昨日の朝7時ごろ、母が自宅に尋ねてきました。
母はいつも誰かの誕生日のときには 『赤飯』 を炊いて持ってきてくれます。
昨夜の社員さんによる父のお誕生会のことで話が盛り上がりました。
そこで私は、なんの気なしに昨日のブログを読み上げました。
~以前の私は、父が会社に来てその場を取り仕切られるのがとても嫌いで、できれば会社には来て欲しくないなぁ、という感情がありました。二代目社長の私としては、父にライバル心もありましたし、でもやっぱり実力が全然違いますから、それを見せ付けられるようで避けていたんでしょうね。
父もそれを察知していたのか、次第に会社には来なくなってしまいました。居心地も悪かったのでしょう。
でも、会社を思う気持ち、社員の皆さんを思う気持ち、そして私を思う気持ちは、誰もがいつも感じていました。それが、野菜となって届き、旅行のお土産となって届き、先日はやわらかくておいしいお肉のかたまりとなって一人ひとりに届けられました。
で、誰からともなく 『会長のお誕生会をしよう』 ということになったのです。
食事をしながら、自分の生い立ちや、大工見習いの頃の話、創業当時の話や苦労話、施主様との数々のドラマを話してもらいました。
私は何度も何度も聞いた話なのですが、今回はとても新鮮に聞くことが出来ました。
今の北澤工務店しか知らない、或いは私の口からしか聞いたことがない 『北澤工務店の生い立ち』 の話に、社員さんは時に涙し、時に大笑いし、釘付けになって聞き入りました。
仕事の話をする父の姿は、正直なところ、『かっこいい!!!』 と思いました。2日前のブログと同じ感覚です。人はやはり、仕事で輝かせてもらっているのだと実感しました。
父の仕事、立場を奪った私。対立心をずーっと抱いてきた自分が情けない。~
ふと母を見ると、ぼろぼろと涙を流しているではないですか。
『おめぇよぉ、オヤジが元気なうちに気がついてくれてよかったよ。オヤジがどんだけおめぇのごどがかわいくて、どんだけ心配していたことか。おめぇらが年中けんかしているときに、間に入ったおれがどんな気持ちでいたか。オヤジが倒れたのもおめぇのせいなんだど。んだけど、よかったぁ。。。。』 と。
気丈な母のうれしそうな表情。一生忘れられません。
何歳になっても親は親、子供は子供。
ではまた。
おさむ
母はいつも誰かの誕生日のときには 『赤飯』 を炊いて持ってきてくれます。
昨夜の社員さんによる父のお誕生会のことで話が盛り上がりました。
そこで私は、なんの気なしに昨日のブログを読み上げました。
~以前の私は、父が会社に来てその場を取り仕切られるのがとても嫌いで、できれば会社には来て欲しくないなぁ、という感情がありました。二代目社長の私としては、父にライバル心もありましたし、でもやっぱり実力が全然違いますから、それを見せ付けられるようで避けていたんでしょうね。
父もそれを察知していたのか、次第に会社には来なくなってしまいました。居心地も悪かったのでしょう。
でも、会社を思う気持ち、社員の皆さんを思う気持ち、そして私を思う気持ちは、誰もがいつも感じていました。それが、野菜となって届き、旅行のお土産となって届き、先日はやわらかくておいしいお肉のかたまりとなって一人ひとりに届けられました。
で、誰からともなく 『会長のお誕生会をしよう』 ということになったのです。
食事をしながら、自分の生い立ちや、大工見習いの頃の話、創業当時の話や苦労話、施主様との数々のドラマを話してもらいました。
私は何度も何度も聞いた話なのですが、今回はとても新鮮に聞くことが出来ました。
今の北澤工務店しか知らない、或いは私の口からしか聞いたことがない 『北澤工務店の生い立ち』 の話に、社員さんは時に涙し、時に大笑いし、釘付けになって聞き入りました。
仕事の話をする父の姿は、正直なところ、『かっこいい!!!』 と思いました。2日前のブログと同じ感覚です。人はやはり、仕事で輝かせてもらっているのだと実感しました。
父の仕事、立場を奪った私。対立心をずーっと抱いてきた自分が情けない。~
ふと母を見ると、ぼろぼろと涙を流しているではないですか。
『おめぇよぉ、オヤジが元気なうちに気がついてくれてよかったよ。オヤジがどんだけおめぇのごどがかわいくて、どんだけ心配していたことか。おめぇらが年中けんかしているときに、間に入ったおれがどんな気持ちでいたか。オヤジが倒れたのもおめぇのせいなんだど。んだけど、よかったぁ。。。。』 と。
気丈な母のうれしそうな表情。一生忘れられません。
何歳になっても親は親、子供は子供。
ではまた。
おさむ