大晦日を迎えました

2010-12-31 06:25:39 | 議会活動
12月31日です。今年も残すところ1日。皆様にとりましてこの1年はどのような年だったでしょうか。

東御市政においても平成22年は大きな転換の年でした。4月には「助産所とうみ」が開設し花岡市長が公約で掲げた「お産のできるまち」が実現しました。市長当選からわずか2年で最大の公約を実現したことは驚きでもあります。引き続き透析病床の拡大に取り組んでいます。

また舞台が丘整備計画もこの1年で大きく進みました。昨年春プロジェクトチームを発足させ議論を積み重ねてきました。その結果を市民説明会に示したくさんのパブリックコメントが寄せられました。こうした中で具体的設計の段階に入ってきています。

過去の負の遺産の処理への道筋が示されたことも今年の大きな特徴でした。これまで土地開発公社の抱える不良資産がどれほどの額になるか、明らかにされたことはありませんでした。土地開発公社の保有資産の時価評価は53億円です。

資産処理は以下のように行なわれます。①市が先行取得を依頼した物件13億円については今後8年間で市が買い戻す、②住宅用地など14億円は実勢価格にまで引き下げ販売促進に努め評価損は市で補填する、③ベイシアやコメリへ賃貸している物件26億円は引き続き運用する。

以上から市が負担しなければならない資金は買戻しに評価損を加え最大で総額20億円にのぼると見られます。こうした事実はこれまで語られたことはありませんでした。過去の不良資産の解決に向けて花岡市政が勇気を持って一歩踏み出したことは評価できます。

一方いくつかの課題も残されています。まず「協働のまちづくり」への取り組みが立ち遅れていることです。また市民への情報公開や市民参加という点についても市の動きは鈍く遅々として進んでいません。今後の取り組みに注目したいと思います。

残された課題の第二は財政の問題です。これから舞台が丘整備計画や御牧乃湯改修、保育園の統合・改築など巨額の投資が行なわれます。土地開発公社の不良資産処理も本格化します。反面景気後退に伴う税収の落込み、合併による特別措置の期限が切れ交付税が徐々に削減されます。収入は減り借金は膨れ上がるという中で財政は大丈夫なのでしょうか。心配になるところです。

新しい年が皆様にとりましても東御市にとりましても良き年であることを祈念して、本年の最後のブログ更新とさせていただきます。本年もお読みいただきましてありがとうございました。m(__)m

市政と要望を語る会のご案内

2010-12-29 22:58:53 | 議会活動

(写真)昨年の市政と要望を語る会

これからの市政についてお知らせし、皆様のご要望をお聞きする会を開催します。市政に対する疑問や要望など、ご意見をお聞かせいただければと存じます。どなたでもご自由にご参加いただけます。お寒い中ではありますが、お運びくださいますようご案内いたします。「議会だより」のご案内には誤って日曜日と記載してしまいました。正しくは土曜日です。

と き:2月19日(土)午後7時
ところ:中屋敷公民館

主 催:若林みきお後援会

議会だよりが届きました

2010-12-29 22:32:17 | 議会だより
29日は午前中は好天で自宅の軒下の煤を払ったり窓ガラス拭きをしました。そんな中印刷会社から「議会だより」第9号が届きました。

早速集落別に小分けして梱包しました。夕方から地元の中屋敷130軒全戸に配りました。昨年は12月24日から配り始めたので5日ほど遅れたことになります。

もう今年も残すところあと2日。「議会だより」の本格的配布は年明けからになります。全部終わるのは1月中旬の予定です。

このブログの左欄の「私の書庫」の「『議会だより』バックナンバー」をクリックすればこれまで発行したすべての「議会だより」をご覧いただけます。PDFファイルになっていますので印刷することもできます。どうぞご利用ください。

シェイミさんの住民投票の疑問に答える

2010-12-29 17:42:08 | 議会活動
住民投票について「シェイミ」さんからコメントをいただきました。コメント欄ではわかりにくいためここに再度掲載します。

住民投票制度は、悪い制度ではありませんが、万能ではありません。次のことを考えると私は、やはり住民投票よりも市長や議員のリーダーシップに期待をしてしまう者の一人です。
・ 規模の小さい自治体が住民投票を実施しますか?私は、公民館などで徹底的に話し合うのだと思います。
・ ごく少数の住民や社会的弱者、一部の地域の住民だけに関係する問題などについて、その他大勢による○か×かの多数決で決めてよいのか?市長、議員は多数決に左右されることなく、必要なことは実施しなければならないのではないか。


貴重なご意見ありがとうございます。ご指摘の点につきましてはもっともだと思います。住民投票についてはまだまだ考えなければならない点が多々あると思います。現在の議会制民主主義との折り合いをどうつけるのか、多数の横暴ととらえかねないようなテーマについてはどうするのか、そもそも住民投票のテーマに制限を設けるべきではないかなどです。

こうした点について小諸市の住民投票条例(素案)は以下のように規定しています。

【住民投票に付することができる事項】第2条
自治基本条例第30条第1項の住民投票に付することができる市政に係る重要事項は、現在又は将来の本市の住民全体の福祉に重大な影響を与える事項であって、住民に直接その賛成又は反対を問う必要があるものとする。ただし、次の各号に掲げる事項を除く。
  (1) 市の権限に属さない事項
  (2) 法令の規定に基づいて住民投票を行うことができる事項
  (3) 市の組織、人事又は財務に関する事項
  (4) 専ら特定の住民又は地域に関する事項
  (5) 前各号に掲げるもののほか、住民投票に付することが
      適当でないと明らかに認められる事項


ここで注目すべきは(3)と(4)です。すなわちシェイミさんが懸念されている少数住民や一部地域に関することについては住民投票の対象から除外しています。そのほか(5)で「住民投票に付することが適当でないと明らかに認められる事項」も除いています。

小諸市の住民投票条例にはこのほか3つの大きな特徴があります。常設型であること、投票資格が16歳以上であること、定住外国人を含むことです。この条例はおととい12月27日に施行されました。

住民自治の発露としての住民投票は理解できますが、具体的に施行するとなると様々な問題が生じてきます。こうした問題を小諸市議会はどのような議論を積み重ねて可決するに至ったのでしょうか。

こうした疑問を小諸市議会にぶつけてみたいと思います。そこで彼らが何を考え、何に思いを馳せていたのかについて聞きただしてみたいと思います。しかし来月は市議会議員選挙があります。お聞きする機会はもう少し先になるでしょう。その結果もここで報告したいと思います。シェイミさんからの質問に対する回答はその後になります。もう少しお待ちください。

住民投票の光と影を考える

2010-12-29 06:27:46 | 議会活動
先日ある方から「住民投票は議会制民主主義に対する否定ではないか、乱用に対する歯止めが必要だ」とのコメントをいただきました。私は議会と民意の間にねじれが生じた時、それを克服するための手段として住民投票を位置づけていましたので、住民投票は議会制民主主義を補完する制度だと認識していました。ご指摘はまさにポイントをついたものだと思います。そこで住民投票の光と影を考えて見ます。

確かに住民投票はいいところばかりではないでしょうね。いま問題になっている名古屋市や鹿児島県阿久根市の場合などがそうでしょうか。市長が自分の言うことを聞かない議会を無視して予算案や条例制定などの住民投票を乱発したらどうでしょうか。

たぶん公務員給与引き下げや住民税引き下げ、議員報酬のカット、議員定数の削減などは圧倒的多数で賛成ということになるでしょう。それも一つの民意ではありますがその結論にまで至る議案調査や様々な意見交換、丁寧な議論が全て省かれ、是か非かだけで争われるとしたらまさにそれは衆愚政治と言ってもいいのかもしれません。

たぶん佐久市の住民投票でも議員の皆さんの心に去来したのは、これまで議会で議論してきたことは何だったのかということではないでしょうか。いまの時代金のかかるハコモノは住民受けしずらい案件です。しかし百年先を見据えたときやらなければならないこともある、そんな思いでこれまで取り組まれてきたのだと思います。

そうした意味で住民投票には光と影があります。民意の発露としての住民投票と衆愚政治としての住民投票です。どちらも紙一重だと思います。しかしどちらにするのか選択するのもまた住民自身です。住民投票の質と責任が問われるのです。

佐久市の住民投票その後を信濃毎日新聞で連載していました。その中で建設反対派の皆さんがこれからの佐久市の文化創造について語っていたことが印象的でした。住民投票には責任が伴います。自分の思いだけで投票していいのか、目先だけでなく百年先を見なくていいのか、ハコモノにも必要なものもあるのではないか等々、住民自身がじっくり考え議論しあって結論を出すそんなプロセスが欠かせません。

住民投票を通じて住民自身が名実ともに地域の主権者になることが求められているのだと思います。佐久市の住民投票でもそんな萌芽が見られました。かつて選挙権を一般住民まで広げる際にも同じような議論があったと聞いています。重要な選挙権を無知蒙昧な住民にまで拡大して正しい選択ができるのかというものでした。しかしいま選挙は住民の中に根付いています。

住民投票を通じて住民自身が地方行政の主権者として成長することが求められていると思いますし、そしてそれは十分可能だと思っています。それはいま私達が進めようとしている「協働のまちづくり」担う住民を育てることにもつながると思います。

そうした意味において佐久市の場合、賛成派反対派はそれぞれ市民に対して必要な情報提供に努めました。佐久市も市民説明会や討論会の場において市民の疑問にていねいに答え、告示以降は投票成立のために全力で広報活動に取り組まれていました。住民自身が考える材料と時間が十分保証されていました。

何事にも新しく始めるときには不安やとまどいがつきものです。最初思ってもいなかった問題が持ち上がってくるかもしれません。問題があるからといって歩みを止めることはできません。歩みだす勇気と問題があった場合には引き返す勇気が必要だと思います。

コメントをお寄せください

2010-12-28 21:52:38 | 雑感
最近何人かの方から「コメント」でご意見をいただいています。このブログは私のごく個人的なことから議員活動や市政について、さらには国政や環境平和問題など幅広く私の考えなどを書かせていただいております。

自分なりに正論だと思っているのですが、他の方からすればまた違った見方もあるのは当然です。そんな皆様のご意見をお寄せいただければ幸いです。そんな意見の積み重ねもこの場でできれば最高だと思います。

できれば打撃的な意見ではなく建設的な意見を希望します。コメントの投稿方法は下記の通りです。




お好み焼きを食べました

2010-12-28 20:39:08 | 雑感
28日は午前中は家の前の畑で落ち葉焚きをしました。わが家には畑にはくるみの木、露地には樫の木や松の木があり、剪定した枝や落ち葉がたくさん出ます。ちょうど乾いていて良く燃えました。お隣の家には煙でご迷惑をおかけしました。


畑には先月蒔いたほうれん草と冬菜が芽を出しすくすくと育っています。その鮮やかな緑色は目に沁みるようでした。マルチシートを上げてジョウロで水をあげました。あと1ヶ月もすれば間引きが必要になります。

夕方家族でお好み焼きを食べに出かけました。NHKの連続テレビ小説「てっぱん」を見ていたらどうしても食べたくなり、御代田町にある「名古屋」という専門店に行きました。昔わが家の近くにも同じ系列店がありました。


「てっぱん」を見てきたと言ったらお店の方にとても親切にしていただき、お好み焼きなど焼いた経験のない我々に代わって焼いてくれました。とても美味しく満足でした。帰りには雪が積もっていました。それでも小諸から東御になるにしたがって雪から雨にかわりました。明日は雪なのでしょうか。

深夜に火事がありました

2010-12-28 14:43:01 | 雑感
12月28日未明に火事がありました。火災の第一報が入ったのが午前3時。火元が新張と聞いて出動服を着て駆けつけました。すでに本署の消防車が到着していて放水の真っ最中でした。炎が2階の屋根まで突き抜けていましたが懸命の消火作業で4時ごろには鎮火しました。

火事というととても他人事とは思えません。私の住んでいる中屋敷で住宅火災があったのはちょうど2年前の12月27日未明でした。私もその時何年かぶりに半鐘を叩きました。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。消火にあたられた消防署の皆様、消防団の皆様、本当にご苦労様でした。

民主党には裏切られた

2010-12-28 01:41:03 | 議会活動
今年も残すところあとわずかです。今年を締めくくるということで「東御市の10大ニュース」や「私の議員活動7大ニュース」を掲載しました。そんな今年を締めくくる際どうしてもふれておかなければならないことは民主党政権の国民に対する裏切り行為です。

昨年秋、私も含めて多くの国民が新しい民主党政権に期待しました。これまでの自民党にはない斬新な考え方を持ち、国民生活を支えるという明確な視点があったからです。しかしその思いも次々に破られて行きました。それでも鳩山さんの時は苦渋の選択といった思いが感じ取られました。ところが菅さんになるともうマニュフェストなどどこ吹く風です。

雇用拡大を期待して実施した法人税引き下げも肝心の経団連からは「そんな約束はできない」「日本は資本主義国家だ」などとそっぽを向かれ、政策の実効性そのものが問われる結果になっています。いわば一国の総理大臣が顔に泥を塗られたようなものです。

財界からの政治献金の復活、TPP問題、沖縄普天間基地移設問題、そして最近の動的防衛力を掲げる新防衛力大綱の制定など、民主党はこれまでの自民党以上に自民党的になって来ています。そうした実態が明らかになるにつれ内閣支持率は激減。先日の茨城県議会議員選挙では惨敗を喫しています。

もう国民は民主党を見放しています。あとは内部の自浄能力を期待したいところですがいまの段階ではそれもかないません。これは右から左まで寄り合い所帯の民主党の持っていた体質によるものです。一度解党してまず第一歩からやり直すべきでしょう。

民主党に期待した私が馬鹿だったのか、それとも民主党がずる賢かったのか、はたまた統治能力もないくせに高望みをしすぎたのか・・・。これまでの自民党があまりにもだらしがなかったため国民は民主党に幻想を抱き、民主党はそれをうまく利用したといったところでしょうか。取り残されたのは国民の生活です。

いずれにせよ早期に総選挙を実施するべきです。しかし自民党、民主党と続けて国民の期待を裏切る結果となって国政はいまや地に落ちたといわざるを得ません。

私の議員活動7大ニュース

2010-12-26 18:18:04 | プロフィール
東御市の10大ニュースに引き続き、自分自身の議会活動に関する7大ニュースを掲げます。

1、新会派「太陽と風の会」を結成しました。
これまで私は昔からの人間関係もあって「さわやかな風の会」に所属していました。議員になって2年、任期の折り返し点に立ちあらためて自分のやるべき仕事は何か考えてみました。その第一は議会改革です。そんな思いを共有している新人議員で新会派を立ち上げたものです。



2、ブログが大勢の方にご覧いただけるようになりました。
ブログを開設してから1年と10か月になります。最初訪れていただいた方はごくわずかでしたが、9月から月間平均アクセス数が100件を越えています。12月はまだ最終結果が出ていませんがこれまでの平均では150件を越えています。そんな中、今月は全国順位1万番以内に8回入りました。



3、役員改選で広報委員長になりました。
11月は議会の任期満了に伴う役員改選が行なわれました。私は産業建設常任委員と議会広報調査特別委員長に選任されました。議会改革の一環として分かりやすく読みやすい「市議会だより」実現のために力を尽くします。下記は議会だより刷新のための勉強会のための資料の一部です。



4、念願だった議会報告会が開催されました。
私が議員になる前に一番不満だったのは、地元選出の議員さんたちが議会の様子を一度も報告していただけなかったことです。ですから議員になって最初の議会で同じ滋野地区から選出されている議員さんに相談して、合同で議会報告会を開催することにしました。

その話が他の議員さんに伝わり待ったがかかりました(後で聞いたところ私達の任意の議会報告会を正式な議会報告会と誤解されていたそうです)。そんなことがあったので今回の議会報告会はとてもうれしく思いました。

 

5、今年も一般質問は皆勤賞です。
議員2年目もすべての議会において一般質問を行ないました。一般質問は議員にとって晴れの舞台です。委員が議会活動において自分自身の言葉で行政を質すということはほとんどありません。自分の政策をアピールできる絶好の機会でもあります。

一般質問を行なうためには日頃から問題意識を持ち、関連部局へヒアリングを行なうなど情報収集が欠かせません。自分の政策立案能力が一番試されるところでもあります。

一般質問を行なうことに制限はありません。希望すれば誰でもできます。一般質問だけが議会活動だとは思いませんが、私は続けて行こうと思っています。



6、佐久市の事業仕分けと住民投票を視察しました。
10月16.17日と二日間にわたって佐久市で事業仕分けが行なわれました。私は3月議会の一般質問で取り上げたこともあり、個人の資格で見学に行き終日傍聴しました。事業仕分けについては新聞報道などで知っていた程度でしたので参考になりました。その後小諸市で実施され、今後長野県、上田市などで予定されています。



佐久市については総合文化会館建設の諾否を問う住民投票についても見学させていただきました。10月16日と11月6日と2回開催された市民討論会に出席し、賛成・反対双方の意見を聞きました。会場には大勢の市民の方が参加されていました。

住民投票については12月に小諸市で常設型の住民投票条例が採択され、上田市でも現在検討している住民自治基本条例の中で制定する方向のようです。



7、「議会だより」を9号まで発行しました。
「若林みきおの議会だより」の9号を12月末に発行しました。内容はPDFでご覧いただけます。左の欄の「私の書庫」の「『議会だより』バックナンバー」からご覧いただけます。

発行は4・7・10・1月の年4回、発行部数は2千部、印刷費用は毎回約1万9千円、配布はすべて一軒一軒の手配りです。仕事の合間に配っているので時間がかかり、配り終えるまでに半月ぐらいかかります。正直いって大変ですが、やらなければいけないことだとも思っています。


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