またまたシロアリの出没です。
表面に出てくるということは、かなり進行している証。さっそく千尋棟梁に解体してもらいました。
やはり根太材も食害されています。
歴史あるひと間ですが、根太、荒床の交換をすることになりました・・・・・とまぁ、そこまでは通常のお話し。
依頼をいただいたお家は100年以上の歴史ある建物。派手さはないですがそこかしこに昔の職人の技術を見ることができます。勉強家の千尋棟梁にいろいろ教えてもらいました。たとえばこの『荒床』。表面は黒くなっていますが、裏面はまったく新品といっても過言でない。その表面を見て、『昔は機械とかないから、木挽き職人が手でこの板を切ったんだ。これがその痕。』大きなのこぎりで挽いた跡が見えますか?同じ厚さに丸太から板を縦に挽く。相当な手間仕事です。
こちらは『根太』。今のようなピン角(正角材)の材料って、機械が発達したからできるようになりましたが、それまでは丸太の二面だけを『ちょうな』という手工具で削り取っていたんです。それがこれ。
今では扱える職人も減りましたし、そのような仕事を望むお客様もほとんどいなくなってしまいました。
家づくりの仕事って、ほんとにおもしろいです。すばらしいです。この場所にいるだけでも、100年前の職人の吐息、汗を感じることができる。
ではまた。
おさむ
表面に出てくるということは、かなり進行している証。さっそく千尋棟梁に解体してもらいました。
やはり根太材も食害されています。
歴史あるひと間ですが、根太、荒床の交換をすることになりました・・・・・とまぁ、そこまでは通常のお話し。
依頼をいただいたお家は100年以上の歴史ある建物。派手さはないですがそこかしこに昔の職人の技術を見ることができます。勉強家の千尋棟梁にいろいろ教えてもらいました。たとえばこの『荒床』。表面は黒くなっていますが、裏面はまったく新品といっても過言でない。その表面を見て、『昔は機械とかないから、木挽き職人が手でこの板を切ったんだ。これがその痕。』大きなのこぎりで挽いた跡が見えますか?同じ厚さに丸太から板を縦に挽く。相当な手間仕事です。
こちらは『根太』。今のようなピン角(正角材)の材料って、機械が発達したからできるようになりましたが、それまでは丸太の二面だけを『ちょうな』という手工具で削り取っていたんです。それがこれ。
今では扱える職人も減りましたし、そのような仕事を望むお客様もほとんどいなくなってしまいました。
家づくりの仕事って、ほんとにおもしろいです。すばらしいです。この場所にいるだけでも、100年前の職人の吐息、汗を感じることができる。
ではまた。
おさむ