時期を一にしてデブ・コギ指数(おデブのコーギー)が増した。
家人も必死で痩せさせようとしたが、容易に結果が出てこなかった。むしろ、食べるものを制限しなくてはならないことをずっと愚痴ってきた。同じおやつでもむぎには極端に少なくするのが辛いというわけである。
あるいは、腎結石予防のためにタンパク質の摂取に配慮する必要があり、当然、食べさせることのできないものが多々ある。これはぼくも辛かった。
むぎはいつもこの場所で自主的に番犬をやっていた
むぎが死んだとき、「ああ、こんなことになるなら、もっといろいろなものをたくさん食べさせてやればよかった」と家人は詮方ない嘆きを何度となく繰り返したものだった。
家人は、犬であれ猫であれ、太らせてしまう傾向にある。よけいなおやつを与えるのをぼくが止めると、「だって、食べることしかこの子たちの楽しみはないじゃないの」と恨めしそうに反論する。
シェラもいまでこそデブ犬ではなくなったが、これは単に年をとって太らなくなっただけのことで、いまもって食事のあとにはおやつが出てくる。昼間にもおやつタイムがあり、これはわんこの食事が一日二回ではかわいそうだからという理由らしい。
☆置いていかないで!
夕方、わんこたちにご飯を与えたあと、家人とふたりでシェラの散歩に出かけた。もう暗くなっていたのでルイは抱いて行った。
こうして近所を家人も交えて散歩にいくのは滅多にない。休日はいつもクルマで出かけてきたからだ。いつもは休日の夕方は近所ではなく、出先の公園での散歩と決まっている。むろん、それも行き当たりばったりではない。行きつけの公園が数か所のあり、週代わりで出かけている。
クルマがないので夕方の散歩は近所ですませる
散歩が終わってから、わんこを家に置いて徒歩でスーパーへ出かけた。スーパーの中にあるマクドナルドでコーヒーでも飲もうと思ったからだった。
ルイはケージの中とはいえ、休日の夕方にわんこたちを家に置いていくのが気がかりではあったが、シェラが悪さをするわけではなし、ただ、シェラが不安に感じるだけであろうが……。
買物と15分ほどのコーヒータイムを終えて戻ると、案の定、シェラは玄関の前の廊下で寝ていた。むろん、耳が遠いからすぐには気づかない。ケージの中でおとなしくしていたルイが、たちまちケージの中の床でオシッコをした。ぼくの気を引こうとしているのだろう。
その始末をしている最中、シェラがぼくに向かって激しく吠え続けた。クルマでどこかへ行こうといっているのだろうか。あるいは、なぜ自分を置いてママとふたりで行ってしまったのかと抗議しているのか。
シェラの真剣な吠え方を見ると、どうもその両方を訴えているように思えてならない。
昨日は徒歩でモスバーガーへ連れていった
クルマの調子が悪いので修理に出したため、この週末は足を奪われてどこへもいかれなかった。今日はルイの最後のワクチン接種があり、せがれにクルマを出してもらって出かけた。やっぱりクルマがない生活は不便であるし、どうにも物足りない。
昨日もシェラが出かけようと呼びにきた。休みの日はクルマでどこかへいくものだと思っているからだ。
家人は仕事で出ていたので、しかたなく、近所のモスバーガーまで歩いて連れていった。近所でわんこ連れでも入れるテラス席付きの店というと徒歩10分足らずのモスバーガーか15分ほどのところにあるスターバックスになる。
テラス席ならどこであろうとゴキゲンなシェラ(昨日のモスバーガーにて)
去年はシェラとむぎを連れてスタバへも何度かいっている。たいてい家人が出かけているときだった。
「シェラちゃん、よく歩けたわね」
スタバまで歩いたと聞いた家人がよくそんな反応をしていたものだ。あのころは、「むぎは歩けて当たり前」だった。むしろ、シェラの足のほうが弱りはじめていた。
☆むぎとふたりで歩いた道
今日の昼、わんこたちを置いて近所の蕎麦屋まで歩いて出かけた。いつもならクルマで向かう距離である。
「去年の春は、夜、この辺りまでむぎを連れて散歩にきたのになぁ」
歩きながら、家人とそんな会話を交わしていた。
むぎのダイエットとぼくの健康のために、夜、ぼくはむぎを連れて30分ほど散歩していた。むぎも元気によく歩いた。歩くというより、小走りについてきた。「さすが、使役犬だな」と感心するほどだった。
夏がきて暑くなってしまったので夜の散歩はやめてしまったが、夏が終わり、秋から冬に入ってくるころからむぎのスタミナも落ちはじめていた。シェラとの散歩を嫌がりはしなかったが、出る前後の玄関の内外でぼくを待つほんの短い間も腹這いになって休んでいた。
ある日突然シェラの足取りが危うくなって、いつもの散歩ルートをシェラが拒否し、近所の狭い範囲だけを歩くようになった。しかも、ゆっくりと、ひたすらそこかしこのにおいを嗅ぐ散歩である。
☆なんとも辛かった食事制限
当然、むぎの運動量も減った。そのために太ったわけではないだろうが、時期を一にしてデブ・コギ指数(おデブのコーギー)が増した。
家人も必死で痩せさせようとしたが、容易に結果が出てこなかった。むしろ、食べるものを制限しなくてはならないことをずっと愚痴ってきた。同じおやつでもむぎには極端に少なくするのが辛いというわけである。
あるいは、腎結石予防のためにタンパク質の摂取に配慮する必要があり、当然、食べさせることのできないものが多々ある。これはぼくも辛かった。
むぎはいつもこの場所で自主的に番犬をやっていた
むぎが死んだとき、「ああ、こんなことになるなら、もっといろいろなものをたくさん食べさせてやればよかった」と家人は詮方ない嘆きを何度となく繰り返したものだった。
家人は、犬であれ猫であれ、太らせてしまう傾向にある。よけいなおやつを与えるのをぼくが止めると、「だって、食べることしかこの子たちの楽しみはないじゃないの」と恨めしそうに反論する。
シェラもいまでこそデブ犬ではなくなったが、これは単に年をとって太らなくなっただけのことで、いまもって食事のあとにはおやつが出てくる。昼間にもおやつタイムがあり、これはわんこの食事が一日二回ではかわいそうだからという理由らしい。
☆置いていかないで!
夕方、わんこたちにご飯を与えたあと、家人とふたりでシェラの散歩に出かけた。もう暗くなっていたのでルイは抱いて行った。
こうして近所を家人も交えて散歩にいくのは滅多にない。休日はいつもクルマで出かけてきたからだ。いつもは休日の夕方は近所ではなく、出先の公園での散歩と決まっている。むろん、それも行き当たりばったりではない。行きつけの公園が数か所のあり、週代わりで出かけている。
クルマがないので夕方の散歩は近所ですませる
散歩が終わってから、わんこを家に置いて徒歩でスーパーへ出かけた。スーパーの中にあるマクドナルドでコーヒーでも飲もうと思ったからだった。
ルイはケージの中とはいえ、休日の夕方にわんこたちを家に置いていくのが気がかりではあったが、シェラが悪さをするわけではなし、ただ、シェラが不安に感じるだけであろうが……。
買物と15分ほどのコーヒータイムを終えて戻ると、案の定、シェラは玄関の前の廊下で寝ていた。むろん、耳が遠いからすぐには気づかない。ケージの中でおとなしくしていたルイが、たちまちケージの中の床でオシッコをした。ぼくの気を引こうとしているのだろう。
その始末をしている最中、シェラがぼくに向かって激しく吠え続けた。クルマでどこかへ行こうといっているのだろうか。あるいは、なぜ自分を置いてママとふたりで行ってしまったのかと抗議しているのか。
シェラの真剣な吠え方を見ると、どうもその両方を訴えているように思えてならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます