夕方近く、ケータイに家人からメールがきた。朝、名古屋の叔母の訃報が届いており、明後日の告別式にぼくだけでもいく手はずになっていたのでその連絡かと思ったら、シェラの腫瘍の件だった。
病院から電話があり、首の腫瘍の病理検査の結果が出て、悪性だったという。なかば覚悟はしていたが、暗澹たる気持ちになる。悪いことは重なるものだ。
「(シェラの)今後のことを相談したいので、近々、病院へきてください」と先生から連絡があったそうである。
明日は家人が仕事だし、明後日は朝からぼくが名古屋までいかなくてはならない。明日、ぼくひとりで病院へいくつもりでいた。
とても夕飯のしたくをする気になれない。明日は作るから今日は外へ食べにいきたいという家人からのメールを受けていつもより早めに家に帰った。
シェラとルイを家に置いて近所のファミレスに出かけた。思っていたより家人がしっかりしてくれていたのでホッとした。明日は仕事をほかのスタッフに変わってもらい、病院へいくという。それができるならやったほうがいい。
今後、シェラとどんなつきあい方をしていったらいいのかを明日、病院で相談する。これまでにも増してシェラとの日々を大切にしていきたい。
今朝も散歩から戻ると、玄関に伏せてしまった。最後のころのむぎのように……。シェラも日々体力が衰えている。クレートの乗り降りにも迷いがる。まだ助けてやらなくても乗っていくが、もうすぐ手助けをしてやらねばならなくなる予感がある。
とりあえずは明日である。
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