主夫を悩ませるグルメ番組！

　最近、グルメ番組が如何に多いことか？芸能人を使い、おいしいと評判の店で、食させるという非常に簡単で、安上がり、それでいて視聴率を確保できるのだから、テレビ局にとってこれほど「おいしい」番組はない。

　人間には様々な欲求がある。性欲、物欲、名誉欲、支配欲、知識欲等々、数え上げたら限がない。そんな欲求の中で、食欲は、とりわけ重要な欲求であると同時に、生命維持に直結する欲求でもある。おいしいものを食べたいと思わない人は誰一人としていないだろう。格言う私も、そのうちの一人である。

　しかし、妻がグルメ番組を観ているのを見ると、何か嫌な気分になってくる。そして、頼むから妻の美食欲を刺激しないで欲しいと思う。２年前から私は主夫になった。妻が体が不自由になり、身の回りのことも一人ではできなくなったためだ。今は、食事も私が作っている。元々単身赴任が長く、自分の食べるものは自分で作っていたので、料理が嫌いというわけではない。しかし、俄仕立ての主夫としては、人に食べさせる料理を作るのは大変なのだ。一方、妻は、昔から、料理雑誌をいつも見ていて、料理への関心は高かった。だから、グルメ番組に目が行くのも分かる気がするのだが、妻が思うような料理を私に作れるはずもない。

　妻をおいしい店に連れて行けば良いだろうと思うかもしれないが、手が不自由になって上手に箸やナイフ、フォークを使えなくなった現在、外での食事を嫌がるようになってきた。グルメ番組で美食欲は増すが、我が家で出てくる料理はうまいと思える食事は出てこない。いきおい妻の欲求不満は増すばかりなのだ。これはいったいどうしたものか？

　かようにして、主夫としての私にとって、グルメ番組は全く歓迎できない代物なのだ。

国勢調査２

　国勢調査の内容を見て、呆れて物が言えない。たったこれだけの調査のために、どれだけの労力と経費を無駄遣いしているのだろう。市町村の職員を動員し、かつ、統計処理業者に多額の委託費を支払っている。公務員というものはいかに頭が働かないことか。法律で定まっているからやっているだけ、それが本当に必要な物なのか、それで何が得られ、どんな利益をもたらすかを全く考えていないとしか言いようがない。

　これくらいの情報は、住民基本台帳のネットワークを使用すれば、瞬時に集められる時代に変わっているのだ。ネットワークを利用するという法律がないから、個人情報を抽出できないから、答えは色々あるだろう。しかし、国民の猛反対を押し切って安保関連法案を通してしまっているではないか？法律改正案を提示し、その趣旨とそれに関連する手続きをきちんと理解してもらう努力をすれば、簡単に変更が可能なのではないだろうか？無駄遣いもいい加減にしてほしいものだ！

 

国勢調査！

　突然、何の前触れもなく、国勢調査の「インターネット回答の利用案内」が送られてきた。初めは、何かの勧誘の案内かと思ったが、差出人を見ると、「総務省統計局・都道府県・市町村」となっていて、間違いなさそうなものだった。

　ニュースでは全く取り上げられていないので、初耳だったので、びっくりした。確かに、経費削減になって良いことだと思うのだが、やるならやるで、前もって周知して説明があってしかるべきではないのだろうか？全くの「お役所仕事」だと思う。この事業も、恐らく数億円の金を委託費用として支払って民間にやらせているのだろう。

　国勢調査をやる前に、自分たちの姿勢を調査して、改善して欲しいと思いますね。

寝た子を起すな！

　「寝た子を起すな！」というのは誰なのか？普通に考えるならば、母親もしくはお守り役に当たる人だろう。赤ん坊はいったん起きてしまうと、色々面倒なことを要求する。しかし、大切な存在であって、決して邪険には扱えない。そこで、上手にあやし、機嫌を取って、また寝てくれることを願う。

　それでは、寝た子とは、誰なのか？まあ、言葉どおりに言えば赤ん坊だろう。その次に、口うるさい会社の上司が真っ先に挙げられそうだ。とにかく大事な存在であったり、決して粗末に扱うことができない。強い力を持った人ということだろう。

　ところが、寝た子を起す人はいるのだ。よせば良いのに、余計なことを口走る。意識してする人もいるし、無意識にしてしまう人もいる。それで、周りがとばっちりを受けて、迷惑するのだ。起すなら、最後まで責任を持って対応してくれれば良いのだが、寝た子を起す人に限ってそんなことは期待できない。

　ところで、話は飛躍するが、安倍総理にとって「寝た子」は誰なのだろうか？それが分かったら、是非とも起きてもらって、安倍総理に意見してもらいたいものだ。

　格言う私の「寝た子」は妻だ。

テレビが面白くない！

　最近、テレビをあまり観なくなった。スイッチを入れると、バラエティ番組ばかり、どの番組も食べ物食べ物・・・・。そんなに日本人は飢えているのか？あるのは食欲だけ、そのくせ、エステ。美人に見えるって？最近は、男のエステか？テレビ局の意識の低さが分かる。今、日本は大事な局面を迎え、だれもが真剣に政治と向き合わなければならない時期に来ている。しかし、テレビ局は、ローコスト（人件費、制作費削減）で、ハイリターン（視聴率）だけを求めている。これじゃ、政治家たちが国民を馬鹿にしても、仕方ないのかもしれない。何しろ、政治家たちが情報源としているものは、熱心な支持者と献金企業、政治資金を回してくれる大物政治家、それに加えてマスコミ報道。そのマスコミがこんな状態なのだから、政治家は、献金企業と大物政治家に盲従してしまうのだろう。テレビ局のみなさん、初心に返って、ジャーナリストを目指した時の志を思い出してください！