引き続き原発を考えます。今日の信濃毎日新聞に「原発廃炉推進82%、『不安』事故後に倍増」という記事が載りました。日本世論調査協会が今月11・12日に実施した調査によれば、国内に現在54基ある原発について原発廃炉推進の意見が82%に達し、「現状維持」の14%を大きく上回っているそうです。詳細は下記の通りです。
■ 既設の原発をどうするべきだと思いますか。(全国世論調査より)
・ 直ちに全て廃炉にする 9.4%
・ 定期検査に入ったものから廃炉にする 18.7%
・ 電力需要に応じて廃炉を進める 53.7%
・ 現状を維持する 14.1%
・ その他 0.5%
・ 分からない・無回答 3.6%
そして原発が停止した電力供給が減る可能性があり、その時以前より不便になることが考えられます。これに対し80.4%が「受け入れられる」と回答しています。また原発停止に伴い火力発電の割合が高まり、燃料コストがかさむことから電気料金が引き上げになることが予想されます。この問には64%が「受け入れられる」としています。
今後のエネルギー源については再生可能エネルギー(太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマス)が83.6%、水力45.1%、天然ガス31.4%、原子力7.2%、石炭3.9%、石油3.9%となっています(複数回答のため100%超となる)。
脱原発から一方進んで「廃炉」を目指す世論がこれほど多いとは正直言って驚きでした。福島でいまなお原発の被害が広がり、収束への方向性も見えない中で国民意識は大きく変わりつつあると感じます。それも単に気分や感情に流されての意見などではなく、脱原発の不便も金銭的負担も受容しようという地に足の着いた意見なのです。
福島原発事故により福島県内においてすでにいくつもの町や村がその姿を消しています。放射能によって汚染された土地がどのくらいの広さになるか予想することもできません。何十年もの間この土地は立ち入りが制限されるのでしょう。
これだけの代償を払ったのですから「廃炉」を目指す世論も当然かもしれません。私はこの国民の意思を最大限尊重しなければならないと思います。
■ 既設の原発をどうするべきだと思いますか。(全国世論調査より)
・ 直ちに全て廃炉にする 9.4%
・ 定期検査に入ったものから廃炉にする 18.7%
・ 電力需要に応じて廃炉を進める 53.7%
・ 現状を維持する 14.1%
・ その他 0.5%
・ 分からない・無回答 3.6%
そして原発が停止した電力供給が減る可能性があり、その時以前より不便になることが考えられます。これに対し80.4%が「受け入れられる」と回答しています。また原発停止に伴い火力発電の割合が高まり、燃料コストがかさむことから電気料金が引き上げになることが予想されます。この問には64%が「受け入れられる」としています。
今後のエネルギー源については再生可能エネルギー(太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマス)が83.6%、水力45.1%、天然ガス31.4%、原子力7.2%、石炭3.9%、石油3.9%となっています(複数回答のため100%超となる)。
脱原発から一方進んで「廃炉」を目指す世論がこれほど多いとは正直言って驚きでした。福島でいまなお原発の被害が広がり、収束への方向性も見えない中で国民意識は大きく変わりつつあると感じます。それも単に気分や感情に流されての意見などではなく、脱原発の不便も金銭的負担も受容しようという地に足の着いた意見なのです。
福島原発事故により福島県内においてすでにいくつもの町や村がその姿を消しています。放射能によって汚染された土地がどのくらいの広さになるか予想することもできません。何十年もの間この土地は立ち入りが制限されるのでしょう。
これだけの代償を払ったのですから「廃炉」を目指す世論も当然かもしれません。私はこの国民の意思を最大限尊重しなければならないと思います。