議会だよりを発行しました!

2009-03-31 23:00:18 | 議会だより
今日は平成20年度の最後の日です。かつて一緒に仕事をしたHさんに電話をしました。彼は今日限りで銀行を退職し行政にかかわる仕事に代わります。彼はこれまでエコノミストとして活躍してきましたが、これからは実践家として新たな道を歩み始めようとしています。新しいことにチャレンジする彼にエールを送りたいと思います。

議会だより第2号ができあがりました。3月議会での一般質問を中心にまとめました。創刊号は公民館の印刷機でザラ紙に印刷しましたが、今回はオフセットのカラー印刷の立派なものです。

ブックマークにPDFでアップしてありますのでダウンロードし印刷できます。
左側の欄に「ブックマーク」という欄があります。ここに「議会だより」第2号(平成21年4月)という表示がありますのでクリックしてみてください。
議会だより第2号

しかし決して大枚をはたいたのではありません。中央公民館の印刷機を使うとA3版裏表で1枚9円です。これに対し今回利用した格安印刷では上質紙にカラー印刷で1枚7~8円です。

この低価格の秘密は3つあります。第一に、印刷の原版のことを版下といいますが、この版下をすべて自分で作ったことです。二つ目はインターネットで調べた格安印刷を利用したことです。ちなみに今回利用した先は京都の印刷会社でした。第三に、その会社では今回サービスとしてカラー印刷を値引きしモノクロ印刷と同じ価格にしたことです。

そんなことで格安で印刷できました。しかし印刷業界の厳しさも実感することになりました。

午後から滋野地区で配布を始めました。配っていると散歩している知人に出会い、コーヒーとヨーグルトをいただきました。ちょうどのども渇いていたのでとてもおいしくいただきました。

「議会だより」を一軒一軒配ることはなかなか大変です。しかしその中で市民の方のお顔を覚えたり悩みや相談ごとを聴いたり得るものもたくさんあります。私の3ヶ月に一度の健康法として続けていくことができればと思っています。

ご意見などありましたらぜひお寄せくださいますようお願いいたします。



子供将棋大会をやろう!

2009-03-31 10:41:42 | 趣味・野良仕事
いま日本の将棋人口ってどのくらいいるのでしょうか。実は私も隠れた将棋ファンの一人なのです。昨年まで長野まで40分ほどかけて電車で通っており、その中で新聞の将棋欄を見ていました。翌日の手を予想し、自分ならこうすると考えるのが楽しみでした。将棋は祖父から教わり子供の頃からやっていました。

そんな私に子供たちの将棋大会をやりたいから力を貸してほしいという話が舞い込みました。とてもそんな力はありませんが裏方ならとお引き受けしました。会長は将棋有段者のOさんです。Oさんとはかつて一緒に仕事をさせていただきました。またこんな場面でご一緒になり気心もわかっているのでとてもうれしく思いました。

夜中央公民館で打ち合わせを開き、時期や段取り、広報について話し合いました。時期は6月28日、参加料は子供たちは無料、PRは広報お知らせ版でなどが決まりました。

将棋を指す中で人と人との交わりや考えることを学び、楽しんでもらえたらいいと思います。


オペレーター講習会がありました

2009-03-29 21:40:10 | 趣味・野良仕事
午後からオペレーター講習会がありました。私たちの地域は巨峰の一大栽培地です。巨峰の栽培が始まってからすでに半世紀、そんな栽培を支えたのが集団防除です。品質の良いブドウをつくるにはどうしても消毒が欠かせない、しかし個人では大変な負担がかかる。そのためこの地域ではスピードスプレヤー(SS)と呼ばれる大型の消毒専用車を5台所有し協同化を実現しています。

オペレーターとはそのSSの操作者のこと。現在4つの班があり50名ほど登録されています。私は昨年からその一つの班の責任者です。同じ班の中に市会議員の蓮見さんがいます。毎年春先にはSSの操作について講習し終了後公民館での懇親会を行っています。最近は若い新規就農者が多くなりました。

サラリーマン現役の頃はこれが悩みのタネでした。消毒は休日のことが多いのですが天候によっては仕事を休まねばならないこともありました。しかし仕事の都合では休めないこともあり、その時は代わりの人を頼まなければなりません。それも直前のことが多く気苦労でした。

いま私たちの産地でも高齢化が進んでいます。一人暮らしのお年寄りも増えています。それでもなんとかブドウ栽培ができるのはこの協同化のおかげです。多少負担がかかっても維持しなければと思っています。

「かごのと山岳会」と「滋野駅を愛する会」

2009-03-29 03:40:49 | 趣味・野良仕事
昼から山の会の機関誌「やまなみ」を印刷・製本するお手伝いに行きました。東御市には地元の山岳愛好者のグループ「かごのと山岳会」があります。創立30数年を数える伝統ある山岳会です。最近は山にはほとんどご無沙汰していますが、私も実は古参会員の一人なのです。毎週火曜日の夜、中央公民館で例会を開催しています。一時は会員数十名を数えたときもありましたが、現在は中高年を中心に二十数名で活動しています。

そんな会ですが毎年機関誌を発行しています。今回は登山記録など中心で76ページ構成、秀逸はHさんの山岳イラスト。登山コースの概念図を色鉛筆を使って丹念に描きこみなかなかのできばえです。今回は昨年市民登山で登った浅間山と四阿山・的岩です。

1時に中央公民館に集合したのは会員7名。機関誌係のSさんが寝る間も惜しんでパソコンをたたき作成した版下を印刷しました。なにしろページ数が多いので印刷するだけで3時間、それからページの組み込み、ホチキス止め、背表紙へのテープを貼り。終了したのが5時でした。

夜は滋野のコミュニティーセンターで「滋野駅を愛する会」の総会がありました。滋野駅を愛する会とは「しなの鉄道滋野駅」を地域の力で支えていこうというボランティアグループです。東御市には旧JR信越本線、現在は地元の自治体が出資している「しなの鉄道」が通っており、田中駅・滋野駅と二つの駅があります。

滋野駅を愛する会は発足してから11年、会員は三百数十名。毎年駅構内の草取りや植木の手入れなど環境整備に努め、ホームに季節に合わせて「すぐり」や「ほおずき」、小菊などの大きな鉢を設置し乗降客の目を楽しませています。

私もしなの鉄道のヘビーユーザーでした。ここ13年は長野までの遠距離通勤者でした。とりわけ感動的なのは4月半ば、プラットホームでウグイスの初音が聴けることです。ホームの南側は千曲川の崖になっていて藪になっています。そこに巣をかけるのです。ホームでウグイスの声が聴けるなんてしなの鉄道ではここだけではないかとひそかに思っています。

しなの鉄道の運営を委託している地元松葉タクシーのMさんのお話によれば滋野駅は今年85才になるそうです。当時は駅構内に数軒の民家があり駅のために移転に応じてもらったそうです。ホームの向かい側にはまだくるみ畑などがあります。

私もこれまで滋野駅にはたくさんの思い出をいただいてきました。これからは恩返しとしてボランティアに参加しようと思います。

不況、そして雇用問題を考える

2009-03-28 04:12:35 | 不況・雇用問題
朝起きたら一面の銀世界でした。桜が咲くかというこの時期の思わぬ降雪にびっくりしました。雪の中、朝一番で妻を東部湯の丸ICに送りました。妻は今日から友人と能登のあの有名な加賀屋に泊まりに行き2日間留守になります。

夕方、中央公民館で勉強会がありました。講師は私。憲法連続講座の第一回として「不況・雇用問題の本質を探る!」と題して、この10年間企業は何を考え、どのように行動したのかお話しました。資料作りのため午前中からデータ集めと資料の読み込みを行いました。現在の不況、そして派遣切りなどの雇用問題がなぜ起きたのか過去10年前にさかのぼって考えました。

バブルが崩壊してからの10年間を「失われた10年」と言います。この間景気は低迷し、不良債権問題が噴出。それが金融危機まで発展し、日本を代表するような金融機関や証券会社、大企業が次々と破綻して行きました。そんな中でこの経済危機をどのようにして脱却するのかが大きな課題でした。当時3つの過剰、すなわち負債・在庫・雇用の過剰の克服が課題でした。バブルで積みあがった借金、不良在庫、そして人あまりを解消しないと一歩も前に進めませんでした。

長野県の場合、この時期は長野オリンピックを目の前にして、新幹線や高速道路など巨額の公共工事が行われ小バブルに踊った時期でした。当時関東通産局で、東京都ほか甲信越・首都圏の十県の金融機関やシンクタンクの情報交換会がありました。その場で「長野県はいいね」という羨望の声を良く聞きました。しかし、その後長野県でも小バブルがはじけて深刻な不況に見舞われ、土木建設業界は深刻な経営危機に陥りました。

そして派遣労働という働き方が提案され、成果主義人事制度が導入されました。そこで言われたのは「一人ひとりのライフサイクルに合わせた多様な働き方を認めよう」「頑張った人が報われる制度にしよう」ということでした。そうした中で派遣や請負などといった非正規雇用が導入され、定期昇給が見直され賃上げが抑制されました。こうして今日の派遣切りにつながる下地ができて行きました。労働者のニーズに応えるかのようなポーズをとりつつ、いつでも調整できる体制をつくりあげ労働分配率の引き下げを進めてきました。

こうして雇用の過剰を徐々に克服し企業は成長軌道に戻って来ました。反対側に不安定雇用と低賃金という雇用構造を内包したまま。今回の景気回復を辿ってみればわかりますが、GDPの6割近いウェイトを占める個人消費はほとんど増えていません。今回の景気を牽引したのは輸出でした。アメリカ頼み、輸出頼みの景気回復はアメリカがくしゃみをすれば日本は一気に肺炎にかかるという虚弱体質を抱えることになりました。

こうした中でいま求められているのは自らの足で立つ自立的景気回復です。輸出主導ではなく個人消費の拡大に軸足を置いた内需主導の景気回復です。たとえば農業(N)・福祉(H)・環境(K)の3つの分野が有望市場として注目されています。こうしたNHKを大きく進めていく施策が必要だと感じています。

この10年間、成長軌道に戻るために様々な取り組みをしてきました。その時々ではそれが必要欠くべからざる選択であったと思います。しかしそれが本当に日本の未来を考えた場合、正しい選択であったのかあらためて考え直す時期に来ているのだと思います。

一時期「自己責任」という言葉があらゆる場面で使われました。お互いにその責任を追及するようなとげとげしい風潮がありました。それもそんなに前ではありません。しかしいまは「癒し」がテーマになっています。お互いに支えあうこと、認め合うこと、励ましあうことが必要です。これまではなりふり構わず働かなかったら生きてこれませんでした。しかしその結果私たちは幸せになったかと問われれば「?!」と思わざるをえません。そうした矛盾が一気に噴出したのが、この間の派遣切りであり派遣村だったと思います。

私たち自身、そして私自身どうであったのかあらためて振り返ってみたいと思います。


若林みきおはこんな人間です。

2009-03-26 21:24:56 | プロフィール
若林幹雄のプロフィール 

・年齢 59才(1949年・昭和24年生まれ)
・経歴 滋野小学校・東部中学校・上田高校を経て横浜市立大学に進学。 
     74年八十二銀行に就職。田中・小諸・熊谷支店など歴任。
     95年より(財)長野経済研究所へ出向。調査・経相チーフ、
     事務局次長を経て、企業研修や経済講演の講師、人事制度コンサ
     ルタントとして活動する。08年に退職し、東御市議会議員に挑
     戦し当選する(現在1期目)。
・現職 東御市議会議員(社会福祉委員)・お困りごと相談所所長
     若林ぶどう園経営・かごのと山岳会会員・東御市九条の会会員
・趣味 山登り・山菜取り・将棋・野良仕事
・家族 妻・1男2女・猫たち
                    

画面を若葉にイメージチェンジしました。

2009-03-26 16:43:25 | 議会だより
ブログを始めて1ヶ月半たちました。これまでは最低限度のツールしか使えなかったのですが、使い勝手が良くなるように工夫しています。

そこで今日は春らしく画面を若葉に変えてみました。

そもそも名前が若林なので若葉のイメージにチェンジしました。いかがでしょうか。


将来的には正式なホームページを作りたいと思っています。

小諸市で自治基本条例に取り組んでいます

2009-03-26 06:24:01 | 自治基本条例
昨日は朝、滋野保育園の卒園式しました。卒園式はとても温かみのあるものでした。まず卒園児33名が一輪車に載って登場。驚きでした。卒園証書授与では園長先生は一人ひとりに言葉をかけ、園児はお父さんやお母さんに「私は大きくなったら○○になりたいです」と自分の夢を語っていました。そして父母席に行って「ありがとう」という言葉に添えて、父母に卒園証書を渡していました。とても好感が持てました。

午後は小諸市役所で小諸市他二市御牧ヶ原水道組合の議会に出席しました。

そこで小諸市ではいま「自治基本条例」づくりに取り組んでいることを知りました。「市民が主役のまちづくりに向けて、小諸市の小諸市らしいまちづくりを進めたい、まちの課題をより良い形で解決したい、これからのまちづくりを納得できる形で進めたい」これを実現するためのルールとして、「自治基本条例」に取り組んでいるのだそうです。

より良いまちづくりは市民が主体です。自治基本条例の中にこの基本理念を盛り込むことにより、今まで以上に情報の共有化が進み、市民参加の場が広がり、市民と行政の協働のまちづくりが実現するというのです。

昨年の7月からこの2月まで8回にわたってワークショップを開催し、様々な自治のテーマについて話し合ってきたそうです。区長アンケートも実施し、この秋には条例案の骨子をまとめパブリックコメントを実施する予定だそうです。

東御市でも花岡市長は「市民との協働」という言葉をよく使います。しかしその内容が漠然としており、それをどのように具体化するかが課題だと思っています。「市民との協働」という言葉は良いのですが、実際のところ市民は協力だけが求められるということにならないという保障はあるのでしょうか。やはり小諸市のようなルールづくりが必要な気がします。

おとなりの小諸市さんは環境問題はじめこうした取り組みを粘り強くすすめています。これからの動きに注目したいと思っています。


市民病院へ要望を語る会が開かれました

2009-03-25 08:36:05 | 病院改革
東御市には市民病院があります。いま大きな赤字を抱えて改革プランをまとめています。こんな病院を市民の手で支えようと活動しているグループがあります。それが市民病院へ要望を伝える会です。2ヶ月に一度の割合で会合を重ね2年目を迎えます。

この会のことは以前から注目していましたが、昨日初めて参加させていただきました。院長や事務長など病院側のスタッフ数名に対して女性の方を中心に15名ぐらいの方が集まっていました。率直な意見交換がなされ、病院側からはこれから取り組もうとしている院内助産所や透析床の増設などの説明がありました。

市民の声に積極的に耳を傾けようという病院、そして単にクレームをつけるだけでなくどうしたらもっといい病院になるか知恵を絞る住民グループ、とても好感を持てました。こうしたお互いの姿勢があるかぎり市民病院は大丈夫だと感じました。こうした努力もあり利用実績が伸びているそうです。

しかし、まだまだ病院側の努力が表に表れていないように感じます。市民グループの努力にもかかわらず住民の輪がまだまだ広がっていっていないように見えます。これまでの努力を多としながらももう一回り広い共感の輪を作るにはどうしたらいいか、私も真剣に考えてみたいと思います。

議会報に賛否を載せるべきか?

2009-03-24 07:43:05 | 議会活動
昨日は午後から議会広報委員会がありました。東御市議会では議会の都度、議論の内容や議案や請願などについて情報発信しています。

しかし議会報はあまり読まれていません。読まれる議会報にするために何をすべきか話し合いました。先月視察した議会報コンクールで連続最優秀賞の福島県広野町の経験も参考になりました。その結果表紙の写真を市民から募集することなどいくつかの改善策が決まりました。

話し合いの中で議員個人の議案への賛否を掲載すべきかどうか議論になりました。たとえば議会改革で視察した埼玉県鶴ヶ島市ではすべて議案ごとに一人ひとりの議員の賛否の状況を一覧表で掲載しています。

私は議員に求められているのは行政のチェックなのだから当然掲載すべきだと発言しました。しかし、市民が求めているのは議論の内容なのだからと理由にもならない理由で継続審議となってしまいました。

今回の市議会議員選挙で多くの方に指摘されたのは「議員は議会で何をやっているのか見えない」ということでした。このブログも私の議会だよりも日頃から市民の皆さんに情報発信を続けていくことの重要さを感じて始めたものです。

そうした意味で議論の内容とともに、その結果として議案に対しての賛否を市民の皆さんに公開することは当然の責務だと思います。賛成した理由、反対した理由について説明責任が求められます。こうした中で市民との緊張関係が生まれます。議員は自分の行動を市民が見ているということをあらためて認識するようになります。

まさにこれこそ議会改革の第一歩だと感じていますが、皆様はどのようにお考えになるでしょうか。



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