「いのちの山河」上映きまる

2010-08-29 21:46:42 | 雑感


以前、映画「いのちの山河」を見るために佐久市まで出かけたことを書きました。

50年前、秋田県との県境に近い岩手県沢内村(現西和賀町)が、1961年に1歳未満児・60歳以上の医療費の無料化、翌1962年、全国自治体初の乳児死亡率ゼロを達成しました。この映画は豪雪・貧困・多病多死にあえぐ村にあって生命行政を樹立した村長深沢晟男(ふかさわ・まさお)氏の生きざまを描いています。

私自身、行政に携わる者としてとても感銘を受けて帰ってきました。大勢の皆さんに見ていただきたい、東御市で上映会ができないかと、何人かの方々にお話をしました。そんな中で東御市での上映会が決まったそうです。

チケットやチラシはこれからだそうですが、問題はどのくらいの券がさばけるかです。売れなければ赤字を抱え込むことになります。そんなこともあり決まっていることを掲載します。ぜひご覧いただければと思います。

深沢村長の人となりについてもブログに書きましたのでご覧ください。

「いのちの山河」上映会
 ● と き 11月3日(水)文化の日
 ● ところ 東御市サンテラスホール
 ● 価 格 1000円
 ● 主 催 「いのちの山河」上映実行委員会(仮称)

群馬に真田氏の足跡を尋ねて

2010-08-28 04:52:05 | 趣味・野良仕事

(写真)真田氏の岩櫃城がある岩櫃山です。

(写真)遠くに見えるのは復元された沼田城のシンボル本丸鐘楼です。

(写真)真田信幸の奥方、小松殿のお墓を訪れました。

(写真)名胡桃城は利根川の西の河岸段丘上にありました。

27日は東御市郷土史研究会の研修旅行でした。「上州の山城を巡る」と題して、真田氏が上州経営の拠点とした岩櫃城(いわびつ)、沼田城(ぬまた)、名胡桃城(なぐるみ)の3つの城を訪ねるというものです。当日は中央公民館に集合。総勢約50名。中屋敷郷土史研究会からは3名の参加でした。

最初に岩櫃城を目指しましたが工事のため林道が通行止めで城跡まで行くことができませんでした。しかし岩櫃山の峨峨たる山容を見るだけで要害であることが十分察せられます。

次に向かったのは沼田城です。沼田城は利根川の河岸段丘上にありますがほとんど破壊されており、当時をしのばせるものはわずかに残った石垣や空堀跡だけでした。現在は公園として整備されていました。

沼田城のあと真田氏の菩提寺正覚寺にある真田信幸の妻小松殿のお墓を訪れました。小松殿は徳川家康の腹心、本多忠勝の娘。関が原の戦いの際、昌幸と信幸がそれぞれ豊臣と徳川に別れることになったとき、沼田城を訪れた昌幸の入城を拒んだ女丈夫として知られています。

名胡桃城は利根川の西の河岸段丘上にあり遠くに沼田城を望むことができます。東は利根川、北と南は急峻な沢、西には三国街道が走っており小さいながらなかなかの要害の地です。

それにしても上田から沼田までは山また山です。当時米がとれたのは岩櫃や沼田周辺だけだったのでしょう。武田家中にあって村上や上杉に行く手を阻まれている真田氏にとっては、唯一の希望は上州沼田でした。だから北条から沼田割譲を求められた際、がんとして応じなかったわけも理解できます。しかし上田と沼田の間は車でも2時間かかりました。当時はすべて歩きです。二つの拠点を維持するためには大変な苦労があったことが察せられます。

帰りは高速だったため予定より1時間も早く到着しました。幹事の方々、そして軽妙な語り口でご説明いただいた石川先生、ありがとうございました。

朝晩めっきり涼しくなりました

2010-08-26 05:15:22 | 雑感
昨日と一昨日と夕方雷雨がありました。このところお湿りがなかったのでまさに恵みの雨でした。一昨日は私は孫と一緒にブドウ園にスプリンクラーを設置し、灌水している最中に雨が降り出しました。雨乞いの灌水になりました。

そんな雨の影響もあるのでしょうか、日中どんなに暑くても朝はとても涼しくなりました。窓を開けて寝ているのですが朝の冷気で目が覚めるようになりました。虫の音も聞かれるようになり、確実に秋の足音が近づいて来ています。

さて、25日は朝一番で知人のお宅におくやみに行って来ました。病気も一時持ち直したと聞いていたのですが残念です。午前中は北御牧総合庁舎にヒアリング、その後議員研修会に参加しました。財政問題について長野県の財政課長さんのお話をお伺いしました。

それによれば地方財政は税収が落ち込む反面、公債費や社会補償経費の自然増などで平成22年度には18兆円の財源不足になるそうです。これに対し地方債の借入金残高は200兆円と見込まれています。バブルが崩壊した平成3年には70兆円でしたから、その約2.9倍にも達します。景気対策や税収の落込みの補填などで積み上がってきたものです。これはバブル後のいわゆる失われた10年と呼ばれる時期です。このツケがいま大きな問題となっています。

地方財政借入金残高の現状

中央公民館講座スタート

2010-08-24 23:01:50 | 議会活動


24日の夜、中央公民館で「魅力ある中央公民館について考える講座」が始まりました。このねらいは市民参加により、市民のための公民館改修を目指すものです。あわせて多様な公民館活動を考え、地域のまちづくりを支える自立した市民の育成を目指しています。こうした検討段階から市民参加で公民館をつくるというやり方がいまこそ求められており、大いに期待したいと思います。

参加者は日頃公民館活動を実践している方など20数名。これから6回にわたって魅力ある中央公民館を考えます。計画によれば22年度は市民の意見を集約し、23年度に設計計画をたて、24年度に改修が計画されています。

最初に市役所担当者から舞台が丘整備基本構想についての説明があり、次に関公民館長から「公民館とは?」というお話し、そして聖徳大学の福留強教授から今後の講座の進め方についてお話がありました。

次回は9月14日午後3時半からです。多くの市民の皆さんのご参加を願っています。図書館についても同じような講座が開かれています。そちらにもご注目ください。

私の子育ての思い出

2010-08-24 00:09:15 | 雑感
23日、娘からSOSの電話がありました。子供がひいた風邪にかかり熱があるとのこと。元気盛りの3歳児と、ママから片時も離れない8ヶ月の赤ちゃんを抱えていては寝ていることもままならない。そんなことで午後子連れで避難してきました。

わが家は幸いにも娘との距離が近いからいいけど、都会で暮らしている若い夫婦はさぞかし大変だと思います。子供が小さい時は病気にもかかります。夫は勤めがあるし、まわりには知り合いもいない。そんな時どうしているのでしょう。

昔埼玉県の熊谷で暮らしている時、私もそんな経験をしました。一番下の子が生まれた秋のことです。長男が肺炎になりそれが妻にも感染。長男と妻、そして世話をする人がいないため赤ん坊も入院。私は幼稚園に行っていた上の娘を抱えてパニックに陥りました。急遽田舎の母に連絡。父が上の娘を預かりに来てくれることになりました。

とりあえず娘にはお昼のサンドイッチを買い与え、幼稚園に送ってゆきました。しかしカラシが入っていて食べられなかったと後で聞きました。子供のことはすべて妻にまかせっきりでしたから、そんな配慮もできませんでした。娘は子供なりに事情がわかったからでしょうか駄々もこねず不安そうな顔で父と一緒に電車に乗って行きました。

妻や子供が退院できたのは年も押し詰まってからでした。クリスマスは病院でした。プレゼントを息子の枕元に置いたところ、「サンタさん病院に来てくれた」と大喜びでした。退院しても妻と赤ん坊と長男と3人が枕を並べて寝ています。お正月の支度もできず、それでもと思ってデパートのおせち料理を始めて買い求めました。

年取りは初めて熊谷で過ごしました。熊谷寺(ゆうこくじ)の除夜の鐘の音を不安な気持ちで聞いたことを覚えています。上の娘は実家で父や母の言うことを良く聞いて、過ごしたそうです。子供ながらに何か感ずるところがあったのでしょうか。その娘がいま母となって子育てに四苦八苦しています。私たちは親に助けられました。今度は私たちが娘の子育てをサポートする番です。


(写真)下の孫は8ヶ月、人見知りが始まりました。

池の平はお花がいっぱい

2010-08-23 10:08:48 | プロフィール
22日、午前中久しぶりに地蔵峠に行き、池の平湿原を回って来ました。先週までは池の平へのマイカー乗り入れが規制されており、地蔵峠でバスへの乗り換えが必要でした。池の平の駐車場は県外車が一杯。大勢の中高年の登山者や家族連れ、観光客などが登っていました。もうコマクサは終わっていましたが、ヤナギランやマツムシソウが咲き乱れ赤トンボが群がって飛んでいました。先月の滋野公民館主催の登山の時は高山植物はそれほど多くなかったのですが、今回は様々な花が見られました。

池の平には自然保護のボランティアの方がおり、高山植物の保護活動や登山者への指導にあたり、訪れた方の思い出作りのお手伝いをしていただいています。お忙しい中本当に頭の下がる思いです。ボランティアの方のお話では、最近西洋タンポポなどの外来植物も見られるようになったとのことでした。

地蔵峠には3軒のお土産物屋さんと湯の丸観光ホテルが営業をしています。しかし一軒のお店はドアが閉まっており、営業しているお店も売れるのはソフトクリームだけ。わずかにホテルのレストランには食事をするお客さんが入っていました。せっかく山に来てもこれでは魅力半減です。池の平を訪れるお客さんにもっとお金を落としてもらえるような仕組みができないものでしょうか。

目の前を大勢の観光客が通るというのにただ指をくわえて見ているというのは工夫がなさすぎます。たぶんこれまでにも様々な取り組みをされ、その結果がこの状況だと思いますが、それにしても何とかならないものかと思いながら帰ってきました。


(写真)ヤナギランが咲いていました

(写真)マツムシソウに群がるミツバチ

(写真)秋の訪れを告げるリンドウ

(写真)池の平湿原を散策するハイカー

(写真)雲上の丘から見た池の平湿原

佐久市で事業仕分けです

2010-08-22 04:54:04 | 議会活動
報道によれば佐久市は10月16日(土)・17日(日)の2日間、事業仕分けを実施するそうです。場所は佐久市臼田総合福祉センター「あいとぴあ臼田」、時間は二日間とも午前9時から5時まで、対象は36業種程度とのことです。会場には傍聴席が用意され、誰でも傍聴できるようです。

事業仕分けとは市民の皆さんから納めていただく税金により実施している事業について、それが市民にとって必要なものか、行政でやるべきことか、誰がやれば一番効率的かなどの視点でひとつ一つ公開の場で問い直すことです。すなわち、「具体的には何をしているのか」、「そもそも市民にとって必要なことなのか」、「もっと他のやり方があるのではないか」、「民間にまかせられないか」、「これからも続けてもらわなければならないか」などを検討します。

やり方はまず担当課の職員が事業内容を説明、その後仕分け人と職員により質疑を行い、その内容を市民判定人と仕分け人が判定します。この間30分程度。仕分け人はシンクタンク「構想日本」に依頼し、市民判定人は公募されるとのことです。

私は事業仕分けについては以前から注目しており、過日一般質問でも取り上げた経緯があります。身近で行なわれるとのことですので、ぜひ当日は時間を取って傍聴させていただきたいと思います。佐久市は市民会館の建設問題をめぐって住民投票が計画されているなど、新しい課題にチャレンジしており注目しています。

図書館講座に出席しました

2010-08-21 21:40:33 | 議会活動

21日の土曜日の午後、「市民と一緒につくる」と銘打った「新図書館講座」が開講し参加しました。

この講座は東御市立図書館が呼びかけたもので、「これから新しくなる図書館で、いろんな活動に参加しませんか。図書館利用などについて学び、意見を出しながら、市民協働で図書館をつくっていきましょう」と市民の皆さんへ訴えています。

当日の参加者は女性を中心に約10数名の方が参加されました。はじめに「これからの図書館増と図書館の創り方-市民を支える図書館・市民が支える図書館めざして」と題して、長野県図書館協会の宮下明彦さんがお話しをされました。質疑応答ではいくつもの質問が出され、活発な意見交換が行なわれました。

最後に子供たちへ読み聞かせを行なっているグループ「おはなしたまご」さんがクイズやお話し、落語を行ないました。

図書館づくりを行政だけで進めるのではなく、市民の方にも興味を持っていただき、共によりよい図書館を作るために力を尽くそうというこの取り組みには共感できます。次回は9月12日(日)、午後1時半から、人権啓発センターで行なわれます。テーマは「子供の読書活動と子育て支援」です。次回も大勢の方のご参加を願っています。

参加者の中に知人を見つけました。早速声をかけると、私のブログに載っていたから参加したとのこと。私のブログがお役に立っていると思うとうれしい限りです。

発言通告を提出しました

2010-08-21 04:09:05 | 議会活動
先日議会事務局に9月議会の一般質問の発言通告を提出しました。9月議会は9月1日から開催されます。さすがにまだ提出されている方はいなくて、私は第一番一般質問をすることになりそうです。9月7日(火)の午前9時からです。ケーブルテレビでも中継すると思いますので、お時間がありましたらご覧いただければ幸いです。

定例議会は3・6・9・12月の年4回開催されます。9月議会はおもに前年度の決算審査を行ないます。予算が適切に執行されたかをチェックします。これに対し3月議会は予算議会、6月と12月の議会は補正予算の審議となります。

今回の私は一般質問で3つのことをお聞きします。

1、街づくりは今後とも市民の意見に耳を傾け、協働の精神で進めるべきだ。
2、不祥事解決のために管理者のマネジメント力の向上に取り組むべきだ。
3、指定管理者制度の導入により、サービス向上と業務改革は進んだのか。

舞台が丘整備計画はいよいよ設計段階に入ります。市は積極的な情報提供と市民の意見に耳を傾けてほしいものです。その中で、「御牧の湯」の改修問題が出て来ています。地元では疑問の声も聞かれます。よりよい施設目指して市の考えをお聞きします。

東御市においてはここのところ不祥事が相次いでいます。一部職員の不祥事は誠に残念でした。しかし「臭いものにフタ」をするのではなく、不祥事がなぜ起きたのかその原因を探り、管理者のマネジメント力向上など職場風土改革に真剣に取り組む契機とすべきです。ピンチはチャンスでもあります。

6月議会で私は振興公社への委託料が過大ではないかと指摘しました。その後調査の中で、指定管理者制度自体大きな問題を抱えていることがわかりました。指定管理者制度の見直しについて提言します。

議会報告会が開かれます

2010-08-20 07:25:18 | 議会活動
東御市議会では昨年から議会改革を進めてきましたが、初の議会報告会が開かれます。市民に見える議会報告会にしようとDVDの作成を進め、本会議や委員会活動の様子を撮影したりして準備を進めています。

議会報告会は議会改革の一環として多くの議会で行なわれており、議会の立場からの市政報告を実施しています。私も昨年軽井沢市議会の議会報告会を視察させていただきました。

今回の議会報告会は議員で組織する実行委員会が実施します。まだ詳細は決まっていませんが日程や会場は下記の通りとなっています。多くの市民の方が参加されることを期待しています。
 
  ●東御市議会議会報告会
   期日:10月23日(土)午後1時半から3時半
   会場:中央公民館

日めくりカレンダー