2018年第105回
ツール・ド・フランスが終わった。
この大会のテレビ放映が
楽しみだったなあ。
もう毎日、わくわくしながら見ていたよ。
夜中に放送されるため
全編ビデオに録ったもんね。
最初の頃は、夕食を食べた後、
さあ見るかとチャリパン履いて、
バイクジャージを来て見ていたよ。
というのはオーバーですが、
実際の乗車時にボトルケージに
スポーツドリンクを入れて臨むように、
チューハイをテーブルに置いて
観賞するよう用意をして見ていたよ。
そのため夕食時のビールを
かなり減らしたぐらいだ。
前半はスプリンター勝負が面白かったなあ。
新鋭が出始めていたが、落車して骨折。
それからはサガンの圧倒的スピードが
ポイントを重ねていき、
今年も最終的にマイヨ・ヴェールを
着ていたなあ。
彼にとっては、6枚目の
マイヨ・ヴェールとなるのだ。
それにしてもあのゴール手前の
フルスロットルはほんとにすごい。
実際に目の前であんな姿を見たら
卒倒するやろなあ。
秋のバイクの世界選手権も楽しみだ。
レースはそんなスプリンター達のレースから、
やがて山岳レースへと入っていく。
急激な山ののぼりを
そんなスプリンター達は
へなへなと登っていく。
山に入ったとたんに彼らの
オーラは消え去っていくのだ。
山岳レースでポイントとなるのは、
コース途中にある何カ所もの
ポイント獲得だ。
これを最も多く取った人間が
「山岳王」と呼ばれる赤い水玉の
「マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ」
を着るのだ。
そのために今年頑張ったのが
地元フランスの選手で、
これまでツールの敢闘賞を
一回しかもらってなかった
アラフィリップが獲得した。
彼らの山登りはまるで
ロケット弾のように急坂を駆けあがっていく。
のぼりはあまり得意じゃなかった
doironにしてみれば、
そこでスパートするか、
みたいな驚きの連続だった。
また、下りのスピードもめちゃ早い。
時速100キロで下っていく。
今は下りと言えばトップチューブの
上に腰かけるように風との
対面面積を減らして
グワーンと下っていく。
ちょっと滑稽な姿なのだが
そのスピードはえらいものがある。
皆生で一度下りの最高速度を
70キロくらいで下ったことがあるが、
ある意味命がかかっていたって
感じだったもんな。
それをカーブの道でグワーン、
だもんなあ。
テレビを見ていてもお尻がふわふわしたよ。
そんな山岳レースコースの
最終的なゴール部分で
前方に上がってくるのが、
個人総合をかけるエースの選手たちだ。
例年の状況から見て、
5勝目を狙うフルームが
総合優勝の黄色いジャージ
「マイヨ・ジョーヌ」を着る
有力候補だったのだが、
初日で転倒。
大したことはなかったのだが、
その辺の付きのなさも加わって、
同じチームのトーマスが
それを着ることになった。
最終の少し前までトーマスは
フルームにこのマイヨ・ジョーヌを
着せるために頑張るといっていたのだが、
最終3日前にチームスカイは
今年のエースをトーマスに変更して、
フルームがトーマスの前を
先行するなどということが
起こったのだった。
結果的にはトーマスが1位で
フルームが3位という結果になった。
来年はどんな陣立てで
出てくるのか興味のある所だ。
このレースのことはまだまだ
今年のいろんなところで語られるだろう。
メカの事、チームの事など
いろんな側面が話題になるに違いない。
また過去のツールのビデオもあるので、
そこで今年活躍した選手の
姿なんかも確認しておこう。
しばらくはもう少しツールの
余韻を楽しんでいきたいと思っている。