「ビオトープ」っていうのは
ドイツの学者が言い出したことばらしい。
でもそれもいろんな意味を持ってて、
生態系を作ってそこで生物を
育てていくものから
家庭用のメダカスイレン鉢まで、
いろんな形でビオトープといわれたりする。
自然の中で走り回り、
ランニング後にビールをいただくあの人も、
これからはビオトープランナー
と呼びますかねえ。
そんなあの人から、岬町の山を歩き
ビオトープ見学もするという
ツアーに参加しませんかと
お誘いがあったので行ってきた。
こちらはウォーキングですよ。
ビオトープウォーキング、
略してビオウォーです。
うう言いにくい。
まあなんでも仕事の関係での
顧客とのひとつながりもあるし
職場の若手も参加するという
ツアーなので、南海電車で
「孝子」まで行って参加
という段取りだ。
駅に行ってみると、
え~あの人の会社の若手もくるのかあ。
どうりで今日の服装は
ポロシャツにストレッチズボン、
頭にはタオルむき出しではなく
帽子をかぶっているという変装ぶり。
だったら気安く「ジダン」て
呼んだらあかんよなあ。
何せ会社の長老だしなあ。
ジネディーヌ・ジダンと
正式に呼ぶの?
じゃなくて、え~っと、
自治体に届け出ている彼の
裏の名称は何だったっけ。
ああ、そうかあ名字は
ああいう名前だったっけな。
その名前で呼ばなあかんのやろなあ。
まあそんな風なことを
色々考えながら、
箱作当たりの古墳や神社の話を
聞きながら到着しました。
「孝子駅」です。
あ、そうそう今回は岬町の
ビオトープに入っていくので
カメラは大き目の一眼レフを
持っていこうと、
久しぶりのニコンにしました。
これがねえ、カメラのレンズキャプがなくて、
チップスターの入れ物を使っています。
今日はどの色にしようかなあ、
なんて悩んで「赤」にしました。
岬町です。
大阪の南国です。
情熱の赤色がいいでしょう。
でもあとで考えたら、
ビオトープとかやったら
グリーンがよかったかもね。
孝子の駅から受付会場に向かいます。
そこで地図等を受け取って、
さあではコースに出ていきましょう
と思ったら、ジダンも
仕事をしていますねえ。
これが仕事の相手です。
うそうそ。岬町のゆるキャラで、
「ミサッキー」といいます。
実はこのゆるキャラは双子で、
岬町以外では「ミサキーチョ」と
いうそっくりなのが活動しているそうです。
ああ、岬町の有名物を
いっぱい体につけていますねえ。
握手をしときました。
あの人の会社の同僚は
遅れてくるそうなんで
こちらは先に歩きに出発です。
最初は孝子の森を目指して
村中を抜けていきます。
この辺りは昔からの地域でしょうねえ。
地蔵さんなんかも置かれています。
そんな昔の住宅地を抜けたら、
川沿いにどんどん山の中へと
向かって行きます。
あ、この辺には山菜が多いですねえ。
ウドなんかも生えていますよ。
孝子は大阪府の最南端。
けっこう自然も豊富なようです。
まあだからビオトープなんかも
作られるんでしょうね。
ハイキングコースと書かれた
大会側の案内に沿って進んでいきます。
メンバーは、土日の山歩きですから、
いつもの高齢者ばかりではありませんね。
しっかり働いているよ
というような人たちも来ています。
池も超え、こんなしっかりした
山道を気持ちよく進んでいきますと、
「孝子の森」と名付けられた
広場に出てきます。
ここは中孝子地区の共有林で、
みさき里山クラブが管理しています。
広場やちょっとした作業場なんかもあり、
うまく使えば自然とのふれあい
なんかでも活用できそうな感じですねえ。
その森を抜けていくと、
さあ展望台までかなり急な
上り坂が続いて行きます。
さあここからさらに
気合を入れて歩き始めましょう。
続く