15億円道路建設へ一歩踏み出しました

2013-03-26 05:10:00 | 議会活動

3月議会の最大の争点は県・東深井(あがた・ひがしふかい)線の延伸問題でした。この道路建設については昨年から市民の間で大きな問題となり、6月議会には建設反対の署名活動が行われ請願書が提出されています。今回の計画は上の図の赤く記された部分に道路を通し、求女(もとめ)川にかける橋の橋台部分を建設するというもので2億400万円の予算が盛り込まれています。この道路は東御清翔高校の校舎と敷地にかかる道路(青い点線部分)の一部になるものです。市側の説明では15億円かかると言われています。

この道路は昨年6月議会で調査費が承認されています。しかし県との補償額の交渉はまだこれからです。当初の説明通り15億円で済むのかどうかわかりません。ここでその一部にかかわる道路建設を認めるということは、県との交渉次第によって膨れ上がるかもしれない予算執行も認めるということになります。私たち「太陽と風の会」は道路建設について異議を申し立てるつもりはありませんが、リスクを抱えたまま白紙委任するようなやり方は議会としてのチェック機能を自ら放棄することになりかねないと懸念しています。

市側の説明によれば今回の道路建設は秋以降とのことです。時間は十分あります。性急にことを運ばなくても県との交渉がまとまってから補正予算で対応することもできます。残念ながら同僚議員の賛同が得られず否決となりました。しかし、当初予算が計画が進行する中で膨れ上がってきた例は枚挙にいとまがありません。あの田中駅の連絡橋も当初計画の3億円が計画変更などによって最終的には8億円にまで膨れ上がった経過があります。いったん認めたたらあとはお任せというのでは、議会のチェック機能が問われることになります。より慎重な予算執行を願うものです。

卒業式がありました

2013-03-23 23:40:02 | 議会活動
春は出会いと別れの月です。今週は地域で卒業式があり出席してきました。3月18日には滋野小学校の卒業式でした。卒業生は2クラスで40名でした。校長先生からの卒業証書授与は以前は舞台の上で行っていましたが、今回は舞台の下でした。私たちの頃は卒業式の歌は「仰げば尊し」とか「蛍の光」と決まっていましたが、最近の卒業式は実に様々な歌です。恩師に対する感謝の気持ちから、卒業に対する自分の率直な気持ち、クラスの同級生や先生や家族への感謝、そして自分の夢などについて歌われることが多いように思います。素晴らしい歌によって感銘深い卒業式になりました。卒業された子供たち、そしてご家族の皆さん、おめでとうございました。


校長先生から卒業証書を授与されます。


滋野保育園の卒園式は3月22日におこなわれました。卒園する園児は25名。園長先生から証書を受け取ってから自分の将来の夢を発表します。昨年は男の子ではサッカー選手、女の子ではケーキ屋さんが多かったのですが、今年は一人ひとり様々でした。3年前は本当に幼かったのですがたくましく育ってきているなと感じました。ご卒業おめでとうございます。


卒園式の後滋野保育園の園舎の閉園式が行われ、園舎の看板が子供たちの手で取り外されました。市の一地区一園との方針のもと、現在滋野地区にある二つの保育園が統合され新しい滋野保育園ができます。すでに園舎も出来上がり、来週には開園の運びとなりました。これまで26年にわたって使われた園舎は名残り惜しいですが、新しい保育園で子供たちが健やかに育ってくれることを願っています。

明日は3月議会最終日です

2013-03-21 07:17:07 | 議会活動
2月21日から始まった平成25年度の予算議会もあと残すところわずかとなりました。3月5日からの代表質問、一般質問。そして11日の総括質疑、12日からの3日間にわたる委員会審議があり、15日には予算委員会審議が行われました。あとは21日の各常任委員会の正副委員長会議があり、22日の本会議での採決を残すのみです。この間行われたおもな委員会審議の内容は以下の通りです。

■ 土木費には昨年から大きな問題になっていた、いわゆる15億円道路の一部となる道路計画が盛り込まれています。この道路は県立高校の敷地を通り校舎の一部を取り壊さなければなりません。県は「おおむね了解している」とのことですが交渉はこれからとのことでした。

■ 老朽化した橋梁を長持ちさせる長寿命化事業、新しい滋野保育園建設に伴う周辺道路の整備などが予定されています。

■ 商工費では市内にある4つの温泉施設(湯楽里館・ゆーふる田中・明神館・御牧乃湯)の運営問題が話し合われました。

■ 農林水産費では耕作放棄地問題が議論されました。現在市内には495ヘクタールにも及ぶ荒廃地があり、中には山林・原野化しているところもあります。これ以上荒廃農地を増やさない取り組みが求められています。

より良いまちづくりのために市民の皆様とご一緒に一歩ずつ歩んで行きたいと思います。


野の花や虫たちの動きの中に春を感じます

2013-03-21 06:59:24 | 雑感
春先は三寒四温といいますが、冬と春の間を行きつ戻りつして、徐々に春めいて来ます。そんな動きを身近で感ずることができました。

わが家の庭の馬酔木です。馬が食べると酔ったようになるというのでこの名がついたとか。いち早く花をつけていました。


お彼岸なのでお墓詣りに行ったとき、畔にいっぱいに咲いていました。ホトケノザです。花の中に小さな仏様がいて、ちゃんと蓮華の台もあります。昔の人はこんな小さな花にも思いを寄せ、こんな素敵な名前を付けてくれたんですね。墓地にぴったりですね。


小さなテントウムシを見つけました。ナナホシテントウでしょうか。暖かくなってきたので動き出したのですね。まだどことなくおぼつかないしぐさで動いていました。虫たちの世界にも春はやってきていいるんですね。


新しい滋野保育園を見学しました

2013-03-20 05:27:25 | 議会活動
この春、一地区一園という市の方針のもとに、滋野保育園と東保育園が一緒になって新しい滋野保育園が誕生します。新しい保育園ができあがったので先日市民を対象にした見学会がありました。園舎に入る機会はなかなかないので、私も参加しました。子供さんを連れた大勢の市民の方がこられていました。保育園のまわりは田んぼで学校にも近く、広々としていて環境的には申し分のないところです。


園舎の駐車場も広く、送迎や催し物がある場合でも十分なスペースがあります。
遠くに浅間山が望まれます。

遊技場も十分な広さがあり採光も十分です。
ここで来月入園式が行われるのですね。

園舎に入ると木の香りが漂ってきました。ふんだんに木が使われています。
この木材は滋野の山から切り出してきたものです。

先生方の部屋から見ると園庭は一目で見渡せます。
この園庭には芝生が張られる予定です。

この園舎で子供たちが明るく元気に育ってくれることを願っています。ただ送迎のための周辺道路整備はこれからです。しばらくご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

滋野小学校の卒業式でした

2013-03-19 02:03:45 | 議会活動


3月18日は地元の滋野小学校の卒業式が行われ、来賓として出席させていただきました。ほかにも民生児童委員の皆さん、児童館帳さんや児童クラブの皆さん、JA、交通安全協会、交番、保育園長さん、育成会長さんなどなど大勢の地域の皆さんが出席しました。

お聞きすると今年の卒業生は2クラス40名とのこと。小さかった子供たちがこうしてたくましくなって巣立って行きます。ご家族の皆さんの喜びはひとしおではないでしょうか。そして、これまでご指導いただいた先生はじめ学校関係者の皆さんには本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。

卒業式に際して教育委員会からの祝辞がありました。「命を大切にすること」、「ふるさとを愛すること」の二つです。二つともとても大切なことです。子供たちがこの言葉を胸に刻んでこれからの人生を歩んでほしいと思います。

3・11-またあの日がやってきます

2013-03-09 10:10:42 | 議会活動
またあの日がやってきます。平成23年3月11日午後2時46分。あの日東日本大震災、大津波、原発事故が日本を震撼させました。多くの皆さんのの尊い命が奪われました。そしていまなおふるさとに帰りたくても帰れない多くの皆さんがいらっしゃいます。

あの日はちょうど3月議会で委員会審議が行われていました。突如、ゆっくりとした振動が伝わってきました。大きな振幅でゆっくりと揺れ、それはしばらく続きました。最初は地震とは気がつきませんでした。ちょうど車に酔った感じでした。窓の外の電柱が大きく揺れていました。

ちょっとおおきな揺れだったなと思いながら1階のロビーに下りて行きました。ロビーには大きなテレビがあり、何人かの方が画面に見入っていました。私も画面に目をやるとそこには大津波がまさに住宅地を飲み込む様子がが映し出されていました。

逃げまどう車、その後ろから迫ってくる黒い怒涛。映画のワンシーンを見ているようでした。思わず画面に向かって「逃げろ!!」と叫んでいました。それが現実のものであるとはとうてい思えませんでした。画面に釘付けになっていながら、足元はなにかふわふわしていてたよりなく感じていました。

2か月後、私は南三陸町に来ていました。高台にある中学校からあらためて下を眺めた時、津波の被害のものすごさに言葉を失いました。それまでテレビなどで被災地のことをわかったつもりでいたのですが、視野いっぱいに広がるおびただしい瓦礫に目を奪われました。この瓦礫の下に人々の日々の暮らしがあったのです。

昨年の夏、ボランティアグループの皆さんと一緒に被災地に行きました。子供たちへの絵本の読み聞かせと仮設住宅の皆さんとの交流が目的でした。なにくれとなくお世話をいただいた仮設の女性部長さんから「一番怖いのは忘れられることです」と言われたときはとてもショックでした。被災地への一番の支援は「被災地を忘れない」ということに改めて思い至りました。

今年もまた時間を見つけて、被災地に足を運ぼうと思っています。

ワインスクールに参加しました

2013-03-04 10:44:06 | 雑感

ワイン愛好家を前に蓮見さんがワインに対する熱い思いを語ってくれました。


ワインの楽しみ方について小山さんがお話してくださいました。


初のテイスティングに挑戦しました。ワインは実に奥が深いのですね。

3月3日の午後、滋野コミュニティセンターで開催されたワインスクールに参加してきました。東御市は全国で初めてワイン特区に認定されまちおこしに取り組んでいます。現在市内のワイナリーは玉村豊男さんのヴィラデストワイナリー、小山英明さんのリュードヴァン、蓮見喜昭さんのはすみふぁーむの3つ。地元の高品質のぶどうを使って美味しいワインをつくっています。

長野県の佐久平から善光寺平にかけては降水量も少なく晴天率も高くぶどうの栽培好適地です。こうした地元のぶどうを使ってワインによるまちおこしをしようと、千曲川ワインバレー構想がもちあがり、青木村や坂城町でもワイナリーが計画されています。こうした取り組みの先陣を切って東御市でワイナリーが建設されたのは数年前でした。

ワインスクールははじめに蓮見さんのワインにたいするこれまでの取り組みについてのお話があり、その後小山さんからワインの飲み方についてのお話がありました。実際に地元のワイナリーのワインを使ってテイスティングを行い飲み比べてみました。ワインにど素人の私でしたがワインの奥深さとその味わい方について勉強することができました。

ワインスクールには会場いっぱいの50名もの皆さんが参加されていました。若い方や女性が多かったのにはびっくりしました。知り合いのぶどう栽培農家の方が参加し、ワインブドウ栽培について質問をしていました。農家にとってもワイン用ぶどうの栽培は魅力的なのですね。それぞれの思いを抱いてのワインスクールでした。

一般質問が行われます

2013-03-02 13:58:35 | 議会活動
3月5・6日、そして1日おいて8日と三日間にわたり代表質問・一般質問が行われます。質問にはこれまでにない15名が立ちます。これは全体の8割にもなります。活発な論戦を期待したいと思います。一般質問の内容を以下に掲げます。FMとうみや上田ケーブルビジョンでも生中継されますので参考にしてください。

第1日目(3月5日(火))

● 代表質問―7会派

桜井議員(太陽と風の会)
①元気な自治体の指標でもある人口増加に向けた対策は ②遊休荒廃農地の活用で6次産業の振興を図っては ③地域の要望に応えられるまちづくりの状況は

柳沢議員(信政会)
①舞台が丘整備計画について ②保育園建設について ③財政見通しについて ④第2次基本計画について ⑤生ごみ堆肥化について

依田議員(さわやかな風の会)
①行政改革について ②小学校区単位の地域づくりについて ③東御市教育の在り方について

依田議員(公明党)
①施政方針について ②災害に強いまちづくりに向けて天井等落下防止対策の加速化について ③地域主権改革における「義務付け・枠付けの見直し」に伴う本市の条例制定の考えと進捗状況について

町田議員(高志会)
①施政方針について

第2日目(3月6日(水))

横山議員(ひまわりの会)
①第二次東御市総合計画の策定について ②東御警察署の設置について ③安全・安心、元気なまちづくりについて ④農業振興施策について

平林議員(日本共産党)
①新内閣の施策への対応について ②次期総合計画について ③自然エネルギーのまちづくりについて ④舞台が丘公共施設整備計画について

● 一般質問―8名

阿部議員(太陽と風の会)
①「少子化、超高齢化に向かう課題に市民と市の向き合いをどうするか」について ②「食べることの大切さを市民全体で考える」ことについて

清水議員(信政会)
①農林業振興について ②医療・介護について ③学校教育について

佐藤議員(ひまわりの会)
①認知症の人の支援について ②「みんなちがってみんないい」を認め合う学校教育の実現に向けて ③安心して暮らすための消費者教育について

第3日目(3月8日(木))

若林議員(太陽と風の会)
 ① 市民の声が市政に反映されるための取り組みをどう進めるのか
 ② 協働のまちづくりの全市的展開をどのように行うのか
 ③ 環境への負荷が少ない循環型社会への推進をどう進めるのか


三縄議員(公明党)
①重点施策について ②障害者優先調達推進法について ③当市における公文書管理の取り組みについて 

山崎議員(無会派)
①大雪対策について ②学校教育について

蓮見議員(太陽と風の会)
①事業評価システムについて ②上下水道の業務委託について ③農地の有効活用について

窪田議員(日本共産党)
①総合ごみ処理施設の問題と東御市の取組みについて ②北御牧地区の都市施設整備について ③子育て支援について ④小中一貫教育の取組みについて

日めくりカレンダー