9月27日は9月議会最終日です。午後から本会議が予定されており平成23年度の一般会計などの決算認定が行われます。その後陳情や請願が審議されます。その中で加沢区から提出されている田中保育園の駅南口への移転に反対し、住民合意を目指すべきという陳情も採択されます。
田中保育園問題は9月議会の大きな課題でした。あらためて地域における合意形成をどう図るかという点で考えさせられました。行政は少数意見にも配慮すべきであるし、区側も全市的視点で妥協点を見出す努力をすべきでした。残念ながら双方ともに対話の努力が欠けていました。
いま市では協働のまちづくりを進めていこうとしています。その中には今回のように地域で意見が割れることもあります。そんな時どのようにしてそれを乗り越えて行くか問われています。
行政も市民ももっと知恵を働かせ、汗をかく必要があります。「それではいつまでたっても問題は解決しない」というご意見もあるかもしれません。しかしこうした努力こそが、かって問題解決の近道になるのです。
田中保育園建設をめぐる加沢区の主張は、南口は工業地域で保育園には不適、近くにクリーンセンターがあるなど環境上問題があるというものです。
私も南口に保育園を建設することは問題だと思います。8億円もの税金をつぎ込んで南北連絡橋を建設したのは、南口を新たな発展の拠点するためだったはずです。
しかし、この周辺に保育園に適した交通の便がいい、広い土地を確保することはきわめて困難であることもまた事実です。
保護者の希望は交通の利便性と広い駐車場です。現在地での建替えは駐車場と園舎が離れ道路も狭いなど問題が多く、とうてい納得が得られるものではありません。
一方、昨年11月に示された田中保育園検討委員会の多数意見は南口でした。
この事業は合併特例債を前提にしています。その期限が迫っておりいつまでも決定を先延ばしすることはできません。
以上から、私は加沢区からの陳情に同意することはできないと判断します。しかしだからと言って行政のこれまでの対応に問題なしとは思いません。もっとていねいな、もっと粘り強い説明と説得が必要だったのではないでしょうか。
田中保育園問題は9月議会の大きな課題でした。あらためて地域における合意形成をどう図るかという点で考えさせられました。行政は少数意見にも配慮すべきであるし、区側も全市的視点で妥協点を見出す努力をすべきでした。残念ながら双方ともに対話の努力が欠けていました。
いま市では協働のまちづくりを進めていこうとしています。その中には今回のように地域で意見が割れることもあります。そんな時どのようにしてそれを乗り越えて行くか問われています。
行政も市民ももっと知恵を働かせ、汗をかく必要があります。「それではいつまでたっても問題は解決しない」というご意見もあるかもしれません。しかしこうした努力こそが、かって問題解決の近道になるのです。
田中保育園建設をめぐる加沢区の主張は、南口は工業地域で保育園には不適、近くにクリーンセンターがあるなど環境上問題があるというものです。
私も南口に保育園を建設することは問題だと思います。8億円もの税金をつぎ込んで南北連絡橋を建設したのは、南口を新たな発展の拠点するためだったはずです。
しかし、この周辺に保育園に適した交通の便がいい、広い土地を確保することはきわめて困難であることもまた事実です。
保護者の希望は交通の利便性と広い駐車場です。現在地での建替えは駐車場と園舎が離れ道路も狭いなど問題が多く、とうてい納得が得られるものではありません。
一方、昨年11月に示された田中保育園検討委員会の多数意見は南口でした。
この事業は合併特例債を前提にしています。その期限が迫っておりいつまでも決定を先延ばしすることはできません。
以上から、私は加沢区からの陳情に同意することはできないと判断します。しかしだからと言って行政のこれまでの対応に問題なしとは思いません。もっとていねいな、もっと粘り強い説明と説得が必要だったのではないでしょうか。