今日は大晦日です

2009-12-31 22:48:35 | 雑感
31日、昼前から雪降りになりました。横殴りの雪が止んだところで滋野地区の一番山沿いの「聖」(ひじり)地区に議会だよりを届けに行きました。自宅では数センチの積雪だったのですが、原口集落を過ぎたところから積雪が増え、聖では15センチでした。

雪はシャーベット状でした。坂道で車を止めるともういけません。もちろんスタッドレスタイヤでしたが、発進するときは車が滑ってハンドルがいうことを効きません。申し訳なかったのですが何軒かのお宅にはお届けできませんでした。とにかく雪まみれで配り終えました。

これで私の年内の議員活動は終了です。1年間ありがとうございました。滋野地区外への議会だより配布は年明けから始めたいと思っています。

議員としての基本的姿勢とは?

2009-12-31 01:19:11 | 雑感
30日はほぼ一日かけて年賀状書きました。プリンターの調子が悪く印刷がうまく行きません。ホームセンターでインクを購入しやっと動き出しました。宛名は筆で書き、余白にひと言書き添えます。これがなかなか時間がかかります。それでもやっと年賀状が完成しました。

夕べ遅くに下の娘が帰省しわが家はこれで全員集合です。これまでは仕事の関係でなかなかお正月休みは取れなかったのですが、今年は久しぶりに家族でのお年取りになりそうです。孫まで入れて7人の大所帯です。

さて、2009年もあと1日残すのみ。皆様にとってこの1年はどのような年だったでしょうか。経済では昨年からの不況が一層深刻で派遣切りなど生活はさらに厳しくなっています。政治では政権交代が実現しました。しかし変化が実感できないでいます。

私にとっても議員になって初めての1年、とまどうことばかりでした。しかし議会の都度一般質問に取り組み、議会だよりを発行し、ブログを開設するなど自分なりに取り組んできたつもりでいます。

私は市議会議員として以下の3つの点を大切にしたいと思っています。

議員としての私の心情

● 自分自身の心-「内省不疚」
まず自分自身のスタンスです。私は「内省不疚」(ないせいふきゅう)という態度で臨みたいと思っています。これは合併しない宣言で有名な福島県矢祭町の根本町長さんから教わったものです。もともとは論語の言葉で「内省不疚夫何憂何懼」ということばの一節です。「内(うち)に省(かえり)みて疚(やまし)からざれば、それ何を憂(うれ)え何を懼(おそ)れん」というのでしょうか。心にやましいことがなければ、憂えることも懼れることもないということ。すなわち常に自分の心に清廉潔白であれということです。

● 政策への判断-「市民目線」
また議員として議案に対する判断を求められることがあります。こうした際の判断基準としては、それが市民益に貢献するものであるかどうか、それにかかわる情報は公開されているかどうか、市民が納得しているかどうかで評価したいと思います。「結果よければ全て良し」という言葉がありますが、ここでは情報の公開度、プロセスまでチェックしたいと思います。

● 行政への対応-「是々非々」
市長と議員とは、いずれも市民からの直接選挙によって選ばれるため二元代表制と呼ばれます。ですから議員においては基本的に与党野党という区分はありません。私は現在の市長の識見、手腕を高く評価しています。しかしそのことと政策とは別物です。ですから私は市長に対しては良いものはいい、悪いものは悪いという「是々非々」の立場で臨んでいます。

この3つを私の議員としての基本姿勢として守って行くことをお約束したいと思います。

若者が夢を持てる働き方を

2009-12-30 00:58:32 | 雑感
29日の地元紙、信濃毎日新聞に「登録型派遣を原則禁止」という記事が大きく載っていました。登録型派遣制度とは派遣会社に登録をしておき、仕事があるときだけ雇用契約が発生するという働き方のことです。以前は通訳など特殊な業種に限定されていましたが、1999年製造業など一部を除いて自由化され、小泉改革の中で2004年には製造業にまで拡大され一気に広がりました。

こうした登録型派遣は企業側の都合でいつでも雇用契約を解除することができ、企業にとってきわめて都合の良い制度でした。正規職員であれば労働基準法によって簡単に解雇することはできませんが、登録型派遣の場合労働基準法の適用が及ばず、契約の解除は容易に行うことができます。

その反面、多くの若者は生活や収入が不安定な働き方を余儀なくされることになりました。その結果、昨年からの「年越し派遣村」「派遣切り」などといった大きな社会問題もおきて来ています。新聞記事によればこうした登録型派遣で働く方は44万人にも及ぶとのことです。

私もつい昨年までは人事制度コンサルタントとして、人事制度の制度設計に携わってきた者として今回の制度改正を歓迎するものです。劣悪な雇用環境の中で若者のは働くことに夢が持てないでいます。賃金は年間200万円から300万円、極めて劣悪な雇用環境の中でいわゆる「ワーキングプア」(働く貧困層)が急増しています。

厚生省の労働政策審議会が28日にまとめた報告書によれば、登録型派遣は秘書や通訳など専門性の高い26業種や高齢者派遣などを除き禁止、製造業への派遣も長期の雇用契約を結ぶ常用型派遣を除いて禁止する方向です。

しかし問題もあります。混乱を避けるためとはいえ最長5年の猶予期間が設けられていること、常用型派遣の定義が「契約期間が1年以上見込まれる」とあいまいさを残していることなどです。

これまで審議会の議論は、労働側からは「労働者を使い捨てにしている」、経営側からは「禁止すれば返って雇用が失われる」との意見が出され、平行線たどって来ました。やっとまとまったとの印象がぬぐえませんがこれからの動向を注目して行きたいと思います。

なによりも次世代を担う若い世代が、安心して働き暮らせるような仕組みを考えて行きたいものです。

議会の常識は市民の非常識?

2009-12-29 03:55:57 | 議会活動
「議員仕分け」されないようにするためにもう少し考えてみたいと思います。私は議員になって1年になりますが、この間様々な点で「議会の常識」というものの理不尽さを感じてきました。議会にはいわゆる「先例集」というものがあって、すべてそれに沿って行うように求められるのです。

だいたい新人議員はそんな「先例」など何も知りませんから古参議員からお叱りを頂戴することになります。私も行政視察に行った際、先方の市役所の職員の方と名刺交換しました。お話をお伺いするのですから自己紹介することは礼儀だと思ったからです。しかしあとでこれがやり玉にあげられました。先例によれば先方と名刺交換するのは常任委員長と副委員長だけだというのです。

それぞれの委員が名刺交換すると煩雑になり、先方に迷惑をかけるからというのがその理由でした。だいたい名刺交換が「迷惑をかける」という認識自体、一般社会からズレています。名刺交換は重要な自己紹介の場であり、相手と心をつなぐ貴重な瞬間なのです。ビジネスマナーの中でも名刺交換は特に重視されています。

ですから私の民間での経験からすれば、自己紹介もせず相手が何者かもわからないで話をすることの方が、よっぽど非常識だと思うのですがいかがでしょうか。

当選直後の議会の際、滋野地区から選出されたお二人の議員さんに声をかけ、滋野議員団として地元で議会報告会を開催しませんかと提案したことがありました。幸い賛同が得られ具体的に動き出そうとしたら古参議員さんから待ったがかかりました。議会報告会はまかりならぬというのです。滋野議員団の中に他の会派の議員がおらず、一方的な報告会になるからというのがその理由でした。

私は議会で決まったことを市民に報告し、その要望をお聞きするというごくまじめな会として考えたのに、古参議員さんは自分達の悪口を言われるとでも思われたのでしょうか。

ことほど左様に「先例」とやらに縛られる議会活動とはいったい何なのかと思うことがあります。

しかし、今では議会改革委員会で「議会報告会」が決まり、来年春には実施する方向で動き出しています。私の提案が現実になろうとしています。

私は「議会だより」を発行する議会広報委員会のメンバーです。「議会だより」の改革の中で、議員一人ひとりがどの議案に賛成したのか、どの議案に反対したのか一覧表にして発表したらどうかと提案したことがありました。「議会の中で議員の顔が見えない」と市民の方からのご意見をお聞きすることがあったからです。

議員の仕事とは、議案を審議し、それが妥当なものかどうか判断し、賛成・反対の態度表明をすることです。ですから議員一人ひとりの顔が見えるようにするということは、その結果を明らかにすること、すなわち「賛否一覧表」を表示することだと考えました。

これも賛同は得られませんでした。その理由は「議員のパフォーマンスになるから」というものでした。人気取りにばかりするようになり、財政とか全体を考えた市政運営にならなくなるからというのです。しかしこれではどの議員がどの議案に対して賛成したのか、反対したのかわからず、一人ひとりの議員としての行動が見えてきません。それは市民益に沿ったものでしょうか。

「先例」を無視するつもりはありませんが、これだけ変化が激しい中で議会だけが昔からのやり方にだけ従っていればいいというのもいかがなものでしょうか。箸の上げ下ろしまで指図するような「先例」は決して決して好ましいものではありません。新しい視点で取捨選択する取り組みが必要だと感じています。

郷土の文化財を大切にしたい

2009-12-28 21:21:44 | 議会活動
28日、役所は今日で仕事納めです。お正月を迎える準備はいかがですか。わが家でもガラス拭き、障子貼りと忙しい日を送っています。そこでわがブログも装いを一新、お正月バージョンにしました。いかがでしょうか。

市民の方から文化財の保護についての相談が寄せられました。いま滋野の片羽地区には市の文化財に指定されている古墳時代の円墳「塚穴古墳」があります。11月上旬、このすぐ脇に電柱が立てられました。景観から見てもいかがなものかというのが相談の内容でした。

塚穴古墳について東御市教育委員会の資料によって紹介します。この古墳は、羽子板型石室(?)を持った横穴式円墳だそうです。現状は表土が流出し、まわりが道路などで切り取られ、南北に長い長方形の墳丘となっています。石室は幅約2.4m、奥行約2.4m、高さ約1.5mあります。特に奥壁から約80cm、床面から約70cmのところの側壁に、開口した小室があります。この小室は棚の一種で祭壇として使われたものと思われます。このような小室のある古墳は当地方ではこの古墳だけで極めて珍しいとのことです。

この電柱の設置は隣接地のアパートの建設計画に伴うものだそうですが、それにしても地域の文化財に何の考慮も払わない電力会社のやり方は甚だ疑問です。何もこんなすぐそばに立てなくともよさそうなものだと思います。すでに電力会社、地元区、地権者、そして市役所が立会い、善処していただけることになっているようです。市の担当者に再度お願いしてきました。

こうした文化財に対する市の取り組みはどうなっているのか教育委員会でお話をお聞きしました。それによれば文化財は基本的には私有財産であり、市はそれを認定し修復費用に対して補助金を支出するだけ。基本的には市で購入することはないそうです。

ですから文化財として認定申請したその当時はいいのですが、孫や子供の代になって問題が表面化することが多いようです。相続された文化財を売却するとなった時、その保存に対して有効な手段が取れないというのです。あらためて文化財の保護をどうしたらいいのか考えさせられました。現に塚穴古墳も何人かの所有だそうです。

「議員仕分け」されない議員になるために

2009-12-28 06:06:21 | 議会活動
12月12日に東京で「賢い市民が議会を救う-まず“議員仕分け”をしよう!」というシンポジウムが開かれました。主催は「開かれた議会をめざす会」です。

シンポジウムのパネラーは「えびな市民オンブズマン」、「くにたち市議会を見ていく会」、「相模原市議会をよくする会」、「多摩市議会ウォッチングの会」の4団体です。地方議会やダメ議員の実態を各地から報告するとともに「議会をよくするにはどうすればよいのか」について歯に衣を着せず率直に語っておられました。

私は所用で参加できなかったのですがインターネットに掲載されていました。
どうぞ下記をクリックし、動画をご覧ください。

賢い市民が議会を救う-まず議員仕分けをしよう!

私は以前から「相模原市議会をよくする会」の議員通信簿には注目していましたので、このシンポジウムもとても参考になりました。市民の方々の議員に対する厳しい視線をひしひしと感じました。私自身「議員仕分け」されないように頑張りたいと思っています。

ホエー豚を食べました

2009-12-28 05:07:15 | 雑感
27日朝、前の職場でお世話になった先輩から電話がありました。ちょうどこちらにこられるというので昼食をご一緒することになりました。そこでいま話題の「ホエー豚」を食しました。ホエー豚とは「乳清」-チーズの搾りかすのことでしょうか-を食べさせて大きくした豚のことだそうです。とてもやわらかく濃厚でおいしくいただきました。これが新しい地域のメニューになればと思います。

アトリエドフロマージュの「ホエー豚」

午後は知人の葬儀に出席しました。その後前日に引き続き夕方まで「議会だより」を配りました。ご家族の方が庭先においでの時は声をかけてお渡しします。すると「議会だより読んでいます」「頑張ってください」などという返事が返ってきます。うれしい限りです。半日しか配れませんでしたが、それでも滋野地区を終了するメドがたって来ました。

帰ってきたら市民の方から相談の電話が入っていました。

中屋敷の火事から1年になります

2009-12-27 05:00:00 | 雑感
年末の火災予防運動が始まっています。昨年12月27日未明、私たちの集落で火災が発生しました。その時の経験をお伝えし、防火意識を高めていただきたいと思います。

有線放送が火災の発生を告げたのは朝4時頃だったでしょうか。「滋野コミュニティセンター北側200メートルで住宅火災」との放送で私は目が覚めました。身支度をして消防庫に駆けつけるとすでに人影があり、シャッターを開けようとしていました。私は「半鐘は俺が叩く」と言って火の見櫓に登りました。

この頃まで火元は隣の集落だとばかり思っていました。暗闇の向うに火柱が立っていました。その方向と距離はどうやら火元は私たちの集落であることを物語っていました。半鐘を叩くのは数十年ぶりでした。それも近火を知らせるために連打する-これを「擂半(すりばん)」と言います-を打つのは初めての経験でした。

年末の深夜に半鐘の音が響き渡りました。間もなく人が駆けつけ消防自動車はサイレンを鳴らして出動して行きました。私はしばらく半鐘を叩き続けていましたが、現場のことも気になり、十分叩き終わったと判断してそこを離れ現場に急行しました。

火元は隣の集落との境界に建つアパートでした。すでに本署から何台かの消防自動車が到着し、南側から放水していました。わが消防団も北側から放水を始めていました。消防関係者や近くの住宅の方など人が集まり始めていました。しかし区長など区の役員はまだ駆けつけていませんでしたので、私は近くの住宅の方と相談して現場本部を立ち上げ提灯を掲げました。

年末の明け方です。しんしんと冷え込む頃です。被災者を何とかしなければいけません。逃げ遅れて救急車で運ばれた方もいると聞いてもいました。幸い近くのお宅の好意で、住宅を開放していただくことができました。そのお宅のご主人、奥様やご家族には本当にお世話になりました。やがて区の役員も駆けつけ体制は徐々に整いつつありました。

しかしいつまでもご好意に甘えていることはできません。火の勢いも弱まった頃これからの取り組みについて相談。公民館を解放することになりました。被災者の中には小さなお子さんもいらっしゃいました。区や公民館の役員の皆さん、女性グループやボランティアグループの皆さんのご協力で毛布や衣類などを調達。炊き出しも実施しました。

その後火災が放火だったことがわかり、警察の方の事情聴取も始まり、被災者の家族も駆けつけ、ご苦労いただいた消防団の方も集まり、公民館はにぎやかになりました。市からも担当者が駆けつけ相談にのっていただきました。幸い夕方までには被災された方々も幸い落ち着く場所も決まり、それぞれ引き上げられて行きました。

これまでは火災といっても何か他人事だと思っていましたが、今回その当事者となりました。まさに混乱の極みです。その中で一番感ずるのは日頃の防火意識と、万が一火災になった時何をなすべきかということです。火災1年になるにあたり、あらためて考えてみたいと思います。

「議会だより」配りも2日目になります

2009-12-26 22:27:38 | 議会だより
25日は孫の世話もあり「議会だより」配りはお休み。26日は1日かけて桜井・片羽・赤岩地区をまわってきました。チラシ配りの道の脇に男女の道祖神がお祭りされていました。素朴でとてもいい雰囲気でした。


12月上旬から始まった滋野駅前の側溝工事が今日で終わりとなります。おかげさまできれいになりました。年明けからはその先の側溝工事が始まります。このため片羽から滋野駅前に向かう道路はしばらく交通止めとなります。ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。


訪問したお宅の庭にピラカンサがたわわに実っていました。赤い実がとても印象的でした。ほぼ一日歩いたためさすがに足が痛くなりました。運動不足がたたっています。これで約半分終わったことになります。

初めてご覧いただいた皆様へ

2009-12-26 20:32:55 | 雑感
「議会だより」をお配りしている関係からか、ここ数日アクセスが多くなっています。初めてこのブログをご覧になられた皆様、アクセスどうもありがとうございます。

このブログは私の議会活動の一環として今年の2月16日に立ち上げたものです。議会活動の様子、その時々の課題に対する考え、私の日常生活などを自由に記述しています。ブログの更新は基本的に毎日行うことを自分に義務付けています。

私は議員になるにあたりの3つのことを自分に課しました。この3つは自分の決意でできることだからです。
1、市民の願いに耳を傾ける-そのためにお困りごと相談所を開設する。
2、市民の願いを市政に届ける-毎回一般質問を励行する。
3、結果を市民に知らせる-「議会だより」の発行とブログを開設する。


そんなことで見よう見まねでブログを開設しました。最初はとまどうことばかりでしたが、友人や子供からのアドバイスもあり今ではひととおりのことができるようになりました。

しかしブログは始めるより継続することの方が大変です。これまでにも何度か中断したことがありました。その都度、友人や家族から「どうしたの、最近更新されていないけど」という励ましの言葉をいただき、再度取り組むという繰り返しでした。しかし今ではブログを書かないと一日が終わった感じがしません。

ブログに対しては自分自身率直であろうと思っています。自分自身を偽ることなく正直に自分を表現することに努めています。最近ではブログを書くことが問題を整理し、自分自身の考えをまとめるためのプロセスとなっています。

ブログをご覧いただいた感想はいかがだったでしょうか。もし興味を持っていただけそうでしたら、ぜひお気軽にお出かけください。ご一緒にこのまちのことを考え、よりよい地域づくりのために、あなたのお力添えいただければと思います。

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