「開かれた議会」を目指して!

2010-10-31 22:00:20 | 議会活動
今日で10月が終わり明日から11月になります。今年も残すところあと2月となりました。11月は議会の役員改選に伴う臨時議会が18日に予定されています。月末には第4回定例会も招集されると思われます。議会には議長、副議長、議会運営委員長、3つの常任委員会の委員長などの役員があり、任期の2年が過ぎここで改選になります。

私は議員になる以前から議員に対して違和感を持っていました。議員が日頃どのような問題意識を抱え、議会でどのような発言をしているのか、議会活動が見えていなかったからです。議員が何をやっているか見えないということは、議会に対する無関心や議員に対する不信感を助長することにもなりかねません。

ですから私は議員になって「議員活動の見える化」に取り組み3つのことを行なって来ました。まず第一に市民の意見に耳を傾けること、第二に行政に伝えること、第三にその結果を市民にお知らせすることです。具体的には「お困りごと相談所」の開設、毎回一般質問に立つこと、「議会だより」を定期的に発行することです。2年間かけて一定の成果をあげることができました。

こうした実績を踏まえてこれからの2年間を展望したとき、次は「議会の見える化」が課題になってきます。議会は行政とともに車の両輪だと言われていますが一般市民にとってはその影は薄いのではないでしょうか。そうした意味でこの間議会が議会改革に取り組み、先日は議会報告会を開催したことは大いに評価できます。市民の方からも「今度は集落ごとにやってほしい」などという声も聞かれました。

私はこれからの2年間で議会改革の流れをさらに加速する必要があると感じています。そのためには第一に議会の情報公開が必要です。まず政務調査費と行政視察報告を公開することです。市民からの税金をどのように使っているのか、行政視察の成果をどのように活かしているのかを「見える化」する必要があります。その中で議会のホームページの充実も課題になってきます。

第二に「議会だより」の刷新です。議会は毎回定例会の都度「議会だより」を発行し、議会活動を市民の皆さんにお知らせしています。これまでにも分かりやすく読みやすい議会だよりの編集を心がけてきましたがまだまだ緒に就いたばかりです。市民の方に議会を知っていただく一番の機会が「議会だより」ですので、さらに刷新を進める必要があります。

第三に議会としての政策立案能力の向上です。これからの議会は行政からの提案を受けて審議するだけでなく、自ら市政運営のビジョンを持ち積極的な政策提言を行なっていかなくてはなりません。そのためにはわれわれ議員自身、書物を紐解いたり同僚議員と議論したり研修会や講演会の受講、先進地の視察を行なうなど、議会人としての自己研鑽が必要です。

私は議員任期の折り返し点にあたって「開かれた議会」を実現するために、「議会の見える化」をはじめさらなる議会改革に取り組んでまいります。

ミマキ祭りに行って来ました

2010-10-30 16:24:35 | 雑感

大型プリンターで打ち出されるポスターは迫力満点です

30日は朝から台風の影響で大荒れの天候でした。そんな強い北風と大粒の雨が降りしきる最悪の天候の中、地元の優良企業ミマキエンジニアリングさんの第3回ミマキ祭りが本社・牧家工場と加沢工場で開かれました。

ミマキエンジニアリングさんは東御市を代表する企業です。プリンターの専門メーカーで、社員数は約800名、従業員の平均年齢は37才と若い企業です。3年前にナスダックに株式上場を行っています。

私は以前長野経済研究所に勤務していた際、何度かお伺いしたことがあります。それからあれよあれよという間に業容を拡大し販路をヨーロッパに伸ばし、用途開発に努め印刷から捺染、看板にまで拡大してきています。現在売上全体の中でインクのウェイトが3割を占めるなどプリンターまわりの売上増に努めています。

普通は会社の中に入ることなどできませんが、加沢工場の生産ラインも見学させていただき、帰りに来年の大型カレンダーと、今年話題になったサーマーウォーズのパネルをいただいてきました。

ミマキエンジニアリングさんがさらに発展し世界に飛躍してほしいと思います。市民に工場を開放する機会を与えてくださったご配慮に感謝します。

滋野小学校音楽会でした

2010-10-30 00:42:21 | 議会活動

各学年ごとに合唱と合奏が行なわれました

PTAのお母さんコーラスもなかなかのものです

極めつけは先生方のオペレッタと合奏です

宮澤校長先生にはコカリナを披露していただきました

29日午前中、滋野小学校の音楽会がサンテラスホールでありました。この時期、どこの小学校でも音楽会が行なわれますが、滋野小学校だけは講堂でなくサンテラスホールで行ないます。700席の会場が子供たちとご家族の方で8割がた埋まっていました。

子供たちはそれぞれ学年ごとに合唱と合奏を行ないました。低学年はとてもかわいらしく、高学年の演目はとても迫力があり聞きごたえがありました。そして秀逸だったのがPTAコーラスでした。おそろいの白いブラウスに黒のパンツで、素晴らしいのどを披露していただきました。

先生方も3匹の子豚ならぬ「3匹のかわいいおおかみ」(たぶんこれは3匹の子豚の物語のパロディなのでしょう)のオペレッタをとても愉快に演じていただきました。合奏も宮澤校長先生のコカリナの演奏から始まりました。先生方の隠された才能をあらためて知らされた思いでした。

子供たちの成長を感じ取ることができ、あわせて先生方のご苦労の一端を垣間見ることができました。ありがとうございました。

議会だよりを配っています

2010-10-28 23:56:59 | 雑感


28日も一日冷たい雨が降り続いていました。農作業の予定を変更して議会だよりを配布しました。雲が重く垂れ込めており、山から霧が里に向かって流れ落ちてきています。底冷えするような寒さです。そんな中、あっちの谷からこっちの台地まで車で一軒一軒配ります。時間ばかりかかりなかなか思うにまかせません。

すっかり身体が冷え切った頃、御牧ヶ原のビューライン沿いにある喫茶店「婆夢」(ばあむ)で一休みしました。とても落ち着いた雰囲気でちょっとお洒落なお店です。店主はここが気に入って神奈川から引っ越してきたというとてもステキなママさんです。お店を始めて5年目だとか。気さくにお話ができました。

ここ御牧ヶ原台地や八重原台地は千曲川右岸地域と違って、丘陵地帯の向うに浅間山や蓼科山、遠くに北アルプスを臨むことができ雄大が景観が楽しめます。そんな景観を楽しみながら飲むコーヒーの味も格別です。

御牧ヶ原台地から久保通りに車を走らせます。雨のせいかまだ夕暮れには間があるのですがあたりは暮色に包まれています。11月3日の映画「いのちの山河」のチケットも売ったりして時間もかかります。結局全部配布することはできずまだ八重原台地の一部が残ってしまいました。議会だよりを全部配り終えるまでには、あと半日ぐらいはかかりそうです。

寒いと思ったら初冠雪でした

2010-10-28 01:30:20 | 雑感
昨日から寒い寒いと思っていたら三方ヶ峰の山頂は真っ白くなっていました。初冠雪です。昨年と比べると1日早く、例年より7日は早いとのことでした。着実に季節は秋から冬へとその装いを新たにしてきています。冬支度に取り掛からねばなりません。まだタマネギの植え付けが間に合っていません。



午前中は市役所で都市計画審議会の委嘱書の交付式があり、役員を選出し都市計画の概要などについて関係部局から説明を受けました。昼に自宅に戻ったら孫が遊びに来ていました。昨年暮れに生まれた下の孫はすっかりハイハイが上手になり、つかまり立ちもできるようになりました。歩き出すのももうすぐです。



午後は電車で久しぶりに長野に行き、20年前一緒に仕事をした仲間とおいしいお酒を飲みました。思い出話に花が咲き、楽しいひとときを過ごすことができました。

20年前銀行が新たにコンピュータ関連の情報サービス会社を設立することになり、その立ち上げに私も参画することになりました。その後会社はコンピュータバンキングも手がけるようになり、陣容も拡大し発展して行きました。この時私はまだ30代。新しいサービスの構築に営業にと仕事に情熱を傾けていました。仕事は忙しかったけれど上司と同僚に恵まれ毎日がとても充実していました。

いまは現職を退いていらっしゃる方、関連会社に転籍された方、銀行で頑張っていらっしゃる方と皆さんそれぞれです。かけがえのない仲間です。


交付税が減額になる?

2010-10-27 00:08:59 | 雑感
26日の信濃毎日新聞をご覧になりましたでしょうか。その3面に「普通交付税6~22%減、「平成の大合併」18市町村優遇期間後、減額割合最大は安曇野市」というショッキングな記事が載りました。記事の内容は下記の通りです。

「『平成の大合併』を経た県内18市町村で、制度上、普通交付税の算定方法が変更される合併15年経過以降、普通交付税が本年度比22.9~6.0%の減額になることが25日、県の試算で明らかになった。同交付税の配分額は、毎年度の総額や算定基準の変更に伴い変動するものの、大幅な減額は確実。いずれも将来を見越した厳しい財政運営を迫られている。」

記事によれば減額割合が一番大きい安曇野市の場合、現在97億4900万円の交付税が、優遇期間が終わると75億1800万円となり、22億3000万円減額されるということです。減額割合は22.9%となります。減額割合が安曇野市に次いで多いのは木曽町の19.9%、筑北村の19.5%、千曲市の16.7%となっています。

東御市の場合は現在の41億100万円が平成26年の優遇期間終了後は、36億5000万円となり、4億5000万円削減されます。減額割合は11.0%と18市町村中12番目です。但しこの削減は優遇期間終了後5年かけて徐々に行なわれることになっています。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか。平成の大合併の際、国は合併を促進するために合併前のそれぞれの自治体がもらっていた交付税額を10年間保障する特例措置を設けたのです。合併しなければ交付税は削減されるが、合併すれば10年間は削減されないというアメとムチの前に、多くの市町村は合併へと突き進んでいったのです。

そして10年を目前にし、いよいよアメが剥がれてきたのです。

東御市の場合、現在のところとりたてての問題はないようです。しかしこれから市庁舎の建替えや保育園の建替えなどのため多額の合併特例債が充当されます。この償還が始まる時、ちょうど交付税が削減されることになります。今後注意して見ていく必要があります。

映画「いのちの山河」上映会

2010-10-26 06:42:53 | 雑感
来週の水曜日、11月3日の文化の日、午後2時からサンテラスホールで映画「いのちの山河」の上映会があります。大勢の方々にご覧いただきたいと思っているのですが、時間が取れないこともありチケット(1000円)が売れていません。残された日にちの中でお声かけしようと思っています。

この映画についてはこれまでにも何度か書いてきました。

「いのちの山河」上映決まる(8月29日)
深沢村長の本を読みました(6月7日)
映画「いのち山河」を見ました(5月31日)

この映画のモデルとなった深沢晟男(ふかさわ・まさお)さんについて、作家の及川和男さんが「村長ありき-沢内村深沢晟男の生涯」(れんが書房新社)で以下のように紹介しています。

沢内村(現西和賀町)は、岩手県中部の奥羽山脈東側に位置し、わが国有数の豪雪地帯で、かつては「天牢雪獄」とさえ言われ、長いこと豪雪と多病と貧困に苦しんできた村であった。1957年(昭和32年)、村長になった深沢さんは、のちに「自分達で生命を守った村」として知られるようになる「生命行政」を推進した。日本一赤ちゃんの死亡率が高かった村が、62年(昭和37年)に地方自治体として初と言われる乳児死亡率ゼロを実現した。また、61年(昭和36年)4月からは、60歳以上の高齢者と乳児の医療費を無料化した。

沢内村が策定した「地域包括医療実施計画」には、次のような核心部分がある。
幸福追求の原動力である健康を、人生のあらゆる時点で理想的に養護するため、
 ① すこやかに生まれる(健全な赤ちゃんを産み育てる)
 ② すこやかに育つ(心身ともに強靭で、聡明な人づくり)
 ③ すこやかに老いる(健康老人づくり、不老長寿、生存限界年齢・自然死への接近)
この3目標実現のために
 誰でも(どんな貧乏人でも)
 どこでも(どんな僻地でも)
 いつでも(24時間、365日、生涯にわたって)
 学術の進歩に即応する最新・最高の包括医療サービスと、文化的な健康生活の保障を享受することが必要。

このような人間尊重の村政にリーダーシップを発揮した深沢さんには、確固とした理念があった。価値の根本は人間であるという哲学と、憲法25条である。人間の尊厳を尊重する民主政治、村人による自治は、なによりも人間の平等性に立脚すべきものであり、人間の生命に格差があってはならないという強い信念であった。

沢内村が老人医療無料化を実施しようとしたとき、岩手県は国保5割給付のもとで10割給付を思いとどまるよう指導した。これに対して深沢さんは、「裁判されるなら受けて立つ。憲法に照らして、わたしは絶対負けない。最高裁まで争う。本来は国がやるべきことをやっていない。だから沢内村にとって必要だからやるんだ。国は必ずあとからついてくる」と反論した。

この先駆的な地方自治の姿と実践の成果は、人々を感動させ、やがて世論の高まりのもとで、県や国が70歳以上の高齢者医療費の無料化を実施するのだが、1983年(昭和58年)、国家財政の破綻と医療制度の欠陥のツケを高齢者にしわよせする「老人保健法」を強行した。深沢さん亡き後のその時も、沢内村は村民共同のあかしとして無料制度を堅持し、地方自治の自主権をつらぬいた。最近の市町村合併により、一部負担に後退せざるを得なかったものの、「生命行政」の理念は脈々と受け継がれており、「生命尊重」が町是とされている。

お時間がありましたらぜひサンテラスホールへお運びいただければと思います。

議会広報調査特別委員会

2010-10-26 00:03:24 | 議会活動
25日は朝から雨でした。先日行政サービスに関する要望をお聞きしました。早速関連部署と連絡を取り、午後には市役所に出向いて相談しました。様々な問題があって要望はすぐには解決できませんでした。しかし担当者からは問題点の洗い出しをし解決策を探るとの回答がありました。その結果を依頼者に電話で伝えました。

私は「お困りごと相談所」の看板を掲げており、市民の方々から様々な要望が持ち込まれて来ますが、快刀乱麻で解決できるものはそれほど多くはありません。私はまず依頼者の要望にじっくり耳を傾け、精一杯解決のために取り組もうと思っています。

夕方から9月議会の様子を掲載した議会報の校正のため、「議会広報調査特別委員会」-つまり議会報の編集委員会-の最後の委員会がありました。委員会は新人議員4名の他ベテラン3名で構成されており、これまで8回にわたって議会報を発行してきました。

常に心がけてきたのは「よみやすい、わかりやすい議会報」でした。表紙には子供達の元気な笑顔を載せたり、「である」調から「ですます」調にしたり、分かりやすい表現に気を使ったり、様々な取り組みを行ってきました。一口に「よみやすい、わかりやすい」と言ってもなかなか奥が深く、ここまでやったからいいというものはありません。毎回悩みながら進めてきました。皆様の評価はいかがだったでしょうか。

今回で委員会も最後になります。来月は各委員会が改選期を向かえ、新しいメンバーで担当するようになります。そこで議長と副議長を迎えて慰労会を行ないました。苦労話に花が咲きました。議会報改革の仕事は次のメンバーにバトンタッチとなります。

本日もご覧いただき感謝します

2010-10-25 08:50:59 | 雑感
本日もご覧いただきましてありがとうございます。ブログは大勢の方にご覧いただかなくては意味がありません。そんな意味で何人の方にご覧いただいているか日頃から注目しています。

そして昨日も多くの方に訪れていただき、全国順位1万番以内に入ることができました。今月に入ってから1万番以内に入ったのはこれで4回目となります。

10月 1日(金)162人 全国順位 8652番(ブログ総数1,473,412)
10月 5日(火)150人 全国順位 9821番(ブログ総数1,473,412)
10月19日(火)150人 全国順位 9828番(ブログ総数1,481,448)
10月24日(日)156人 全国順位 8739番(ブログ総数1,483,671)

これまで全国順位にリストアップされたのは4月、7月、9月にそれぞれ1回あっただけですから、今月に入ってわずかの期間に4回も入るとはうれしいかぎりです。やはり150人が全国ランクインの目安のようです。

しかし市会議員のブログなど面白くないのが普通です。それにもかかわらずこうして大勢の方に訪れていただいていることに心から感謝申し上げます。一度だけでなく二度三度訪れていただくことを願っています。

ご覧いただくために定期的な更新、さらなる内容の充実、そして何よりも率直な発言を引き続き行なってまいります。今後ともよろしくお願いします。

滋野ふれあいのつどいに出席

2010-10-24 23:50:09 | 雑感

ふれあいのつどいのオープニングは子供達の金管バンドです

大勢の市民の皆さんにおいでいただきました

羽田衆議院議員の後援会、千曲会の総会に出席しました

24日は朝から曇り空の肌寒い日で、夕方からはとうとう雨になりました。そんな中、滋野コミュニティセンターで滋野ふれあいのつどいが開かれました。日頃公民館で生涯学習に取り組んでいる皆さんの発表の場です。2階のホールでは歌や踊り演奏が行なわれ、1階では絵画や写真、手芸などの展示と茶道の実演が行なわれました。

私は滋野議員団としてご招待され、午前中ゆっくり見させていただきました。皆さん日頃の練習の成果を十分発揮され、素晴らしい歌声や舞踊を満喫させていただきました。とりわけ素晴らしかったのはフラダンスでした。おそろいのムームーに身を包み、ゆっくりとしたテンポで踊っていただきました。

午後からはラ・ベリテで開かれた千曲会の総会に出席しました。千曲会は衆議院長野3区選出の羽田孜(はた・つとむ)衆議院議員の後援会です。上田小県はじめ東信地区全域から大勢の方が駆けつけ、会場いっぱいになりました。物故者への黙祷から始まった総会は、阿部県知事の挨拶の後、羽田さんが登壇され挨拶をされました。ご病気の後遺症のため言葉にはご不自由されていましたが、この地域の発展のために力を尽くしたいという強い思いはひしひしと伝わってきました。

羽田さんは先日引退表明されましたが、これまでのご尽力に心より感謝申し上げます。

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