郷土の小字を勉強しました

2012-02-29 11:15:49 | 雑感


小字(こあざ)ってご存知でしょうか。古くから伝わっている、田んぼや畑などごく限られた地域の名前のことです。先日中屋敷郷土史研究会で専門の先生からお話をお伺いしました。私たちの集落中屋敷でも十数もの小字が伝わっています。以前にはもっとたくさんの小字があったようです。この小字にはその地域の歴史や成り立ちが色濃く盛り込まれており、小字を研究すれば歴史が分かるとまで言われています。

ちなみに中屋敷の小字は以下のとおりです。白木(しらき)、反り地、稲荷、八幡、鈴の免、庄司館(しょうじかん)、柄豆(からまめ)、西前田、真王(まおう)、竹花(たけのはな)、中沢、外城(とじょう)、桑原、石堂、西原地、初海道(はつかいどう)、東原地、唐沢などです。読み方は正確ではありません。

八幡には八幡神社があり、そのかたわらには鈴の免があります。鈴の免は八幡神社の祭礼のための田で税金が免除されていたことからつけられとのこと。初海道(はつかいどう)は初垣内(はつかいと)で新しくできた集落のことで、垣内は小集落のことだそうです。真王には真王神社がありますが、何か宗教的要素があるのではないかとおっしゃっていました。

注目すべき小字は庄司館です。講師のお話しでは庄司館とは荘園の管理人である庄司が住んでいたのではないかとのことでした。また竹花は館(たて)の端(はな)のことでここまで館があり、外城はその館の出先のことではないかとおっしゃっていました。

私は以前から「中屋敷」という名前の由来に興味がありました。屋敷というからにはどなたかその地域の有力者がいたのだろうと思っていました。こうして小字を見てみるとおぼろげながらその姿が浮かび上がってきます。あらためで小字に注目したいと思います。

原発講演会に参加しました

2012-02-28 16:59:45 | 議会活動
25日は朝から雨でした。春を思わせる陽気で凍っていた雪も融けました。午後から中央公民館で女性団体連絡会の主催による原発・放射能講演会が開かれ参加しました。会場には女性中心に大勢の皆さんが集まっていました。

講師は長和町在住の元日本原子力研究所の笠井篤さんです。演題は「福島第1原発事故による放射性物質の環境汚染と身体影響を考える」。私は今回も含めて笠井さんのお話をお聞きするのは3回目です。

素人にとって放射能はなかなかわかりにくくとっつきにくいテーマです。それを先生はとても分かりやすくポイントを抑えてお話いただきました。先生は21世紀のエネルギーとして火力、原発、自然エネルギーの最良の組み合わせをめざすエネルギーのベストミックスを主張され、火山国日本にとって有力なエネルギーである地熱発電を提唱されていました。



女性の皆さんはじめ男性の方も参加していました。中には上田市から来られた方もいらっしゃいました。



先生はスライドを使ってとてもわかりやすく説明していただきました。

山の会創立35周年です

2012-02-26 22:56:51 | 趣味・野良仕事
2月26日は地元の山岳愛好家でつくる「かごのと山岳会」の創立35周年の講演会と記念パーティがありました。現役会員のほかOB・OGなど40数名が集まりました。退会されてご無沙汰している懐かしい顔がそこここに見られました。

私が会員になったのは26才、銀行に就職して間もない時でした。あれから35年、銀行の勤務年数よりも山岳会の会員歴の方が長くなっています。山岳会の中で人生の伴侶を見つけられた方もいらっしゃったり、まさに山岳会は私たちの青春の重要な1ページであったのです。だからこそやめて何年たっても、お呼びがかかれば駆けつけて来てくれるのですね。

OB・OG会員の自己紹介や近況紹介を聞いたり、みんなで山の歌を歌ったり、とても楽しい心あたたまるひと時を過ごすことができました。最後に次回は40周年にみんなまた元気で合うことを誓ってお別れしました。



山のお話を聞きました。



パーティは和気あいあいとした雰囲気の中で始まりました。

自然エネルギーの学習会が行われます

2012-02-24 23:46:45 | 趣味・野良仕事
東御市において自然エネルギーを普及しようという市民活動が立ち上がっています。昨年映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の自主上映会を開催した市民の皆さんが中心となって「とうみおひさま倶楽部」を結成。太陽光発電の普及活動に取り組んで行こうとしています。

一方長野県においても、行政や市民、そして研究者や企業の皆さんも加わり、自然エネルギー普及の新たな仕組みづくりを目指す行政と市民との協働の組織、「自然エネルギー信州ネット」が立ち上がり、それぞれの地域ごとの連絡組織、地域協議会も組織されてきています。「とうみおひさま倶楽部」の活動はこうした長野県の動きと呼応するものです。

しかし自然エネルギーといっても、多くの市民の皆さんにとっては何のことか分からないのではないでしょうか。そこで「とうみおひさま倶楽部」では東御市と協力し、長野県の後援も得て、市民の皆さんを対象にした学習会を計画しました。お忙しい時期ではありますが、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

私も太陽光発電に取り組んできた経過もあり、「とうみおひさま倶楽部」の活動を応援して行きたいと思っています。

■ 自然エネルギー地域学習会
 -自然エネルギー普及の新たな仕組みづくりに向けて-


 いま、太陽光や風力など自然エネルギーによる「エネルギーの地産地消」の実現、エネルギーを自給できる自立した力強い地域づくりが求められています。そして、これらの実現には、市民団体や個人、地域企業、学校、行政など多くの市民参加のうえで、連携協働していく必要があります。

 そこで、こうした活動の必要性を多くの方に理解していただくため、また、市内における地域活動組織の立ち上げに向けた学習会を開催します。多くの方々のご参加をお待ちしています。

 1、日時 平成24年3月23日(金)午前10時から正午
 2、場所 東御市中央公民館3階講堂
 3、内容 ① 自然エネルギー信州ネットの趣旨や活動内容について
      ② 再生可能エネルギー特別措置法について
      ③ 自然エネルギー普及に向けた先進事例紹介
        「飯田市における自然エネルギーの推進によるまちづくり」
          講師 飯島 剛 氏(飯田市役所地球温暖化対策課長)
 
 4、参加費 無料、どなたでもご参加いただけます。
 
   主催 東御市 共催 とうみおひさま倶楽部
   協力 自然エネルギー信州ネット 長野県  

3月議会が開会しました

2012-02-22 19:23:35 | 議会活動


3月議会が2月22日午前9時から始まりました。ほぼ1日かけて一般会計・特別会計・企業会計の平成24年度予算、平成23年度補正予算、条例改正、人事案件など31件もの議案が提案されました。写真はその議案書を並べたものです。

これを読み込んで前年と比較したり担当者に聞いたりして、問題点を探り判断しなければなりません。ただ数字が羅列しているだけの予算書は決して面白いものではありません。その数字の裏に市民の皆さんの暮らしを浮かび上がらせることが必要です。それでも予算は4回目になりますので、慣れてきています。

まだ良くわからないのは企業会計という分野です。東御市では病院事業会計と上下水道事業会計が該当します。その中で収益的収支とか資本的収支という分野がよくわかりません。先輩議員に聞いても先輩もよくわからないというところが不思議なところです。

今回の議会ではいま建設が進められている市庁舎・新図書館の什器備品、図書借り入れシステム、太陽光発電設備などの予算、保育園建設予算などが上程されています。また介護保険料の引き上げなど市民生活に直接関係する予算も盛り込まれています。しっかり精査して判断したいと思います。

東御太郎さんちの家計簿

2012-02-21 15:52:39 | 議会活動
3月議会には平成24年度の東御市の予算案が計上されます。いわば東御市の家計簿にもあたるものです。しかし金額が多く内容も複雑でわかりにくく、いまひとつ市民にとってとっつきにくいものです。しかしこれで東御市のやり繰りが決まります。多くの市民の方にぜひご覧になっていただきたいと思います。

● 東御太郎さんちの家計簿

そこでわかりやすくするために「東御太郎さんちの家計簿」として見てみましょう。金額は千円を1円として読みかえました。

太郎さんは40才、サラリーマンです。家族は奥さんと子供2人、おじいちゃんとおばあちゃんの6人世帯です。年間収入は1455万円。同じ世代の平均は700万円前後ですから、かなりリッチな生活をしているように見えます。

太郎さんの仕事は派遣労働でお給料は375万円。しかし東京で暮らしている兄弟からおじちゃんとおばあちゃんの生活費ということで600万円仕送りをしてもらっています(とてもありえない話しですね)。それでも足りなくて230万円借金し、75万円貯金を取り崩しました。その他アルバイトもして稼いでいます。

ところが東京の兄弟からは生活が厳しくて仕送りを減らさざるを得ないと言ってきており、派遣の仕事も先行きが不透明で心配しています。

それぞれの項目の割合を見ると、給与収入は全体の4分の1。4割が仕送り、借り入れが16%、貯金の取り崩しも5%になっています。給与と仕送りはいいとしても、借り入れと貯金の食いつぶしが合わせて2割にも及んでいることに注目せざるを得ません。


これに対し支出はどうなっているのでしょうか。食べ盛りの子供たちもいるので生活費は3割を占め、月謝代は8%となっています。一方おじいちゃんやおばあちゃんの医療費は約8%を占めじわじわと増えてきています。

住宅も老朽化し修理代が13%とかさんできています。通信交際費が2割と膨らんでいるのは、母屋の改修を進めているためです。一方借り入れの返済は1割となっています。お母さんが行っている家庭菜園や手芸のための費用はあわせて8%となっています。


以上が東御太郎さんのお宅の家計簿です。あなたのお宅の家計簿と比べていかがでしょうか。収入不足を借金と貯金の取り崩しでまかなっています。母屋の建替えのために支出が膨らんでいることも気になっています。

さて東御市が置かれている現状をいくらかでもご理解いただけましたでしょうか。


太陽光発電所4年目に入ります

2012-02-21 12:05:11 | 趣味・野良仕事


去る2月19日はわが家の太陽光発電所が動き出した記念すべき日です。ちょうど丸3年が過ぎ4年目に入りました。わが家の発電実績はこれまでこのブログで情報発信をしてきました。この間の実績を報告いたします。

● 2011年
 ・ 発電電力 5133kwh(前年比   51kwh)(わが家の発電実績)
 ・ 消費電力 6201kwh(前年比△ 500kwh)(わが家の消費電力)
 ・ 販売電力 3146kwh(前年比  112kwh)(中部電力への販売)
 ・ 購入電力 4214kwh(前年比△ 439kwh)(中部電力からの購入)

● 2010年
 ・ 発電電力 5082kwh(わが家の発電実績)
 ・ 消費電力 6701kwh(わが家の消費電力)
 ・ 販売電力 3034kwh(中部電力への販売電力)
 ・ 購入電力 4653kwh(中部電力からの購入電力)
 ・ 自家発電割合   75.8%


わが家で消費する電力6201kwhのうち、5133kwhを発電していることになります。自家発電割合は82.8%になります。節電への取組みの中で消費電量が500kwh減少し、中部電力からの購入が439kwh削減することができました。

お金に換算すると、
 収入(販売電力)は、3146×48円(販売単価)=151,008円
 支出(購入電力)は、4214×24円(購入単価)=101,136円
以上の収支差額は49,872円となり、これが発電事業にかかわる収益ということになります。

一方、太陽光発電のコストを考える場合は、上記の収支差額に発電のうち自家消費分を加える必要があります。自家消費分は(発電-販売)で求められます。すなわち「5133-3,146=1,987」となります。ここに購入単価をかけると47,688円となります。以上から太陽光発電のコストは「4,9872円+46,688=96,560円」となります。すなわちわが家の場合太陽光発電導入効果は年間96,560円ということになります。

永井農場さんおめでとうございました

2012-02-21 06:49:50 | 議会活動
2月18日は上田市のホテルで市内の永井農場さんのお祝いの会があり出席して来ました。会場には160人もの皆さんが出席していました。永井農場さんは昨年、第50回農林水産祭で天皇杯を受賞され、そのお披露目の会でした。天皇杯は農業賞の中の金字塔ともいえる賞だそうです。1月中旬には皇居で天皇陛下に拝謁されたそうです。

私は以前から6次産業化(生産+加工+販売)を目指す永井農場さんの活躍に注目していましたが、こうして全国に誇れる賞を受賞されとてもうれしく思います。東御市に永井農場さんのような企業があることを誇りに思います。いま農業は大変な時代を迎えていますが、農業を目指す若い皆さんが永井農場さんに続いてほしいと思います。行政としてもこうした取組みを応援する仕組みが必要です。

受賞理由をインターネットで見つけましたので下記に掲げます。

● 中山間地における地域と共生した大規模で高度な複合経営の実現

・受賞者名 株式会社 永井農場(代表 永井忠 氏)

・受賞者の取組みの経過と経営の現況
代表の永井忠氏は、昭和37年の米麦、養蚕、乳牛1頭での営農開始後、地域の信頼を得つつ、経営規模を拡大し、高度な複合経営を展開。平成3年の長男就農を契機にマーケティングを強化し、平成8年4月、(有)永井農場を設立。平成21年度には、法人構成員13名により水稲25ha、巨峰0.7ha、野菜0.8haを栽培、27haを作業受託、乳牛27頭飼養、加工・販売部門を併せ、中山間地域では類を見ない6次産業化を取り入れ大規模で高度な複合経営を実現している。

・受賞の特色
 ・ 小規模経営から大規模・高度複合経営を進めてきたこと。
 ・ 自家製堆肥の活用によるリサイクル農業の実践
 ・ 中古農業機械の活用や乾燥調整施設の導入による生産コストの縮減
 ・ 農産物や加工品の直接販売による高い収益性の確保
 ・ 加工・販売部門導入による通年雇用の確保と若手農業者の育成

・普及性と今後の発展方向
永井農場が発展した背景には、零細農家から大規模な担い手へ育ててくれた地域の農家の支えとそれに対する感謝が存在する。中山間地域農業の持続は決して担い手だけで出来るものではなく、地域の農家との共生が大切であることを自ら実証し、中山間地域における新たな農業経営モデルを創造した素晴らしい経営である。引き続き、地域の維持・発展を原点とした経営を展開しつつ、日本の農業の将来の「担い手」の育成や地域の情報発信を積極的に行うこととしている。

3月議会が始まります

2012-02-21 05:30:46 | 議会活動
あす2月22日から3月議会が始まります。3月16日までの24日間です。この議会は平成24年度の予算を審議しますが、4月に市長選挙があるため骨格予算となっているため、いま問題になっている舞台が丘整備事業第2期工事関連予算は6月議会で行うことになるそうです。

先日議会からマスコミに発表した資料が送られてきました。それによると平成24年度予算は総額145億5000万円。前年度と比較して3億7400万円増(2.6%)となっています。収入で見ると市税は昨今の景気などを反映して前年度と比較して1億2000万円減(△3.1%)となっており、この税収不足を埋めるために基金の取り崩しが7億5000万円と前年比4億8800万円(287%)の大幅増となっています。借入金は23億6300万円とほぼ前年並みです。

● 収入のおもな内訳(カッコ内は前年比)(単位:10万円で四捨五入)
  市税      37億5000万円(△1億2000万円)
  地方交付金   42億1000万円(1億8200万円)
  貯金の取り崩し  7億5000万円(4億8900万円)
  借入金     23億6300万円(-)


これに対し支出の眼目はいま進められている市庁舎・新図書館増改築事業です。総務費において備品や太陽光設備など庁舎施設整備事業費で10億3400万円、教育費において書棚などの備品や貸し出しシステムなど新図書館設備整備事業費で1億7700万円、合計で12億円が計上されています。

また保育園建設関連予算も大幅増となっています。民生費で保育園建設事業費が3億9000万円(滋野保育園建設工事費3億5500万円、和保育園設計委託料2400万円)が計上されています。一方商工費は2億9000万円の大幅減です。

今年度予算の中で新庁舎・新図書館・保育園整備のための経費が全体の1割を占めることになります。その他の予算は必然的に削減せざるを得ません。市民生活にできるだけ影響が出ないように予算審議の中でチェックして行きたいと思います。

● 支出のおもな内訳(カッコ内は前年比)(単位:10万円で四捨五入)
  総務費 28億600万円(9億900万円)-うち新市庁舎10億円
  民生費 41億4800万円(4億3300万円)-うち保育園3億9000万円
  衛生費 11億1600万円(3300万円)
  農林水産業費4億6900万円(△3100万円)
  商工費   7億4600万円(△2億9000万円)
  土木費  19億6300万円(△3100万円)
  消防費   4億6500万円(△2200万円)
  教育費  12億4500万円(1億7600万円)-うち新図書館1億7700万円
  公債費  13億9400万円(1000万円)

本日もコメントをいただきました

2012-02-19 06:41:48 | 雑感
本日もお二人の方から舞台が丘問題に対するコメントをいただきました。率直なご意見をお寄せいただきましてありがとうございました。お寄せいただきましたご意見は基本的にすべて掲載させていただきます。気軽に書き込んでいただければ幸いです。

■ 市民の生活を中心に

時々見てます。億の話で私には遠い話です。でも私の市の事なんですよネ。不登校の子どもさんの事がのっていました。私の周りにも老老介護の家、がんと闘いながら足の悪い奥さんのめんどうをみているご主人、など多いです。みな大変です。私も老後を考えると不安になります。消費税も上がりそう。生活も切り詰めています。市はどうしてこんな大きな事をやりたいのかわかりません。

■ 基金取り崩しの話

語る会、並びに市長への申し入れ、ありがとうございました。50億円の基金を9億円まで取り崩すとの事、説明会ではそうした説明が一切ありませんでしたよね。とっても心配です。教育にビジョンもなく、高校の暗い校舎の心配ばかり。その暗さ、まさにソフトが「暗い」のではないでしょうか?中学校の状況も気になります。市長は対立候補がなく、無投票当選=信任とたかをくくっているように感じます。4年前に支援されていた方のお話に耳を傾けていただきたいと思います。

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