今年のサッカーW杯は面白かったなあ。
あの乾君のゴールなんか、
感動して声が出てしまったよ。
ベスト8の夢も一瞬見せてくれたしなあ。
もう睡眠の事なんて
しっかり考えなくていいから
すべて実報道で見せていただいた。
そしてその後は大相撲。
横綱や大関の一部が休場となる中で、
御嶽海の頑張りがとても目立った。
勝ち続けると、体だけでなく
心まで充実するんやなあ
と思いつつ観賞していた。
来場所、上位が復活してくる中で
どれくらい頑張れるかが
彼の真の実力がわかる
いい機会になるでしょうねえ。
そして今、この季節にとてもはまっているのが
「ツール・ド・フランス」だ。
今年で第105回目となる。
高校野球より古いんやねえ。
レースのある日には
30分弱の番組でいつもBSで
放送されており、
これはもう欠かさず見ている。
もう頭の中は選手が走っている
フランスの景色でいっぱいなのだ。
自然で出来たトンネルの中の道路、
アルプス、ピレネーの山岳地帯、
一面のひまわり畑や
森の中を走り回る彼らの姿が
頭の中を駆け巡っている状態だ。
そして今年のツールは
レースとしても非常に面白い。
コースの組み合わせが絶妙ですね。
前半はスプリンターたちの闘いで、
マイヨ・ヴェールを目指して
「サガン」選手が活躍した。
そしてアルプス、ピレネーでは
マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュをめざして
アラフィリップが活躍している
という状況なのだ。
そんなスプリンター、山岳の争いが
見ていて非常に面白い。
もうそれだけで普通のレースに
匹敵する面白さがある。
そしてツールドフランスといえば、
やはり問題のマイヨ・ジョーヌを
めぐる個人総合の争いも
そんなスプリンター、山岳の陰で
静かに続いているのだ。
今年はフルームが5勝をかけて
挑んでいる。
これまでツールを
5回制した選手は4人いる。
7勝を果たしたアームストロングは
ドーピングで消去されている。
その4人は総合して
5勝クラブメンバーと呼ばれており、
歴史に名を残しているのだ。
ジャック・アンクティル、
エディ・メルクス、
ベルナール・イノー、
そしてdoironの大好きだった
ミゲル・インデュラインの四人だ。
そこに名を連ねようとしているわけだ。
個人総合で言えば今年は
今がスカイのトーマスが
トップでマイヨ・ジョーヌを着ているが
彼は、同じスカイのフルームのために
頑張っているんだと今も行っている。
そのフルームが1分39秒遅れで
2位となっている状況だ。
自転車選手のチーム同士の駆け引きは面白い。
自転車なんだから
思いっきり踏むだけじゃん
と思っていたら大間違い。
今回の節のレースは有力どころは
すべて後ろだからゆっくりと走ろうと
全体を調節したり、
ポイント争いではライバル選手の
ポイントを横からもぎ取って
自チームの選手を楽にさせよう、
あるいは終盤で前をずっと走り続けて
トップに楽させようというような
駆け引きが非常に面白いのだ。
2018の今年のツールも
これから終盤戦でピレネーに入っていくが、
トーマスがフルームに対して
どんなサポートをするのか、
それともチームスカイの意志の変更で、
彼をトップに押し上げるのか、
その辺のレース以外の駆け引きが
注目されるところである。
一日を30分足らずにして
放送しているのを見ているだけなのだが、
こんな縮小版のレースも
7月29日の凱旋門での結末まで、
一秒たりとも見逃せない状況である。