愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

今朝のシェラの接吻の意味

2011-11-02 12:49:18 | シェラの日々
☆「犬の日」に思い立ったこと

 ルイを迎えて以来、途切れていたシェラのモーニングコールが復活した。昨日も今日も起床予定時刻の午前6時より早い時間にぼくを起こしにベッドの横へやってくる。昨日が午前5時、今朝は午前5時30分ごろだった。
 しばらく頭を撫でてやると、「クウ」といってその場に横たわって寝てしまう。今朝は、珍しく顔を近づけてきてやさしく接吻してくれた。
 「シェラ、長生きしような」と声をかけた。
 
 昨日11月1日は「犬の日」だとFacebook仲間から教わった。「1」の3並びで「ワンワンワン」だからだそうだ。11月11日の4並びじゃないのはなぜだろう? そんなくだらないことが妙に気になった。
 気になりながら、昼休みにネットで見つけた雑誌『いぬのきもち』の広告を見てすぐに購読を申し込んだ。「愛犬の長生きのために今できること」という特集がどうしても読みたかったからである。
 
 この雑誌の存在と書店では入手できないシステムは前から知っていた。なかなかいい特集を組んでいることも……。
 しかし、シェラとむぎとの生活で、さしあたって“教則本”の必要性は感じていなかった。何か知りたいことがあればいきつけのお医者さんで教えてもらってきた。知りたいのはこの子たちの健康に関することばかりだった。

 しかし、むぎの突然の死で、もっと注意深く見つめていてやっていれば死なさずにすんだのではないかとの後悔に苛まれ続けてきた。痛恨といってもいい無念さである。
 まもなく17歳を迎えるシェラの余命が見えているのは自覚しつつも、もう寿命だからいつ何があっても仕方がないと割り切ることはできない。とことん手を尽くして天寿を全うさせてやりたい。
 それが、もしかしたら、ぼくたちの油断から早死にさせてしまったむぎへの贖罪にもつながるような気もしてならない。

☆ぼくの毎日の至福のとき

 「愛犬の長生きのために今できること」という特集は、たぶん、老犬のための記事ではないだろうとの察しはつく。だが、その中からたとえひとつでもシェラを長生きさせてやるための知識やヒントを見つけることができればそれだけでいい。
 本当はもっと早いうちからわんこたちの老いに備えた準備をしてくるべきだった。
 「この子(シェラ)はきっと長生きしますよ」というお医者さんの言葉に喜び、備えを怠ってしまった。3歳若いむぎはまだ先のことだとタカをくくってきた。


熟睡している昨夜のシェラ

 むぎには手遅れだったが、シェラの老いとはまだ向き合っていける。それがどれだけありがたいことなのかはかりしれない。
 毎朝、出かける前に寝ているシェラの身体を撫でて、「いってくるからね」と声をかける。帰ったときは、ケージの中で激しく吠えているルイよりも先にシェラを抱き締め、「ただいま」といってシェラの接吻を受ける。
 
 シェラはいつもそっと接吻をしてくれる。その横で待たされ、吠え続けていたむぎの接吻はなんとも情熱的である。ぼくの、まさしく愉悦のひとときだった。
 そんな幸せの半分を確実に失ってしまったいま、シェラとの心のつながりをさらに深めていきたいと思う。

 今朝のシェラの接吻は、そんなぼくの願いも込めた「いぬのきもち」購読へのシェラからの「ありがとう」のような気がしてならない。


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