東町で伝統の「歌舞伎」が行われました

2009-04-29 13:34:22 | 雑感
今朝も遅霜がありました。昨日と二日連続です。朝妻が蕗を取りに行ったらしんなりしていて、葉の上に霜が降りていたそうです。柿やくるみの新芽も霜で黒くなっていました。ブドウも心配です。

今日は祢津の東町歌舞伎公演がありました。祢津はもともと真田氏の流れを汲む祢津氏の発祥の地。江戸時代は代官所が置かれ幕府の天領でした。そんな関係からか歌舞伎が盛んで回り舞台もあります。東町歌舞伎保存会には寛延4年(1751年)の銘のある木箱が伝えられるなど約250年の伝統があります。

お天気も上々で少し風がありましたが、開演に前には舞台の前やまわりの土手は大勢の観客が詰め掛け満員でした。私は歌舞伎を見るのは初めてで期待していました。受付でお弁当とお酒、おつまみの入った紙袋をいただき舞台からやや離れたところに同僚議員と陣取りました。

最初は祢津小学校の子供たちによる義経・弁慶の勧進帳でした。歌舞伎は大人にとっても言葉や言い回しが難しいものです。それを見事に演じきっていました。子供歌舞伎は10年ぐらい前から行われており、先輩から後輩にその伝統が受け継がれていることを感じました。指導された先生方、ご父母の皆さん、そして何日も前から練習に練習を積み重ねてきた子供たち、本当にご苦労様でした。

この伝統を受け継ぎ毎年歌舞伎公演を支えてこられた東町歌舞伎保存会の皆さん、地元東町区の皆さんのご努力に敬意を表します。

午後からは大人歌舞伎の予定でしたが、私は地元でお年寄りの会があり途中で退席を余儀なくされました。来年は最後までじっくり見たいと思います。







浅間山が真っ白になりました

2009-04-28 01:24:10 | 雑感
昨日は、お天気はいいのですが風が冷たく、とても肌寒い一日でした。浅間山が雪で真っ白になっていました。報道によれば北海道は大雪だそうです。この時期、農家は凍霜害が心配です。特に今年のように気候が進み、野菜や果樹の芽がいつもより早く出たときは遅霜で若芽が凍結することがあります。こうなるともう収穫は期待できません。

今朝も遅霜(おそじも)注意報が出ています。かっては早朝、ブドウ畑でタイヤを燃やしたり火を焚いたりして凍霜害(とうそうがい)防止に努めました。朝になると集落にはタイヤの燃えカスの黒い粉塵が舞い、ゴムが燃えた臭いが充満していました。しかしいまは環境に配慮してタイヤを焚いたりすることは禁じられています。

風が吹き大気が撹拌されると霜が降りにくくなります。人工的に風を起こす方法として防霜ファンがあります。大型の扇風機のようなもので、一部に設置している方もいますが当地にはまだありません。ですから遅霜注意報が出てもなすすべがありません。ただ祈るばかりです。

昨日は娘が孫を連れてきました。孫と一緒に近くのお宅の鯉のぼりを見に行きました。最近とても活発になり走ることが大好きです。ときどき転び自分で起き上がって来ますが、たまには泣くこともあります。いやなときは首を横に振り自分の意思をしっかり主張します。あと1ヶ月で2才になります。

トマトとキュウリの支柱を立てました。


今年初めての山菜取りです

2009-04-26 13:23:04 | 趣味・野良仕事
先日もとの職場の友人から電話がありました。毎年この時期になると一緒に山菜取りに行っていましたので日程の打ち合わせでした。

今朝、ちょうど雨があがったので山に行きました。途中水芭蕉が咲いていました。水芭蕉といえば戸隠や鬼無里ですがこんな身近で見られるのはうれしいものです。たぶん地域の方が大切に育てているのでしょう。

タラの芽はまだ硬く皮をかぶっていました。それでも中には大きくなっているものもあり、昼に妻と一緒にテンプラにして食べました。今年初めての春の味です。

夕方から青少年育成育成協議会の総会に出席しました。

「健康づくりシンポジウム」と「身体教育医学研究所」

2009-04-26 08:37:56 | 病院改革
昨日は一日雨。午後からサンテラスホールで健康づくりシンポジウムがありました。「地域で健やかに~産み、育み、老いる~」をテーマに、院内助産所・健康づくり・高齢者介護についての3人の講師のお話と、花岡市長を交えてのパネルディスカッションがありました。

「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」-そんな講演とパネルディスカッションでした。

夕方から身体教育医学研究所の開所10周年、一般財団法人設立記念式典に参加しました。

私はこれまでこの研究所のことをほとんど知りませんでしたが、お聞きするところによれば、研究所は平成11年5月に東京大学の協力を得て、旧北御牧村とみまき福祉会により設立されたそうです。

研究所は保健に軸足を置いて研究し、その理論と成果を地域に還元し、社会に向かって発信してきました。研究所と介護福祉のみまき福祉会、地域医療を担っている診療所の三位一体で住民の健康増進に取り組んで来ました。こうした中で医療費も削減されてきたそうです。

このような取り組みは全国的にも大きく評価され、報道ステーションなどでも取り上げられました。

ひとつの村がシンクタンクを持つなどということは一般的には考えられません。大切なことはわかっていても、10年、20年先のことを考えるということは難しいものです。旧北御牧村においてこうした粘り強い取り組みを行ってきたことは驚嘆に値します。

これから身体教育医学研究所がますます住民の健康づくりのために、大きな役割と果たしてくれることを期待します。






派遣切りからの報告を聞きました

2009-04-25 06:27:11 | 政治・経済・社会
昨日は午後から東御市議会の視察報告会、その後上田市との合同の議員研修会・懇親会がありました。その後、東御市憲法を考える会の講演会「派遣切りからの報告」に出席しました。

講師はこれまで派遣切りされた方々の相談にのってこられた陽だまりネットの鳥毛さんです。3回にわたって行った派遣村の経験からお話をしていただきました。

相談に来られた方は毎回20名、これまでの累計で60数名になるそうです。中には仕事がなく車検の切れた車の中で生活し、まともな食事も2ヶ月とっていない人もいました。体調も悪いため急遽病院に入院させたそうです。

40代の女性は同じ会社に5年余り勤務していましたが契約期限前に解雇され、現在失業給付を受給中(期間は90日)だそうです。

派遣法では5年も働いていれば雇用者に直接雇用の義務が発生します。また期限前解雇の場合は雇用者に次の働き先を紹介する義務があります。失業給付が90日ということは自己都合による退職とされていることが考えられます。本来ならば180日でなければなりません。雇用者側に派遣法や労働基準法などの法令違反が考えられると指摘していました。

鳥毛さんはこのような事例を通じて貧困への転落はいとも簡単に、誰にでも起こりうると言っていました。その大きな理由は派遣という働き方にあります。

派遣の場合、低賃金のため蓄えがありません。多くの場合一人で生きている生きることを余儀なくされており支えあうネットワークがありません。情報から隔絶されており労働基準法など生きていくために必要な知識がありません。そして外国人労働者の場合はより深刻です。

相談者が一様に言うのは「行政に相談に行っても対応が悪く冷たい」ということです。行政には行政としての立場もありなかなか希望に沿うことができないようです。それでも上田市役所では通訳を派遣してくれ実にありがたかったと言っていました。

実体験に裏打ちされたお話は実に興味深いものでした。「半分くらいはやらなければ良かったと思っている」という言葉にその活動の大変さを垣間見る思いがしました。

5月の派遣村は5月22日(金)10時から上田市のハローワーク前の駐車場で行うそうです。



軽井沢町議会「議会報告会」を傍聴

2009-04-25 05:38:49 | 自治基本条例
先日の新聞に軽井沢町で議会報告会を開催しているとの記事が掲載されました。

私は昨年の選挙の中で「議員は何をやっているかわからない」「当選した後の報告もない」などという議員に対する根強い批判を耳にしていました。これは「市民のニーズを汲み取り、行政に伝え、その結果を報告する」という議員としての基本的な仕事が行われていないことによるものです。それが議員への不信感を招いています。

私は、こうした状況を解決するためには議会による市民への報告が必要だと感じていました。

私は早速軽井沢町の議会事務局に連絡を取り、ご好意で見学させていただくことになりました。軽井沢町議会の議会報告会は昨年10月に引き続き2回目、町内3か所で開催し議員が手分けして説明してきたそうです。

私の出席した会場は参加者が30名程度、受付から司会、説明などすべて議員の皆さんが行っていました。

まず議員側から予算の状況について説明があり、それに対する質疑、そして質問という順に進みました。この会場ではそれほど意見が多くなかったのですが、お聞きするところでは前日の会場では活発な意見が出されたそうです。

今回が2回目だったからでしょうか、議員の皆さんの説明は手順よくわかりやすく工夫されていました。議案の賛否についてはそれぞれご自分なりの考えもあったでしょうが、議会として説明するという立場でていねいにお答えになっていたのが印象的でした。

市民の皆さんからのご要望についてはご意見を行政にお伝えするとお話になっていました。昨年の第1回の報告会の際も出された意見をまとめて町長に申し入れしたそうです。

あとで議員の皆さんにお聞きしたところ、「報告会をすることで自分自身勉強になった」、「様々な意見が聞けてよかった」、「市民から厳しい指摘を受け、議員に対する市民の厳しい目を感じた」などという意見が寄せられました。

こころよく見学させていただいた軽井沢町議会の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

議会報告会はいまや時代の流れです。東御市においても実現できるよう力を尽くしたいと思っています。


まちづくり懇談会でたくさんの要望が出されました

2009-04-24 11:06:08 | 自治基本条例
23日の午後、滋野コミュニティセンターでまちづくり懇談会がありました。区長さんなど地区の役員やPTAなど諸団体の代表の方々、市側からは市長はじめ市の幹部が出席しました。

最初に市側から地元からの要望事項5点にわたって説明がありました。
①道路拡幅と歩道の整備、②産廃処理業者の工場団地進出、③公共施設の耐震診断、④滋野地区の除雪、⑤聖の産業処理場の責任者、⑥東保育園の改築

その後意見交換が行われ下記のようなたくさんの要望が出されました。

1、滋野駅から羽毛田までの道路が狭隘であり整備してほしい。
2、別府の道路拡幅と歩道整備、降雨の際の路面水の氾濫に取り組んでほしい。
3、東保育園の建設を進めてほしい。
4、コミュニティFMでペーシング放送はできるのか。
5、道の駅に雷電生家や戌立遺跡の看板を設置してほしい。
6、公共施設で無線LANが利用できる環境を作ってほしい。
7、最近変質者が出没しているが市としての対策はどうか。
8、北御牧中学と東部中学の通学区についてどう考えるか。
9、まちづくり懇談会に前区長にも参加してもらったらどうか。
10、教育には思いやりやあたたかさが必要だが行政としての取り組みは。
11、温暖化防止のため公共施設に太陽光発電を設置してほしい。

これに対して市側からは下記のような回答が寄せられました。

1、危険性は認識している。側溝に蓋をするなど現在できることは行いたい。
2、新張~別府間の整備は県に働きかけている。路面水の氾濫は検討したい。
3、東保育園と滋野保育園を統合し中間的な場所に設置したい。
4、コミュニティFMではペーシングはできない。
5、道の駅での設置を検討したい。
6、無線LANの整備は現実には難しい。携帯電話による検索を進めたい。
7、最近和・滋野に出没した。防犯ベルやメール配信で注意を喚起したい。
8、東部中と北御牧中とのアンバランス解消について今後議論してゆきたい。
9、今後相談して行きたい。
10、生きる力を育てる教育が必要だ。他人の悲しみや苦労、せつなさを理解し、手を差し伸べることのできる教育を行ってゆきたい。
11、公共施設に太陽光発電の設置を進めて行きたい。

このほか市側から下記の要望がなされました。
・定額給付金はこれまでで3分の2の方が申請した。今後一人暮らしの高齢者の申請が課題になっている。地元の協力をお願いしたい。
・市が行っている「メール配信@とうみ」を利用してほしい。火災情報・防災情報・不審者情報などが配信される。
登録方法→"tomi_jh@eml.city.tomi.nagano.jp"に空メールを送信

懇談会終了後、滋野地区議員団で打ち合わせ、5月に地元の要望実現のための現地視察を行うことになりました。

お手元に「議会だより」が届きましたか?

2009-04-22 19:31:33 | 議会だより
今日で「議会だより」2千部の配布が完了しました。仕事の合間をみて行ったので20日間もかかりました。それでも桜の花が散り終える前に終えることができました。

もしまだお手元に届いていないようでしたらご一報いただければ幸いです。早速お届けいたします。またこのブログのブックマークからもダウンロードすることができます。

本来ならば全ての方にお目にかかり行政へのご意見やご要望をお聞きすべきところですが時間的制約がありそれもかないませんでした。

それでもお会いできた方とは親しくお話させていただき、行政への様々な課題をいただいてまいりました。その後もお手紙やお電話などもいただきました。皆様からの期待をひしひしと感じております。ご要望実現のために力を尽くし、議会の中に反映させて行きたいと思っています。今後もご要望やお困りごとなどございましたら何なりとお申し付けください。

いい季節になって来ました。私も遅れていた農作業に精を出さなくてはなりません。

明日は午後から滋野地区のまちづくり懇談会があります。

医学生奨学金制度に4人の応募者がありました

2009-04-22 07:22:19 | 病院改革
今朝の信濃毎日新聞をご覧になりましたでしょうか。東御市が創設した医学生奨学金制度に対して4人の国立大の学生が応募したと報じられていました。

医学生奨学金制度とは東御市が医師確保のために、医学生や研修医を対象にした奨学金制度です。本人か家族が東御市在住であること、卒業後は一定期間市民病院などに勤務することなどを条件に、月20万円を上限に貸し付けます。

この制度は創設されるまで二転三転しました。昨年9月議会では継続審議になり、10月の委員会でも継続となり結局廃案になってしまいました。市議会議員選挙後の12月議会でやっと日の目を見たものです。

この制度に対して「東御市在住という条件をはずし広く全国から応募者を募るべきだ」という意見が根強くありました。しかし市長は「東御の子供たちにふるさとの医療に力を貸してほしいという思いを伝えたい」と主張しました。私もまず訴えるべきなのは東御の子供たちだと思い、社会福祉委員の一人として制度成立のために力を尽くしました。

私たちの思いが子供たちに伝わり、東御の子供たちがふるさとの医療のために力を貸してくれることを心より願っています。

最終選考はこの30日に行われる予定です。



第2回財務講座に参加しました

2009-04-21 03:29:51 | 議会活動
20日は朝から東京都の日野市で財務講座がありました。19日深夜マイカーで出発、サービスエリアで仮眠。講座は朝9時から午後3時まででした。

参加者は50名ぐらいでしょうか。教室ほぼ満員でした。議員さんが多く私の隣の方も広島市と佐倉市の議員さんでした。遠方からの方も多く、財務への取り組みへの意欲を強く感じました。同僚の蓮見議員さんも参加されていました。

講義は自分の自治体の決算カードを使い、演習もあるなどより具体的実践的なものでした。講師の説明も的確で分かりやすく、終日緊張感も持って受講することができました。この成果を議会に反映させ、住民の立場からの財政白書づくりに役立ててゆきたいと思っています。

印象深かったのは「交付税で措置する」ということでした。合併特例債で「合併特例債は有利な起債だ」ということがよく言われます。それは借入金のうち3割が交付税で「措置」されるからだそうです。

この「措置」という言葉がくせものです。「措置」すると言われれば普通その分のお金を別にくれると思います。実はそうではありません。「措置」するとは地方交付金算定の根拠となる「基準財政需要額」算定の際、考慮するということです。普通交付税は基準財政需要額から基準財政収入額を控除して求めますが、この基準財政需要額に加算することです。別にお金をくれるのではありません。

交付税が右肩上がりの時代でしたらいいでしょう。しかし今は税収が落ち込み赤字国債を抱え、国は三位一体改革で交付税の削減を進めていこうとしているのです。

基準財政需要額は経常的経費・投資的経費・公債費で構成されていますが、このうち多少公債費で考慮されたとしても、投資的経費が大幅に削減されますので基準財政需要額自体が圧縮され、交付税は確実に削減されます。

「有利な起債だから」などといって借金を重ねているとにっしもさっちも行かないことになります。あの夕張も有利な起債だからといって国の言うがままに借金を積み重ねてきました。そしてそれをチェックするはずの議会がほとんど機能せず、今日の事態を招いてしまったのです。他山の石としなければなりません


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