おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

建築業界のグループ化

2012年03月20日 14時03分51秒 | 家づくり
建築業界のグループ化が進んでいる。

その先導役となっているのが『長期優良住宅の促進』だ。

そもそも長期優良住宅は、画一的な家づくりをするビルダーやハウスメーカーなどにとって圧倒的に有利なしくみだ。毎度毎度違うカタチ、納まりをしている小規模な工務店には向かないしくみなんだ。

もうひとつ、『省令準耐火構造』というのがある。これもハウスメーカーに圧倒的に有利な作り方。或いは既製品住宅にも有利。ぼくらが造っている真壁づくりの在来工法ではその対象にならず、火災保険が最も高いランクにされてしまう。

『長期優良住宅』と『省令準耐火構造』。世の中全体がこの流れになってきている。

はてさて、北澤工務店、どうする!!流れは無視できない。金利優遇、税制優遇、保険料優遇などなど、国の方針として促進するのだからあらゆる面でお得感満載になるはず。建物が高くなる分、補助金も用意されているのだから否応なし、といったところか。

小規模な工務店では型式認定がとれないに等しい。ではグループとしてまとまって型式認定をとりましょう、というのが今日のタイトルなんです。

でもでも、ここが問題なんです。

グループでとる型式認定ですから、例えばこれまで17年も続けてきている『セルロースファイバー断熱材』は使えなくなる可能性が高い。こだわりの材木屋さんも指定された材木店に変えなければならない。型式認定をとった長期優良住宅は、個性に乏しい、北澤工務店らしくない家づくりになる可能性がある。

もっともっと勉強して、お客様にとって最良の提案ができるようにがんばります。

ではまた。

おさむ




コメント (2)
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