12月31日です。今年も残すところ1日。皆様にとりましてこの1年はどのような年だったでしょうか。
東御市政においても平成22年は大きな転換の年でした。4月には「助産所とうみ」が開設し花岡市長が公約で掲げた「お産のできるまち」が実現しました。市長当選からわずか2年で最大の公約を実現したことは驚きでもあります。引き続き透析病床の拡大に取り組んでいます。
また舞台が丘整備計画もこの1年で大きく進みました。昨年春プロジェクトチームを発足させ議論を積み重ねてきました。その結果を市民説明会に示したくさんのパブリックコメントが寄せられました。こうした中で具体的設計の段階に入ってきています。
過去の負の遺産の処理への道筋が示されたことも今年の大きな特徴でした。これまで土地開発公社の抱える不良資産がどれほどの額になるか、明らかにされたことはありませんでした。土地開発公社の保有資産の時価評価は53億円です。
資産処理は以下のように行なわれます。①市が先行取得を依頼した物件13億円については今後8年間で市が買い戻す、②住宅用地など14億円は実勢価格にまで引き下げ販売促進に努め評価損は市で補填する、③ベイシアやコメリへ賃貸している物件26億円は引き続き運用する。
以上から市が負担しなければならない資金は買戻しに評価損を加え最大で総額20億円にのぼると見られます。こうした事実はこれまで語られたことはありませんでした。過去の不良資産の解決に向けて花岡市政が勇気を持って一歩踏み出したことは評価できます。
一方いくつかの課題も残されています。まず「協働のまちづくり」への取り組みが立ち遅れていることです。また市民への情報公開や市民参加という点についても市の動きは鈍く遅々として進んでいません。今後の取り組みに注目したいと思います。
残された課題の第二は財政の問題です。これから舞台が丘整備計画や御牧乃湯改修、保育園の統合・改築など巨額の投資が行なわれます。土地開発公社の不良資産処理も本格化します。反面景気後退に伴う税収の落込み、合併による特別措置の期限が切れ交付税が徐々に削減されます。収入は減り借金は膨れ上がるという中で財政は大丈夫なのでしょうか。心配になるところです。
新しい年が皆様にとりましても東御市にとりましても良き年であることを祈念して、本年の最後のブログ更新とさせていただきます。本年もお読みいただきましてありがとうございました。m(__)m
東御市政においても平成22年は大きな転換の年でした。4月には「助産所とうみ」が開設し花岡市長が公約で掲げた「お産のできるまち」が実現しました。市長当選からわずか2年で最大の公約を実現したことは驚きでもあります。引き続き透析病床の拡大に取り組んでいます。
また舞台が丘整備計画もこの1年で大きく進みました。昨年春プロジェクトチームを発足させ議論を積み重ねてきました。その結果を市民説明会に示したくさんのパブリックコメントが寄せられました。こうした中で具体的設計の段階に入ってきています。
過去の負の遺産の処理への道筋が示されたことも今年の大きな特徴でした。これまで土地開発公社の抱える不良資産がどれほどの額になるか、明らかにされたことはありませんでした。土地開発公社の保有資産の時価評価は53億円です。
資産処理は以下のように行なわれます。①市が先行取得を依頼した物件13億円については今後8年間で市が買い戻す、②住宅用地など14億円は実勢価格にまで引き下げ販売促進に努め評価損は市で補填する、③ベイシアやコメリへ賃貸している物件26億円は引き続き運用する。
以上から市が負担しなければならない資金は買戻しに評価損を加え最大で総額20億円にのぼると見られます。こうした事実はこれまで語られたことはありませんでした。過去の不良資産の解決に向けて花岡市政が勇気を持って一歩踏み出したことは評価できます。
一方いくつかの課題も残されています。まず「協働のまちづくり」への取り組みが立ち遅れていることです。また市民への情報公開や市民参加という点についても市の動きは鈍く遅々として進んでいません。今後の取り組みに注目したいと思います。
残された課題の第二は財政の問題です。これから舞台が丘整備計画や御牧乃湯改修、保育園の統合・改築など巨額の投資が行なわれます。土地開発公社の不良資産処理も本格化します。反面景気後退に伴う税収の落込み、合併による特別措置の期限が切れ交付税が徐々に削減されます。収入は減り借金は膨れ上がるという中で財政は大丈夫なのでしょうか。心配になるところです。
新しい年が皆様にとりましても東御市にとりましても良き年であることを祈念して、本年の最後のブログ更新とさせていただきます。本年もお読みいただきましてありがとうございました。m(__)m