Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

黒牟田焼

2022年06月13日 13時06分26秒 | 近現代陶磁器

 今朝、長年交流のあるコロンさんのブログ「Coron’s style」( https://coronstyle.exblog.jp )を見ていましたら、黒牟田焼の丸田正美さんの作品「天目釉面取壺」というものが紹介されていました。

 黒牟田焼の丸田正美さんの作品といえば、そういえば、確か、我が家にもあったかな~と思い出し、コレクションノートをもとに、押入れから探し出してきました。

 それは、昔、九州に旅行に行った際、黒牟田の丸田正美窯に立寄り、そこで買い求めたもので、「伊羅保流し文 鶴首壺」と「鉄絵草花文 茶碗」の2点です。昭和49年の1月のことですから、今から48年も前のことです。また、私が古伊万里第1号の「伊万里 染付 草花文 油壺」を購入したのが昭和49年の10月ですから、私が古伊万里の収集を始めるようになった時よりも前の出来事のことになります。

 なお、その時、作者の丸田正美さん本人が直接これらの作品の説明をしてくれましたし、邸内に設えられていた「肥前民芸陶器館」と「黒牟田陶芸館」を案内してくれたことを思い出します。

 その時は、丸田正美さんのことを、まだ若いんだな~と思いましたが、今、ネットで調べてみましたら、その時は、49歳だったのですね。その5年後に54歳で胃癌で亡くなっているようですから、若くして亡くなってしまったのですね(~_~;)

 そんなこともあって、私も、丸田正美さん作の「伊羅保流し文 鶴首壺」と「鉄絵草花文 茶碗」の2点を、次に紹介いたします。

 

 

伊羅保流し文 鶴首壺

共箱と鶴首壺

 

 

立面(正面と仮定)

高さ:25.3cm 口径:2.8cm 胴径:9.4cm 底径:6.0cm

 

 

立面(正面の裏側面)

 

 

底面

 

 

 

鉄絵草花文 茶碗

 

共箱と茶碗

 

 

立面(正面と仮定)

高さ:8.5cm 口径:13.4cm 底径:6.1cm

葉の立ち上がりの所にある丸っぽい部分に2箇所辰砂が施されています。

 

 

立面(正面の裏側面)

正面よりも辰砂の赤がよりはっきりと見られます。

 

 

見込面

 

 

底面