明後日の23日。
いよいよ今年の高校駅伝が始まる。
京都の現場に見に行きたいのだが、
今年は地元自治会の用事もあって、
家で静かにテレビ観戦となるだろう。
この高校駅伝が、実はdoironの
最もお気に入りの陸上イベントなのだ。
昨年2年だったあの選手は、
今年3年になってどんな
走りをするだろう。
エース級の活躍をしているあの選手は
どんな活躍をするだろう。
そしてもちろんどの都道府県が
1番にゴールするか。
若い高校生たちが全国大会の中で
どんなに輝くのかとても見ものである。
そしてそこで輝いた選手が、
大学生で箱根で活躍し、
実業団でも活躍していくのだ。
今年、マラソンで日本新を出した
大迫も10年前にはアンカーで
高校駅伝のゴールテープを切っている。
あの時のゴールは2時間2分18秒の
ゴールだったな。
今も記憶に残っている。
当時の佐久長聖の選手たちは、
お寺の住職のような感じで
研ぎ澄まされていたなあ。
女子だってそうだ。
小さな体で目の覚めるような
超ラストスパートをするムセンビ選手。
今年の全日本1500mで驚くような
スピードを見せて優勝したこの選手も、
少し前に高校駅伝で
驚くような走りを見せていた。
彼女のこれからの進化は
とても楽しみだ。
そんな風に、この高校駅伝で
全国的に視線を浴びた選手たちが
これからの陸上の中でも
中心人物になってきたりするのだ。
そうそう昨年1区で区間賞をとった
佐久長聖の中谷君も早稲田に入って
箱根でどんな走りを見せてくれるのか
これも楽しみで仕方がない。
なのでこの長距離陸上の原点から
目を離さない手はないのである。
ではさっそく結果を予想してみよう。
まずは午前中に行われる女子の部である。
この大会に出てくるには、
各都道府県の大会で1位をとって
出てくるということになるのだが、
その時の優勝タイムというのが
一つの目安になる。
女子の場合は、兵庫の須磨学園が
1時間8分4秒と最も早かった。
さらに神村学園(鹿児島)、
仙台育英(宮城)と続いている。
確かに須磨学園は都道府県予選で
二位に4分以上もの差をつけて、
しかもアンカーは都道府県の
区間記録でゴールするという
強さを見せている。
持ちタイムから見ても力的には
余裕を持つほどずば抜けている。
優勝候補といっても間違いないだろう。
しかしそういう状況の中で、
さらにすごいのが仙台育英だ。
二位のチームには6分以上もの
差をつけている。
しかも一区を走った選手が
なんと区間記録を作るという
走りを見せている。
個人的な力では、
なんと須磨学園も上回っているのである。
トラブルがなければdoironは
この仙台育英が優勝するとみている。
須磨学園は12年前に一度優勝しているが、
仙台育英は昨年の優勝校で
これまで優勝も3回経験しているという
強さを持っているのだ。
そしてもう一つ、
注目すべきは一区の選手である。
今年初出場を果たした長崎商業の
廣中選手が出すであろう区間タイムだ。
今年の高校生長距離の覇者が
どんなふうに走るのか、
これも注目の的である。
続いて午後は男子だ。
有力校としては佐久長聖、
仙台育英、倉敷、洛南等があげられる。
でもなにせ予選で二時間六分を切った
そんな高校が8校もあるのだからすごい。
でもそんな中で、doironが
一番にあげるのは九州学園だ。
この高校には、昨年一区で
中谷君に負けた井川君がいる。
今年の高校生日本人最強の選手だ。
彼が一区でドーンと区間記録をとったら、
その勢いで最後まで行ってしまう
だろうという予感があるのだ。
66年ぶりに熊本に
優勝旗を届けてくれないだろうかねえ。
花の都王子。
今年もとても楽しみだあ。