導入費ゼロの太陽光発電のまち

2011-08-31 17:48:07 | 議会活動
太陽光発電がいま注目されています。わが家でも2年前に導入し、一昨年の電力買取制度により買い取り価格が大幅に引き上げになり、年間5~6万円のお小遣になるようになりました。

しかし太陽光発電を導入するには初期投資額が200万円にもなります。国や町の助成金がありますがそれにしても大金が必要です。とてもおいそれとは導入できるものではありません。

そんな中、長野県飯田市では「太陽光ゼロ円システム」というユニークな取組みを行っています。この動画はNHKで放映されたものです。

来週9月7日に滋野地区活性化研究委員会で飯田市へ視察に行き、詳しい内容をお聞きしてこようと思っています。いいものであれば東御市でも取り組めないかと思います。

採石山を視察しました

2011-08-30 01:45:41 | 議会活動
8月29日は市営伊勢原住宅団地の安全祈願祭と起工式があり産業建設委員として出席しました。同団地は老朽化により立て直すもので、3階建てで15部屋が建設されます。

その後、新張山(みはりやま)の採石場を視察しました。視察の目的はこれまで石を採っていた場所の緑化状況と、今回から新たに始めた第2の採石場の様子を確認するためです。この視察は新たな採石場を設けるにあたり締結した協定に基づくものです。

参加者は私たち市会議員、地元の区長さん方、市職員の皆さんです。この採石場については私はこれまでにも自然保護、採石後の緑化推進、大雨による崩落や土石流の危険性などの視点で一般質問で取り上げています。


採石場の緑化状況を下から視察しました。下からではよくわかりませんが上部ではカラマツなどが根付いているようです。


視察している時、カモシカが出てきました。写真の右上に小さく写っています。


これまでの採石場の向かい側の尾根を崩して、第2の採石場を造成しています。緑の中に岩肌が痛々しく望めます。


第2の採石場を視察しました。奥に緑化が進んだこれまでの採石場が見えます。

ニジマスつかみ大会でした

2011-08-28 22:05:56 | 雑感
28日は恒例の青少年育成会のサカナつかみ大会がありました。場所は滋野小学校の裏の八幡神社境内です。この日のために役員の皆さんは1週間も前から準備を進めてきました。サカナの手配、サカナを通すための竹串の準備、八幡池の清掃、サカナを焼くための囲炉裏などなど。

2日前まで雨が続き開催が危ぶまれたのですが、この日は朝から晴天に恵まれました。集まった子供たち、父母の皆さん、役員も含めて約200人。


八幡様の池にニジマス400匹を放流しサカナつかみ大会が始まりました。子供たちは喚声をあげて八幡池に入りました。最初勝手が分からず戸惑っていた子供たちも、何度か行ううちに上手にサカナをつかめるようになりました。


捕まえたサカナはくしに刺して炭火で焼いて食べました。川魚などあまり食べたこともない子供たちが喜んで食べていました。私たちも子供たちのお相伴に預かり炭火でほっこり焼けたニジマスに舌鼓を打ちました。

サカナつかみ大会はこの夏の思い出に子供たちへの素晴らしいプレゼントになりました。子供たちはこの日のことを忘れないでしょう。役員の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

今年のぶどうの生育状況は?

2011-08-27 18:06:44 | 趣味・野良仕事
ここ2・3日雨模様の日が続きましたが、やっとお天気になったのでブドウ畑に出てみました。袋をはずして生育状況を見てみました。


一面に袋が下がっているブドウ畑です。遠くに妻の足だけが見えます。


今年始めて取り組んだ種無し巨峰は粒も大きくなり色もついてきました。


有核巨峰(ゆうかく・きょほう)、種がある普通の巨峰は色ののりはこれからです。


いま注目されているナガノパープルはもともと雨に弱く裂果しています。

それぞれ出来不出来はありますが順調に育っています。これからもお天気で暑い日が続くことを願っています。出荷は昨年と同じ9月中旬頃になる見込みです。

天皇陛下ご訪問のきっかけは・・・

2011-08-27 17:32:21 | 雑感
8月24日の天皇陛下ご訪問の後日談を信濃毎日新聞の記事からご紹介します。

両陛下の東御市へのご訪問は、地元の公民館で絵画教室を開く同市滋野乙の農業若林邦宏さん(66)との出会いがきっかけだった。

若林さんによると、2008年8月、教室の生徒8人と浅間山を描きに訪れた軽井沢町で、散歩中の両陛下に偶然出会い、「どこからいらしたのですか」と声を掛けられた。天皇陛下が1963年に旧東部町のブドウ畑を訪問したことを話題にしたため、若林さんは「ぜひもう一度お越しください」と話したという。

この時、若林さんは名前を伝えなかった。今回のご訪問を知り24日に選果場で両陛下と2年ぶりに対面。両陛下は到着前に若林さんの絵が展示されている滋野コミュニティセンター(東御市滋野乙)に立ち寄ったことを伝え、天皇陛下が「絵を見てきましたよ」とあいさつ。若林さんは「またおいでいただいて、うれしいです」と応じた。


私も若林さんに直接お話しをお聞きしました。今回の天皇陛下のご訪問はスケッチに行った若林さんと天皇陛下の偶然の出会い、そして皇太子時代に中屋敷を訪れたことを天皇陛下が覚えていらっしゃったこと、若林さんのご招待の申し出を心に刻まれていらっしゃったことがきっかけでした。まさに一市民と天皇陛下との出会いがご訪問につながったのです。

両陛下が東日本大震災や福島原発の被災者を励ますために何度も避難所に足を運ばれているとの報道を耳にしていました。今回のご訪問を通じて両陛下の市民との交流を大切にするやさしさ、飾らないお人柄をあらためて感じました。

天皇陛下がお出でになりました

2011-08-27 09:12:51 | 議会活動

写真は天皇、皇后両陛下に説明をするぶどう組合長

8月24日、中屋敷になんと天皇ご夫妻がお見えになりました。信濃毎日新聞の記事からその模様をお伝えします。

静養で北佐久郡軽井沢町に滞在中の天皇、皇后両陛下は24日午前、東御市滋野乙の中屋敷ぶどう団地を訪問し、ブドウ畑を見学された。天皇陛下は皇太子時代の1963(昭和38)年以来、皇后陛下は初めての訪問。

団地に隣接の選果場で花岡利夫市長らが出迎え、両陛下は集まった市民ら800人に手を振った。信州うえだ農協東部ぶどう部会長の草野澄隆さん(57)から、24.6ヘクタールの斜面で63農家が巨峰を中心にナガノパープルなども栽培していると説明を受けた。

天皇陛下は秋の出荷を前に十分色づいていない房を見て、「まだこれからですか」と担当者に質問していた。宮内庁によると天皇陛下は63年、農業近代化モデル地区の見学で同じブドウ園を訪れた。


この日、中屋敷は大騒ぎでした。わが家でも妻と娘が孫を連れてお迎えの列に並びました。私は残念ながら視察のためお会いすることができませんでした。

新聞記事にもありましたように昭和38年、私が中学生の時皇太子時代の天皇陛下が中屋敷にお出でになられたことがあります(クリックしていただければ若き日の天皇陛下をご覧いただけます)。その時のことは鮮明に覚えています。こうしてまたお出でいただいたことは感激の極みです。

昨年巨峰がかつてない不作を経験し、ブドウ栽培農家は大変なショックで元気をなくしていました。そんな中で両陛下が中屋敷のブドウ団地のことを思い出してお出でいただいたことは本当にうれしい限りです。また元気をもらえた気がします。ありがとうございました。

それにしてもお会いしたかったですね。

東北視察(その3)

2011-08-27 09:11:32 | 議会活動
8月26日は好天でした。視察最終日は三陸沿岸を南下、気仙沼市を表敬訪問して帰途に着きました。


岩手県大槌町は町役場が流され多くの市民が亡くなっています。
瓦礫が片付けられ復興が進んでいると感じました。


しかしまちのあちらこちらには瓦礫の山が築かれていました。


被災地では4月から延期されていた首長や議員選挙が行われていました。
しかしポスターだけでさすがに選挙カーは見かけませんでした。
選挙ができるまでに落ち着いてきたのでしょうか。


陸前高田市の伝説の松がありました。名勝高田松原で一本だけ残った松です。


気仙沼市で津波と火災に見舞われた鹿折(ししおり)地区です。
焼け焦げた船がまだそのままになっていました。


気仙沼市を表敬訪問。お話しによれば8月25日現在の死者1007人、
行方不明399人、避難者は27施設に906人だそうです。
現在3451戸の仮設住宅が建設され順次入居しています。

東御市から派遣されている職員を激励してきました。
写真は左から私、櫻井議員、阿部議員、そして市の職員(撮影-蓮見議員)。


全国からの寄せ書きが展示されていました。


一番被害が大きかった南気仙沼地区も瓦礫の片付けが進んでいます。


津波で流された自動車がまとめて積んでありました。


岸壁にはたくさんの漁船が係留されていました。
前日に今年初めての秋刀魚の水揚げがあったそうです。
テレビでも気仙沼復興の第一歩として紹介されました。


魚市場や直売店も開かれていて、隣接する食堂で私は海鮮丼、
外のメンバーは秋刀魚定食を注文しました。
まだまだ先は長いかもしれませんが復興への確かな足取りを感じました。


津波で町役場を含め壊滅的被害を蒙った南三陸町を高台から視察しました。
5月の視察の時、一面の瓦礫で声も出なかった現場も瓦礫の片付けも進み、
夏草が生茂っていました。あたかももとから空き地だったかのように。
5ヶ月という時の流れを感じます。

高速道に乗ったのは5時、運転を交代しながら東御市に着いたのは深夜零時でした。東御市から高速で花巻、そして遠野市、盛岡を経由して葛巻町まで北上。一転して宮古市、釜石市、大船渡市、陸前高田市を南下。5月に訪れた気仙沼市、南三陸町を駆け抜ける視察は超ハードスケジュールでしたが実り多い視察でした。

学んできたことを市政に活かして行ければと思います。

東北視察(その2)

2011-08-27 09:10:45 | 議会活動
視察第2日目は岩手県葛巻町です。遠野市を出発し途中で大迫町のワイン工場を見学。盛岡を経由して葛巻町に行きました。

葛巻町は岩手県の北部に位置し、盛岡市と三陸を結ぶ2800世帯、人口7500人の町です。キャッチフレースは「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」です。

基幹産業は酪農で農業産出額は約49億円。牛の飼育数は1万1000頭。東北一の酪農郷です。そして林業では自生の山ぶどうを使ったワイン作り、唐松を使った集成材を進めています。一方牧場を利用した風力発電にも取り組んでおり現在町内には15基の風車が建設され町内の電力自給率は160%になっています。

こうした事業を支えているのは「元気な三セク3兄弟」です。葛巻町畜産開発公社はくずまき牧場の経営、体験型宿泊施設「プラトー」の運営、グリーンツーリズムの推進。葛巻高原食品加工では山ブドウを使った「くずまきワイン」の製造、そしてグリーンステージくずまきでは交流・宿泊施設の運営を行っています。これら3つの三セクはすべて黒字経営。あわせて150人の雇用を生み出しています。

担当者の方がおっしゃった「私どもには温泉もスキー場もゴルフ場もありません」、「何もない所からの出発でした」ということばが心に残りました。振り返ってみてわが東御市はどうでしょうか。温泉もスキー場もゴルフ場もあります。しかしそれが地域の活性化の起爆剤になっていません。

無いものねだりをするのではなくまず足元を見直し、経営資源として何があるのか、何を利用できるのかというところから出発することが必要なのです。何もないからこそ利用できる経営資源をとことん利用し活用することができたのです。

担当者の方がおっしゃった「情報の量が仕事を決める」という言葉が心に残りました。いかに情報を集めるかによってより大きな仕事ができるというのでしょうか。ややもすると我々は前例にとらわれたり思い込みで仕事をしがちです。そうではなくてもっとよりよい方法はないのか、もっと違ったやり方で大きな成果をあげているところはないのか、情報を集める努力が必要だというのです。

現在の葛巻町の基礎を作った前中村哲雄村長の言葉を下記に記します。

 グローバルな視点で、より地域に密着した仕事をすること。
 役場の仕事はサービス業。町民は顧客。顧客満足度の向上を。
 情報の量が仕事の質を決める。アイデアの量も質も決定する。
 当たり前のことを他人より一生懸命にやること。
 常に危機感と問題意識を持ち、プロとしての仕事を遂行すること。
  
 (「株式会社『岩手県葛巻町』の町の挑戦」より 亀地宏著)

お忙しい中、風力発電まで案内していただいた葛巻町の担当の方に感謝いたします。ありがとうございました。


くずまき牧場の前で、太陽と風の会のメンバー。


牧場にはたくさんの牛とサフォークが放牧されていました。


牧場のかたわらには風力発電が大きなプロペラを回していました。

東北視察(その1)

2011-08-27 09:09:39 | 議会活動
24日から26日まで留守をしました。留守中に天皇・皇后両陛下が中屋敷を訪れるなど思わぬ出来事もありましたが、3日間の視察を無事こなしてきました。そこでこれまで滞っていたブログを一気に更新します。

今回の視察の目的はまちづくりと自然エネルギーでした。視察先は岩手県遠野市、葛巻町の2ヶ所。帰りに岩手県における東日本大震災の様子を視察し、さらに気仙沼市を表敬訪問し、東御市から派遣されている職員を激励するという欲張りな日程でした。

24日はマイカーで朝5時半出発、一路東北自動車道花巻インターへ。遠野市に着いたのは1時半。早速視察を行いました。視察のテーマは「民話によるまちおこし」です。


写真は左から私、蓮見議員、一人おいて櫻井議員、阿部議員です。先方の担当者の皆さんと記念撮影をしました。

遠野は日本のふるさととして誰しもが一度は行ってみたいあこがれの地です。この遠野を世の中に出したのは何といっても柳田國男氏の「遠野物語」です。これまでにも遠野ではお年寄りによる語り部が民話を語り観光に活かしてきました。

平成21年、地方の元気再生事業で遠野市は「語り」でにぎわうまちづくりを掲げ、多様なジャンルの「語り部」こそ遠野の大切な資源であるとして、遠野「語り部」1000人プロジェクトを立ちあげました。これは昔話、食、郷土芸能、歴史、生業の5分野の「語り部」を育成しようというものです。これまでに466人の「語り部」を養成。このうち150人は昔話を語る「子ども語り部」です。

そして空き店舗を利用した「語り部スポット」を開設し観光客に対して「語り」でのおもてなしを進めてきました。そしてJR東日本と協賛して「遠野語り部と出会う旅」という商品を開発し、観光客増に大きく貢献しました。

私たちはまちおこしというとすぐにハコモノを考えます。しかし遠野市では徹底してソフト、人材育成への取り組みを進め大きな成果を収めてきています。最初に担当の方からお話しをお聞きし、2ヶ所で語り部の方のお話をお聞きしました。

最後に担当者の方の「いい情報はいい情報発信をしていないと集まってこない」という言葉が印層的でした。遠野市の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。


カッパ交番です。いたるところに民話を題材にしたモニュメントがあります。


歩道にはオシラサマの馬の頭をかたどったベンチが置いてありました。


カッパが出ると言われるカッパ淵。カッパを釣るためでしょうかキュウリを餌にした釣竿が立ててありました。あたかもカッパが出てくる雰囲気がいっぱいの川が流れていました。


遠野特有の曲がり屋を見ました。家族と馬は同じ住まいに住んで家族だったのです。


東北への視察です

2011-08-24 03:50:53 | 議会活動
このところ朝夕虫の音が聞こえるようになり、季節はもうすっかり秋の装いです。さて今日から3日間、会派の行政視察で岩手県に行ってきます。

今日は遠野市での民話によるまちづくり、明日は藤巻町での風力発電やバイオマス発電などの自然エネルギーへの取組み、三日目は三陸海岸を南下し、東日本大震災の津波の被害の状況と復興への取組みの様子を見てまいります。

ということで3日間、このブログも更新することができません。帰ってきましたらまた報告させていただきます。それまでしばらくお休みです。

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