いま東御市議会では議会改革について議会改革推進委員会で検討しています。その検討事項の中に議員定数の問題があります。議員定数はこれまで再三にわたって削減されてきました。
平成16年4月に旧東部町と旧北御牧村が合併した祭は36名(旧東部町20名、旧北御牧村16名)でした。その年の市議会議員選挙の時14名削減し22名となりました。さらに平成20年11月の市議会議員選挙では3名削減し現在19名となっています。
これに対し長野県内の議員定数はどのようになっているのでしょうか。何を持って議員定数を決めたらいいのか様々なご意見があろうかと思います。私はその市の人口と予算規模によるべきだと思います。そこで以下に長野県内の人口5万人以下の市の議員数、人口、議員一人当たり人口、予算額、委員一人当たり予算額の一覧表を掲載しました。
● 長野県内の5万人以下の市の議員数比較
議員数 人口(人) 一人当たり 予算額(百万円) 一人当たり
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東御市 19 31,082 1,636 15,020 800
岡谷市 18 53,208 2,956 20,027 1,112
諏訪市 15 51,087 3,406 21,002 1,400
駒ヶ根市 15 33,899 2,260 16,106 1,073
中野市 20 46,901 2,345 20,963 1,048
大町市 20 30,314 1,516 18,781 939
飯山市 17 24,343 1,432 15,048 885
小諸市 21 43,780 2,085 17,009 810
須坂市 20 52,810 2,641 20,335 1,016
茅野市 18 56,196 3,122 23,255 1,219
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10市平均18 42,362 2,340 18,754 1,041
上記によれば東御市は議員数は19名、議員一人当たり人口は1636人です。上記10市のうちで下から3番目に人口が少ないことがわかります。ちなみに一番少ないのは飯山市で1432人、2番目は大町市で1516人となっています。予算額で見ると議員一人当たり予算額は8億円で、上記10市のうちで一番少なくなっています。2番は小諸市で8億1千万円、3番は飯山市で8億8500万円となっています。
両方でトップスリーにノミネイトされたのは東御市と飯山市です。長野県内の10市で比較した場合、東御市の場合は人口でも予算規模で見ても議員数は多いのではないかと思われます。
但し、議員数を決めるにあたってはその地域の実情や歴史的経過などもあり、単純に人口や予算規模だけで決めるのはいかがなものかという反論もあろうかと思います。皆さんはどのようにお考えになりますか。