先日、後援会の役員のお宅を訪問した際、たまたま衆議院選挙のことが話題になりました。雨後のたけのこのようにたくさんの政党が立ち上がっていました。「民主党には裏切られたし、そうかといっていまさら自民党でもないし、どこがいいのかね」と話しかけられました。私自身とまどうばかりでしたので返事ができませんでした。
そうしたら新しい「未来の党」が結成されたというニュースに接しました。呼びかけ人は滋賀県知事の嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)氏。一緒に記者会見したのは環境エネルギー政策研究所の飯田哲也(いいだ・てつなり)氏。嘉田さんは環境社会学者、文化人類学者で、元滋賀県立琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学人文学部教授。2006年の滋賀県知事選に当選し現在2期目。全国で5人目の女性知事です。
今回の未来の党の結党にあたり嘉田知事が示した「びわこ宣言」を下記に転記します。
びわこ宣言
政治は未来をつくるもの。
右か左かではない、私たちが目指すものは日本の未来の安心。
国民のみなさんに日本の未来を選択する、その選択肢を提示したい。
国政への危機感、中央集権体制を変え、
現世代につけまわしをしてきた旧体制を変えなければならない。
3.11後初の国政選挙であるにもかかわらず、「原発のない社会」に向けての
議論は不透明のまま。自民党はこれまで原発の安全神話をつくり、
事故への備えを怠り福島事故に対する反省は一切なく、原発推進ともとれる
マニュフェストを発表。
福島の事故は、放射性物質を大気や水中に広げることで地球を汚した、
この重い責任を感じることなく、経済性だけで原子力政策を推進することは、
国家としての品格を失い、地球倫理上も許されないことである。
原発事故の潜在的リスクが最も高いのは老朽化した多数の原発が集中立地
する若狭湾に近い滋賀県、琵琶湖である。琵琶湖は近畿圏1,450万人の
命の水源であり、その琵琶湖をあずかる知事として、このまま国政に
メッセージを出さないことは、これまで琵琶湖を守ってきた先人に対しても、
子や孫に対しても申し訳が立たない。
今、ここに、国民のみなさんの信頼を取り戻し、国民のみなさんが
希望を持つことのできる、未来への選択肢となる新しい政治の軸を立てる
「びわこ宣言」を行います。未来を拓く新しい政治を始めましょう。
まだまだ未来の党の先行きに対しては不透明な部分があります。卒原発だけでやっていけるのか、選挙互助会ではないか、背後に小沢一郎さんの姿が見え隠れするなどという意見があります。しかし、現時点で脱原発を願う人々の受け皿になるのは間違いないのではないでしょうか。
これを提唱したのが環境学者で滋賀県知事の嘉田由紀子氏と、自然エネルギーを提唱している飯田哲也さんであることが大きいと思います。これからの動きに注目して行きたいと思います。
そうしたら新しい「未来の党」が結成されたというニュースに接しました。呼びかけ人は滋賀県知事の嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)氏。一緒に記者会見したのは環境エネルギー政策研究所の飯田哲也(いいだ・てつなり)氏。嘉田さんは環境社会学者、文化人類学者で、元滋賀県立琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学人文学部教授。2006年の滋賀県知事選に当選し現在2期目。全国で5人目の女性知事です。
今回の未来の党の結党にあたり嘉田知事が示した「びわこ宣言」を下記に転記します。
びわこ宣言
政治は未来をつくるもの。
右か左かではない、私たちが目指すものは日本の未来の安心。
国民のみなさんに日本の未来を選択する、その選択肢を提示したい。
国政への危機感、中央集権体制を変え、
現世代につけまわしをしてきた旧体制を変えなければならない。
3.11後初の国政選挙であるにもかかわらず、「原発のない社会」に向けての
議論は不透明のまま。自民党はこれまで原発の安全神話をつくり、
事故への備えを怠り福島事故に対する反省は一切なく、原発推進ともとれる
マニュフェストを発表。
福島の事故は、放射性物質を大気や水中に広げることで地球を汚した、
この重い責任を感じることなく、経済性だけで原子力政策を推進することは、
国家としての品格を失い、地球倫理上も許されないことである。
原発事故の潜在的リスクが最も高いのは老朽化した多数の原発が集中立地
する若狭湾に近い滋賀県、琵琶湖である。琵琶湖は近畿圏1,450万人の
命の水源であり、その琵琶湖をあずかる知事として、このまま国政に
メッセージを出さないことは、これまで琵琶湖を守ってきた先人に対しても、
子や孫に対しても申し訳が立たない。
今、ここに、国民のみなさんの信頼を取り戻し、国民のみなさんが
希望を持つことのできる、未来への選択肢となる新しい政治の軸を立てる
「びわこ宣言」を行います。未来を拓く新しい政治を始めましょう。
まだまだ未来の党の先行きに対しては不透明な部分があります。卒原発だけでやっていけるのか、選挙互助会ではないか、背後に小沢一郎さんの姿が見え隠れするなどという意見があります。しかし、現時点で脱原発を願う人々の受け皿になるのは間違いないのではないでしょうか。
これを提唱したのが環境学者で滋賀県知事の嘉田由紀子氏と、自然エネルギーを提唱している飯田哲也さんであることが大きいと思います。これからの動きに注目して行きたいと思います。