朝デニでおさむのひとりごと11月号、完成しました。せっかく出来あがりましたので、ブログをご覧の方に先行で読んでいただきたい!!!っということで、文字ばっかりで長いですが、、、よろしかったら読んでやってください。
おさむのひとりごと11月号
すっかり秋らしくなりました。その証???ともいえる、ぼくのとっても苦手な、あの黄色い花を咲かせる『セイダカアワダチソウ』が最盛期となっていますね。もともとアレルギー性鼻炎のあたくし、その黄色い花を見るだけで花がムズムズしてきます。とっても穏やかな季節となってきたのは大歓迎なのですが、鼻炎薬が手放せないうっとうしい季節でもあります。人間って、わがままですなー。いかがお過ごしでしょうか。
先日、OB施主様のお父様よりあるご本をいただいたんですね。それは『繁栄の法則~戸が笑う~』というものでした。正直なところ、タイトルを見て即、胡散(うさん)臭く感じたんです。キライだなーこういうの、って。だいたい『繁栄の法則』だなんてありっこないし、あったとしたってどうせ決まりきった聖人君子的内容にちがいない。そう感じたんです。
そのOB施主様のお父様とは海軍出身者とは思えないほど温和な方で、笑顔がとってもとっても素敵な方です。ご高齢ということもあり、最近体調を壊され病床にあるときに『これをあの、、、だれさんっていったけ、あのだいくさんとこの・・・あ、そうそうきたざわさんにさしあげてくれ・・・』ということでぼくの手元に来たご本です。
これまでにも大変お世話になってきた方ですから、きっと何かのメッセージがあるに違いない。。。。でもあんまり気が進まないなー。。。本を手にしたものの、やっぱり気が乗らない。。。ということで読み始めるまでに数週間が経ってしまいました。
読み終えて、ぼくは今なお深い感動の中にいます。あーそうだったんかー!!っていう感じです。そしてその学びを日々の暮らしに生かしています。その学びの意識を持つだけで、世界が変わる感じなのです。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいご本です。今回のひとりごとは、その中でもとびきりぼくのこころに響いた部分をご紹介したいと思います。
≪ちょっと損をして生きる≫
その著者の北川八郎さん、40日間の断食を2度も経験されているんですね。断食云々はぼくにはわかりませんが、その方だからこそ!!という宝石のような言葉がたくさんちりばめられていました。中でもぼくの中にぐっさりと入ってきた言葉は『ちょっと損をする生き方をしてみなさい。』というものです。
この発想はなかったなーーーーー!!!!
普通は、ちょっと得をする生き方を選択すじゃないですか。損をしたら負け、ちょっとでも得をするためなら自分の品格を多少下げてでもがんばっちゃう。
家電量販店での値切りのやり方が象徴していると思うんです。折り込みチラシにも『どんどん値切ってください』なんて書いてあるもんだからたちが悪い。敵もあっぱれなもので、値切りを前提とした価格表示ですから、渋い顔して『今回限り・・・』とか言いながらもちゃんと大幅収益増になっている。少し前になりますが、その大型の家電品を買うときのことです。値切っている自分がとっても卑しく感じましてね。人間としての品格が明らかに下がっているのがわかる。ちょっとでも少しでも得をしようとして。
例えば運転をしているとき。そんなに急いだって1分と変わらないのに割り込む。右から左の車線を行ったり来たりする。例えば目の前のゴミ。自分のじゃないからそんなことは他の誰かがやってくれるだろうってまたいじゃう。。。。
『損をしたくない』という感覚は金銭面だけに限らず、いろんなところに現れていますね。相手よりも優位に立とうとする言動や行動。日常の中のちょっとした労力や自分の感情の中で起こる様々な葛藤・・・。
≪人様の役に立つ存在になる≫
話は飛びますが、ぼくが20歳の時に体験した『日本縦断徒歩旅行』。生きる意味を求めて自分に課した当時のぼくにとっての究極の選択でした。110日間2500kmを歩いて得た答えは、『人様の役に立つ存在になる』という実感でした。
その後のいろんな勉強を通して、ぼくのこの実感は間違っていないことを確認してきました。倫理法人会然り、芳村思風先生の感性論哲学然り。でも、でも、イマイチ『行動』に結びつかなかったんですね、ぼくの場合。ちょっとハードルが高かった。だいたい人様の役に立っているかどうか、『ありがとう』と言われたらわかるけれど、そんな大それたことばっかり毎日やっているわけにもいかないし・・・。
で、この言葉なんです。『ちょっと損する生き方をしてみよう』。自分がちょっと損したらいいんです。負けとか勝ちとか、そんなんじゃないんです。カンタンなことを早速実践してみました。
≪軽トラックの灰皿≫
とっても便利な会社の軽トラックはいろいろな人が使います。先日職人が使った後だったでしょうか、灰皿からたばこの吸殻があふれているんですね。ったく!自分のゴミくらいきれいにしておけよ!!って誰でも思うと思うんです。イラッとした嫌な感情と共に。社長であるぼくは社員なり職人なりを呼んで、『おい、このザマはなんだ!会社の車なんだからきれいに使うのは当然だろ!!』と叱責するのが常套句。『正しさ』っていうのは、時に冷たくて硬くて痛いものです。しばらくお互いに嫌な空気と感情に包まれる。。。
でも、ちょっと損したらいいんです。気づいた人がやったらいいんです。気づいたぼくが、そのあふれた吸殻を拾って捨てたらいいんです。。。で、、、やってみました。『ちょっと損をする』ことを意識して。
いやーーーーー、気持ちがいいんです。とっても気持ちがいい。あと、なんとなく楽しい感覚があったなぁ。こころの中にゆとりのスペースもあった。何の見返りもいらない。オレがやってやったんだなんていう感覚もいらない。ぼくがちょっとだけ損してやっただけのことですから。
これホントなんです。やったらわかる。意識して、ちょっと損して毎日暮らしたら、世界が変わります。
≪まとめ~≫
ただ、そのご本には書かれていませんが重要なポイントがあると思うんです。それは①『ちょっとだけ』なんです。いっぱい損しないほうが長続きします。②『損する生き方』であって、『損させられる生き方』ではない。主体性が重要なんですね。
最後にそのご本の中の一文をご紹介して、今回のひとりごとはおしまいです。
『・・・・今世生まれたことには何か意味があるのです。・・・今世、この世に何かをしに来ているのです。神が与えてくれたわずか50~80年のこの人生は、地位を得、自分の欲に生き、快を求めて、トラブルとストレスと対立と競争と大きな家を建てるために与えられたのではないのです・・・・』
来月はなんと!!!年末。12月号です。
読んでくださって、ありがとうございました。
ではまた。
おさむ
おさむのひとりごと11月号
すっかり秋らしくなりました。その証???ともいえる、ぼくのとっても苦手な、あの黄色い花を咲かせる『セイダカアワダチソウ』が最盛期となっていますね。もともとアレルギー性鼻炎のあたくし、その黄色い花を見るだけで花がムズムズしてきます。とっても穏やかな季節となってきたのは大歓迎なのですが、鼻炎薬が手放せないうっとうしい季節でもあります。人間って、わがままですなー。いかがお過ごしでしょうか。
先日、OB施主様のお父様よりあるご本をいただいたんですね。それは『繁栄の法則~戸が笑う~』というものでした。正直なところ、タイトルを見て即、胡散(うさん)臭く感じたんです。キライだなーこういうの、って。だいたい『繁栄の法則』だなんてありっこないし、あったとしたってどうせ決まりきった聖人君子的内容にちがいない。そう感じたんです。
そのOB施主様のお父様とは海軍出身者とは思えないほど温和な方で、笑顔がとってもとっても素敵な方です。ご高齢ということもあり、最近体調を壊され病床にあるときに『これをあの、、、だれさんっていったけ、あのだいくさんとこの・・・あ、そうそうきたざわさんにさしあげてくれ・・・』ということでぼくの手元に来たご本です。
これまでにも大変お世話になってきた方ですから、きっと何かのメッセージがあるに違いない。。。。でもあんまり気が進まないなー。。。本を手にしたものの、やっぱり気が乗らない。。。ということで読み始めるまでに数週間が経ってしまいました。
読み終えて、ぼくは今なお深い感動の中にいます。あーそうだったんかー!!っていう感じです。そしてその学びを日々の暮らしに生かしています。その学びの意識を持つだけで、世界が変わる感じなのです。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいご本です。今回のひとりごとは、その中でもとびきりぼくのこころに響いた部分をご紹介したいと思います。
≪ちょっと損をして生きる≫
その著者の北川八郎さん、40日間の断食を2度も経験されているんですね。断食云々はぼくにはわかりませんが、その方だからこそ!!という宝石のような言葉がたくさんちりばめられていました。中でもぼくの中にぐっさりと入ってきた言葉は『ちょっと損をする生き方をしてみなさい。』というものです。
この発想はなかったなーーーーー!!!!
普通は、ちょっと得をする生き方を選択すじゃないですか。損をしたら負け、ちょっとでも得をするためなら自分の品格を多少下げてでもがんばっちゃう。
家電量販店での値切りのやり方が象徴していると思うんです。折り込みチラシにも『どんどん値切ってください』なんて書いてあるもんだからたちが悪い。敵もあっぱれなもので、値切りを前提とした価格表示ですから、渋い顔して『今回限り・・・』とか言いながらもちゃんと大幅収益増になっている。少し前になりますが、その大型の家電品を買うときのことです。値切っている自分がとっても卑しく感じましてね。人間としての品格が明らかに下がっているのがわかる。ちょっとでも少しでも得をしようとして。
例えば運転をしているとき。そんなに急いだって1分と変わらないのに割り込む。右から左の車線を行ったり来たりする。例えば目の前のゴミ。自分のじゃないからそんなことは他の誰かがやってくれるだろうってまたいじゃう。。。。
『損をしたくない』という感覚は金銭面だけに限らず、いろんなところに現れていますね。相手よりも優位に立とうとする言動や行動。日常の中のちょっとした労力や自分の感情の中で起こる様々な葛藤・・・。
≪人様の役に立つ存在になる≫
話は飛びますが、ぼくが20歳の時に体験した『日本縦断徒歩旅行』。生きる意味を求めて自分に課した当時のぼくにとっての究極の選択でした。110日間2500kmを歩いて得た答えは、『人様の役に立つ存在になる』という実感でした。
その後のいろんな勉強を通して、ぼくのこの実感は間違っていないことを確認してきました。倫理法人会然り、芳村思風先生の感性論哲学然り。でも、でも、イマイチ『行動』に結びつかなかったんですね、ぼくの場合。ちょっとハードルが高かった。だいたい人様の役に立っているかどうか、『ありがとう』と言われたらわかるけれど、そんな大それたことばっかり毎日やっているわけにもいかないし・・・。
で、この言葉なんです。『ちょっと損する生き方をしてみよう』。自分がちょっと損したらいいんです。負けとか勝ちとか、そんなんじゃないんです。カンタンなことを早速実践してみました。
≪軽トラックの灰皿≫
とっても便利な会社の軽トラックはいろいろな人が使います。先日職人が使った後だったでしょうか、灰皿からたばこの吸殻があふれているんですね。ったく!自分のゴミくらいきれいにしておけよ!!って誰でも思うと思うんです。イラッとした嫌な感情と共に。社長であるぼくは社員なり職人なりを呼んで、『おい、このザマはなんだ!会社の車なんだからきれいに使うのは当然だろ!!』と叱責するのが常套句。『正しさ』っていうのは、時に冷たくて硬くて痛いものです。しばらくお互いに嫌な空気と感情に包まれる。。。
でも、ちょっと損したらいいんです。気づいた人がやったらいいんです。気づいたぼくが、そのあふれた吸殻を拾って捨てたらいいんです。。。で、、、やってみました。『ちょっと損をする』ことを意識して。
いやーーーーー、気持ちがいいんです。とっても気持ちがいい。あと、なんとなく楽しい感覚があったなぁ。こころの中にゆとりのスペースもあった。何の見返りもいらない。オレがやってやったんだなんていう感覚もいらない。ぼくがちょっとだけ損してやっただけのことですから。
これホントなんです。やったらわかる。意識して、ちょっと損して毎日暮らしたら、世界が変わります。
≪まとめ~≫
ただ、そのご本には書かれていませんが重要なポイントがあると思うんです。それは①『ちょっとだけ』なんです。いっぱい損しないほうが長続きします。②『損する生き方』であって、『損させられる生き方』ではない。主体性が重要なんですね。
最後にそのご本の中の一文をご紹介して、今回のひとりごとはおしまいです。
『・・・・今世生まれたことには何か意味があるのです。・・・今世、この世に何かをしに来ているのです。神が与えてくれたわずか50~80年のこの人生は、地位を得、自分の欲に生き、快を求めて、トラブルとストレスと対立と競争と大きな家を建てるために与えられたのではないのです・・・・』
来月はなんと!!!年末。12月号です。
読んでくださって、ありがとうございました。
ではまた。
おさむ