孫が来た。正直、可愛いと思ったよ。
まあ、自分の孫じゃなくても、赤ん坊を見ると、どの子も可愛いと思うよ!
少しの時間、ひざの上に乗せ、あやしていた。しかし、泣き始めると、どうして良いか分からず、嫁の顔をみると、ただ、笑っているだけ。「早いとこ、抱きに来いよ!」と苛っとなる。そこで、思い出したことがあった。
息子が赤ん坊の頃、妻が出かけていたことがある。そんなとき、二人の子を預けられ、泣き出した、あやしても泣き止まない、だんだん苛々してくる。そうすると、さらに泣き声は大きくなる。そして、ますます苛々が増大する。まさに、悪循環の繰り返しだった。
そんな時、子守歌を歌った。そうすると、不思議と子どもは静かになった。それから、子どもを抱くときには、子守歌を歌うようにしていた。子守唄じゃなくても、ゆっくりした歌なら言い訳で、小学唱歌を繰り返していた。そして、子どもが歌を歌うようになって、子どもの歌を聞いて、やばい、音痴にしてしまったことに気付いた。
罪滅ぼしに、エレクトーンを習わせた。中学に入るころまで、ずっと・・・・。その頃には、音痴は治ってホットした。子守歌を歌ったせいで、かなりの出費になってしまった。でも、まあ、仕方ない。あの時、子守唄を歌うしか方法はなかったんだから、と、今更ながらに思う。
虐待死が時々、ニュースで流れる。もし、夫婦関係が怪しかったり、夫婦がただのガキだったりしたら、そういうこともあるのかなあと思う。
それにしても、児童相談所の対応のお粗末なこと、この上ない。子どもの命と権利を守る大事な仕事をしているのに、親の言うことを鵜呑みにしてしまったり、親が強く言うとそれに抗することができずに子どもを渡してしまったり、お粗末を絵に描いたような対応をしている。親が強く連れ帰ると言ったら、それを制止して、適正な手段を講じて対応するだけの力がないのだ。前例に従って仕事をするだけし、本来の使命を自覚できていない職員が多いのだろう。家庭裁判所に、親権停止の申し立てをして、親の親権を停止させるという強い対応もできるのに、それをせずに、ただただ親の言うなりになってしまい、子の大切な命を失わせている。一時保護所という機能を備えているのに、それを十分使いこなせずにいることに腹立たしい。加えて、それくらいの程度の低い職員を、重要な児童相談所に配置した県のお偉方の認識の甘さにも文句を言いたい。