秋の涼しい風が吹く頃になると
どういうわけか思い出す
夜なべ仕事
農家の秋は忙しい
昼に稲刈り
夕方稲を取り入れ
夕飯後に脱穀
俺は学校から帰ってくると
稲の取り入れ手伝って
夕飯を済ませると
俺の出番の脱穀だ
早く終わらしたいから
両手を交互に動かし
稲を脱穀機にくべる
隙間なく次から次へとくべる
時には、脱穀機が消化不良で
ダウンする
何も分からぬ俺
やったぜと得意満面
作業を終え、空を見ると
空一面の星が
とてもとてもきれいだった
こんな具合に家族総出て
作業をしていました