これまで何度も何度も無線ランが突然繋がらなくなって、そのたびに、何時間も掛かって、試行錯誤して通信を回復していた。今までどれだけの時間を無駄にしたことか？
ところが、電源スイッチのとなりに、もう１つボタンが１つあることは知っていたが、何のボタンか考えてみることもなかった。ところが、そのボタンが実は無線ランのスイッチだったのだ。試しに押してみたら、無線ランが切れた。そして、もう一度押してみたら、切れた回線が復活した。たったこれだけのことだったのだ。自分に呆れて、もう疲れ果てた。もう寝ることにしよう。これから無線ランが繋がらなくて困ることはなくなったのだから、一安心、今日は良く眠れそうだ。おやすみなさい。
本当に困ったことになった。私の携帯がいつの間にか消えてなくなっている。昼頃に、息子からのメールを受け取り、返事をしたのは間違いないのだが、それ以後、どうしたのか、私の記憶から全く消えてしまっている。そのとき、何をやっていたのかすら良く思いだせない。記憶力が相当落ちてきているのは自覚し、気をつけていたつもりなのだが、これほど記憶が消えてしまうと、もはや手も足も出ない。とりあえず、携帯電話の会社に連絡し、停止してもらったので、他人に使われる心配はないのだが、住所録にはかなりの電話番号が登録されている。それが悪用されることが若干心配だ。
そこで落ちていた携帯電話を見たら、人はどうするだろうかという推理をしてみた。
ぼろぼろの古い携帯が落ちていたら、拾うだろうか？
「あれ、携帯が落ちていると手に取る」、そこまではするだろう。
それが店の中だったら？ 拾った人はおそらくすぐに店員に、「これ落ちていたんだけど・・・」と届けるだろう。
猫糞する人はいるか？ほとんどの人がスマホを持っているわけだから、わざわざ薄汚い古い携帯電話を使うとはあまり思えない。
仮に使い始めたとしても、バッテリーが切れたとき、充電器を購入してまで使い続けるだろうか？それもあまり可能性がない。
それでは、拾われずに、しばらくそのまま落ちていたら？ バッテリーが切れ、ただのゴミと見做され、そのままゴミ箱にポイされるだろう。
２ 住所録が悪用される危険性は？悪い人に拾われてしまったら、その可能性はないとは言えない。しかし、ただ電話番号の羅列の住所録をすぐに書き写すことはあまり考えられない。携帯電話会社で調べてもらったところ、電源は切れているか、電波の届かないところにあるかで、確認できないとのことだった。
以上、考えてみると、それ程の影響はなさそうだ。ただ、警察の遺失物係りに問い合わせてみることにしようと思う。
携帯電話はもうかなり古い物で、ゴミみたいなものだから、大して惜しいとは思わないが、住所録がなくなったのは非常に困った。何しろ、人の電話番号を頭に記憶せず、携帯電話に残しているだけで、携帯電話がなくなると、とたんに連絡が取れなくなってしまう。ちなみに、妻の携帯電話の番号も覚えていない。古い年賀状で、一人一人確認して記録に残していく作業が大変だ。いつも連絡を取り合っていた人に、「携帯電話番号を教えてくれる？」と頼むと、恐らく「どうしたの？」と問い返され、紛失したいきさつを話さなくてはならなくなるだろう。「ああ、面倒くさい、いやだ、いやだ、いやだよそんなの！」、でも、自分が失敗したのから、仕方ないよね・・・・・
