5月25日、改選されて初めての「市政と要望を語る会」を行いました。区内外から大勢の皆さんにご参加いただきました。お寄せいただきましたご要望をしっかりと受け止め、その実現に力を注いで行きたいと思います。以下はその際に使用したデータです
多くの皆様のお力添えにより前回の選挙より54票上積みし、6位(前回8位)で当選させていただきました。
昨年の臨時議会で議会構成が決まり、私は産業建設常任委員長に選任されました。滋野選出の阿部議員、佐藤議員は社会福祉委員会に所属することになりました。阿部議員は社会福祉委員会の副委員長になりました。
これからの議会活動に際しての私の信条です。「内省不疾」は「ないせいふきゅう」と読みます。「内に顧みてやましいことがなければ何を憂え、何を恐れることがあろうか」という論語の言葉です。すなわち自分自身の心に清廉潔白であれということです。政策への判断は「市民目線」で行います。その政策が市民益にあっているか、情報は公開されているか、市民は納得しているかで判断します。行政に対しては「是々非々」で対応します。いいものは良い、ダメなものはダメという姿勢は議員と行政とのスタンスとして当然のものです。
議員に挑戦した時からの私のこだわりです。これは私の議員活動の原点です。
これまでの滋野保育園よりも広く、駐車場も確保され安全で便利になりました。庭には芝が張られる予定です。
4月2日には竣工式と入園式が行われました。新たに31名の保育園児が誕生しました。木の香りがする温かみのある園舎です。この木は地元の滋野財産区の木材を使っています。
トイレも可愛らしく、子供たちが楽しみにしているお昼ご飯をつくる給食室はガラス張りで中が見えます。強化ガラスで安全です。クラスの表示看板もやわらかい木製です。
一方周辺道路整備はこれからです。県道滋野妻恋線の交差点から西沢川までは幅員5メートルの道路とし、その南側に2メートルの歩道を透ける計画です。今年度は交差点から東に160メートル実施されます。工事のためしばらくご迷惑をおかけすることになりますが、よろしくお願いします。
片羽の信号から北に登ると中屋敷の集落の西側を通ります。この道路の一部に幅員が狭く、カーブしているところがあります。ここは子供たちの通学路でもあり以前から問題になっており、昨年区長会で拡幅を市に要請しています。実現のためにさらに努力します。
いま市政で最大の課題である舞台が丘整備事業について説明しました。この4月には上下水道庁舎の移転が行われました。今年度は子育て支援センターの改修、中央公民館の増改築、駐車場の整備が行われます。このため中央公民館周辺の道路も通行止めになっています。しばらくご不便をおかけすることになります。
その中でも最大の問題が15億円道路の一部着工問題です。今回県との交渉もまだ始まっていない中で市役所西側の交差点から求女川まで60メートルの工事費が計上されました。
この道路は県立東御青翔高校の敷地を通ります。普通の感覚であればその交渉がまとまってから道路工事に着手するのが順当ですが、まだ長野県教育委員会と補償料の交渉もせずに「おおむね了解した」というあいまいな口約束で工事を始めることになりました。今のところ補償料は約10億円と言われていますが、仮設校舎建設費や移転費用なども加算されることが予想され、工事費はさらに膨れ上がるのではいかと言われています。
これからいくらかかるかわからないものについてGOというわけには行きません。私は同じ会派の仲間とともに修正案を提出しました。予算委員会で賛否同数となり委員長決済で可決。本会議でも可決されてしまいました。
滋野駅前周辺の道路整備が大きな課題となっています。私も一般質問でも取り上げておりこれからも道路改修を求めて行きたいと思います。
5月9日にはlまちづくりの住民組織、「しげの里づくりの会」がスタートしました。私も役員を仰せつかっており皆さんと一緒になって頑張ります。
今回の凍霜害について産業建設委員会としても実態調査を行うことになりました。皆様からご要望などございましたらどうぞお寄せください。
議会改革にはこれからも取り組んでまいります。これまで読みやすく、わかりやすい「市議会だより」を目指して取り組んできましたが、さらにより良いものにするよう努力します。ホームページの刷新にも取り組みます。
予算について4つのことを理解していただきたいと思います。
第1に、収入のうち自主財源(自分でまかなうもの)は4割、あとは国からいただくお金でまかなっています。しかし国もお金がありません。赤字国債でまかなっています。
第2は市税(市民税・固定資産税・都市計画税など)は全体の4分の1。それも最近の不況を反映し減少傾向にあります。
第3は合併10年間たち、これから5年間かけて6億円地方交付税が削減されます。10年間だけは特例で規定より多く配分されてきましたが、その特例期間が経過したことによるものです。
第4はこうした財源不足を補うのか借入(市債)と預金の取り崩し(繰入金)です。今年は借り入れは17億6千万円、取り崩しは8億6千万円予定しています。しかし借りたお金は返さなければなりません。貯金の取り崩しも限度があります。
これからは収入は減る一方であるということをご理解いただきたいと思います。
一方歳出はどうでしょうか。一番お金がかかるのは民生費です。このうち国民健康保険や介護保険の特別会計にあわせて5億2千万円、和保育園や田中保育園の建設に8億4千万円がかかります。総務費では舞台が丘整備事業に8億9千万円、下水道事業へ11億6千万円がかかります。衛生費では病院へ2億円、クリーンセンターへ2億3千万円がかかります。舞台が丘整備や保育園建設などは一時的ですが、それ以外は高齢化が進む中でさらに増えることが予想されます。
これからの財政は一口で言えば収入は減るのに支出は増えるということです。不足する財源をどうするか真剣に考えなければなりません。
東御市の財政を家計簿になぞらえてみました。月収46万円のお宅を想定してみました。年収で750万円ぐらいでしょうか。しかしいまどきこれだけもらっている人がどれだけいるのでしょうか。
驚くべきことに給料は12万円しかありません。父母からの援助22万円が頼みの綱です。借り入れや貯金の取り崩しも9万円。まさに家計は破綻しています。
一方支出は増えるばかりです。食費や生活費、そして医療介護費はこれからも増えるようです。そんな中ここにきて自宅の増改築や補修(市庁舎など舞台が丘整備事業、保育園の建設)が増え、借金の返済や子供への仕送り(国保特別会計や病院会計への繰り出し金など)もしなければなりません。増える要因ばかりです。不要不急なものの削減が求められています。このままでは破綻です。
最後に私たちの会派「太陽と風の会」を紹介します。これまでにない活動し提言する会派としてこれからも活動してまいります。