12月議会が始まります

2010-11-30 02:26:37 | 議会活動
昨日議会運営委員会が開かれ12月議会のスケジュールが下記のように決まりました。16日間となります。
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12月 7日(火)議会開会日・補正予算の上程
12月10日(金)全員協議会
12月15日(水)~16日(木)一般質問
12月17日(金)本会議における審議
12月21日(火)常任委員会での審議
12月22日(水)補正予算の決議・議会閉会
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12月2日が一般質問の通告日になりますのでいまテーマを詰めているところです。今回から一般質問の模様を「FMとうみ」で生中継するそうです。これまでにもケーブルテレビで中継していましたが、ラジオ中継が行なわれればこれまで以上に議会が身近なものになります。一層身を引き締めて議会活動を行なわなければと思います。

議会運営委員会では舞台が丘整備計画について、議会としての研究委員会を立ち上げるよう話し合われたそうです。舞台が丘計画についてはすでに詳細設計の段階に入り、来春からは仮庁舎への移転、本庁舎東棟の取り壊しが始まります。そのような中で研究委員会というのではやや遅きに失した感がありますが、それでもこれまで議会としてきちんと論議したことがなかったので適切な対応だと思います。

数十年に一度の大事業が始まろうという時、議会が十分な議論もせず手をこまねいていたというのでは市民の皆さんの期待に背くことになります。これまで行政が行なってきたことの再確認から始めて、チェックすることができればいいと思います。それにしてもすでに事業はスタートしているわけですから、この委員会の活動によって工事が大幅に遅れることのないよう配慮も必要です。

新しい議長を迎え、清新な気持ちで議会活動に取り組んでゆきたいと思います。

ご質問にお答えします(3)

2010-11-29 10:39:52 | 議会活動
寄せられたご質問の中に行政改革による職員数の削減と給与の見直しというものがありました。具体的にどのような取り組みが行なわれてきたのか詳細はわかりませんが、決算カードを見る限り徐々にではありますが進められてきていると思います。

決算カードから職員定数と給与総額の推移を見てみました。
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平成16年 職員256人月額給与86,150千円一人当たり338.5千円
平成17年 〃 256人 〃  85,629   〃   334.5千円
平成18年 〃 244人 〃  81,245   〃   333.0千円
平成19年 〃 236人 〃  76,320   〃   323.9千円
平成20年 〃 231人 〃  72,986   〃   316.0千円
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平成16年から4年間で25人の削減、月額給与総額でも13,164千円の削減となっています。今年も団塊の世代の方が多勢退職されており、成果はあがってきているように思います。

しかし、人員削減をこれまで正職員の方が行なっていた仕事を臨時職員さんやパートさんに置き換えたり、退職者の不補充というやり方で行なっているため、職員の労働環境が悪化し仕事がますます忙しくなっているという現実もあります。仕事そのものを削減するのでなければ問題の本当の解決にはつながりません。

ご質問の中に「国民健康保険料、介護保険料等引き下げること。他県各市では介護保険3000~4800円のところはたくさんあります」というご指摘もありました。私も一般質問で「介護保険料の引き下げるために一般会計から繰り入れるべき」と述べています。

市民生活がますます苦しくなる中で、保険料の負担は重くのしかかってきています。そうは言っても保険料負担を軽減するためには一般会計から補填するしかありません。市財政の状況とまわりの市町村の動向も見ながら、今後とも行政に要請して行きたいと思っています。しかし抜本的な改正のためには、なによりも国からの財政支出が求められるところです。

決算カードをご存知ですか?

2010-11-29 00:29:06 | 議会活動

東御市の平成20年度の決算カード

決算カードという文書をご存知でしょうか。市の財政全般についておもな指標がすべて掲載されています。これは総務省によってその作成が義務付けられており、全国のすべての市町村が作成しています。

決算カードをご覧になりたい方はクリックしてください。全国の自治体のデータが入手できます。

私は視察を行う際は訪問先の自治体の決算カードを打ち出して持って行くことにしています。決算カードを見れば、そのまちのありようがおぼろげながら見えてきます。

決算カードの一部を拡大してみました(「財政力指数」は上から5番目。「実質公社債比率」はその6つ下、「将来負担比率」はその下。いずれも健全化判断比率の中にあります。)

私が注目している数字は「財政力指数」と「実質公社債比率」、「将来負担比率」です。決算カードの右下に小さな数字で記載してあります。ちなみに東御市の場合は「財政力指数」は「0.52」。すなわち税収のうち自分達でまかなっているのは半分、残りは交付税などで国から補填されています。

軽井沢町や南相木村などではこの比率が「1」を越えており、すべて自分達でまかなっており、国から交付税による補填はありません。軽井沢は別荘、南相木村は東京電力のダムによる固定資産税収入があるからです。

「実質公社債比率」とは、まちの収入のうち借金の返済に回している割合のことです。東御市は「15.0%」でほぼ健全と言えるでしょう。「将来負担比率」とは借金がまちの1年間の収入の何倍あるかという割合です。東御市の場合は「109.4%」となっており、借金は年収とほぼ同じくらいとなっています。

東御市の財政規模も歳入総額は144億円、一般職の職員数は231人、市長の報酬は月額83万8千円、議員報酬は月額27万3千円などということも分かります。これは全国の市町村が同じ形式で記載されていますので、他市町村との比較が容易にでき財政分析をするのに絶好の資料となっています。

東御市の場合経常収支比率が「92.4%」と著しく高くなっており、支出の9割以上が職員の給与や管理費など決まって支出するものとなっています。財政の硬直化が進んでおり、新しい施策を行ないにくい体質となっています。

こんな資料を使って、いつか市民の皆さんと一緒に財政の勉強会を行なうことができればと考えています。興味がもしおありでしたらご一報ください。

ご質問にお答えします(2)

2010-11-28 02:22:22 | 議会活動
引き続きお寄せいただきましたご質問にお答えします。

政務調査費については会派に対する支給ですので、議員個人が勝手に支出することはできません。行政視察の旅費や研修費用などにあてています。他市町村においてかつて物見遊山的な視察や海外視察もあったと聞いていますが、東御市においては適正に実施されています。

視察報告書の提出が義務づけられていますし、議会の中で視察報告会も行なわれています。政務調査費の会計報告は毎年3月末までに議会事務局へ提出することになっています。私もこのブログに視察報告を掲載しています。

こうした視察に対して厳しいご意見をいただいていますが、私はやはり先進事例を学ぶことは議員にとって必要なことだと思います。いま私は「市議会だより」を読みやすいものにしたいと考えていますが、それには全国のコンクールで優秀賞を受賞した「議会だより」を参考にするのが一番です。「学ぶ」とは「まねる」ことだと言われます。他の市町村で行なった経験を自らのまちに引き直して、いいものを取り入れることだと思います。

私は政務調査費や視察報告はホームページに公開すべきだと思っていますし、その実現のために力を尽くしたいと思っています。

次に住民投票についてです。ご質問では「市民の税金をたくさん使う事業は(数億以上)は住民投票」を行なうべきだとおっしゃっています。私は常設型の住民投票制度を制定すべきだと思っていますが、住民投票制度が万能だとは思っていません。数億円以上の事業はすべて住民投票を行わなくてはならないというのでは行政は停滞してしまします。基本的には議会制民主主義で行なうべきであり、全市的な大きな課題の時に住民投票を実施すべきだと思います。

佐久市の例を見ても住民投票を実施するには大変な手間と時間、そしてお金がかかります。住民投票について市民の皆さんにご理解いただくことが何よりも必要です。佐久市の場合は地区ごとに無数の説明会を開催し、寄せられた百数十もの質問項目に対しひとつひとつ回答し、市民討論会を2回開催していました。住民投票が告示されても職員の皆さんは啓発活動を粘り強く繰り広げていました。

数億円以上の事業について住民投票を行なうとなったら、こうした説明会などを毎年のように行なわなければなりません。これでは市民の方も職員の方も大変です。やはりある程度限定的に考えた方が現実的です。いま住民投票条例を検討している自治体の中には、住民投票のハードルを高くするため、常設型の住民投票でなくその都度条例をつくる個別型にしようという意見もあるようです。これでは住民投票は絵に描いたもちになってしまいます。やはり常設型を目指すべきでしょう。

住民投票をどのように運用したらいいか、これからじっくり考えてみるべきでしょう。

ご質問にお答えします(1)

2010-11-26 06:02:05 | 議会活動
10月の議会報告会の直前に私の家にファックスが届きました。議会報告会に出られないので意見を述べるというものでした。しかしお名前がありませんでしたので、どう対応したらいいかわからずそのままになっていました。そこでここで公表し私の考えを述べさせていただくことで回答とさせていただければと思います。

ご意見は以下の5点でした。そのまま掲げます。
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1、議員報酬は年240万以下(100ッぽ譲って)にすること。(米国では3万~5万人口の議員報酬は約3万円)。国民健康保険料、介護保険料等引き下げること。(他県各市では介護保険3000~4800円のところはたくさんあります)
2、視察に市民の税金を使う時代は終わっています。実費でしてください。
3、政務調査もしたければ実費で。
4、東御市行政改革実施計画(平成18年3月)の4、簡素で効率的な組織体制の確立にある市民サービスの維持向上に対して議会側の行動は。同じく職員の定員適正化と給与の適正化の行革度はどうなりましたか(4年経過しました)。
5、市民の税金をたくさん使う事業は(数億以上)は住民投票を作る制度を急ぐ。
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まず議員報酬ですが東御市の場合議長月額356千円、副議長298千円、議員273千円となっています。これは長野県内の市議会の中では飯山市と同額で一番低い額となっています。このほか政務調査費は議員一人当たり月1万円が会派に対して支給されています。

議員報酬については市民の皆さんから厳しいご意見があり、日当制にすべきだという意見もあります。私は議員報酬をただ削減すればいいとは思いません。名古屋市のように誰が考えても破格な額は別として現在の東御市の場合は適切であると考えています。

議員になったときある方から「井戸塀(いどべい)になるのか」と言われたことがありました。最初何のことを言っているのかわかりませんでしたが、聞いてみると議員は名誉職だから自分の資産をつぎ込むことになり、最後には井戸と塀しか残らなくなるということでした。なるほどと感心すると同時にちょっとおかしいなと感じました。

市民の皆さんが議員に対して「井戸塀」を求めているのでしょうか。もしそうだとすれば会社の経営者とか資産のある方しか政治の世界には出られなくなります。子育てにお金がかかる若い方は4年先にはどうなるかわからない議員はリスクが多すぎて挑戦できなくなり、議員報酬のほかに年金をもらうことのできる老人だけしか政治には参加できなくなります。

多額な報酬は問題です。しかし適切な額の報酬がなければ若い方、優秀な方は政治には向かいません。問題は報酬に見合った仕事をしているかということだと思います。私は議員になる際3つのことを行なおうと決意しました。お困りごと相談所の開設、一般質問の励行、議会だよりの発行です。これまですべて実施してきています。

一般質問をするにしても全国の情報を集めたり、関係者の皆さんからヒアリングしたりするには費用がかかります。情報収集にはインターネットが欠かせません。資料の印刷費もかかります。議会だよりも1回発行すると2万円以上かかります。これらの費用は議員報酬でまかなっています。この間、事業仕分けや住民投票について自分なりに調べるため関係市町村を訪れましたが、この費用もすべて自弁です。

政務調査費は会派に対して支出されているため個人の政治活動には使えません。政務調査費は会派としての行政視察の費用やセミナー参加費などにあてています。

ちなみに長野県内19市の議員報酬は以下のようになっています。

長野市 600千円、松本市 510千円、上田市 425千円
飯田市 407千円、塩尻市 360千円、安曇野市360千円
伊那市 360千円、須坂市 355千円、岡谷市 353千円
諏訪市 349千円、佐久市 338千円、茅野市 325千円
小諸市 323千円、中野市 315千円、千曲市 313千円
大町市 302千円、駒ヶ根市295千円、飯山市 273千円
東御市 273千円

議員報酬以外の件につきましてはまた後日回答します。

「市議会だより」刷新を目指して

2010-11-25 21:33:43 | 議会活動
25日は午後一番で市役所の広報担当を訪ねて広報作りについてお話をお伺いしました。東御市の広報は旧東部町時代から広報コンクールで優勝するなど輝かしい歴史と伝統があります。そうした経験から「市議会だより」をどう見るか、ご意見をお聞きしたかったのです。

担当のOさんにはとても気さくに相談に応じていただけました。驚いたことに直接の広報の担当はお一人だけ。取材から原稿の執筆、写真撮影などすべてこなし、集まった原稿のレイアウトから割付まですべてお一人でこなしているとのことでした。たまたま街角に貼ってあるポスターを見ても、その配色や文字の大きさなど編集者の目で見てしまうとおっしゃっていました。まさにプロですね。

「議会だより」はほとんどの市町村で発行しています。そんな中、「議会だより」のレベルアップを図るために全国町村議会議長会では毎年「議会広報コンクール」を開催しています。今年は最優秀賞には鳥取県北栄町議会、優秀賞(中央文化社賞)には山梨県昭和町議会、優秀賞には秋田県美郷町議会と群馬県吉岡町議会が選ばれています。こうした先進事例から学ぶことも大切です。議会事務局経由で受賞した「議会だより」を取り寄せていただくようお願いしました。

その後、副委員長の蓮見議員と今後の広報調査特別委員会の運営について打ち合わせを行ないました。「市議会だより」の刷新という点については同じ目線に立つことができました。これからいろいろな人の意見をお聞きして刷新を一歩ずつ進めて行きたいと思います。

名古屋市議会リコール不成立

2010-11-25 07:24:17 | 議会活動
注目されていた名古屋市議会のリコールが不成立に終わりました。署名の24%が無効とされたためです。46万5千人あまりの署名者のうち11万2千人分が有権者名簿と不一致であったり、回覧で署名を集めるなど収集方法が不適切だった等の理由。住民団体は異議申し立てを行なう模様です。

今回の問題は河村たかし市長の「市会議員の報酬半減・住民税10%削減」という主張に対し市議会が反対を表明、これに反発する市長主導でリコールが始まったものです。市長の言いなりにならない議員を罷免するために、河村市長自らリコールの先頭に立つという異常事態でした。リコールが政争の道具に使われたと言ってもいいでしょう。

リコールは不成立に終わりましたが、少なくとも有効署名35万4千人があったということは事実です。この背景には市民の市議会に対する抜きがたい不信感があります。リコールが成立しなかったとはいえ来年4月には市議会議員選挙があります。これからの名古屋市議会の動向に注目したいと思います。

振り返って見て、わが東御市ではどうでしょうか。議会が直面する問題に適切に対応できているでしょうか。私自身これまでの議員活動を見直して見なければなりません。先日の議会報告会においでになったある区長さんから「何か行政と同じだと感じた。市役所増築など舞台が丘整備計画に対する議会の意見が聞きたかった」とのご意見をいただきました。

議会が行政から出された議案を審議するだけでなく、一歩進んで議会として積極的に提言することが必要です。議員さんお一人おひとりは精一杯活動していらっしゃるとは思いますが、議会としての総意が示されることはこれまでほとんどありませんでした。舞台が丘問題は数十年に一度の大事業です。本来であれば特別委員会を組織して、議会として審査するという取り組みが必要だったのではないかと思います。

12月5日には鹿児島県阿久根市の市長のリコール投票が行なわれます。こちらも市長が議会と対立し、予算案や人事案件を議会を開催せず市長の専決処分を連発するという前代未聞の事態になっています。市民が市長を罷免するかどうか注目されます。民主主義が機能するかどうか問われています。

上田市でも事業仕分け

2010-11-24 09:52:42 | 議会活動
地域のミニコミ紙の「信州民報」が「上田市、来年2月『市民参加型』事業仕分け、事業分野別に市民評価委員募集!」という記事を載せていました。それによると上田市は来年2月5日(土)、6日(日)に事業仕分けを行い、市が実施する事業について抜本的な見直しを行い、効率的で効果的な行政経営の実現を目指すというものです。

同市はこれまでにも事業仕分けに取り組んできたそうです。今回市民目線による意見が必要と考えら得る事業を対象に「市民による事業仕分け」を実施するものです。このため事業分野ごとに市民評価委員を募集します。事業仕分けの対象は「市民生活・環境」、「産業経済・建設」、「福祉健康」の4分野で、市民評価委員は分野別に8人、計32人で構成するそうです。

事業仕分けは先月は佐久市、先日小諸市でも実施しています。いよいよ長野県でも事業仕分けが本格的に行なわれようとしています。東御市においても市民参加型の事業仕分けを検討すべきではないでしょうか。

中屋敷芸能発表会でした

2010-11-22 04:14:18 | プロフィール

小菅気象予報士よりお天気の話をお聞きしました。

芸能発表会の締めで老人会「寿美齢会(すみれかい)」の皆さんに歌っていただきました。

11月21日は中屋敷の芸能発表会です。午前中は気象予報士の小菅さんからお天気のお話をお聞きしました。プロジェクターや様々な小道具を使ってとてもわかりやすく、愉快に語っていただきました。午後からは芸能発表会があり、踊りや歌、大正琴の演奏など日頃の公民館活動の成果が遺憾なく発揮されていました。

役員の皆さん、参加された皆さん、ご苦労様でした。

くるみ祭りがありました

2010-11-21 02:26:24 | 雑感

道の駅「雷電くるみの里」で表彰式が行なわれました

くるみを使った料理コンテストが行なわれました(中央は花岡市長)

20日は午前中道の駅「雷電くるみの里」でくるみ祭りが行なわれました。主催は日本くるみ会議。くるみの品評会が行なわれ成績優秀者の表彰式が行なわれました。これとあわせて滋野地区活性化委員会の主催のくるみを使った料理コンテストが行なわれました。市外からの応募者もあり20点以上の応募作品がありました。料理とお菓子が半々ぐらいで、次からはお菓子の部と料理の部と分けたらどうかという意見も出ていました。

午後は17日に亡くなられた故舩田議員のご葬儀があり参列しました。現職であったこともありたくさんの方がお見えになっていました。ロビーに趣味の篆刻や刻字の作品がたくさん展示されていました。故人はスポーツも万能、歌も玄人はだし。長く消防団を努めておられたこともあり、地域のためにご尽力されてこられました。ことしの御柱でも祢津の建事神社で木遣り歌を披露されていました。ご冥福を心よりお祈りいたします。

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