潟山運動公園のほうに歩いていきます。
ここに大きな牛がいますねえ。
これは指宿と姉妹都市の
オーストラリアのロックハンプトン市から
送られた像です。
ここにこれが置かれ、
直線に続く道がロックハンプトン通りと
呼ばれているそうです。
ウヒャー言いにくい名前ですねえ。
たぶん地元のお年寄りたちはこの通りを
「六かぶと通り」なんて
読んでいるに違いありません。
その六かぶと通りを進んでいきますと、
そこにあったのが、この施設です。
指宿市の立てたもので、
超有名な建築家の作品だそうです。
一時は宿泊なんかもできたそうですが、
その維持に莫大な経費が掛かり、
そういう事業は取りやめとなったそうです。
いまは「ふれあいセンター」と
高齢者関連の施設なんだそうですが、
まあもったいない施設ですね。
「あの宇宙船の組織で
デイケアするんじゃ」と
知らない人が聞いたら、なんてこと?
と疑問を抱くでしょうねえ
でもまあ時代の変遷は激しく、
なんとまたこの施設は
インスタばえする施設として
結構人気が出始めているそうです。
飛行機が半分地面に突き刺さっているような、
宇宙船の施設のような、
あるいは巨大生物の動物園のような
奇妙な形をしておりますねえ。
しかしまあ、そんなものを見ながら
写真をじっくりとっている場合
ではありません。
そろそろ宿に戻ってシャワーをして
朝食に向かわないといけないですねえ。
この辺でもどって行きましょう。
こうして早朝の指宿散歩は終わりです。
宿に帰って、風呂でシャワーを浴びた後は、
さあ朝食です。
食堂に向かいつつ、庭を見てみますと
「竜王戦」と書かれた駒が立っていますよ。
ああ、ここでタイトル戦の戦いがあったんやなあ。
30期竜王戦第5局かあ。
ん?待てよ昨年の竜王戦の第5局といえば、
これは将棋のタイトル戦の中でも
「大一番」といわれる将棋じゃありませんか。
三勝一敗の羽生棋聖が渡辺竜王に挑み、
みごと竜王を勝ち取って、
通算7期の永世竜王となった試合です。
これがなぜ大一番だったかというと、
羽生はこの永世竜王になることによって
すべてのタイトルの永世7冠を
勝ち取ったわけだ。
そう、まさに彼が国民栄誉賞を勝ち取る
大きな一線が、この宿で行われたのでした。
竜王の永世称号は連続5期の渡辺氏に続き
二人目の永世称号者になるんですねえ。
そうかあ、じゃあ羽生さんは
ここに泊まったんでしょうねえ。
だったらさあ一つ聞きたいけど、
かれは砂風呂に入ったりしたのかなあ。
その辺は聞いておきたいところですが、
まあ個人情報ですのでと
回答はないでしょうねえ。
さあ、では朝食です。
ここもまたバイキングですねえ。
うまそうなものばかりでしたねえ。
きびなごもありましたしねえ。
さつまあげもいただきました。
残念ながら写真をすっかり忘れてました。
映像なしですみません。
そうして朝食が済んだら、
我々は早く出発することにしました。
今日も移動距離は長く、
あちこち観光の予定ですから
素早くチェックアウトしておきましょう。
宿の前で撮った3人の写真がこれです。
「いろいろお世話になりました」
と礼を言って、さあでは駐車場で
レンタカーに乗りましょう・・・
と、と、と思ったら、な、なにこれ?
またまた車に火山灰らしき泥が
いっぱい積もっているじゃないですかあ。
きのう焼酎屋さんで、
この辺りまで火山灰が来ることはないよなあ
と話しを聞いたたばかりなのに、
こんな有様です。
ウヒャー、せっかくもう大丈夫やろうからと
水洗いまでした車から、
今回はいただいてきた旅館の備え付けタオルで、
ゆるーくシャシャーとこするだけにしておきました。
T本さんも
「あの酒屋さんもあんな風に言うてたから
安心して洗ったのに、
こんな感じになるなんてなあ」
とぼやいていました。
そんなこともありましたが、
さあ、それでは
いよいよ今回の最終日旅行に出発です。
続く