議会だより11号をアップしました

2011-06-29 00:01:19 | 議会だより
議会だより11号をアップしました。私のホームページ にアクセスしていただき、トップページから「議会だより」を選択することによりご覧いただけます。ここでは過去の議会だよりもご覧いただけます。

このデータを印刷会社へ送付し印刷依頼を行ないました。できあがってくるのはあと1週間後です。7月半ばから滋野地区を中心にそれぞれのご家庭にお配りいたします。配布をご希望される方はメールかお電話をいただければお届けいたします。

昨年は猛暑と農作業が立て込み時間がとれず8月上旬まで、約1ヶ月かかってしまいました。この時期は農繁期と重なり手間がかかります。2千部を配りきるという決意で始めたことですが、継続することは容易なことではありません。今回も多少時間がかかるかもしれませがどうぞご容赦ください。

若林みきおの議会だより 第11号

第1面 ・被災地を見てきました
    ・紙上報告-被災地はいま!
第2面 ・一般質問 東日本大震災・津波・福島原発事故
     -東御市は大丈夫ですか?
第3面 ・第2回定例会-東に本題震災の中で防災と安全を考える!
    ・太陽と風の会-東日本大震災被災地視察報告
    ・新滋野保育園の検討始まる!
    ・議員日誌(4~6月)
第4面 ・写真で見る議員活動(4月~6月)
    ・編集後記ーホームページを開設しました

原発学習会に参加しました

2011-06-27 05:17:21 | 雑感

6月23日、原発連続学習会に参加しました。会場は30数名の方でいっぱいでこの問題に対する市民の方の関心の高さを感じました。今回は3回目ですが第1回の時は会場超満員でした。第2回目は参加できませんでした。

今回は福島県二本松市から上田市に転居して農業に従事している方のお話をお聞きしました。二本松市は郡山市と福島市の間にある人口6万人の田園都市です。福島原発からは60キロ。その方はこれまで3町歩の農地で60種類の野菜を栽培し生協などに出荷していたそうです。しかし放射能による土壌汚染がひどく、二本松での農業に見切りをつけ家族で上田市に移住して農業を始めたそうです。

確かに「福島県産」と書いてあるだけで農作物は売れないといいます。こうした中で農業への影響には甚大なものがあります。しかし見切りをつけるといっても先立つものがなければどうにもなりません。そうかといって二本松で作物を栽培しても売れないし出荷できない。まさに進む地獄、退くも地獄の様相を呈しています。その深刻さに唖然としてしまいました。

こんな事態をそのままにして政府は原発安全宣言を出しました。電力不足に備えて止まっている原発を再稼動するために。そして佐賀県玄海原発では地元への説明会と称して、混乱するからという理由でたった7名への説明を行なったそうです。福島原発事故がいままさに進行中だというのに、またもや「安全」が大安売りです。

ジベレリンについてお話しましょう

2011-06-27 04:27:20 | プロフィール
ブドウ農家にとってこの時期が一番忙しい時です。巨峰の房切りが終わり今度はジベレリンの作業です。ジベレリンとは植物ホルモンの一種です。開花前後に2回花房をこの水溶液に浸すと種がないまま実が大きくなるのです。

このジベレリンはもともとは稲の病気の研究から発見されたものだそうです。稲に馬鹿苗病という病気があり、この病気にかかった苗はひょろ長く大きくなります。1926年、日本の学者が原因物質を発見しジベレリンと名づけました。

その後このジベレリンには、植物の細胞を肥大化させ大きくしたり、花粉がなくても果実をつけたりするなど様々な作用があることが分かってきました。この性質をブドウ栽培に応用して種無しブドウができるようになりました。デラウェアという小粒で甘いブドウなどはその典型でしょう。あれで種があったのではとても食べにくいでしょう。

この地域でジベレリンが使い始めたのはいつからか分かりませんが、わが家ではピオーネの栽培から使い始め、今年からは巨峰にも本格的に使っています。ジベレリンを使うと確実に実がつき肥大化して大きな房になります。昨年は結実不良で実がつかなかったことを考えればこの効果は絶大です。しかし甘みはやや落ちるようです。

しかしジベレリンの作業は大変です。一房一房にジベレリンを撒布しなければならす、しかも撒布後8時間は雨にあてることはできません。梅雨の合間の天候を見ながら作業を進めなければなりません。この時期、天候には気を使います。

それにしても稲の病気の研究が種無しブドウの栽培技術に応用され、それを発見したのが日本人だなんて面白いですね。


ジベレリン水溶液の入ったタンクを肩にかけ、コップの中にブドウの房を入れスイッチを押すとジベレリンが噴出します。


この作業を種無しにする房すべてに行ないます。作業は開花期とそのあとと2回行ないます。

やっと房切りが終わりました

2011-06-26 06:05:02 | 趣味・野良仕事
6月21日から始まった巨峰の「房切り」作業が25日の午前中に終わりました。お天気に恵まれ気温も上昇したので巨峰の花が一気に咲き出しました。房切りを適期に行なわなければ受精が行なわれません。仕事が間に合わないのではないかと心配したのですが、なんとか終わりました。

去年は花が咲き始めたのが6月14日でしたが今年は1週間も遅い開花でした。この影響がこれからどう出てくるか心配しています。きちんと結実したかわかるのは7月の第1週頃になります。

昨日の午後からはピオーネの房切りを行ないました。今日は種無しにするための「ジベレリン」という薬剤を撒布する仕事です。撒布後8時間は雨にあてることはできません。天気予報を見比べながらの作業になります。

まだまだ仕事は続きます。

いま福島原発はどうなっているのか

2011-06-25 03:50:23 | プロフィール
いま福島原発はどうなっているのでしょうか。冷却水の循環装置のことばかり話題になっていますが実態はさらに深刻なようです。東京電力によれば、融けた放射能燃料は圧力容器を突き抜け、格納容器にまで達しているとされています。しかし京都大学の小出裕章助授によれば格納容器をさらに突き抜け、原発建屋の厚いコンクリート基盤にまで達しており、地下水を汚染し海にまで流れ出す恐れがあると指摘しています。

このような危機的な状況についてはマスコミでも報道されていません。国も説明していません。またもや国民には状況がなにも知らされることなく汚染は進んで行くことになります。以下の動画をご覧ください。

放射性物質地下にも広がる
遮水壁=地下ダム費用公表せず:債務超過懸念で先送り

6月議会が終わりました

2011-06-25 02:44:25 | 議会活動
24日は午後1時半から本会議が開催されました。6月議会は6月2日から始まりましたが本日が最終日です。すでに補正予算は採択されていましたので、人事案件や条例改正案、委員会に付託された請願・陳情案件が議題でした。委員長報告の後、ほとんど議論もなくすべて全員一致で採択されました。

請願や陳情で特徴的だったのは個人から提出された「原発依存の原子力・エネルギー政策を根本から見直し、再生可能エネルギーへの計画的転換を求める請願」と、組合から提出された「福島第一原発の事故対策の強化、原子力政策の転換、自然エネルギーの研究開発・普及等に関する国あて意見書の採択を求める陳情」の2本でした。いずれも全員一致で採択され国や関連機関に送付されました。

福島原発事故は私たちの生活に深刻な影響を与えています。これまで原発は安全でお金もかからないとして国策で推進してきました。しかし福島原発事故は安全性・経済性に重大な疑問符を投げかけました。いま国民が注視している中で、東御市議会として的確な意思表示が行なえたことはとても良かったと思います。

今回の議会は東日本大震災や福島原発事故後初めて開かれた定例会であったこともあり、防災議会と呼ぶにふさわしいものとなりました。現在議員は17名。このうち病欠と議長を除く15名のうち11名が一般質問に立ちました。質問率は73%にも及び熱心に議論を行なっていました。

議論の中心は防災への取組みについて、自然エネルギー推進について、財政問題など市政への影響を問うものなどでした。それぞれの議員がそれぞれのお立場で多面的・重層的に質問を行い、より問題点を深めることができたと思います。

議会終了後、議長が「最初は同じようなテーマが多く質問が重なると思ったが、それぞれ視点が違っていて良かった」と述べていました。防災という同じテーマでも障がい者の避難について取り上げた議員、消防団という視点で取り上げた議員など特徴的でした。こうしたことを見ても議員と議会の質を維持するのは、委員本人の研鑽と共にある程度の議員の数ではないかと思うのです。

議会の締めくくりは「議会だより」の発行です。いま第11号の編集を進めており、来月から滋野地区を中心に配布を行ないます。

保育園の視察を行ないました

2011-06-25 02:06:53 | 議会活動
23日は終日保育園検討委員会の視察でした。いま滋野地区では2年後の完成目指してどんな滋野保育園をつくるのか検討を進めています。メンバーは区長さん、保護者の皆さん、民生児童委員など地域の皆さんなどで構成されています。

この日の視察先は軽井沢西保育園、祢津保育園、北御牧保育園の3園です。それぞれの園ではお忙しい中お時間をお取りいただきありがとうございました。子供たちのキラキラした目が印象的でした。検討委員の皆さんも疑問点について質問するなど熱心に視察を行なっていました。


滋野保育園と同じ設計業者が設計した軽井沢西保育園です。


今年開園したばかりの祢津保育園。昇降口が設けられているのが特徴的でした。


平成18年に開園した北御牧保育園。

3つの保育園を見て感じたことは正解はないということです。敷地の形状や入り口をどちらに設けるかなど与えられた条件が皆異なります。また保育に対する考え方の違いも大きなものがあります。いま注目されている園庭の芝生化にしても軽井沢西保育園は一部芝生でしたが、祢津保育園は全面芝生、北御牧保育園は土でした。

視察を終えて片羽公民館で意見交換会を行ないました。基本設計についてはこの夏までにまとめなければなりません。実際にいくつか保育園を見て新しい滋野保育園のイメージが徐々に固まりつつあります。委員の皆さん、ご苦労様でした。

ブドウの仕事が続きます

2011-06-23 04:03:55 | 議会活動


昨日は朝4時起き、5時から7時半までブドウ園で仕事。朝食後8時半から12時まで引き続きブドウ園で仕事。昼食と知人の告別式の出席後1時から4時まで仕事。5寺から7時まで会議に出席。帰ってきてまだブドウ園で作業をしている家族のために夕食の準備をし、夜8時から夕食。夕食後は疲れてそのまま熟睡でした。

いまブドウ農家は1年中で一番忙しい日を送っています。このところの好天の中、一斉に巨峰の花が咲き出しました。花が咲いているうちに「房切り」という作業を終わらせないと商品になりません。

巨峰の花はとても小さく、緑のつぶつぶの中から雄しべが伸びて来ます。この房の下を切って、房の下から6センチの残して不用な花をとってしまいます。こうした細かい作業のことを「房切り」といいます。この先端を部分を切るという作業を行なわないと、先端が伸びて長い房のあちこちにパラパラと実がつき、とても房にはなりません。

言ってしまえば巨峰とは自然のままのものを人が手を掛けてつくりあげた芸術品なのです。まとまった房の形にするために先端を切ったり、房の粒の数も35粒にし形を整えるために一粒一粒抜く摘粒という細かい作業を行ないます。

そんな仕事がこれから7月終わりまで、雨が降ろうが日が照ろうが日の出から日没まで果てしなく続きます。「房切り」は昨年は6月15日から21日までほぼ1週間かかりました。今年は21日から始まりました。昨年より6日も遅くなっています。

しかし途中で公務も入りなかなか1日通して働くことはできません。今日も保育園検討委員会の視察があり留守になります。家族に負担をかけることになります。

産建の現地視察が行なわれました

2011-06-20 21:48:57 | プロフィール
6月20日は議会産業建設委員会の現地視察が行なわれました。現地視察とはその時々の懸案事項などを直接現場に出向き、職員から事業への取組みの状況などの説明を受けるものです。定例会の常任委員会審議の中で毎回実施しています。


5月下旬、北御牧地区大日向から羽毛山に至る道路に落石が発生。現地視察を行ないこれからの対応策の説明を受けました。


岩はこのフェンスを破って落ちてきました。幸い通行中の車がなかったから良かったものの、ここは通学路にもあたっております。万全の対策を期待します。


地元の4つの区から出された道路改良の陳情について、地元区長さんや期成同盟会長さんから説明を受けました。道路のカーブがきつく、樹木の陰にもなるため冬など道路が凍結し交通事故の危険性もあります。


先日、NPOや地元田之尻区の皆さんが参加して行なわれた里山整備事業の現場を視察しました。あわせて5千本もの植樹が行なわれました。

ポンプ操法大会と農作業

2011-06-20 00:32:02 | 議会活動
19日は早朝から終日スケジュールが詰まっていました。


朝7時から北御牧グラウンドで東御市消防団による第8回東御市消防ポンプ操法大会と消防ラッパ吹奏大会がありました。500名近い消防団員が集まりポンプ操法を行ないました。ポンプ操法では常田、田沢、島川原、新屋の各部が上小大会に代表として出場することが決まりました。ラッパでは第6分団、第3分団、第4分団が表彰されました。

この大会は消防団の常時の訓練結果を発表する場であると共に、消防技術の向上発展と消防団員の士気の高揚に資することを目的としています。消防団の皆様、関係された皆様、ご苦労様でした。


午後からは畑仕事です。くるみの実も大きくなっていました。


ブドウの仕事の後、ジャガイモ畑の土寄せをしました。


ジャガイモの白い花が咲いていました。


カボチャもツルを延ばしていました。いよいよ農作業も本番です。

日めくりカレンダー